皇帝の日記
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の名前を決めなければならない。 なんせ、産まれたらすぐに医者に出生証明書を作ってもらい、日本領事館に行かなければならないのだから、出てきた時には名前がないといけないのだ。 顔を見てからじっくり決めましょう、などと言っていられない。
日本では珍しい名前が増えて、小学校の先生が困っているようだが、最近アメリカでも、子供に変な名前をつけるのが流行している。
アシュリーシンプソンが、子供に妖怪の名前をつけて、一時騒然となったりしていた。 あと、両親ともアメリカ人なのに、わざとインドとかのオリエンタルな名前をつけたり。 ニルヴァーナちゃんという子がいたが、産まれてすぐに涅槃とはどうだろうか。
ジャバ夫さんが、息子に始めに選んだ名前は、クリスチャン。 由緒正しい、昔から使われている、ポピュラーな名前です。 難を言えば、キリスト教徒でもないのにクリスチャンとはいかがなものか、というくらい。 ちなみに、ジャバ夫さんの名前も、キリスト教の聖人由来の古式ゆかしい名前であるが、本人はキリスト教徒ではない。
最近試しているのは、リュウジ君。 リュウは竜。 ドラゴンが好きなジャバ夫さんの提案。 そのままだと発音しにくいので、適当にジをくっつけた。 長男なのに。
妊娠初期の時に、「タツノオトシゴ、タツコ」と呼んでいたところに、戻ってきてしまっている気がするが。 あと、ルイージと間違われやすい。
もうちょっと考えます。
ところで、夫の出生証明書はこないだの火事で焼けてしまい、オクラホマの出生病院はつぶれていて、再発行できない。 なんか手段が有る筈だけれど、中々調べようとしない。 子供が産まれる前に、手続きしないとね。
妊娠線はおなじみだけど、正中線はあんまりメジャーではないかもしれない。 人間が初めて出来上がった時に、細胞がまず真っ二つに分かれて更に四つ八つと分かれていくわけですが、人間の元は左右真っ二つという事です。 真っ二つの真ん中がうまいこといかないと(もしくはうまいこといったから?)あごが割れたり鼻が割れたりするわけだ。
さて、正中線。 お腹が大きくなってくると、この元々分かれていた真っ二つの線が、黒くなって一直線に上から下へ見えるのでございます。 おへそをまたいで、腹が真っ二つに。 出る人と出ない人といて、色素の濃い人の方が出やすいよう。 有色人種の方が出る確率が高いらしく、白人よりはアジア人、アジア人よりは黒人の方が、より濃く、はっきりと出ているとゆう噂。 正中線と妊娠線の最も大きな違いは、出産が済むと、やがて消えてしまうということ。 だから、あんまり皆騒がないのかもしれない。 (まれに、残る人もいる)
そんなわけで、正中線がわりとはっきりくっきり現れて、皇帝のお腹は真っ二つに線が引かれてしまった。 それがもう、見事にまっすぐの線で、大工さんが書いたような正確さ。 ジャバ夫さんは正中線を見た事がなかったので、ある日妻の腹が真っ二つになっているのを発見して、パニックしていた。 「大変だ!大きくなりすぎて、割れる!」とか言ってた。 「これは先祖が切腹した名残だ」と、更に混乱させておいた。 かわいそうだから、ちゃんと正解はすぐに教えてあげたけどね。
さて、元々背が低いので、アメリカの大型洗濯機は、洗濯後の衣類を回収するのに身を乗り出さなくてはならず、足踏み台を利用したりしていたが。 最近は大きなお腹が邪魔で、底の方の衣類が、全く回収できなくなってしまった。 斜めドラムが欲しい・・・。
このお腹の中身が、全部自前の肉ならば、ぐいぐい押しながら身を乗り出せるが、きっと今それをすると、中の人が困るだろうから、できない。 そこで考案されたのが、靴べら。 靴べらを二本使って、底の洗濯物を挟み上げるのだ。
やれやれ。
だそうで、本日はTシャツでも軽く汗ばむ暑さ。
妊婦はお散歩をすると良い、と、どっかでジャバ夫さんが読んだらしく、朝からお散歩に誘われて外へ。 そもそも「お散歩しやすそう」というのが、引っ越し先を探す時の条件の一つだったので、散歩しないと、ここに住んでいる意味があんまりないのです。
