皇帝の日記
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わきの下にぐりぐりするものがあったので、皮膚科に行った。 というか、大きい病院の乳腺科とかに行きたかったのだが、予約係の人に、紹介状がないと、八月の半ばくらいになってしまうとか脅されたので、先に近所の皮膚科に行ったのだ。
ちなみに、その前に外科の大きいところに電話したのだが、やんわり断られている。
診断は「脂肪の塊」だった。 特に悪影響は無いが、大きくなったら取れば?という、アバウトなものだった。 そして化膿止めの抗生物質をもらう。
まて。 なんで脂肪の塊に化膿止め?
しかも納得して出てきてしまったが、紹介状をもらいたかったのでは??
狐か狸に遭った気分の医者たらいまわし。
スピーチについて、深く深く悩んでいる今日この頃。
結婚式でスピーチやってもらう人が必要かもしれない。 普通、結婚式のスピーチといえば、最も近しいお友達にお頼み申すのが筋ってもんだが、「英語でゆってちょ」などと、気軽に頼めないではないか。 ついでに、日本人ゲストのために、「日本語でゆったあと、英語でゆってちょ」とは、ますます頼みづらい。
実は、一人最適な人材が、居なくもないのだが。
それはモデル。
ブライドメイドだし。 日本人ゲストには、英語が細かくわからないし。 アメリカ人にとっては外国人だから、何言ってもOKな雰囲気あるし。 モデルだから、人前に出て緊張しないし。
しかし知り合いになってからの期間が、短すぎやしないだろうか。 何も皇帝について語ることがなさそうだ。
きっと、同級生とかは「○○ちゃんは昔から責任感が強く・・・」とか言えるのだろう。 でも知り合って間もない我々の関係では、何もかもが根拠なさそうな話になるのではないだろうか。 どうだろう。
この問題については、もう少し深く悩みたい。
というか、この日記を見た皇帝の学友が、英語でスピーチできるよ、とか名乗り出てくれないだろうか(ちら)。
スピーチ人の特典としては、よく映画のパーティーシーンで見る、ワイングラスの柄をフォークで「チンチン」と叩くアクションができます。
・・・できてもなあ(自滅)。
沖縄についても、色々準備しなくてはなるまい。 なんせ一度も行ったことがないし、ジャバさんは何にも考えてなさそうだ。
レンタカー、ホテル代、飛行機代込みで、4泊5日、お一人様60000円強って、奥さんとってもいいプランを見つけたんじゃありませんこと? うふふ。 しかも、ホテルは全室オーシャンビューの、プライベートビーチつき。 がんばって探した。
ところで、全然脈絡はないが、ジャバさんが昨日ロスの焼肉レストランにて、えっくす日本のヨシキさんに出遭ったらしい。 「運命だと思った」 と、電話口で熱く語る酔っ払い。
ジャバさんにとっては深夜のテンションだが、皇帝にとっては真昼。
のるうええのガイドブックを探したが、無かった。
全く無かったわけではないが、単独のものは、少なくとも無かった。 近いところでは、デンマークかスイスがメジャーらしく、ノルウェーはわりと注目されていないらしい。 各ガイドブックに点在するノルウェー情報では、とりあえず長距離汽車が、世界の車窓系雑誌にフューチャーされている他、画家ムンク関連、バイキングロマンなどなど。 あと、フィヨルドの、人を拒んだみたいな断崖絶壁の渓谷とかが、ハイキング好きにはたまらないらしい。
そうして、ストイックに観光客を拒めば拒むほど、行ってやろうじゃないか、という気にさせられる。
とりあえず、電車に乗って、美術館に行って、ハイキングをしようと思う。
ぶんだばー。
そんなわけで売り場に立ってみた。
久々に長時間立ちっぱなしになっていたら、腹筋などが筋肉痛に。 痛いが、これでぼやけた体型が、多少なりとも締まるかもしれないという、薄っすらとした期待を糧にがんばりたい。
でも明日からしばらくヘルプは要らないので、休む。 だらだら。
