皇帝の日記
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掃除を徹底的にする日は、大体月曜日と木曜日ときめている。 週末荒れた後の月曜日と、週末のお客ラッシュに備えた木曜日、という組み合わせだ。 木曜日はジャバさんが学校に行っているので、邪魔されないし。 床面積だけは広いので、徹底掃除の日は掃除機をかけるだけで、かなり大変。 時間だけが過ぎてゆく。 なので、前日にプレ掃除をしている。 片付けと、ゴミ捨てで、15分くらい。 でも、これをしておくと、あちこちうろうろしなくてすむので、だいぶ楽。 一直線に掃除機をかけまくればよいのだ。
ところで、洗濯物は楽なもんで、強力な乾燥機があるので、洗っては乾かし、箪笥に戻すだけ。 無駄にバスタオルがでかいので(今度、皇帝用に小さいのを買おうかと思っている)洗濯だけは毎日している。 ジャバさんの着る物が、ジーンズとTシャツか、ジーンズとシャツだけなので、箪笥の区切りが「ジーンズ」「Tシャツ」「靴下」「下着」だけなのも、助かる。 シャツは吊るしておく。 簡単でなければ、やってあげない。
しかし、毎日洗濯していると、ジャバさんが同じ靴下を、ぐるぐる使っていることに気がつく。 デザインのない靴下だから、それでも良いが、同じ柄のTシャツがぐるぐる回っているのは、どうなのか。 気にしないのか。 きれいに畳んで、箪笥に入っているから、上にあるものをぱっととって着るのだろう。 ぐるぐるぐるぐる。
ついに、着すぎて先日脇が裂けた。 でもまた洗濯機に入っていた。 良いのか。 気にしないのか。
気がつけば、3月も半ばに入り、こちらに来てから一月半もたってしまった。 そしてどうやら、お互いに一緒に住むのに、人違いではないようだ、と確認したので、指輪を買いましょうということになった。
サプライズな感じで、突然指輪をプレゼントされて、「オーマイ神!」とかいってはしゃぐのもありでしょう。 しかし、やはり長らく使うものなので、大まかなデザインの希望などは、把握していないと困る。 四角いのとか、あんまり好みでない。 爪が高いと、洋服に引っかかって困る。 好きじゃないデザインの指輪を渡されたとき、リアクションがなかなか難しいではないか。
ちっともロマンチックではないお年頃の皇帝。
そのようなわけで、お店めぐりに出かけてみた。 今回は、敵情視察なので、思いっきり高いお店に行って、ついでに色々聞いてみよう。 ブランドのお店だったら、きっと詳しく説明してくれるに違いない。 と言うわけで、ビバリーヒルズ、ロデオドライブに行ってみる。
なんだか日本人が多い、と思ったが、そういえば春休みだろうか? 母娘連れとか、友達連れとかで、思い思いに買い物をしている学生さんたちに混じってみる。 お店がずら〜っと一杯。 皇帝はブランド物を特に選んで買うことがないので、一体どのブランドが自分の好みなのか、何をしたいのか、よくわからない。 とりあえず、ブランド音痴な皇帝も、ここなら確実だろう、というところを選ってみる。
(良いことばかり書くのではないので、ブランドイメージを慮って、伏字を使ってみる。あと、勝手にジャバさんの表情を読み取ってみる。)
まずはティファ2−。 老舗ですね。 クラシックなあれは、とりあえず店員さんは、勧めなければならない、と言った感じ。 まあ、私も、あれは一度見てみたいと思っておりました。 漫画、NANAでもはめていたやつ。 やはり爪が高い。 うーん。 そして、店員のおじいさんが、とても親切でした。 おじいさんの名刺に、今回気に入って、何度か試しにつけたダイヤの品質とお値段を書いてくれて、最後まで丁寧に送り出してくれた。 さすが、貧乏な若者に大量に婚約指輪を売ってきただけのことはあり、速やかでいやみのない接客だった。 ありがとう、帝ファニー。 ジャバさんの反応:ふ〜む。
これで、ブランドに対するわけのない恐怖心が薄れたので、次に、近所に有ったので、痩せたブルドッグに入ってみる。 ブル借リさんは、日本人の利用客が多いためか、店員さんにも日本人を配している。 デザインがものすごい少ない。 3〜4種類の中から、さあブル仮だ!選べ!的な。 そして、サービス?だから仕方がないが、「日本では××円で、倍しますね」と、免税店みたいな価格アピールをするのだ。 婚約指輪を選んでいるはずなのに、ロマンチックな気持ちにならない。 質屋に行くことを考えて、みたいな雰囲気になってくる。 結局、不流ガリの売りは、ブル狩であることと、日本で買うよりお得、と言うことだった。 「これは一目で武留ガリだってわかるデザインですよね」 そのデザインが好きな人は、それ目掛けて来るから、接客のポイントとしては、どうかな、と思った。 ここの店員さんも親切で、ダイヤのクオリティとか、見分けかたとか教えてくれた。 ジャバさんの反応:!石の見かたがわかったぞ!レベルがあるらしい!
