皇帝の日記
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2008年03月26日(水) むしむし君

就活の時に母に買ってもらった、リクルートスーツが虫にやられた。
防虫剤も近くに入っていたのに。
気を失いそうになったが、落ち着け。
アメリカでリクルートスーツは使わない。
いや、日本でも使わないだろう。

・・・でもグレーのパーカーを中に着たら、かわいかったかも・・。

いや、そんな風に考えると悲しいので、やめておこう。
使わない使わない。

やっぱり、おしゃれにはメンテナンスも含まれているのだ。
服やグッズはきちんとお手入れしないといけない。

というわけで、昨日は色々メンテナンスの日だった。

バッグや皮小物を、レザークリーナーで拭いてから、クリームを塗りこむ。
日本ではミンクオイルを愛用していたが、こちらではミンクを使った商品は禁止なので、コーチで革用クレンザーとモイスチャライザーを購入。
コーチのバッグは高いが、クリーナーは一本10ドルとお買い得。

スーパー(ラルフズ)で靴クリーム(無色・茶色・黒各3ドル)を購入して、ジャバさんのTシャツを裂いて、靴を磨く。

日本から持って来た、毛玉取りで、セーターの毛玉を取りまくる。

・・・というようなことをしていた。
ずっとデザイナーが一緒にいたのだが(仕事から逃げているらしい)、生粋のアメリカ人たる彼女は、衣類のメンテナンスなんかしたことないらしい。
靴磨きを教えてあげたら、感動して、自分のブーツコレクションを、全部磨いていた。
「すごい!すごい!テクノロジーだわ!」
と言っていたが、比較的古いテクノロジーであることを、教えてあげたほうが良いだろうか。

あと、モデルは毛玉取りに感動。
「絶対これほしい!日本から取り寄せて!」
と言っていたが、毛玉取りってアマゾンで取り寄せられるのだろうか。

そうそう、実は皇帝、皮革業界厚生年金払ってた人なので、革のお手入れには詳しいのだ。
初めての人は、目立たないところの革にクリームを塗って、反応を見ましょうね。


2008年03月25日(火) 果樹園

皇帝の部屋は南向きの上に、半分くらいサンルームになっているから、昨日から暑い。
元々Tシャツとジーパンだったが、いまやキャミソールと短パンに。

さて、そんなわけで、あらゆる植物が激しく成長し、どんどん実がなってしまうサンタバーバラで、ジャバママは果樹栽培にいそしんでいる。
元々、不毛のオクラホマで長く暮らしていたので、実のなる木を育てるのが夢だったらしい。

しかし、全てが採れすぎる。
葉も見えないくらいにビッチリ実ったオレンジを、やっと収穫したと思ったら、数ヶ月立たないうちに、またも実が。
ライムなど、巨大な袋一杯に持たせてもらっても、皇帝はコロナビールを飲むときにしか使わないし、ジャバさんはショットを飲むときにしか使わない。
残りの果物は、全てジャムに。
しかし皇帝はジャムが嫌い。

そんなちょっと困った果樹園に、ついにいくらでも食べられる木が出てきた。
アボカド!

アボカドだったら、サラダにも出来るし、料理にも使えるし。
そもそも、カリフォルニアはアボカドに適した気候だから(その辺に野良アボカドが自生している)、とても美味しい。

最高だ。
袋一杯もらってきたので、今日はきのこと醤油で炒めてみよう。


2008年03月24日(月) ラホツ

ジャバママの誕生日だったので、ママの大好きな馬の絵が描いてある、オルゴールを持って出かけてきた。
このオルゴール、子供向けのおもちゃ売り場に置いてあったのだが、あまりに絵が精巧で、渋く、とても子供向けのマーケティングとは思えない代物だった。
これを子供がもらったら、結構困ると思う。
馬怖い、みたいだ。
ママは喜んでくれた。

そういえば、ジャバパパは、日本から嫁が来たので、なんか喜んでもらえることを探そう!
というのが近頃のテーマらしく、色々してくれるのだが。

日本らしさとアジアらしさと、西洋の勘違いの狭間を狙ってくるので、リアクションに困る。

梅の木や桜の木を、果樹園に植えてくれたり。
錦鯉を買ってきて、中庭の噴水に放流したり(まだ生きている)。

梅や桜は、サンタバーバラの気候には合っていない、というか、合い過ぎて、一度咲いたら中々散らない。
散っても、またすぐに咲く(三毛作くらい)。

錦鯉は、これまた間違って買われて来た亀と、仲良く暮らしている。

そして、ついに決定的に間違えた買い物をしてしまったのだ!
ジャバパパ!
なんと、仏陀の頭部(頭部だけで、皇帝と同じくらいの大きさ)!