まず、道を斜めに渡ると、そこはコーヒーショップ付きのバーンズアンドノベルス(でっかい本屋チェーン)。 ここで立ち読み。 というか、コーヒー買って座り読み。 「子連れで旅:カリフォルニア編」というような本を読む。 子供が外出先で何も食べたがらないときは、白米か食パンを食べさせろ、とか書いてある。
その隣が映画館で、向かいも映画館。 上映している映画を数種類チェックしておく。 ベンジャミンバートンでも見ようかと思ったが、上演時間が三時間!?ということで、今回はパス。 つわりながら、三時間もブラピのエラを見ている元気はない。 最近の映画の、上演時間の長さは、どうにかして欲しい。 せっかくお金かけて作ったシーンを、削りたくない気持ちはわかるが。 特に、沢山CG使った作品に多いですね、長い映画。 映画は90分がベスト。
隣のハンバーガー屋さんでチーズバーガーをモリモリ食べて、更に隣のフェデックスで父に郵便物を出し、またコーヒーを飲んで、ジャバ夫さんがアメフトの試合を見たいというので、帰る。
確かに散歩しやすい。 今度、つわりの酷くない時を見計らって、一人でも散歩に行ってみようかな、と思った。
ところで、ベビーシャワー。 2月7日お昼に開催決定! たまたまロスにいる人は、来てね(え)。 行けないけど、詳細を見てみたい人は、メールで招待状を送りますよ。 お茶飲んだりするそうです。 でも何をするのか、良くわからない。 企画してくれた友達「じゃあメインキャラクターはパンダで」とか言ってた。 メインキャラクターはお腹の子じゃないのか?
さて、お勧め画像。 だいぶ前に、皇帝は化粧品を使いきれた事がない、というようなことを言っていたが、このくらいの勢いで使うと、使いきれるんじゃないかと思った。 http://jp.youtube.com/watch?v=cBTtVo6esRA&feature=channel この人のメイクは、ネイルにしても、実に大ざっぱで、構築過程では「え、そんなんで良いの?」と思うが、完成すると、どうやらそんなんで良かったらしいことがわかる。 日本人がこの通りメイクしたら、どうなるんだろう。 パンダ。
木曜と金曜は義父母に連れられて、パサディナ(ロスの北)のジュエリーショーに行っていた。 一人だと出かけられないので、連れて行ってもらわないといかんのです。
ジャバ夫さんは、裁判所からついに出動要請されず、今回は放免となった。 一度免れると、しばらく陪審員で呼ばれる事はないそうなので、ラッキーと言えよう。 義父は偶然にも同時期に要請を受け、二月に陪審員として裁判所に行く事になったらしい。
今日はマリーナデルレイに住んでいながら、一度もマリーナに行った事がない、とジャバ夫さんが言いだしたので、港までドライブして、ラグーン付近を散歩した。 自然保護区画とか有って、お散歩にちょうど良い。 今日は天気も良く、日中はTシャツで過ごせた。
道も綺麗に管理された砂道で、犬のお散歩している人がちらほら。 ウン○回収用のビニール袋とゴミ箱があちこちに配備されていて、落とし物も少ない。 仕上げにチーズケーキファクトリーでジュースを飲んでいたら、サンディエゴの友達が、今晩バスケットの試合を見にロスに来るから、新しい家に寄る、とのこと。 部屋片付けてたっけ、とか思いながら、出迎えて、話の流れで一緒に試合を観に行く事になった。
クリッパーズ対バックス。 NBAの中でも、最下位を争う好カードです。 名前がもう・・・クリップって。 地元ロサンゼルスクリッパーズが僅差で勝利。 前の方の良い席でも、50ドルしなかった。 同じ席で、レイカーズの試合だと、300ドルくらいするらしい。 応援は盛り上がって、楽しかった。
友達も妊娠4ヶ月だそうで、妊婦ーズだった。 二人でおえ〜っとしていた。
さて、最近の一番のお勧め。 http://jp.youtube.com/watch?v=mHXBL6bzAR4&feature=related 何回も見ていると、英語も段々聞こえてきて、面白さが増す。
今日は義父母が様子を見に来てくれるらしい。 引っ越してから初めての訪問なのだ。 実はまだ我が家にはソファーがなくて、困ったなあと思っている。 オーダーしたソファーは外国製なので、3月に到着する予定なのだ。