次に、ヴァン栗ーフに流されるように入ってみる。 さあ、まったく違う価格帯へようこそ。 それは、今までだって十分高価格帯だったのだが、ここはオーバー・ザ・レインボー。 もうカンザスじゃないみたいね、トト。 というわけで、冷やかしに2カラットの最高品質ダイヤを試着。 インクルージョンゼロ、カラーもDという、ほぼ完璧な石だそうな。 ピカピカ。 そして、二人で「ダイヤが食えるか!バカヤロコノヤロめ!」「指輪に住めるかバカヤロコノヤロめ!」と店を出る。 ジャバさんの反応:んあ?
ここで休憩。 ジャバさんは、ブル借りで、どうやらダイヤには品質が色々有って、しかもそれによって値段に天と地ほどの開きがあるということが、わかったのだ。 どこのお店も、名刺に気に入ったダイヤの品質と価格を書いてくれていたので、コーヒーを飲みながら、じっくり読むジャバさん。 武留ガリでもらった、品質チャート入りのパンフレットと、見比べてみる。 どうやら、納得したらしく、受身の姿勢から、アグレッシブな態度になって、コーヒー屋を後にする。
そして、刈るティエに潜入。 なんと、ちょうど日本人観光客の集中砲火と重なってしまい、店員が誰もあいていない状況に。 ジャバさんは、無視されるのが嫌いです。 皇帝は、勝手に見て回れるのが良いんだけど。 さすが王者、デザインも豊富で、しかも一々格好良い。 しばしぶらぶらしていると、店員さんがようやくついて、試着できる。 でも、すでにジャバさんの機嫌がいまいち。 勝手に見ていた時、めぼしをすばやくつけていたので、すばやく試着する。 店員も、あちこちにいるカモが気になって仕方がなく、そぞろ。 結局、やっぱり日本の質屋で目撃するNo.1のあれとかを見たら、急にロマンがなくなったので、ん〜となる。 婚約指輪はいまいちそんなわけで、ん〜でしたが、結婚指輪の男物が格好良く、それは収穫だった。 ジャバさんの反応:紳士物にもデザインがあるらしいぞ
次に、ダイヤといえば、の出日アスへ。 期待以上だった。 日本では、なんとなく年配のイメージが強いデビ明日ですが、シンプルながらデザイン数と、品質の幅と、常備の在庫数は、今日見た中でずば抜けていた。 ダイヤで勝負、な気迫を感じる。 そして、店員の親切ながら、シビアな詳しい解説が良かった。 価格と品質のバランスが、だいぶわかる。 在庫があるから、同じカラットで別のカラーレベルとか、同じデザインでカラットが違うとか、同じカラーで品質が違うとか、とにかく沢山見せてくれる。 正直、素人には差が良くわからないのだが、ルーペを渡してくれて、納得がいくまで、面倒くさがらずに、沢山並べてくれる。 さて、ルーペを渡されて、拡大映像とか見せてもらって、一度落ちたジャバさんのテンションが、一気に上昇。 顕微鏡を買ってもらって、初めて昆虫の目玉を見た小学生男児くらいのはしゃぎぶり。 さっき知ったばかりだというのに、3Cや4Cを積極的に聞き、覚えたての専門用語を使ってみる。 やはり、名刺をいただいて、店を後にする。 ジャバさんの反応:うひゃ!今度誰かに薀蓄をたれよう!(迷惑です)
最後に、なんとなくディ尾ールに入る。 3軒続きの店で、メンズの入り口から入ってしまったので、ずるずる店内を移動して、3軒目のアクセサリー売り場に入る。 しかし、メンズ売り場からついてきた店員さんがアクセサリーのよくわからない人だったらしく、何も言ってくれない。 試着した指輪の近くにあるパンフレットを、店員さんが手にしたので、「あ!何か言うぞ!勧めるぞ!」と二人で身構えたが、そのままページをぱらぱらして、戻した。 その一連の空気が面白かったので、それだけで満足して店を後にした。 ジャバさんの反応:え?
