皇帝の日記
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就活の時に母に買ってもらった、リクルートスーツが虫にやられた。 防虫剤も近くに入っていたのに。 気を失いそうになったが、落ち着け。 アメリカでリクルートスーツは使わない。 いや、日本でも使わないだろう。
・・・でもグレーのパーカーを中に着たら、かわいかったかも・・。
いや、そんな風に考えると悲しいので、やめておこう。 使わない使わない。
やっぱり、おしゃれにはメンテナンスも含まれているのだ。 服やグッズはきちんとお手入れしないといけない。
というわけで、昨日は色々メンテナンスの日だった。
バッグや皮小物を、レザークリーナーで拭いてから、クリームを塗りこむ。 日本ではミンクオイルを愛用していたが、こちらではミンクを使った商品は禁止なので、コーチで革用クレンザーとモイスチャライザーを購入。 コーチのバッグは高いが、クリーナーは一本10ドルとお買い得。
スーパー(ラルフズ)で靴クリーム(無色・茶色・黒各3ドル)を購入して、ジャバさんのTシャツを裂いて、靴を磨く。
日本から持って来た、毛玉取りで、セーターの毛玉を取りまくる。
・・・というようなことをしていた。 ずっとデザイナーが一緒にいたのだが(仕事から逃げているらしい)、生粋のアメリカ人たる彼女は、衣類のメンテナンスなんかしたことないらしい。 靴磨きを教えてあげたら、感動して、自分のブーツコレクションを、全部磨いていた。 「すごい!すごい!テクノロジーだわ!」 と言っていたが、比較的古いテクノロジーであることを、教えてあげたほうが良いだろうか。
あと、モデルは毛玉取りに感動。 「絶対これほしい!日本から取り寄せて!」 と言っていたが、毛玉取りってアマゾンで取り寄せられるのだろうか。
そうそう、実は皇帝、皮革業界厚生年金払ってた人なので、革のお手入れには詳しいのだ。 初めての人は、目立たないところの革にクリームを塗って、反応を見ましょうね。
皇帝の部屋は南向きの上に、半分くらいサンルームになっているから、昨日から暑い。 元々Tシャツとジーパンだったが、いまやキャミソールと短パンに。
さて、そんなわけで、あらゆる植物が激しく成長し、どんどん実がなってしまうサンタバーバラで、ジャバママは果樹栽培にいそしんでいる。 元々、不毛のオクラホマで長く暮らしていたので、実のなる木を育てるのが夢だったらしい。
しかし、全てが採れすぎる。 葉も見えないくらいにビッチリ実ったオレンジを、やっと収穫したと思ったら、数ヶ月立たないうちに、またも実が。 ライムなど、巨大な袋一杯に持たせてもらっても、皇帝はコロナビールを飲むときにしか使わないし、ジャバさんはショットを飲むときにしか使わない。 残りの果物は、全てジャムに。 しかし皇帝はジャムが嫌い。
そんなちょっと困った果樹園に、ついにいくらでも食べられる木が出てきた。 アボカド!
アボカドだったら、サラダにも出来るし、料理にも使えるし。 そもそも、カリフォルニアはアボカドに適した気候だから(その辺に野良アボカドが自生している)、とても美味しい。
最高だ。 袋一杯もらってきたので、今日はきのこと醤油で炒めてみよう。
ジャバママの誕生日だったので、ママの大好きな馬の絵が描いてある、オルゴールを持って出かけてきた。 このオルゴール、子供向けのおもちゃ売り場に置いてあったのだが、あまりに絵が精巧で、渋く、とても子供向けのマーケティングとは思えない代物だった。 これを子供がもらったら、結構困ると思う。 馬怖い、みたいだ。 ママは喜んでくれた。
そういえば、ジャバパパは、日本から嫁が来たので、なんか喜んでもらえることを探そう! というのが近頃のテーマらしく、色々してくれるのだが。
日本らしさとアジアらしさと、西洋の勘違いの狭間を狙ってくるので、リアクションに困る。
梅の木や桜の木を、果樹園に植えてくれたり。 錦鯉を買ってきて、中庭の噴水に放流したり(まだ生きている)。
梅や桜は、サンタバーバラの気候には合っていない、というか、合い過ぎて、一度咲いたら中々散らない。 散っても、またすぐに咲く(三毛作くらい)。
錦鯉は、これまた間違って買われて来た亀と、仲良く暮らしている。
そして、ついに決定的に間違えた買い物をしてしまったのだ! ジャバパパ! なんと、仏陀の頭部(頭部だけで、皇帝と同じくらいの大きさ)!