土足禁止にしたので、我ら夫婦は絨毯にクッションを置いて、直接座ってテレビ等見ているのだが、義父母は床に座れない。 というのも、義父は背中が悪いし、義母は膝が悪いので、一度ぺったり低い位置に座ってしまうと、起き上がれないのだ。 お年寄りと暮らす家ならわかると思うが、和式の家って、老人に優しくない作りになっている。 布団も和式より、洋式ベッドの方が立ち上がるときは断然ラクチンなんである。
そんなわけで、朝から急遽、簡易ベンチ等を組み立てて置いたりしたのだが。 統一感のない部屋に、我ながらびっくりする。 まあ良いか。 前の家だって、相当色んなものがでたらめに置いてあったんだし。
さて、日中ジャバ夫さんがいないとできなかった事を、義父母が来ているうちにやってしまおうと画策している。 日本領事館に行って、出生届の書類をもらうのだ。 平日の4:30までしか開いていない。
出生届書2部と出生登録証明書2部とその和訳。 子供が産まれて三ヶ月以内に提出しないと、もう受け取ってもらえないらしい。 三ヶ月以後は、絶対受け付けない、例外は認められないと言うから、恐ろしい話だ。 これを逃すと、子供はアメリカ国籍だけで、日本国籍を留保できなくなる。
きっと子供はアメリカ人として生きていくんだろうけど、なんせアメリカなんでね。 万が一、成人するまでに大きな戦争とか有って、徴兵されたら困るから、日本国籍も一応持たせておこうと思うのです。 親心。
ところで、近頃あんまりごろごろしているので、ジャバ夫さんに「マイ マンチカン」とか呼ばれる。 マンチカンとは、短足になるように品種改良された猫。 http://jp.youtube.com/watch?v=6wZyZoMl4l0&NR=1 ごろごろ。
ごろごろしている猫ばかりではない。 カリフォルニアのスキューバ猫。 http://jp.youtube.com/watch?v=SN1VcgRrEM8&NR=1 おデブ。
忘れかけていたが、ちょうどハネムーンに行っていた頃、ジャバ夫さんに「陪審員になれ」というお知らせが来ていたのを、延期申請していた。 で、延期した結果、1月の半ば。 つまり今現在招集がかかっているわけだ。
原則アメリカ市民が招集されるので、グリーンカードを持ってるだけの移民とかは関係ない。 皇帝の息子は、将来呼ばれる可能性があるけど、皇帝自身はない。
この陪審員招集、想像以上に面倒くさいもんで。 なんと、招集要請の前日夜、電話をかけて、明日裁判が有るか、聞くのだ(え?)。 で、「ある」って言われたら、次の日の朝早くから裁判所に行かなければならない。 「ない」って言われたら、次の日の夜、また電話をかけて、明日裁判が有るかどうか聞く(ええ?)。 それを、実際に裁判がある日まで、延々と繰り返すのだ(えええ?)。
ジャバ夫さん、日曜日の夜から電話をかけ始めて、未だに裁判が起こらないでいる。 さ、サラリーマンとか、困るんじゃ・・・? 「この日に来てください」って言ってくれれば良いのに。 「日が決まったらご連絡ください」って気持ちだ。
そういえば、去年の6月、妊娠が発覚する直前、右手薬指に蕁麻疹が出て、えらい事になっていたが、昨日からそれっぽいのが再発している。 なんだこのブツブツー!? 痒いじゃないか。 でも次のドクターアポは26日。 広がらないと良いのだが・・・。
Rはリターン。
日本で母が最後に倒れた時、病院の帰りにファミレスに行き、そこで突然気持ち悪くなって吐いてしまった。 初期つわりが終わって、だいぶ経過していたので、「これは疲れによる胃腸炎に違いない」と、勝手に自己診断をしていた。 寒かったし、元々胃腸は丈夫じゃないし。 胃腸炎でも薬は飲めない。 じゃあ安静にしてるしかないなーとか思っていた。
だがその後、何度も気持ち悪くなるので、これはつわりの出戻りと決定。 初期のつわりと後期のつわりは、原因が違うらしい(けど、双方ともに原因不明とされている。謎)ので、症状も若干違うような気がする。 初期はだらだら気持ち悪かったけど、今の方が潔く、即吐く!という勢いのあるつわり。 いずれにせよ、せっかくマタニティーライフを楽しめるかと思いきや、また閉じこもり生活に逆戻り。 ごろごろ。
雑誌やネットの体験談で、たま〜に後期までつわりをしている人がいる、というのを読んで、「気の毒な人もいたもんだ」とか思っていたのに。 あたしだよー!!
