皇帝の日記
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たつのおとしごみたいな格好をしている、たつのこタツコさん(赤ちゃんのことを、我が家ではタツコと呼んでいる。ジャバ夫さんには不評)は、ついに心臓が完成しておりました。 体の半分くらい心臓。
つわりは、緩やかな下降線を描いて、ちょっとましになってきている・・・ような気がする・・・。
今日はなんだかつわりが軽いようよ? というわけで、このまま抜けてくれないかなーと思いながら、母のお見舞いなどに行っていた。 病院に行っても、病人と枕を並べて寝ているだけで、細々した事は父ちゃんがやっている。
明日は検診二回目。 妊娠初期は、検診が1〜2週に一回とか、ものの本には書いてあるのに、一ヶ月も間が空いている。 まあ、あんま頻繁に来いと言われると、疲れるからいいんだけんど・・・。 血液検査の結果とか聞いてくるのだ。 ふんふふん。 飛行機に、乗るったら乗るったら乗るんだ!と宣言しなければならない。 しかる後、英文で診断書とかいただけるもんなのか聞かねばならない。 アメリカで、もう一回血液検査とか、嫌だ。 忘れそうなので、めもめも。
あ、ジャバ夫さんは、9月だと移民局からの面接通知も届きそうなので、裁判所に行くのを延期にしてもらったらしい。 1月半ばに変更。 出廷している間は、日給20ドルちょっともらえるらしい。 昼飯代か。
男子ハンマー投げで、二位の選手が投擲に失敗した時、悔しがる様がめちゃめちゃ激しくて、血圧が心配になってしまった。 このくらい悔しがっていた。 http://jp.youtube.com/watch?v=0vxJX7wR_HI
後で、成功したシーンも見たが、嬉しがり方も激しかった。 ベラルーシの人でした。
一週間くらい前に、「人間はもう、これ以上気持ち悪くなる事なんか、できないに違いない」と思う程気持ち悪かったのに、今日はレコード更新。 気持ち悪さの強弱ではなく、朝から晩まで、ずっとねろねろしているという、長さの問題で。
食べると、少しの間だけ休めたのに、今日はもう、何しても無駄。 でろでろ。
ジャバ夫さんは、ちょうど船旅を計画していた時期に、裁判所へ出頭命令が来たので、ハネムーンに行けなくなってしまった。 裁判員制度とか言うやつ。 行かないと、四年間ムショにぶち込まれるのさ。
どの事件を担当するのか、直前までわからないし、どれだけ長くかかる裁判かもわからないのだ。
わりと暢気なアメリカだからまだ成り立つこの制度、本当に日本人にできるのだろうか。 つか、アメリカでだって歓迎されてないのに。
ぶちゃけ面倒くさい。
アメリカの産婦人科集団みたいなところの発表によると、妊婦を飛行機に乗せても、危険性は無い!と断言している模様。 ありえない。
アメリカ人は国内移動に飛行機を使わざるを得ないとか、飛行機の方が電車より安いとか、そういう使用頻度の差も、このような結論に至る理由かもしれない。 しかし、アメリカはシッコの国ですから。 航空会社が医療機関に、なんか掴ませてんじゃないの?という疑惑はあるよね。 怪しい。
さて、今日は戌の日なので、父ちゃんに連れられて、水天宮にお参りに。 別けていただく腹帯は、五ヶ月で巻くものなので、皆さん安定期に入ってからお参りするのが一般的の様子。 おえーっとしながら参拝しているのは、皇帝くらいなもんで、他の妊婦さんは大きなおなかでえっちらおっちら階段を上っていた。
上の子を連れてきている、家族連れが多いので、境内は赤ちゃん本舗並みの賑やかさ。 お盆だから、お父さんも会社休みなので、すごい人人人。 腹帯とお守りをいただいて、お祓いの順番を、テントの下で待つ。
受付で名前を言って、短冊に書いてもらうのだが、え・・・皇帝の名前・・・。 ミドルネームを書く欄が、もちろん無いので、夫姓+妻名にしたら、どっかのハーフみたいな名前に。 ご祈祷の最中、この名前を一人一人呼んでくれるのだが、なんだか和風の顔をしているのが申し訳なくなった。
女性は結婚して新しい名前になると、違和感と戸惑いを覚えるもんだそうですが、ちょっと別の次元で違和感と戸惑いに苛まれました。 いつか、この名が馴染む日がくるんだろうか。
マタニティー雑誌のファッション特集に、「妊婦に見えない!」という謳い文句が多々有るのだが。
妊婦に見えない必要性ってなんだ?