そんなわけで、普段行かない店で遊べて、楽しかった。 あと、あんなに店員さんとお話をしたのも、初めてだった。 しかし、うっかり使ってたら、ドロボーに指を切られて持っていかれそうな値段だった。 自分の周りの治安だけ、悪くなるかもしれない、呪いのアイテムだった。
ソフトコンタクトレンズを使っている人でないと、よくわからないと思うのだが、ソフトレンズは目の中で割れるらしい。 割れると言うより、破れると言ったほうが、正しいらしいのだが。
こないだジャバさんが「レンズが割れちゃった、まだ目に残ってるかもしれない」とか言いながら、鏡の前で眼球をぐるぐる回していたので、お椀にきれいな水をはって、渡してあげた。 アイボンのように、液体に眼球を浸してパチパチ瞬きすれば、行方不明のレンズ、取れるかな、と思ったのだ。
だが、ジャバさんはお椀を手に、ぼーっとしている。 「水の中で、瞬きすれば取れると思う」と言ったら、ようやく意味がわかったようで、しかし首をかしげながらお椀に顔を沈めたのだった・・・。
んで、顔を上げて、わかったのだが。 眼孔が深すぎて、水が目にリーチしていない。
んー。 想像力が足りなかった・・・。
あ、結局目は無事でした。
来週ハワイに行くようだ(またしても人事のように・・・)。 ジャバさんの学校がお休みになるので、一週間ほど行くらしい。 アメリカ国内を移動するので、イミグレーションはパスだが、またしても直行便ではないので、8時間くらいかかるらしい。 日本からハワイに行っても8時間だ。 お得感が一気に薄れる。
近所のレンタルビデオ屋で、元祖でぶやのテレビ録画がずらりと並んでいた。 パパイヤか? パパイヤが人気なのか? それとも石ちゃんか?