今日はジャバ夫さんと、NYから来る友達と、日本食を食べにいく約束が有るのだが、大丈夫だろうか。 大丈夫かな〜と心配していると、緊張のあまりつわりを誘発するので、考えないようにしている。 ドキドキドキ。
ところで、ジャバ夫さんは「巨乳」と「母乳」を反対に覚えている。 時々「あ、あの人ボニュウだねえ」とか言うので、面白い。 面白いから直さないでいるのだが、いつ彼は過ちに気がつくだろうか。
掃除機よりも不満が残る家電品と言ったら、洗濯機だろう。 引っ越してから、備え付けの洗濯機を使うことになったのだが、これがイライラする程糸くずが出るのだ。 それがすべて黒い服にくっついて、コロコロしなきゃいかんのです。
前の前の家と、前の家の洗濯機ではそんな事は起こらなかったので、これはアメリカ家電の問題ではなくて、この洗濯機個体の問題なんだと思う。 どうして良いのかわからないので、とりあえず目の細かい洗濯用の網を買ってきて、黒い服だけ隔離して洗っている。 でもどうにも埃っぽい。 そのわりに、汚れの落ちはいまいちだし、タオルの色は変わっちゃうし。 洗剤がいけないのかなあ・・・。
あんまり洗濯スキルが高くないので、マシンの性能が悪いと、対処しきれない。
それから、せっかくバスタブごと取っ替えのお風呂! これはもう・・・・なんていうの?風呂なめてるだろう、アメリカ人。 としか言えない酷い有様。 こんなんじゃあ、ルンルンのお風呂タイムなんか、過ごせませんぜ。 はっきり言って、風呂備品レベルが低過ぎる。
まず、水量が調節できない。 温度しか調節できない設計なのだ。 仕方ないから、多少水圧に変化をつけられるシャワーヘッドを買ってきて、ジャバ夫さんに付け替えてもらう。 だって、備え付けのシャワーヘッドには、ホースすらないんだよ!? どうやって風呂釜を洗うのさ。
それから、排水溝が穴。 もう、ただの穴。 詰まらずにはおれない、穴。 髪の毛キャッチャー(網)を買ってきて、とりあえず装着してみる。 実は入居時もう既に、水の流れが悪くなっていたので、大家さんに文句言ったら、業者さんが穴を掃除していったけど、前の人が詰まらせていたのだ。 ううう。
そして、風呂釜! せっかく新しいのに、壁と風呂釜の間の接着剤が水溶性で、ぼろぼろ壊れてきている!! な、何故!!? 何故その素材を選んだの?? 意味がわからない。 そして、激しく水垢が付着する素材でできていて、あっという間にネズミ色に変色。
それでも、掃除すればある程度きれいにはなる。 しかしとてもじゃないけど、風呂を沸かして入ろうと言う気持ちにはなれず。 結局前回の家同様、シャワーだけのお風呂ライフに戻りました。
アメリカ人は風呂文化をなめきっている。 神聖な風呂場にトイレを置いちゃうくらいだから、そもそもこの部分で日本人とわかりあえる日は、絶対に来ないんだろうな、と思うが。
ちなみにジャバ夫さんは、掃除してある程度きれいになった風呂場に満足だそうです。 壁のポロポロしている白い接着剤は、気にならないんだろうか。 気にならないんだろうな、きっと。
あ、あと、大手デパートで購入したのに、シャワーカーテンが、一度誰かが使ったのを、丁寧にパッケージに戻しただけだったので、カビてた。 返品しにいったら、店員がまたその商品を棚に戻していた。 なんの罠?
