皇帝の日記
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2009年02月12日(木) 驚きを隠せない

本日は日本では母の誕生日。
あさっては49日。
日本では14日ですが、アメリカでは時差が有るので13日に49日という事になる。

14日はヴァレンタイン。
14日は、我ら夫婦アメリカ入籍一周年。
ヴァレンタインは、アメリカでは男性から女性に、色々ロマンチックな事を仕掛けて、ハートをゲッチューなイベントなのだ。
この時期の周辺コマーシャルの激しさは、クリスマスの1/5にも匹敵する程であるが、アメリカ人はサプライズを好むので、女性の方からけして「ねえ、ヴァレンタインはどうする?」とか聞いては行けない。
スーパーやレストランやショッピングモールが、どれだけ赤いハートのデコレーションで覆われていようと、女性はパートナーに対して、「何も期待してないわよ?むしろ、ヴァレンタインなんて忘れてるわよ、私」くらいの態度でいなければならない。
でもちゃんと、14日の予定は開けておきましょう。

そんなわけなので、14日の話をしないまま、もわーんと過ごしていたが、ジャバ夫さんはうっかり、どんなサプライズをするのか、義父に話してしまったようなのだ。

義父トリビア。
隠し事ができない。
当然、サプライズもできない。

ジャバ夫さんの誕生日が先日2月9日(肉の日)であったのだが、2日くらいに義父は「サプライズのプレゼントを用意した!」と、ジャバ夫さんに電話していた程。
その後、どうしても黙っていられなかったらしく、3日に皇帝の所に電話が来て、「息子のサプライズプレゼントなんだけど、前にすごく欲しがってた絵なんだよ」と・・・。
更に、5日にはジャバ夫さんに電話で「サプライズのプレゼント、ロスのアートギャラリーに取りに行かなきゃ!びっくりするぞー」と、すでにびっくり内容の半分くらい明かしてしまっていた。
そして、我々が妊婦検診のためにサンタバーバラへ行く9日まで待てず、7日にはもうロスに来て、「タラーン!」と言いながら、絵を持ってきてしまっていた。

まあ、ベビーシャワーをしていたので、ある意味その登場にはサプライズでしたが。

とにかく、そのくらい、義父はサプライズを全く隠しておけないのだ。
というか、楽しみを先に延ばす事が苦手。
ワクワクする事は、今ワクワクしたい。

クリスマスの時も、サンタさんが来るクリスマスの朝まで待てずに、クリスマスイブの朝から、ツリーの下のプレゼントの箱をブンブン振って、中を知ろうとしていた。
(のを目撃した嫁は、見なかったふりをした)

そんな義父に、ジャバ夫さんは14日の予定を話してしまった。









ジャバ夫さんには、私が知っている事は内緒だが、14日はパサディナのレストランでディナーだよ!!

穴を掘って叫びたい。


2009年02月11日(水) 巨大児

ベビーシャワーの時に、赤ちゃんを連れてきてくれたお母さん。
結婚前は小児科でナースをしていたそうで、知識はばっちり。
ロスの病院で、予防接種をしてくれる小児科のリストとか、色々教えてもらえた。

ところで赤ちゃんだが。
一歳に満たない筈なのに、やたらに大きいのだ。
アダム君という。
お父さんもお母さんも体が大きいので、本人も大きいのは当然かもしれないが、日本だったら二歳児くらいの大きさ。
頭の大きさは、すでに皇帝と同じ。

そして、目の青い赤ちゃんを初めて間近に見て転がしてみたが、・・・・・怖い。
だって、目が青いのだ。
瞳孔がはっきり見える。
すべすべの白い赤ちゃん肌に、がっつり青い目。
睫毛は上まぶたに直接描かれているかのごとく、上方に向かってクルンクルン巻いちゃって、眉毛はブロンドで、ほとんど見えない。
髪の毛はプラチナでキラキラしていて、ナイロンのごとし。
(赤ちゃんの時は一番髪の色が薄いので、両親は茶髪)

・・・怖い。

この怖さは、フランス人形の怖さだ。

アダム君は、大量の大人に恐れもせず、終始ご機嫌でハイハイしまくり、家中の危険スポットに接近しては、「ここが危険だよ!」と教えてくれているようでした。

アダム君お気に入り、危険スポット。
1位:変圧器(日本製ビデオカメラのバッテリーを充電するために、床に置いてあった)
2位:ベッドのコーナー(木材の角が鋭く、むき出し)
3位:アルミのシューキーパー(スタンド型で、出しっ放し)

変圧器は、アダム君にとって、なんか魅力的らしく、しつこく接近しては、お母さんに連れ戻されていた。
穴の空き具合とか、白いボディーとか、一杯出ているコードとかが良いのだろうか。
あとは、つかまり立ちする所を探して、ぐらぐらする物に全体重をあずけようとするので、危険。