「ママに見えない!」とかは、ぎりぎりわかるのだが、妊婦なのに妊婦に見えない必要性は、全くわからない。 海外のセレブが、妊娠してないのに、マタニティー風のドレスをたまたま着たために、「妊娠!?」とかいうスクープにされて、困っている時が有るが、我々一般人が妊婦になったとしても、なんらスキャンダル性が無いのだが。
一体何故! 何のために妊婦である事を隠すのか。 一般的な妊婦のファッションが、ダサイというイメージなのだろうか。 (「ママに見えない!」は、おそらく一般的なママのファッションがダサイ、と言いたいのだろう)
そういえば、私勤めていた時、同僚によく妊娠を疑われていた。 だらだらした服で、でろっと座っていたから。 一般的な妊婦はだらだらででろっとしているというイメージなのか。
ステロタイプを裏切らない姿勢で行こうと思う。
そうそう、区役所で母子健康手帳をもらった。 各自治体によってサービスが違うのだが、皇帝の所では、医師の診断書もいらないので、自分申告だけ。 五回分の検診が、安くなるサービス券が付いてくるので、早めにもらうのが吉。
外国語(英語、韓国語、タガログ語他色々有り)の母子手帳も配布しているが、母親の理解できる言語が優先なので、皇帝の場合は日本語。 英語の母子手帳も参考までに欲しかったのだが、一冊しかくれなかったので、そちらは書店で注文する事に。 600円程度だそうなので、自分の血液検査の結果とか、子供のワクチンの種類とか、アメリカの病院に転院した時に、持っていた方が理解しやすいんじゃないかと思う。
思うだけだけど、たいした手間じゃないから、念のため。
空腹にならないように、間をおかず食べ続ける。
家でだらだらしているのを聞きつけた友達が、遊びにきてくれていた。 特に何かできるわけではないので、一緒に家でだらだらしていた。 フルーツなど差し入れしてもらって、お客の前で気持ち悪くならないように、いつも以上にモリモリ食べていた。 具合の悪い人には見えない食べっぷり。
生クリームは駄目だと判明。 フルーツは全般いけるが、マンゴーと梨は少量で。 ピザいける。
だらだらしながら、悪のりな子供の名前を考えたり、老化について報告し合ったりした。
今年の老化:背中や肩にシミができ始めた。 上半身がやせて、下半身が太った。 徹夜できない。 平成生まれの考えている事が、良くわからない。 買い物が面倒くさい。
来年も新たな発見が有るでしょう。
子供の名前:濁音が入ると強そう。 サ行で始まるとかっこいい。 もういっそう、神話とかの名前が強そう。 むしろ、ワーグナーは最強っぽい。 役職名とかも強い。 海洋生物はどうだろう。 星座の名前。 戦国大名。
ジャスパーとか、鰹節とか、ジークフリートとか、プレジデントとか、信長とか言ってた。
だいぶ気が晴れました。 また遊びにきてねー。
吐かないように、慎重に慎重に歯ブラシを勧め、よし!乗り切ったー!とウガイの為に水を口に一杯入れた瞬間、噴水に。 もごばー!って音が出た。 口にいっぱい含んじゃいけなかったのか。
さて、最近日本では、子供に珍しい名前を付けるのが流行らしい。 おそらく、外見が既に珍しいことになるだろう我が子には、できれば日本でもアメリカでも、呼びやすい名前を付けてあげたいところ。
ちなみに皇帝の名前は、英語では母音の連続で呼びにくかったり、根本的に英語ではあり得ない名前だったために、英語圏で苦労はしたが、結果的には皆が早く覚えられて、しかも忘れないという特典があった。 でも、成人してからの「変な名前体験」だったので、苦労しなかっただけで、子供の頃から変な名前だと、もしかしたら不良になってしまうかもしれない。
ところで、こんなサイトが有る。 http://www.gurgle.com/tools/baby_names/Cool/default.aspx 意味、クラシック、クールなどの8項目から、人気の名前が見れる。 男女どっちの名前かとか、由来とかわかる。 これから国際的な名前を考えようとしている人にお勧め。