オウノー! なんて事を! せめて私に相談してくれれば! しかもこの仏陀、頭頂部から水が出る仕組みになっているのだ!! 仏陀噴水!
さて、正しい嫁の反応はどれでしょう。 A)「素敵な仏陀ですね」 B)「タイレストランみたいですね」 C)「日本人がみたら、笑っちゃうと思います」
結局、正直にも嘘つきにもなれなかったので、真ん中のB。 仏陀噴水は、ジャバパパが満足するまで、エントランスに飾られることでしょう。 ロッキー(犬)は、散歩の途中で水が飲めるスポットが増えたので、ご機嫌。
ジャバさんから、「日本で皇帝が支払った、結婚式関係の雑費、まとめて払ったげるから、全部書き出してごらん」と言われて、気がついた。 (ブライドメイドのドレスとか、返信用切手とか、こまごましたもの)。 今1ドル95円だ! まごまごする皇帝。 別に損してないのに、ドルになったら安くなっちゃった気がするのは、何故!?
なんか、こういうけち臭い脳みその働き方が、壷の中のピーナッツを取ろうとしたサルっぽいなあ、と思った。 パーにすれば、壷から手が出るのに。 ピーナッツを握り締めてるから、グーになってて手が取れない、みたいな。
欲深はいけません。 と、お釈迦様も言っています。
まあドルももらったことだし、今週末のジャバママの誕生日プレゼントでも買いに行こう。
今週の働く動物。 http://www.youtube.com/watch?v=DDg7kWgs5e0 (音出ま) 踊るオットセイ。 心なしか、お姉さんの方がよろけてる。
このページの英語が、毎日笑わせてくれる。 http://www.engrish.com/ 左上の、「最近の発見」をクリックすると、もっと色々見れる。 お子様ランチをLunch of childはないでしょう。 日本人の間違えが多い。 共感できる。
さて、タコと行く、アムトラック(鉄道)の旅編が出来ました。
http://outdoor.geocities.jp/aimccorkell/tako.html
下のほうに、復路のおまけ付き。 写真の量が多い(そしてでかい)。
空港から直接行くと、時間も手間もかかる経路なので、「鉄道に乗る」というのが、旅の目的のひとつだ、という人にしか、お勧めしません。 ユニオン駅の近所に、しばらく滞在している、と言う人は、割と鉄道は楽しめるスポットかもしれません。 治安は、日本の新幹線より良いです。
このタコ、思ったよりフォトジェニックではなかったので、ちょっと反省。 単色(赤だけ)なのがいけないのか。 次回はもう少し鮮やかな色合いのキャストで行きたい。
タコの入手経路を忘れてしまったのだが、たぶん八景島か上海の水族館だったと記憶している。 それほど人気のキャラではなかったはず。
交通手段があまり残されていない。 レンタカーか、次は。 ヒッチハイクはお勧めできないですね。
父から言われて気がついたが、なんと1ドル95円とか言っている。 来たときは確か1ドル120円くらいだったのに。 サブプライムだ焦げ付きだ。 どうしよう。 日本のカードで、車でも買うか。
結婚式に来てくれる人は、そろそろ銀行でドルを買っておくと、お徳かも。 第一勧業銀行とかが売り出しているドルパックは、100ドルとかセットになっていますが、細かいお金が入っているパックがお勧め。 何故なら、50ドル札以上の札を使う人が居ないため、大きなお金を持っていても、受け取りを拒否される、何てこともあるから。 20ドル〜1ドル札で、こまごまお持ちになるのが、よろしかろうと思います。
あと、カードを持っていると、とても便利。 ガムや水など、細かいもの安いものでも、アメリカ人はカードで支払うので。 どの店でも必ずカードを受け付けてもらえる。
そういえば、昨日はセントパトリックデーだったので、皆緑の服を着ていた。 緑色を着ていないと、アイルランド人につねられるのだ。 本当につねる。 びっくりするくらいの強度でつねるので、気をつけましょう。 まあアジア人はわりと、味噌っかすだから放っておいてくれるけど。
アメリカのホテルを予約するなら http://www.hotels.com/ が便利ざます。 レビューよりも、行きたい、見たい場所から選択するのがよろしいでしょう。 明朗会計。
さて、四角い封筒が定形外で、110円ではアメリカに届かないらしい、ということですが。 ・・・届いています。 なんということでしょう。 郵便屋さんによって、値段が違う、なんてことはありえないので。 只単に、定形外かどうか確認しないで判子を押してしまう、おおらかな郵便屋さんが多いのでしょう。 まんまみや。