そういえば、大学で一緒に言語を学んだ中国人の学生さん(そん時は彼は院生でしたが)が、北京大学で先生をしているらしい。 IQいくつなんだ、と思わせる程頭のいい人だったが、やはり只者ではなかったのか。 それにしても、あからさまに頭のいい人だった。 政治家になるものだとばっかり思っていたが、政治界に入るには、ピュアすぎる人でもあった。 そうか、先生か。(皇帝の頭の中では、先生=仙人) おかーさん、うちに昼飯食べに来た人ですよ。
ところで、昨日はサーバーメンテナンスで、サイトが一時開けませんでした。 ご心配をおかけいたしました。 滞納ではないのですが、まあいつサーバーさんがおかしくなっても良いように、こちらの日記ページにもお気に入りリンクをしていてくださると、確実かと。 と、去年も同じころそんなことを言っていた。 3月は出会いと別れの季節ですから。
ピロリ菌検査の結果が出た。 なんとピロリ菌は検出されなかった。 皇帝は保菌者ではなかったのだ。 では何故胃が痛いのか。 そちらの方(原因が不明な方)がむしろ心配だと思うのだが。
さて、今日青山にあるとかいうラーメン屋の支店に行った。 その帰りに、スターバックスでコーヒーを飲んでいたら、学生さんグループが、前に紹介したテレビドラマ、HEROESの話で盛り上がっていた。 耳を傾けてみると、どうやらヒロがものすごい人気らしいのだ。
なんと。 ヒーローズという複数形からもわかるように、ヒーローはヒロだけではない。 むしろ、他のキャラクターのほうが、派手な能力を持っているのだ。 私が日本人だからヒロが気になると思っていたのに。 何故ヒロが人気。 さらに聞き耳をたてていると、どうやら「あい にーど れしーと」とか、母音丸出しの英語がキュートらしい。 もう、私だけのひそかな人気キャラではない。 がんばれヒロ。 でも安藤君の話はミジンコも出てこなかった。 がんばれ安藤君。
もうひとつ、ひそかな人気者として紹介したいのは、意外なタレントだ。 ジャバさんは、映画に挿入するCGとかの仕事をしたりしなかったりするのだが(別にいつも遊んでいるわけじゃないよ←誰にいいわけしている)、彼のプロモーション用の2Dアニメーションを見ていたら、なんかに似ているキャラクターが、画面中央を走っているのだ。
あ。 パパイヤ鈴木だ。
日本のインターネット画像を見ていて、気に入った顔をモデルにしたらしい。 そういえば、オーストラリア人の友達が、パパイヤ鈴木の写真の出ている雑誌を、家に持ってきたことがあった。 そしてパパイヤを指差しながら、「この人の顔が好き」と言っていた。
よくわからないところでフィーバー中。 パパイヤ。
家事をしながら、思ったことなどを書いてみる。
流しを掃除しながら思ったこと。 石鹸ってすごい。 油汚れなのに、油が原料の石鹸で落とすのだ。 それだけでも逆説的なのに、更にその石鹸が汚れとなってシンクに付着し、別の洗剤によって落とされるのだ。 ぐるぐる回ってループ。 メビウスの輪。
お菓子を焼きながら思ったこと。 「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」とマリーアントワネットは言っていない、ということを、ソフィア・コッポラーは言いたかったようだが、とっさにそんな一言が出たほうが、すごい。 そんなこと言えるくらい頭のいい人だったら、死ななくてすんだんじゃないか。 マリー。
そういえば、皇帝が会社を辞めた後、同僚が3人程退社したらしい。 ついでに上司も2人退社している。 いつつぶれるのかなあ。
ビリオネラ人口が高く、石を投げればミリオネラに当たるといわれているLA。 そんなミリオネラさんたちのお宅に、何軒か遊びに行くことがあったので、気がついたことをまとめておく。
家は大体、丘の上か山の上か、高台にある。 ルール1:煙とミリオネラは、高いところが好き。
家の中か庭には、何故か仏像がある。(しかも顔がでかい) ルール2:ミリオネラには仏のご加護がある。
アメリカの民家は、大抵バスタブとシャワーとトイレは同じ部屋の中にあるが、金持ちはバスタブとシャワーの部屋は別に分ける傾向がある。でもトイレとバスタブは、必ず並んでいる。 ルール3:ミリオネラは便器を見ながら入浴している。