妊婦は塩分を控えめにするとよい、という助言をもらったので、塩を減らす作戦を立てている。
甘い物控えるのは簡単だ。 なぜなら、元々甘い物はあんまり積極的に摂取しないし、煮物とかでも本に書いてある砂糖の分量いれると甘すぎるので、減らし気味にいれているから。 チョコレートとかお菓子も、定期的に食べる習慣がないから、有れば食べるだけ。 なければ食べない。
でも、塩っぱい物は大好き。 漬け物も味噌も好き。 ドレッシングも好きだ。 さて、どこから減らしたら良いのやら。 料理から減らすと、あんまりおいしくないし。 (料理が下手なので、塩分を減らすとごまかしが効かないという説)
ところで、父からの救援物資で、ようやく変圧器が到着し、ついに掃除機が始動! ダイソンは火事で掃除機を失った義父母の所へ嫁に出したので、これからジャバ家ではサンヨーのエアシスを起用し、空気清浄効果を狙っていきたいと思います。 http://www.sanyo.co.jp/airsis/ (サンヨーでは、エアシスを国外で使用することはお勧めしていません。←起動確認とかしていないらしい)
アメリカ掃除機のあまりの重さに、日本の掃除機にしようと長らく思っていたけれど、やっぱり軽くて良い。 ただ、日本の住宅に比べると、やはり一部屋一部屋の大きさが巨大なので、すぐに掃除機が埃で満杯になってしまう。 ダイソンのでかさは、伊達ではなかったということか。 長らく埃を溜めていたせいもあるけど、全部掃除したら、3回くらい中身あけた。 そんくらいしっかり働いてくれていると見るか。 単に絨毯が安物だから、埃が出やすいだけなのか。 謎。
2009年01月11日(日) |
結婚式が大きくなったこと |
実は結婚式の規模がどんどん大きくなってしまったことには、色々理由がある。
はじめ、どのくらいの規模の結婚式にしようか、迷っていた。 ジャバ夫さんはロスで仕事を始めたばかりだし、オクラホマ時代の貯金はそれほどないし。 (アメリカ人は一般的に、あまり貯金をしない) 皇帝の貯金も、渡米後じりじり目減りしていったから、何の足しにもならないし。 小さくするか?大きくするか?
その頃、母は体調が悪くて、結婚式に来れるかどうかわからないでいた。 でも母がとても楽しみにしていた、前年の兄の結婚式のとき、丁度入院してしまい、結局行けなかったので、今度こそ子供の結婚式を見るのだ!と執念を燃やしてもいた。 ので、命がけで飛行機に乗る母のためにも、中くらいで・・・と考えていたのだが。
その時、ジャバ夫さんが「大きいなら大きくしろ。小さいなら小さくしろ。中くらいはやめろ!」と、意味なく男らしいことを言いだし、中くらいは却下に。
すでにブライドメイドはお願いしてしまったし、日本にも招待状を送っており、予想以上に親族と友達が日本から飛んできてくれることになっていたので、もう小さくはできない! となり、「では大きめで!」という結論になった。 派手で目立つことが大好きなジャバ夫さんも、「ガンガンやれ!自分のためにやろうと思うな!」と後押し。 あたい、やるよ!(あなたの)貯金が燃え尽きるまで! となったのであった。
それから、宵越しの金は持たないぜ!という江戸っ子らしい姿勢で(ハマっ子だけど)、バンバンやりたいことをやり放題にし、結婚式だけで早くも貯金は燃え尽き、リハーサルディナーは夫実家でやることになり、それでも一度やると決めたからには、やりきることになり。 お祭り好きの義父母も、すでに義弟の結婚式が昨年度に済んでいたことから、「今後家でこの規模のパーティーをする機会はあまりないかもしれないから」ということで、積極的に派手に派手にする方向へと導いてくれたのであった。 チョコレートでメニューを作ることになった頃には、「やっちゃえー」が合い言葉になっていた。
そして、やっちゃった結果が、あれ。
式後は、スッカラカンどころかマイナスになっていましたが、むしろやりきった感が心地よく、なんだか二人でハイになっていたのであった。 未だに、会場になったホテルの人やプランナーからは、あんなに外国から人がいっぺんに集まったことはない、と言われるし、友達にも久々に再会できたし。
母は結婚式の前後、奇跡的に元気が良く、意識のなくなる直前まで、式を「よかった」と言って思い出してくれていた。
一番気がかりだったのが、日本から来る友達が迷子にならないことと、母が具合が悪くならないかということで。 この二つをクリアできただけで、自分的にはよくできました、と言う感じ。
結論としては、母のことが有ったので、やっぱりやって良かったなあ、ということ。 写真屋さんもかなり厳選したので、母のきれいな写真が残せて良かった、と思うのでありました。
皇帝

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