皇帝の日記
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本日は日本では母の誕生日。 あさっては49日。 日本では14日ですが、アメリカでは時差が有るので13日に49日という事になる。
14日はヴァレンタイン。 14日は、我ら夫婦アメリカ入籍一周年。 ヴァレンタインは、アメリカでは男性から女性に、色々ロマンチックな事を仕掛けて、ハートをゲッチューなイベントなのだ。 この時期の周辺コマーシャルの激しさは、クリスマスの1/5にも匹敵する程であるが、アメリカ人はサプライズを好むので、女性の方からけして「ねえ、ヴァレンタインはどうする?」とか聞いては行けない。 スーパーやレストランやショッピングモールが、どれだけ赤いハートのデコレーションで覆われていようと、女性はパートナーに対して、「何も期待してないわよ?むしろ、ヴァレンタインなんて忘れてるわよ、私」くらいの態度でいなければならない。 でもちゃんと、14日の予定は開けておきましょう。
そんなわけなので、14日の話をしないまま、もわーんと過ごしていたが、ジャバ夫さんはうっかり、どんなサプライズをするのか、義父に話してしまったようなのだ。
義父トリビア。 隠し事ができない。 当然、サプライズもできない。
ジャバ夫さんの誕生日が先日2月9日(肉の日)であったのだが、2日くらいに義父は「サプライズのプレゼントを用意した!」と、ジャバ夫さんに電話していた程。 その後、どうしても黙っていられなかったらしく、3日に皇帝の所に電話が来て、「息子のサプライズプレゼントなんだけど、前にすごく欲しがってた絵なんだよ」と・・・。 更に、5日にはジャバ夫さんに電話で「サプライズのプレゼント、ロスのアートギャラリーに取りに行かなきゃ!びっくりするぞー」と、すでにびっくり内容の半分くらい明かしてしまっていた。 そして、我々が妊婦検診のためにサンタバーバラへ行く9日まで待てず、7日にはもうロスに来て、「タラーン!」と言いながら、絵を持ってきてしまっていた。
まあ、ベビーシャワーをしていたので、ある意味その登場にはサプライズでしたが。
とにかく、そのくらい、義父はサプライズを全く隠しておけないのだ。 というか、楽しみを先に延ばす事が苦手。 ワクワクする事は、今ワクワクしたい。
クリスマスの時も、サンタさんが来るクリスマスの朝まで待てずに、クリスマスイブの朝から、ツリーの下のプレゼントの箱をブンブン振って、中を知ろうとしていた。 (のを目撃した嫁は、見なかったふりをした)
そんな義父に、ジャバ夫さんは14日の予定を話してしまった。
ジャバ夫さんには、私が知っている事は内緒だが、14日はパサディナのレストランでディナーだよ!!
穴を掘って叫びたい。
ベビーシャワーの時に、赤ちゃんを連れてきてくれたお母さん。 結婚前は小児科でナースをしていたそうで、知識はばっちり。 ロスの病院で、予防接種をしてくれる小児科のリストとか、色々教えてもらえた。
ところで赤ちゃんだが。 一歳に満たない筈なのに、やたらに大きいのだ。 アダム君という。 お父さんもお母さんも体が大きいので、本人も大きいのは当然かもしれないが、日本だったら二歳児くらいの大きさ。 頭の大きさは、すでに皇帝と同じ。
そして、目の青い赤ちゃんを初めて間近に見て転がしてみたが、・・・・・怖い。 だって、目が青いのだ。 瞳孔がはっきり見える。 すべすべの白い赤ちゃん肌に、がっつり青い目。 睫毛は上まぶたに直接描かれているかのごとく、上方に向かってクルンクルン巻いちゃって、眉毛はブロンドで、ほとんど見えない。 髪の毛はプラチナでキラキラしていて、ナイロンのごとし。 (赤ちゃんの時は一番髪の色が薄いので、両親は茶髪)
・・・怖い。
この怖さは、フランス人形の怖さだ。
アダム君は、大量の大人に恐れもせず、終始ご機嫌でハイハイしまくり、家中の危険スポットに接近しては、「ここが危険だよ!」と教えてくれているようでした。
アダム君お気に入り、危険スポット。 1位:変圧器(日本製ビデオカメラのバッテリーを充電するために、床に置いてあった) 2位:ベッドのコーナー(木材の角が鋭く、むき出し) 3位:アルミのシューキーパー(スタンド型で、出しっ放し)
変圧器は、アダム君にとって、なんか魅力的らしく、しつこく接近しては、お母さんに連れ戻されていた。 穴の空き具合とか、白いボディーとか、一杯出ているコードとかが良いのだろうか。 あとは、つかまり立ちする所を探して、ぐらぐらする物に全体重をあずけようとするので、危険。
家具の角は、スポンジで包んでしまえば良いので、そのうち赤ちゃんが自力で動き出したら、スポンジシールを買いに行こうと思う。
ところで、こっそりベビーザラスレジストリー、更新しました。 こそ。 http://www.toysrus.com/shop/index.jsp?categoryId=2255957 ジャバ夫さんの名前でも、皇帝の名前でも、検索可。
そして、レジストリー作れ!と言っていた義妹は、結局普通郵便でお祝いをくれたので、使ってくれていない罠。 義妹は、なんとジャバ夫さんの出身校のマークの入ったおシャブリや、赤ちゃん毛布をくれた。 どこで!どこで売ってたの!? どんなに洗脳しても、オクラホマには帰らないわよ!?