今日も偵察をかねて、プロムナードに行ってきた。 おしゃれな服を売っているお店を覗きながら、おしゃれしないとな〜と思った。 とりあえず、春のおしゃれテーマは、「気に入らない服を着ない」だ。 今更何を言っているのかと、ピー子に怒られそうだが、結構気に入らないコーディネートで外に出てしまう皇帝。 洋服を買うときすでに、真剣に選んでないんではないか。
まあとにかく、服選びに気を使う、ということですね。
サンタバーバラのジャバ実家で、土曜日にパーティーをするというので、日帰りで行ってみた。
アムトラック(鉄道)で! 日帰りトリップなら、チケットが格安(片道一人29ドルくらい)になる。 たまたま本日ユニオン駅からOCに出かけるイタリア人(現在居候中)と一緒に、朝早く駅に出発。
結論から言うと、風景だけならバスよりも鉄道の方が良いでしょう。 山を越え谷を超え、海辺を渡る。 LA観光してから、サンタバーバラに行く場合は、ユニオン駅にアクセスしやすい(BBBバスの10番が通ってる)ので、便利。
LAXからだと、一度高速バスでユニオン駅に出て、それから電車なので、ちょっと面倒。 でもって、従業員の態度が鬼悪くて、不親切。 最終電車が速いので、夕方6時には出発しないといけないのも、やや難。
今回は水族館で友達になった、タコさんに案内役を頼んだので、そのうちLAX→SBアムトラック編を、結婚式HPに更新します。
旅だねえ。
父が結婚式の前に、LAに滞在するので、宿泊予定のホテル付近を偵察してきた。 サンタモニカの、ピア近く。
このあたりは治安も良いし、散策には良いでしょう。 家のない人は、無料シャワーと、定期的に炊き出しをされているので、犯罪(スリとか詐欺とか強盗とか)を犯してまで通行人にちょっかいを出してこない。
バスの駅もここに集中しているので、観光インフォメーションで路線図をゲットして、美術館などにもアクセスしやすいでしょう。
おしゃれなカフェも並んでいるので、朝食には困らない。 ホテルを出て右へ向かって歩いて行ったら、イギリス風の店構えを見つけた。 「チューダーハウス」というカフェ兼雑貨屋さんで、店の左奥で、イギリス風のブレックファストと、お茶が出るのだ。 早速、キドニーパイを注文してみる。
キドニーパイ。 皇帝にとって、甘いデザートのはずのパイに、肉を入れてしまうミートパイですら、未知の食べ物なのに。 さくさくのパイに入っているのは、キドニー。 ホルモン。
ああ、信じられない。 でもイギリスの小説とかには、頻出食品ですわよね。 キドニーパイ。 これは試しておかなければ。
不本意ながら、美味しかった。 スイーニートッドを思い出しながら食べる、内臓パイ。 日本では中々出すお店ないと思うが、試してみて損はない。
しかしジャバさんが食べながらずっと、「ロッキー(犬)のにおいがする」と言っていたのが気になる。 良い匂いだそうです。
風邪引いて水鼻垂らしています。 よぼよぼ。
ついでに、はしかだか風疹だかの予防接種の後が、コブみたいに腫れてて痛い。 しくしく。
でも、エイリアン妻は今後、アメリカの財政を食い尽くす、チェストバスター(胸から飛び出てくるタイプのエイリアン)にならないという保障が必要なので、サンタバーバラまで行って、ジャバ父のサインをもらいに行かねばならなかったのだ。 皇帝が生活保護を必要としない、という証明ね。
アムトラック(鉄道)で行ってみようと思っていたが、体調不良のため、ジャバさんが夜に車を出してくれた。 ありがとうジャバさん。 新しい仕事忙しいのに、悪いねえ・・・ごほごほ。
と、体は弱っているものの、感謝の気持ちで暖まりながら、ジャバさんの実家に到着したら。
あれ?
皇帝のお泊り荷物がない???
なんと、ジャバさん途中まで(玄関の前)皇帝のスーツケースを運んできたのに、最後、トランクに荷物を入れないで来てしまったのだ(何故??さざえさん???)。
NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!
コンタクトの保存液とか!携帯のバッテリーとか!風邪薬とか!化粧品とか!!
サンタバーバラには一軒しかない、24時間営業のドラッグストアに行った。 ついでに体温計とか、靴下とかパンツとか、色々買ったら250ドルに。
あと、ルームメイトに電話して、道に置いていかれたスーツケースを回収してもらった。 夜でよかった。
皇帝

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