オウノー!
なんて事を!
せめて私に相談してくれれば!
しかもこの仏陀、頭頂部から水が出る仕組みになっているのだ!!
仏陀噴水!

さて、正しい嫁の反応はどれでしょう。
A)「素敵な仏陀ですね」
B)「タイレストランみたいですね」
C)「日本人がみたら、笑っちゃうと思います」

結局、正直にも嘘つきにもなれなかったので、真ん中のB。
仏陀噴水は、ジャバパパが満足するまで、エントランスに飾られることでしょう。
ロッキー(犬)は、散歩の途中で水が飲めるスポットが増えたので、ご機嫌。


2008年03月21日(金) 説法みたいだ

ジャバさんから、「日本で皇帝が支払った、結婚式関係の雑費、まとめて払ったげるから、全部書き出してごらん」と言われて、気がついた。
(ブライドメイドのドレスとか、返信用切手とか、こまごましたもの)。
今1ドル95円だ!
まごまごする皇帝。
別に損してないのに、ドルになったら安くなっちゃった気がするのは、何故!?

なんか、こういうけち臭い脳みその働き方が、壷の中のピーナッツを取ろうとしたサルっぽいなあ、と思った。
パーにすれば、壷から手が出るのに。
ピーナッツを握り締めてるから、グーになってて手が取れない、みたいな。

欲深はいけません。
と、お釈迦様も言っています。

まあドルももらったことだし、今週末のジャバママの誕生日プレゼントでも買いに行こう。


今週の働く動物。
http://www.youtube.com/watch?v=DDg7kWgs5e0
(音出ま)
踊るオットセイ。
心なしか、お姉さんの方がよろけてる。


2008年03月20日(木) 英語の過ち

このページの英語が、毎日笑わせてくれる。
http://www.engrish.com/
左上の、「最近の発見」をクリックすると、もっと色々見れる。
お子様ランチをLunch of childはないでしょう。
日本人の間違えが多い。
共感できる。

さて、タコと行く、アムトラック(鉄道)の旅編が出来ました。

http://outdoor.geocities.jp/aimccorkell/tako.html

下のほうに、復路のおまけ付き。
写真の量が多い(そしてでかい)。

空港から直接行くと、時間も手間もかかる経路なので、「鉄道に乗る」というのが、旅の目的のひとつだ、という人にしか、お勧めしません。
ユニオン駅の近所に、しばらく滞在している、と言う人は、割と鉄道は楽しめるスポットかもしれません。
治安は、日本の新幹線より良いです。

このタコ、思ったよりフォトジェニックではなかったので、ちょっと反省。
単色(赤だけ)なのがいけないのか。
次回はもう少し鮮やかな色合いのキャストで行きたい。

タコの入手経路を忘れてしまったのだが、たぶん八景島か上海の水族館だったと記憶している。
それほど人気のキャラではなかったはず。

交通手段があまり残されていない。
レンタカーか、次は。
ヒッチハイクはお勧めできないですね。


2008年03月19日(水) レート

父から言われて気がついたが、なんと1ドル95円とか言っている。
来たときは確か1ドル120円くらいだったのに。
サブプライムだ焦げ付きだ。
どうしよう。
日本のカードで、車でも買うか。

結婚式に来てくれる人は、そろそろ銀行でドルを買っておくと、お徳かも。
第一勧業銀行とかが売り出しているドルパックは、100ドルとかセットになっていますが、細かいお金が入っているパックがお勧め。
何故なら、50ドル札以上の札を使う人が居ないため、大きなお金を持っていても、受け取りを拒否される、何てこともあるから。
20ドル〜1ドル札で、こまごまお持ちになるのが、よろしかろうと思います。

あと、カードを持っていると、とても便利。
ガムや水など、細かいもの安いものでも、アメリカ人はカードで支払うので。
どの店でも必ずカードを受け付けてもらえる。

そういえば、昨日はセントパトリックデーだったので、皆緑の服を着ていた。
緑色を着ていないと、アイルランド人につねられるのだ。
本当につねる。
びっくりするくらいの強度でつねるので、気をつけましょう。
まあアジア人はわりと、味噌っかすだから放っておいてくれるけど。


2008年03月17日(月) 切手が

アメリカのホテルを予約するなら
http://www.hotels.com/
が便利ざます。
レビューよりも、行きたい、見たい場所から選択するのがよろしいでしょう。
明朗会計。

さて、四角い封筒が定形外で、110円ではアメリカに届かないらしい、ということですが。
・・・届いています。
なんということでしょう。
郵便屋さんによって、値段が違う、なんてことはありえないので。
只単に、定形外かどうか確認しないで判子を押してしまう、おおらかな郵便屋さんが多いのでしょう。
まんまみや。