メールの返事が滞っていて申し訳ないです。 ロスに戻ったらぽちっとします。
妊婦検診が2週に一度になったので、またサンタバーバラにいる。
ジャバ夫さんが、ほうれん草のおひたしを食べていた時に、歯が欠けてしまったので、歯医者にも行った。 おひたしで歯が欠けるなんて、どうしたことか。 ついでに歯垢も取ってもらって、ディープクレンジングコースというのをしてもらった。
時間があったので、DMVへ行って、運転免許試験を受けてきた。 ちゃんと合格した。 実技は、車の保険証明がまだ来ていないので、3月頭に予約してきた。 臨月じゃないか。 ハンドルに手が届くのだろうか。
ところで、ミスターネコパンティーは、こんなにまじめな人だった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ニコラス・ネグロポンテ ネコパンティー兄も、なかなか迫力の経歴の人だ。 ネグロポンテさんとカタカナで表記されているが、どこかにアメリカ語を使う人がいたら、発音してもらってください。 ニャー。
は無事に終わりました。 お昼から夕方までのパーティーで、アルコール抜きだから、普通の週末パーティーより余力を残してできるのがナイス。 ついでにハウスウォーミングもできたので、一石二鳥。
通常ベビーシャワーは女の子だけで行われるらしいが、アメリカのお友達が少ないので、男性陣も参加する事となり、結局20人くらいの大所帯に。 しかも、外でバーベキューパーティーの予定だったのに、珍しく雨だったので、我が家ですし詰めになりながら。 椅子とコーヒーテーブル買わないと・・・。 お下がりも含め、お洋服を沢山もらい、もう6ヶ月までは買い足さなくて良い感じ。 こんなに沢山有っても、一年で着られなくなっちゃうんだなー子供服って・・・と思った。
あと、揺りかごとおんぶ紐とおしゃぶりももらったので、準備は整った。 ベビーシートも、お下がりとおニュウを両方いただいたので、サンタバーバラとロスで使えるし。 足りない物はなんだろうか。 育児経験か。
ところで、移動中の車でラジオを聞いていたら、ネコパンティーさんという姓の人が、ゲストとして出演していた。 インタビューの間中「それでは、ミスターネコパンティーに伺いましょう」とか、名前を連呼。
テレビ番組だったら、たぶんそれほどでもないのだろうが、画像が無い分、頭の中はミスターネコパンティーが質問に答える様で一杯に。 (皇帝の頭の中では、ネコがパンティーを履いて、コメントしている) しかも、ネコパンティーさんは、まじめに未来を見つめるコンピューターデザイナーで、すごい偉い事を言うのだ。
子供のためにデザインされた、教育用のコンピューターについて。
ミスターネコパンティーが。
ニャーとか言わない。
ベビーシャワーが今週末なので、もそもそ掃除している。 引っ越してからは、シンプルな生活を心がけているので、それほど散らかっていたり、汚れたりしているわけではないのだが。 なんと、ジャバ夫さんの同僚が、自分ちの赤ちゃん(10ヶ月)を連れてきてくれるというのだ。 「練習になると思って」 とのこと。
赤ちゃんを転がして遊べる。 それはとても楽しみ〜と思ったのだが、先日豆まきをした豆が、うまく掃除機で吸えなかったので、まだ所々豆豆しいのだ。 これは赤ちゃんが転がって行って、豆を家具の隙間から発見して、口に入れてしまう事間違いなしでしょう。 というわけで、豆が落ちてないか、朝から細かく細かく掃除機をかけ直す。
いつになく熱心に掃除機をかけていたので、段々掃除機が暖かくなってきて、気がついたら、大豆を炒ったときの、こんがり良い香りが漂ってきた。 掃除機に吸われた大豆が、中でぶつかりあって砕けて、いい感じでローストされてしまったのだ。 お腹がすいたので、お昼ご飯休憩。