基本、アメリカでは付けてはいけない名前というのはないそうで、両親の良識にまかされているよう。 宗教の聖人からもらったりするのが、一般的。 あと、尊敬する偉い人の名前とかを、勝手に拝借するとか、親戚から名前をもらったりするらしい。 元々英語においては、名前として使われている単語数が少ないため、同じ名前の人が一杯いる。 移民の国なので、外国の名前も多い。
楽しい事考えて、つわりを乗り切る。
つわりネタばかりで申し訳ないが、一日の大半をつわりに支配されているので、許していただきたい。
面倒くさいとか、罰当たりな事を言っていたら、夜歯を磨く時に、ものごっつい気持ち悪くなってしまった。 「ごぼぼ」 とか音が出て、泡だけ吐いた。 夕飯は父ちゃんのワンタンとミートソースだったけど、歯磨き前に消化しきってしまったらしく、水分だけごぼごぼしてしまったのだ。
空腹は敵。
わかっているのに、思わず空腹になってしまうメカニズムを、考えてみた。
通常時 :空腹→××が食べたいという気持ち→喜ばしく食事→幸せの満腹 つわり時:膨満感の空腹→何も食べたくない気持ち→無理に食事→苦しみの半腹
そんなループ。 喜ばしい食卓が、懐かしい。 つか、無理にでも食べたんだから、食べきった瞬間くらい、清々しい気持ちになれないものだろうか。 石でも飲んじゃったみたいな膨満感よ。
しかし、基本的にはなんか常に食べてるし、運動してないし、吐いた回数も少ないので、苦しみとは裏腹に、体重は増えている。 これが食べづわりというやつか。
皇帝は食事が大好きだから、食べづわりだなんて、なんて楽しそうなんだ、とか思っていたのに。 裏切られた感いっぱい。
でも、世の中には苦しすぎて何も食べれなかったり、入院してしまう妊婦さんもいるそうなので、こんなのは軽度なのでしょう。 7−9週くらいがつわりのピークと言う噂なので、それを信じてあと少し頑張る。
今日は母の病室から、花火がとてもよく見えた。 去年ジャバ夫さんが、来日してまで見に行った花火大会だった。
福お気に入りのガラステーブルの、ガラス部分を外して、いつになく丁寧に拭いていたら、テーブルの木枠にガラスが有るかのように福が飛び乗り、ものすごい音を立てて落ちた。 その後、また同じ事を繰り返す福。 「バキ」とか音がして、ちょっと木枠が外れた。 気をつけてくれ、7kgなんだから。
さて、看病帰国だというのに、父ちゃんの車が有る、土日しかお見舞いに行けないのである。 今日は、できるだけ色んなものをこまめに食べながら、空腹にしないように心がけ、なかなか快調に病室でオリンピックを観戦していたのだが。
酢飯だ。
結論は酢飯。 でも生魚が食べられないので、寿司はNG。 だから、納豆巻とかちらし寿司だな。 ヒジキ抜きで。
まだ7週だというのに、もう妊婦面倒くさくなった。 なんという不自由。
ジャバ夫さんに訴えたら、「だって女は罪深いから、罰を受けてるんだよー」とのこと。 では帰国したら、罪深く面倒くさい妻の面倒を見るという罰を、甘んじて受けてもらいましょう。
福がやけにニャーニャー鳴くので、後を付いて行ったら、餌皿に花の写真が入っていた。 多分冷蔵庫から落下した写真だと思うが、見事に皿にふたをしていたので、福ちゃんはご飯が食べられなかったのでした。
お盆なので、花が帰ってきているのでしょうか。
さて、左の指に出た蕁麻疹は、前回と同じ診断と処方。 外に塗るステロイドは、妊娠に影響は無いとの事で、前回と同じ薬をもらってきた。
ネット上で良く、妊娠中の蕁麻疹に、ステロイドを処方されている人を見ていたので、薄々塗り薬は関係ないんじゃないか、とは思っていた。
でも、産婦人科の先生は、とにかくどんな薬も今すぐ辞めろって感じだったので、前の薬捨ててしまったのよね。 飛行機の件といい、やっぱこの産科の先生とは合わないかもしれない。 どんな薬が大丈夫なのか、知りたいのに、全部駄目って・・・。 それなら私にも言える。
もっと突っ込んだ専門知識をわけてくれ。
皇帝

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