今日も偵察をかねて、プロムナードに行ってきた。
おしゃれな服を売っているお店を覗きながら、おしゃれしないとな〜と思った。
とりあえず、春のおしゃれテーマは、「気に入らない服を着ない」だ。
今更何を言っているのかと、ピー子に怒られそうだが、結構気に入らないコーディネートで外に出てしまう皇帝。
洋服を買うときすでに、真剣に選んでないんではないか。

まあとにかく、服選びに気を使う、ということですね。


2008年03月16日(日) 世界の車窓から

サンタバーバラのジャバ実家で、土曜日にパーティーをするというので、日帰りで行ってみた。

アムトラック(鉄道)で!
日帰りトリップなら、チケットが格安(片道一人29ドルくらい)になる。
たまたま本日ユニオン駅からOCに出かけるイタリア人(現在居候中)と一緒に、朝早く駅に出発。

結論から言うと、風景だけならバスよりも鉄道の方が良いでしょう。
山を越え谷を超え、海辺を渡る。
LA観光してから、サンタバーバラに行く場合は、ユニオン駅にアクセスしやすい(BBBバスの10番が通ってる)ので、便利。

LAXからだと、一度高速バスでユニオン駅に出て、それから電車なので、ちょっと面倒。
でもって、従業員の態度が鬼悪くて、不親切。
最終電車が速いので、夕方6時には出発しないといけないのも、やや難。

今回は水族館で友達になった、タコさんに案内役を頼んだので、そのうちLAX→SBアムトラック編を、結婚式HPに更新します。

旅だねえ。


2008年03月15日(土) イギリス風

父が結婚式の前に、LAに滞在するので、宿泊予定のホテル付近を偵察してきた。
サンタモニカの、ピア近く。

このあたりは治安も良いし、散策には良いでしょう。
家のない人は、無料シャワーと、定期的に炊き出しをされているので、犯罪(スリとか詐欺とか強盗とか)を犯してまで通行人にちょっかいを出してこない。

バスの駅もここに集中しているので、観光インフォメーションで路線図をゲットして、美術館などにもアクセスしやすいでしょう。

おしゃれなカフェも並んでいるので、朝食には困らない。
ホテルを出て右へ向かって歩いて行ったら、イギリス風の店構えを見つけた。
「チューダーハウス」というカフェ兼雑貨屋さんで、店の左奥で、イギリス風のブレックファストと、お茶が出るのだ。
早速、キドニーパイを注文してみる。

キドニーパイ。
皇帝にとって、甘いデザートのはずのパイに、肉を入れてしまうミートパイですら、未知の食べ物なのに。
さくさくのパイに入っているのは、キドニー。
ホルモン。

ああ、信じられない。
でもイギリスの小説とかには、頻出食品ですわよね。
キドニーパイ。
これは試しておかなければ。

不本意ながら、美味しかった。
スイーニートッドを思い出しながら食べる、内臓パイ。
日本では中々出すお店ないと思うが、試してみて損はない。

しかしジャバさんが食べながらずっと、「ロッキー(犬)のにおいがする」と言っていたのが気になる。
良い匂いだそうです。


2008年03月14日(金) しょぼしょぼ

風邪引いて水鼻垂らしています。
よぼよぼ。

ついでに、はしかだか風疹だかの予防接種の後が、コブみたいに腫れてて痛い。
しくしく。

でも、エイリアン妻は今後、アメリカの財政を食い尽くす、チェストバスター(胸から飛び出てくるタイプのエイリアン)にならないという保障が必要なので、サンタバーバラまで行って、ジャバ父のサインをもらいに行かねばならなかったのだ。
皇帝が生活保護を必要としない、という証明ね。

アムトラック(鉄道)で行ってみようと思っていたが、体調不良のため、ジャバさんが夜に車を出してくれた。
ありがとうジャバさん。
新しい仕事忙しいのに、悪いねえ・・・ごほごほ。

と、体は弱っているものの、感謝の気持ちで暖まりながら、ジャバさんの実家に到着したら。



あれ?


皇帝のお泊り荷物がない???

なんと、ジャバさん途中まで(玄関の前)皇帝のスーツケースを運んできたのに、最後、トランクに荷物を入れないで来てしまったのだ(何故??さざえさん???)。

NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!

コンタクトの保存液とか!携帯のバッテリーとか!風邪薬とか!化粧品とか!!

サンタバーバラには一軒しかない、24時間営業のドラッグストアに行った。
ついでに体温計とか、靴下とかパンツとか、色々買ったら250ドルに。

あと、ルームメイトに電話して、道に置いていかれたスーツケースを回収してもらった。
夜でよかった。


皇帝