あと、ミリオネラもLOSTを毎週見ている。 それと、こないだミリオネラの家でバーベキューをやるから、来てください、と言われたが、行く直前に「肉持ってきてください」と電話が入った。 ご馳走するから来てくれと言っておきながら、肉を持ってこいとは、どういうことだ、と思った。
あ、今日から夏時間なので、時差が一時間ずれます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%96%E3%82%B9
↑ホッブスの想像以上のかわいさに、日々やられている皇帝です。 でも、中世近現代アメリカ史とかの知識がないと、理解しにくい、想像以上の難解さにも、ある意味日々やられている。
さて、ゲッティセンターに行ってきた。 ジャン・ポール・ゲッティさんというお金持ちが収集した美術品が見れる、山一個分の巨大美術館である。 ゴルチエとイニシャルが同じだ。
古代ヨーロッパの彫刻や石像、発掘品。中世フランスの貴族の部屋を丸々持ってきちゃった展示室。各種絵画など、見所一杯。 昼過ぎに出てきたので、全てをじっくり見ることができずに、再戦を誓って、山を降りたのだった。
ヨーロッパの美術品を見ていると、卒業旅行で行ったヨーロッパ周遊を思い出すが、覚えておられるだろうか。 そのときも言ったが、彫刻を見るときは、とりあえず、同じポーズをしてみると、なんとまあ、只見ているだけより、200倍楽しく、また印象に残るのだ。 ただ、見学者の視線も集中するので、連れが許してくれる時だけにしましょう。 ヨーロッパに一緒に行ったハルちゃんは、ともにポージングしてくれたが、ジャバさんも今回初のポージングを体験。 その楽しさに、「これやってみよう!」と自ら進んで作品を選ぶほど。 皆さんも、箱根などに行ってみましょう。 でもわざと変な形をだしている近代物よりは、やっぱり古代の、「人体の動きをがんばって追求しているのに、なんか変」の方が楽しい、と個人的には思う。
そして、気がついた。 AC100〜AC300のイタリアものは、エア・ギターをしているということに。 それ以降でも、違う地域でも、数多く認められたこの現象。 エア・ギターは新しいジャンルじゃない。
ジャバさんがうわごとのように「鳥の心・・・」と言うので、詩かと思ったら、ハツを食べたかったらしい。 以前台湾で食べて、気に入ったらしいのだ。 内臓系の肉を手に入れるなら、おいしいのはもちろんコリアン・マーケットでしょう。
ロスには世界唯一のコリアタウンがある。 ハイウエイに乗って、肉買出しの旅へ。
途中、北京オリンピック開催を祝う、中国系住民のパレードに出くわす。 華僑の財力を見よ、と言わんばかりに、お金のかかった行列。 道の脇には、屋台まで立ってしまっている。 そして周辺ビルの標識、看板はほとんどハングル。 ハイウエイを降りると、そこは韓国だった。 銀行もATMも韓国系。
大きなモール式ビルの中に入ると、韓国系の商店がずらりと並んでいるのだ。 まず、地下の食器売り場に入ってみる。 倉庫式の巨大な店内に、日本中国韓国と、アジア人が使っている食器や調理器具が、山と積まれている。 しかも日系マーケットより断然安い。 しゃもじとか買う。 あと、キムチ保存用のタッパーをセットで買う。 コオロギが出てからと言うもの、開封した調味料を入れる場所に困っていたのだ。 「中国製の商品は有毒なペンキを含むことがあるので注意」とか書いてある。 そんなもの書く前に、商品をチェックしたらどうなのか。 電気式湯沸かし器などなどを買って、食器売り場を後にする。
次に、コスメ売り場を覗き、ネイルグッズを購入。 韓国に行った時、やたら安いコスメに感動したものだが、アメリカに来てもまだ安い。 どんな経路で輸入しているのだろう。 家具売り場も見てみる。 リビングにテーブルがないので(なんせ、ソファーが三台も入っているからのう・・・)、お茶をちょっと置いておく、小さなテーブルが欲しかったのだ。 引き出しつきの、韓国風ミニチェストを買う。 ジャバさんはインテリアをアジア風にすることに命を懸けているので、より白々しいまでにアジアらしい、玉のモザイクがついているものをチョイス。