そしたら、ちょうど赤ちゃんを連れてくるお母さんからお電話が。 「なんか買って行く物とかある?」 とのお気遣い。 特にないですけど・・・実は豆をまいたので、回収してたところです。 と言ったら、当然、何故豆をまいたのか、と聞かれてしまった。 え・・・。 も、モンスターを追い払うため・・・?ごにょごにょ。 歯切れの悪い、ハイテクの国から来た嫁さん。
でも、本当に床に赤ちゃんを転がしても良いのか。 シートとか、サークルとかしなくて大丈夫?と心配だったので聞いてみたら 「大丈夫。彼(赤ちゃんの事)は放っておくと、部屋の隅から隅まで転がって行って、一人で遊んでいる。掃除はもちろん心がけているけど、彼の目線だと、時々とんでもない物を見つけてきて、びっくりするわ。この間は、気がついたら埃だらけのブロッコリーをしゃぶりながら転がってて・・・」 と剛胆な様子だった。
そういえば、この国の人は、土足で上がる家の中の床に赤ちゃんを転がしているわけで、そんなに神経質ではないのかも? お母さんによるかもしれませんが。
ちゃんと諦めて、運転免許の勉強をしている。 待っていても、誰も代わりに勉強してくれるわけじゃなし。 交通ルールをちゃんと覚えないと危ないしね☆(当然だ)
以前テキサス州で免許を取ろうとしていた時も勉強したが、州ごとに微妙に交通ルールが違うので要注意。 州法が違うので、住民票を移したら、免許を切り替えないといけない州もある(替えなくて良い州もあるらしい)。 カリフォルニア住民は、カリフォルニア免許を持っていないと、銃の所持も認められない。 運転能力と銃の使用能力の間に、なんら関連性が認められないのだが・・・。 以前は、さあいざ試験を予約せん、というところで、祖母が亡くなったので、帰国したら、学生ビザを取り消されてしまい、結局免許が取れなかったのだ。 あの時取っていれば8年有効だったが・・・でもペーパーテストでカリフォルニアに切り替えなきゃいけないから、結局勉強はしなきゃいけないのか。 うう〜。
月曜日から始めたのだが、ようやく半分くらいまで進んだ。 三時のおやつ頃に散歩に行って、珈琲屋で休みながらコツコツお勉強。
妊娠していると、集中力が無くなると言うが、本当だった。 読書の速度が遅い事には気がついていたが、勉強していると、問題を途中で飛ばしてたり、そもそもページを丸まる飛ばしたり、酷い時には30分くらい意識も飛んでいる。 うーん。 これは実技試験は産後にした方が良さそうだ。
義父母のとこのお手伝いさんも、妊娠と移民手続きが重なったので、7ヶ月の時に実技を受けたそうだが、試験官が友達だったので、信号無視すら大目に見てもらえたそうな。 でも、そんなあなたの車に乗るのは、ちょっと怖い。
さて、お腹の上に肘をついてアイライナーをひいていたら、中の人に蹴り上げられて、片目やり直しに。 時々自己主張します。
ニョッキはパスタの一種で、ジャガイモが生地に練り込まれていて、白玉団子みたいな形をしている。
おいしいニョッキを、未だかつて食べた事が無い。 と思っていた。 数える程しかニョッキを食べた事が無いが、毎回味がいまいちなのだ。 週末にジャバ夫さんが、メルローズでニョッキを注文して、ちょっとわけてもらったら、これ又酷い味だった。 ジャバ夫さんも「この味はちょっと・・・」という程においしくなかった。 まあ、そのレストランは全体的に残念な味付けだったのだが。
それで、「実は今まで、おいしいニョッキを食べた事が無いんだけど」という話をしたら、ジャバ夫さんが、「絶対おいしいニョッキ」とやらを食べさせてくれると言ったのだ。 ほんで、その「絶対おいしいニョッキ」を昨日テイクアウトして、家まで持ってきてくれた。
ところが、これも空振り。 おいしくないよ! でも、ジャバ夫さんは「おいしい!」と言って食べている。 ここで、妻は静かに悟ったのです。 長年気がつかなかった事に、気がついてしまったのです。
もしかして、あたいニョッキが嫌いなんじゃないの・・・?