横浜中華街の水族館のオコゼは、飼育員に棒で突かれたりしてかわいそうだと思った。 毒を持つ動物だからって、いじめても良いというわけではない。
さて、6月の終わりに、ジャバさんと沖縄とノルウェイに行くことになったらしい。 ふーん。 皇帝はアメリカに入れないが、ジャバさんは日本に入れるのだ。
沖縄は、いつしか行ってみたいと常々思っていたので、行ってみたいのだが、何故ノルウェイ。 唐突にノルウェー。
いくつかの原因があり、最終的に、先週そういう旅程に決定したのだ。 ジャバさんの、日本留学時代の学友がノルウェー人で、泊めてくれるらしいのだ。 そして、ユーロがドルに対して、大変力強いことになっている昨今。 ヨーロッパには行きたいが、ユーロは使いたくない。
それでのるうえー。
風光明媚そうだ(他に何も知らない)。
映画は大好きだが、いち早く作品を観ることには魅力を感じない皇帝。
むしろ、人気の映画は混むから、ほとぼり冷めた頃にのそのそと映画館に行ったり、レンタルになるのを待ったり。 更に新作から準新作になるのを待ち。 旧作になるのを待ち。 旧作レンタル半額キャンペーンを待つ程のおひつじ座ぶりだ。
しかし知人が試写会のチケットをくれると言うので、有楽町までのこのこと出て行った。 『300』を観に。
そう、覚えておられる方も居るだろうか・・・。 もう観ちゃったんだよね、ロスで。 しかも世界最大のスクリーンで。 でもまた観ちゃう。
あまりストーリーはどうでも良い話なので、日本語字幕が付いたからと言って、新しい発見などはなかった。 ただ、キャラクターの名前が英語読みのため、誰のことだかわからなかったものが、今回、世界史の教科書でおなじみの「レオニダス」さんと「クセルクセス」さんだったということが判明した。
それにしても、この試写会、ものすごい人出で、試写会チケットを持っているのに、入場制限がかかるかもしれないという程の並びぶりだった。 (試写会チケットは、来ない人も見越した枚数を発行するので、まれにそういうことも有るには有るらしい)
そして、目の前の人の座高が高かったので、字幕が見えにくかった。 古い映画館は観難い。 それが教訓だ。
おうちが改装中のため、玄関がとってもウッディ。
さて、本当に困っているらしく、部長から電話があり、明日売り場に一回行かなきゃならない。 こんなにウッディな家に、母をひとり残してゆくのは心もとないが、売り場に人がいないために、同期が大変困った様子なので、ヘルプに入る。
帰国中に働く気は全くなかったのだが(短いしね)、一応お世話になったところが困っていると、義理だの恩だの感じないわけでもないのです。
それはそれとして、夜は退社したい工場の人が、相談にのって欲しいとの事。 「辞めちゃえばいいじゃん」と言う気満々。
きのこの原木にカビが生えてしまった。 「あ、青いかな?」と思った次の瞬間には、一面がふんわりとしたカビに覆われていた。
さすがに菌(きのこ)を栽培するために作られた木と土の塊。 あっという間に繁殖してしまった。
もちろんきのこはもう期待できないので、捨てるしかない。
けっきょく三〜四回しか収穫できなかった。 あう。
ブライドメイドのドレスがデパートに届いたので、各々に搬送してもらうことにした。
手続きのためにせっかく都内まで出たので、会社の人に会ったりとかした。 部長にも会ったのだが、販売員が不足しているとかで、休みたくても休みに入れない販売員の居るところがあるらしい。 そんで、皇帝暇なら売り場に立ってろといわれる。
販売できなくもないが、思えば販売応援に社員が立つときって、改装開店とかセールとか催し物とか。 対応しきれないくらい客が入るときしか販売に立ったことがない。
明らかに暇そうな百貨店の昼下がり。 はて、そんな販売をすることができるのでしょうか。
必要なとき電話する、と言って部長は去っていった。 どんだけ暇だと思われているのか。
まあ暇ですけど。
皇帝

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