ところ変わって、韓国スーパーに潜入。 目的のハツを買い、他に日本スーパーでは売っていない、芽の出てるモヤシなどを買う。 キムチの量り売りで、さまざまな種類のキムチを、ちょっとづつゲット。 うまいと評判の、下味つきの牛肉も仕入れる。 帰りに、韓国式の喫茶店で一休み。 イカが腐る前に帰る。
初のコリアン・マーケット潜入だったが、思った以上の収穫があった。 あと、ジャバさんはアジア人ばかりのコリアタウンでは、外人だと言うことがわかった。 そして、皇帝はアメリカ生まれで、韓国語も話せない、困った2世だと思われることも判明した。(家具屋のおばちゃんによると、なまじちょっとだけ話せるのが、いかにもそれっぽいらしい)
飛行機代なしで韓国に行けた。
使おうとして気がついたが、電気式湯沸かし器は、ウソっぽい日本語で「電気式ジヤー」と書かれていて、保証書とかもいんちき日本語だった。 日本に出荷するための商品だったのかと思ったが、プラグの形が縦縦丸の三本で、アメリカもしくは中国式だった。 もしや海外在住の日本人向けという、ものすごい狭いマーケティングなのか!?・・・ということではなく、日本語で書いてある電化製品は、良い物かもしれない、という中国人の発想による中国製のものだった。
ペンキは付いてませんでした。
2007年03月08日(木) |
海外ドラマ(ネタばれあり) |
「LOST」は日本でも出回り始めて注目を集めているが、こちらでも放送中。 水曜日に録画して、木曜日に近所の友達が集まってみている。 ジャバさんはエンターテイメントにすべてをかける人なので、テレビは薄型72インチ。 リビングのソファーは3列、全て壁のテレビに向かって設置されている。 なので、見たい映画とか、時々友達がDVDを持ち寄って、放映会をするのだ。
さて、今注目株なのは「HEROES」。 ドラマの登場人物が、特殊能力を得て、毎週活躍したり暗躍したりするのだ。
このドラマを見ていると、嫌でも目が行ってしまうのが、日本人キャラクターのヒロと、安藤だ。 ヒロと安藤は英語があまり得意ではないという設定なのか、台詞はほとんど日本語。 そして、日本訛り丸出しの英語をわざと話している。(本当はちゃんと美しい英語ができる) 突然テレビから日本語が聞こえてきて、ぎょっとして見てしまう。
ヒロをやっている俳優さんは、もともと俳優ではなくて、映画とかで特殊効果をしている技術屋さんで、HEROESで突然役者になったのだ。 だから台詞が棒読み。 ハンサムではないのだが、アンパンマンみたいな人のいい顔で、日本人お得意のにこにこと、とっても困ったような顔をよくする(二種類しか表情がないのもご愛嬌か)、応援したくなる、愛着の持てるキャラクターだ。 スーパーヒーローの能力を持っているのはこちらのヒロ。 こちらの生活が長いのか、とっさに出てくる日本語が微妙に古い。 「みっけ」とか言う。 大の大人なのに。
ヒロのお友達が安藤君。 ヒロと安藤君の友情物語も、ストーリーに欠かせない。
だがこの安藤君、俳優さんが韓国人なのだ。 ロスは韓国人の俳優さんが多いので、日本人役や、香港、中国人役をあてられることがよくある。 日本語の台詞を考えているのが、ネイティブの日本人らしく、やたら口語的で崩れているのに、安藤君は思いっきり外国人の発音なので、ものすごい違和感。 容姿の派手さかげんや、ガタイからすると、安藤君のほうが、よっぽどヒーローっぽいのだが、あくまでお友達です。
こないだ、ヒロに「危険だから安藤君は日本に戻ってくれ」とか言われて、出番がなくなってしまった。 やっぱり、日本人じゃないからね、と思っていた。 ところが、今週安藤君が、ヒロのピンチを救いに、帰ってきたのだ。 「安藤君、日本に帰ったんじゃないのか!?」 「ほとけないよ!(ほっとけないよ)やぱりごんなごとじゃないがとおもて、つけでたっだ(やっぱり、こんなことじゃないかと思って、つけてたんだ)」
注意して聞いていれば、安藤君の言っていることもわかるのだが、急に台詞が入ると聞き取れないので、英語の字幕を追う。 「偽造パスポートで日本に入国できなかったんじゃないか?」とジャバさん。
でも、良かったね、ヒロ。 もう一人じゃないよ。
しかし日本刀を持ったら、能力が使えるって設定、どうなんでしょう。
皇帝

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