2009年になってから、一月。 テレビのゴシップチャンネルで、どっかの女優が髪型を変えたとかで、コメンテーターが 「ちょっと、この髪型どうなのよ!?まるで2008年だわ」 と憤慨していた。
2001年からまるっきりアップデートしてない皇帝の髪型。 と思ったら、2006年頃にジャバ夫さんと鎌倉に行った写真では、ショートボブでチリチリパーマだった。 一応、時々いじってみるけど、面倒くさくなってロングのストレートに戻って、思い出した頃にまた変えてみて、また面倒くさくなる、を繰り返しているようだ。 2009年は、洗髪の効率を考えて、短くしてみようかな、と考え中。
ジャバ夫さんが、アパートのジムに通いだして一月。 時々皇帝も、骨盤体操をしに一緒にジムに行くのだが、いつもジム来ている住民が違う。 同じ人に二度と遭遇しない。 そんなに大きなアパートメントでもないのに。 ジャバ夫さん曰く 「新年だからじゃないかな」
つまり、新年になったので、「よし、今年は運動するぞ!」と決めて、ジムに行くのだが、結局面倒くさくなって止めてしまう。 三日坊主だ。 どこの国でも、同じ現象が起こるのだ。
ジャバ夫さんは最近偉いので、1月だけで10ポンド減量。 毎月10ポンド減らせば、5月の結婚記念日までに、であった頃の体重に戻る。筈。
そういえば、前にパンダメイクをしている白人女性の画像を見たが、アジア系アメリカ人は、こういう事になるらしい。 http://jp.youtube.com/watch?v=SEMr6fT_lro&feature=channel なんでニューイヤーイブ(大晦日)メイクを、特別に皆しているかと言うと、クリスマスは家族のイベントだけど、大晦日は恋人のイベントだからだ。 ニューイヤーイブのパーティーに行くと、年が明けて、おめでとー!という時に、カップルならカップルで、シングルならその辺のシングルと適当に、チューッとする事になっている。 理由とかは良くわからないが、そういう事になっている。 うっかり大晦日のタイムズスクエアを一人で歩いて、知らない人にちゅーっとされても、怒ってはいけない。 たぶん。
シングルやティーンには、気合いが入るイベントなのだ。 大晦日にデートに誘われたら、もうちゅーっとするのだ。 そりゃあ目もパンダになる。
それにしても、この人のメイクは細かいかと思いきや、アスピリンでパックしたり、電動歯ブラシで顔面マッサージしたり、紙袋で髪を巻いたり、大変な事になっている時も。
妊婦でいるのもあとわずか。 土曜日は最後の両親学級だった。 内容は、無痛分娩になった時と、帝王切開になった時、どんな措置がされるのか、あらかじめ知っておこうね、というもの。
無痛分娩と言うと、あたかも無痛のようだが、背骨にガッツリ注射器を刺したり、陣痛が長引いたり、脈拍が遅くなったり、産後は結局痛覚が戻るから、回復するまでの痛みは同じだったり。 帝王切開は、なんと言っても手術なので、下腹部の筋肉をこじ開けたりして、全快するのに6週間はかかるとか。 それなのに、3、4日くらいで退院させられてしまうので、予後が悪かったり。 (アメリカの病院は、基本的に入院を長引かせるのを嫌がる)
結論としては、簡単にぽこーんと産まれると言う、夢のような話はないというわけで、頑張ってね、という話だった。
アメリカの帝王切開率は実に25%。 これは、高齢出産が多くて難産の傾向が有るのと、排卵誘発剤により多胎児の確率が高いのと、性病の母子感染を防ぐためとか、色んな要因が混じりあっての結果で、特に医者が好き好んで切りたがっているわけではないんだとか。 必要がなければ、自然分娩で、というスタンス。
それから懸案のへその緒は、勝手気ままに切っていいわけではなくて、医者がちゃんと「ここを切って」と位置を指し示してくれるらしい。
そして、臍帯血は、とれたへその緒から、ちゅーっと注射器で取るので、痛くも痒くもないが、臍帯血バンクの利用料は5000ドル以上なので、財布にとっては風穴が空きそうなダメージだそうです。 歯科保険は無いわ、予防接種は自己責任だわ、LAの平均学費(大学まで行くと)は20万ドルだわ。 リュウジ(仮名)の学資積み立てを始めましたわよ。 毎月コツコツ。
リュウゾウのためにも、ものすごい頭が良くなって、奨学金をもらう子になってくれ。 もしくは、アメリカンアイドルで優勝してくれ。
お気に入りのピンクパジャマでウロウロしていたら、ジャバ夫さんが。 「あ、カビ」 と呟いたので 「ひどい!新妻をカビ呼ばわり!?」 と思ったら、カービィの事だった。 http://hicbc.com/tv/kirby/main.htm
アメリカ版サイトでは、ゲームのデモが見れる。 http://www.kirbykirbykirby.com/ (音でかい) カービィ強い。
皇帝

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