家具の角は、スポンジで包んでしまえば良いので、そのうち赤ちゃんが自力で動き出したら、スポンジシールを買いに行こうと思う。



ところで、こっそりベビーザラスレジストリー、更新しました。
こそ。
http://www.toysrus.com/shop/index.jsp?categoryId=2255957
ジャバ夫さんの名前でも、皇帝の名前でも、検索可。

そして、レジストリー作れ!と言っていた義妹は、結局普通郵便でお祝いをくれたので、使ってくれていない罠。
義妹は、なんとジャバ夫さんの出身校のマークの入ったおシャブリや、赤ちゃん毛布をくれた。
どこで!どこで売ってたの!?
どんなに洗脳しても、オクラホマには帰らないわよ!?


2009年02月10日(火) にゃー

メールの返事が滞っていて申し訳ないです。
ロスに戻ったらぽちっとします。

妊婦検診が2週に一度になったので、またサンタバーバラにいる。

ジャバ夫さんが、ほうれん草のおひたしを食べていた時に、歯が欠けてしまったので、歯医者にも行った。
おひたしで歯が欠けるなんて、どうしたことか。
ついでに歯垢も取ってもらって、ディープクレンジングコースというのをしてもらった。

時間があったので、DMVへ行って、運転免許試験を受けてきた。
ちゃんと合格した。
実技は、車の保険証明がまだ来ていないので、3月頭に予約してきた。
臨月じゃないか。
ハンドルに手が届くのだろうか。

ところで、ミスターネコパンティーは、こんなにまじめな人だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ニコラス・ネグロポンテ
ネコパンティー兄も、なかなか迫力の経歴の人だ。
ネグロポンテさんとカタカナで表記されているが、どこかにアメリカ語を使う人がいたら、発音してもらってください。
ニャー。


2009年02月08日(日) ベビーシャワー

は無事に終わりました。
お昼から夕方までのパーティーで、アルコール抜きだから、普通の週末パーティーより余力を残してできるのがナイス。
ついでにハウスウォーミングもできたので、一石二鳥。

通常ベビーシャワーは女の子だけで行われるらしいが、アメリカのお友達が少ないので、男性陣も参加する事となり、結局20人くらいの大所帯に。
しかも、外でバーベキューパーティーの予定だったのに、珍しく雨だったので、我が家ですし詰めになりながら。
椅子とコーヒーテーブル買わないと・・・。
お下がりも含め、お洋服を沢山もらい、もう6ヶ月までは買い足さなくて良い感じ。
こんなに沢山有っても、一年で着られなくなっちゃうんだなー子供服って・・・と思った。

あと、揺りかごとおんぶ紐とおしゃぶりももらったので、準備は整った。
ベビーシートも、お下がりとおニュウを両方いただいたので、サンタバーバラとロスで使えるし。
足りない物はなんだろうか。
育児経験か。

ところで、移動中の車でラジオを聞いていたら、ネコパンティーさんという姓の人が、ゲストとして出演していた。
インタビューの間中「それでは、ミスターネコパンティーに伺いましょう」とか、名前を連呼。

テレビ番組だったら、たぶんそれほどでもないのだろうが、画像が無い分、頭の中はミスターネコパンティーが質問に答える様で一杯に。
(皇帝の頭の中では、ネコがパンティーを履いて、コメントしている)
しかも、ネコパンティーさんは、まじめに未来を見つめるコンピューターデザイナーで、すごい偉い事を言うのだ。

子供のためにデザインされた、教育用のコンピューターについて。

ミスターネコパンティーが。

ニャーとか言わない。


2009年02月06日(金) ロースト

ベビーシャワーが今週末なので、もそもそ掃除している。
引っ越してからは、シンプルな生活を心がけているので、それほど散らかっていたり、汚れたりしているわけではないのだが。
なんと、ジャバ夫さんの同僚が、自分ちの赤ちゃん(10ヶ月)を連れてきてくれるというのだ。
「練習になると思って」
とのこと。

赤ちゃんを転がして遊べる。
それはとても楽しみ〜と思ったのだが、先日豆まきをした豆が、うまく掃除機で吸えなかったので、まだ所々豆豆しいのだ。
これは赤ちゃんが転がって行って、豆を家具の隙間から発見して、口に入れてしまう事間違いなしでしょう。
というわけで、豆が落ちてないか、朝から細かく細かく掃除機をかけ直す。

いつになく熱心に掃除機をかけていたので、段々掃除機が暖かくなってきて、気がついたら、大豆を炒ったときの、こんがり良い香りが漂ってきた。
掃除機に吸われた大豆が、中でぶつかりあって砕けて、いい感じでローストされてしまったのだ。
お腹がすいたので、お昼ご飯休憩。

そしたら、ちょうど赤ちゃんを連れてくるお母さんからお電話が。
「なんか買って行く物とかある?」
とのお気遣い。
特にないですけど・・・実は豆をまいたので、回収してたところです。
と言ったら、当然、何故豆をまいたのか、と聞かれてしまった。
え・・・。
も、モンスターを追い払うため・・・?ごにょごにょ。
歯切れの悪い、ハイテクの国から来た嫁さん。

でも、本当に床に赤ちゃんを転がしても良いのか。
シートとか、サークルとかしなくて大丈夫?と心配だったので聞いてみたら
「大丈夫。彼(赤ちゃんの事)は放っておくと、部屋の隅から隅まで転がって行って、一人で遊んでいる。掃除はもちろん心がけているけど、彼の目線だと、時々とんでもない物を見つけてきて、びっくりするわ。この間は、気がついたら埃だらけのブロッコリーをしゃぶりながら転がってて・・・」
と剛胆な様子だった。

そういえば、この国の人は、土足で上がる家の中の床に赤ちゃんを転がしているわけで、そんなに神経質ではないのかも?
お母さんによるかもしれませんが。


2009年02月05日(木) 集中力

ちゃんと諦めて、運転免許の勉強をしている。
待っていても、誰も代わりに勉強してくれるわけじゃなし。
交通ルールをちゃんと覚えないと危ないしね☆(当然だ)

以前テキサス州で免許を取ろうとしていた時も勉強したが、州ごとに微妙に交通ルールが違うので要注意。
州法が違うので、住民票を移したら、免許を切り替えないといけない州もある(替えなくて良い州もあるらしい)。
カリフォルニア住民は、カリフォルニア免許を持っていないと、銃の所持も認められない。
運転能力と銃の使用能力の間に、なんら関連性が認められないのだが・・・。
以前は、さあいざ試験を予約せん、というところで、祖母が亡くなったので、帰国したら、学生ビザを取り消されてしまい、結局免許が取れなかったのだ。
あの時取っていれば8年有効だったが・・・でもペーパーテストでカリフォルニアに切り替えなきゃいけないから、結局勉強はしなきゃいけないのか。
うう〜。

月曜日から始めたのだが、ようやく半分くらいまで進んだ。
三時のおやつ頃に散歩に行って、珈琲屋で休みながらコツコツお勉強。

妊娠していると、集中力が無くなると言うが、本当だった。
読書の速度が遅い事には気がついていたが、勉強していると、問題を途中で飛ばしてたり、そもそもページを丸まる飛ばしたり、酷い時には30分くらい意識も飛んでいる。
うーん。
これは実技試験は産後にした方が良さそうだ。

義父母のとこのお手伝いさんも、妊娠と移民手続きが重なったので、7ヶ月の時に実技を受けたそうだが、試験官が友達だったので、信号無視すら大目に見てもらえたそうな。
でも、そんなあなたの車に乗るのは、ちょっと怖い。

さて、お腹の上に肘をついてアイライナーをひいていたら、中の人に蹴り上げられて、片目やり直しに。
時々自己主張します。


2009年02月04日(水) ニョッキ始末譚

ニョッキはパスタの一種で、ジャガイモが生地に練り込まれていて、白玉団子みたいな形をしている。

おいしいニョッキを、未だかつて食べた事が無い。
と思っていた。
数える程しかニョッキを食べた事が無いが、毎回味がいまいちなのだ。
週末にジャバ夫さんが、メルローズでニョッキを注文して、ちょっとわけてもらったら、これ又酷い味だった。
ジャバ夫さんも「この味はちょっと・・・」という程においしくなかった。
まあ、そのレストランは全体的に残念な味付けだったのだが。

それで、「実は今まで、おいしいニョッキを食べた事が無いんだけど」という話をしたら、ジャバ夫さんが、「絶対おいしいニョッキ」とやらを食べさせてくれると言ったのだ。
ほんで、その「絶対おいしいニョッキ」を昨日テイクアウトして、家まで持ってきてくれた。

ところが、これも空振り。
おいしくないよ!
でも、ジャバ夫さんは「おいしい!」と言って食べている。
ここで、妻は静かに悟ったのです。
長年気がつかなかった事に、気がついてしまったのです。

もしかして、あたいニョッキが嫌いなんじゃないの・・・?


2009年02月03日(火) 2009

2009年になってから、一月。
テレビのゴシップチャンネルで、どっかの女優が髪型を変えたとかで、コメンテーターが
「ちょっと、この髪型どうなのよ!?まるで2008年だわ」
と憤慨していた。

2001年からまるっきりアップデートしてない皇帝の髪型。
と思ったら、2006年頃にジャバ夫さんと鎌倉に行った写真では、ショートボブでチリチリパーマだった。
一応、時々いじってみるけど、面倒くさくなってロングのストレートに戻って、思い出した頃にまた変えてみて、また面倒くさくなる、を繰り返しているようだ。
2009年は、洗髪の効率を考えて、短くしてみようかな、と考え中。

ジャバ夫さんが、アパートのジムに通いだして一月。
時々皇帝も、骨盤体操をしに一緒にジムに行くのだが、いつもジム来ている住民が違う。
同じ人に二度と遭遇しない。
そんなに大きなアパートメントでもないのに。
ジャバ夫さん曰く
「新年だからじゃないかな」

つまり、新年になったので、「よし、今年は運動するぞ!」と決めて、ジムに行くのだが、結局面倒くさくなって止めてしまう。
三日坊主だ。
どこの国でも、同じ現象が起こるのだ。

ジャバ夫さんは最近偉いので、1月だけで10ポンド減量。
毎月10ポンド減らせば、5月の結婚記念日までに、であった頃の体重に戻る。筈。

そういえば、前にパンダメイクをしている白人女性の画像を見たが、アジア系アメリカ人は、こういう事になるらしい。
http://jp.youtube.com/watch?v=SEMr6fT_lro&feature=channel
なんでニューイヤーイブ(大晦日)メイクを、特別に皆しているかと言うと、クリスマスは家族のイベントだけど、大晦日は恋人のイベントだからだ。
ニューイヤーイブのパーティーに行くと、年が明けて、おめでとー!という時に、カップルならカップルで、シングルならその辺のシングルと適当に、チューッとする事になっている。
理由とかは良くわからないが、そういう事になっている。
うっかり大晦日のタイムズスクエアを一人で歩いて、知らない人にちゅーっとされても、怒ってはいけない。
たぶん。

シングルやティーンには、気合いが入るイベントなのだ。
大晦日にデートに誘われたら、もうちゅーっとするのだ。
そりゃあ目もパンダになる。

それにしても、この人のメイクは細かいかと思いきや、アスピリンでパックしたり、電動歯ブラシで顔面マッサージしたり、紙袋で髪を巻いたり、大変な事になっている時も。


2009年02月02日(月) 両親学級その2

妊婦でいるのもあとわずか。
土曜日は最後の両親学級だった。
内容は、無痛分娩になった時と、帝王切開になった時、どんな措置がされるのか、あらかじめ知っておこうね、というもの。

無痛分娩と言うと、あたかも無痛のようだが、背骨にガッツリ注射器を刺したり、陣痛が長引いたり、脈拍が遅くなったり、産後は結局痛覚が戻るから、回復するまでの痛みは同じだったり。
帝王切開は、なんと言っても手術なので、下腹部の筋肉をこじ開けたりして、全快するのに6週間はかかるとか。
それなのに、3、4日くらいで退院させられてしまうので、予後が悪かったり。
(アメリカの病院は、基本的に入院を長引かせるのを嫌がる)

結論としては、簡単にぽこーんと産まれると言う、夢のような話はないというわけで、頑張ってね、という話だった。

アメリカの帝王切開率は実に25%。
これは、高齢出産が多くて難産の傾向が有るのと、排卵誘発剤により多胎児の確率が高いのと、性病の母子感染を防ぐためとか、色んな要因が混じりあっての結果で、特に医者が好き好んで切りたがっているわけではないんだとか。
必要がなければ、自然分娩で、というスタンス。

それから懸案のへその緒は、勝手気ままに切っていいわけではなくて、医者がちゃんと「ここを切って」と位置を指し示してくれるらしい。

そして、臍帯血は、とれたへその緒から、ちゅーっと注射器で取るので、痛くも痒くもないが、臍帯血バンクの利用料は5000ドル以上なので、財布にとっては風穴が空きそうなダメージだそうです。
歯科保険は無いわ、予防接種は自己責任だわ、LAの平均学費(大学まで行くと)は20万ドルだわ。
リュウジ(仮名)の学資積み立てを始めましたわよ。
毎月コツコツ。

リュウゾウのためにも、ものすごい頭が良くなって、奨学金をもらう子になってくれ。
もしくは、アメリカンアイドルで優勝してくれ。


2009年02月01日(日) ピンクボール

お気に入りのピンクパジャマでウロウロしていたら、ジャバ夫さんが。
「あ、カビ」
と呟いたので
「ひどい!新妻をカビ呼ばわり!?」
と思ったら、カービィの事だった。
http://hicbc.com/tv/kirby/main.htm

アメリカ版サイトでは、ゲームのデモが見れる。
http://www.kirbykirbykirby.com/
(音でかい)
カービィ強い。


皇帝