皇帝の日記
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この土日が新学期だったのだが、2コマとっている授業のどちらともが日にち、時間変更となり、サンタバーバラにイサムさんをあずけて来ていたので、そりゃもう文章にするのも面倒くさいくらい、行ったり来たりして、やたら移動時間の長い週末であった。 げそ〜。
日曜の早朝に初めて運転したのだが、日曜の朝はさすがにロスの道路もそれほど混んでいない。 ただ、日曜の朝も元気に出勤しなければならない人たちがいた。
なーんか、赤青白の派手なライトアップをしたバイク集団が前方を走っているなあ・・・族? とか思っていたら、追いついたら白バイの出勤だった(アメリカのパトカーは国旗色電飾)。
大量の白バイに護送されるかのように通学する皇帝。
運転しながら、なにやらお互いに声を張り上げて話している警官達。
「本官は今日半袖で来てしまったが、寒いのである」 「ではドーナツ屋でコーヒーでも飲むのである」 「本官はメタボが気になるので、甘いものは控えるのである」 「ではハンバーガー屋にするのである」
とか、勝手にアテレコして楽しむ。 (なんで漫画の警官は一人称「本官」て言うのでしょう)
ところで、アパートの駐車場の車が、ビンゴゲームでもしてるんですかってくらい、プリウスだらけの並びになってしまった。 多分、住民の経済状況や生活、年齢層なんか似てるから、だいたい皆、子供もできたしプリウスでも乗るか、って事になってるんだと思う。 メッセージ性の強い車じゃのう。 未来を考えて、エコでもして、インテリぶっちゃってる感じ〜。 (インテリじゃ無さそうなコメントだ・・・)
新旧揃えて、見事にプリウス祭り。
一番新しいモデルもある。 なんかシャープ。 特に、プリンとした臼のようにかわいらしい、プリウス独特のお尻が、すっかりライトごとツンツン尖ってしまって残念。 野暮ったい感じが良かったのに。
はあ。 オイル交換せな。
そんなわけで、ショートヘア二日目。
何度も言うが、金髪達は髪にこしが無い。 放っておくと、毛量も無いのでペターッとしてしまう。 だから、老いも若きも、髪の毛をふんわりさせたくてしかたがないのだ。 プレイボーイとかの女優さんの髪、盛り盛りしてるでございましょう? あと、ビバリーヒルズのお金持ちのマダムは、いつもパーマなんかあてて、ぼわっとしてらっしゃるでしょう。 マーサスチュアートの頭もボンバーでございます。
それはカットの仕方にも現れていて、美容師さんにはあんまり毛をすいたりする技術に乏しいようだ。 特にアジア系のスタイリストさんじゃない時には、口を酸っぱくして言わないと、パッツリ切られるので、市松人形にされがち。
んで、今回のショートカットも、はじめに「ものっすごいレイヤー入れてください」と言っておいたのに、「どう?」と見せられた最初のカットは、見事にシイタケだった。 「もっと上からレイヤーを入れてください」 「もっと内側からもすいてください」 「もっと耳の辺りを軽くしてください」 「もっとなんとかなりませんかねえ・・・」
と、注文をなんども繰り返し、シメジくらいになった。 エリンギを目指しているのだが・・・。
それでも、日本の美容師さんが見たら、「ああ、重めに切ったんだな」と思われるくらいだ。 だがしかし、ここはアメリカ。 美容師さんが苦痛に感じている(精神的に「切りたくない」と思っている部分を切らされた苦痛)ようなので、このくらいで良いか、と許してあげた。
そして、最後ブローしてセット。 美容師さんは、クルクルブラシを取り出し、クルクルし始めた。 はやく! はやくふわふわさせないと!
そんな声が聞こえて来そうです。 まるで「こんなぺったりした髪型で、うちの店から出すわけにはいかないわ!」とでも言うかのように。 念入りに念入りにクルクルされる皇帝の髪。
エアリーなシイタケに戻されて、お店からやっと出してもらえた。
んで、今朝起きたら、クルクルされた髪が寝癖でよりわっさ〜となって、カリフラワーになっていた。
わっさ〜。
ところで、またジャバ夫さんのもとにウォレットモンスターが出たようです。 人間そんなに簡単に財布をなくせるもんなのか。 本人曰く、一年に一度なくさねばならないそうだが。
じゃあ今年のノルマ達成だ。
そんなわけで、整体に行って来た。
サンタバーバラでは、総合病院みたいになっているのはイサムさんが入院していた病院ぐらいなもんで、後はバラバラと個人で開業している様子。 内科外科小児科産科歯科・・・とにかく色んな種類の医者が、なんとなーくまとまって、2、3ブロックまとめて借りて(たいてい平屋)、その地区にぎちっと固まっているのだ。 他の専門医が必要になると、「三軒向こうでレントゲンとってもらいなさい」とか言われて、また別にレントゲン技師に予約をして、そっからまた元の医者に見せに行かなければならなかったりする。 アットホームな感じは良いけれど(そして待たされないのは良い)、ちょっとめんどい。 そして、一々別途料金が加算されて行く。
大変な設備が必要な病気が見つかると、そこから総合病院に移される。 たいてい、医者ごと付いてくるので、ばらけて開業している医者も、総合病院で働いたりするのだ。 皇帝の出産の時は、まず産科の開業医で診てもらって、超音波検査は技師のところでして、そっから羊水不足ですぐに総合病院に回され、翌朝いつもの産科のお医者さんが来てくれて、総合病院の麻酔医が来て、手術となったわけだ。
それはともかく。
皇帝の背中の痛み。 整体医によると、単純に背骨の間接が二カ所ずれていて、それが神経に触って、筋肉が緊張しているんだとか。 トンカチでトントンされて、治療終了。 背骨だけでなく、首の骨もあごの骨もずれてるそう。 ついでに、背中の痛みとは関係ないけど、骨盤も開いたまま完全に閉じてないとか。 曲がっているのは根性だけだと思っていたら、どうも体の芯からひねくれもんだったんですねえ。
全部トンカチトントンされた。 サイボーグ気分だ。 あと、軽く温湿布。
それで130ドルもした。 ばーかばーか。 アメリカの医療ばーか。
金曜日にもう一回行って終わり。 本当に治ったら、整体医のファンになってしまう。
髪の毛は、ばっさりと切って、ショートに。 切った髪は、抗がん剤治療をしている子供達のために作るカツラ用に寄付した。
そんな。 そんな事出来るんだったら、シャンプー代ケチらずに、ツヤツヤとした良い毛を育むのであった。 こんなあたいにも、人様の役に立つものを作れるって知っていたら〜〜〜〜。
アメリカのキリスト教的奉仕の精神は、整備された寄付制度に見る事が出来る。 こればっかりは見習うべき。
でもその精神で、医療制度をどうにかして。
義母がイサムさんに寝返りを仕込もうと、布団の上をぐるぐる転がしている。
その成果か、今まであまり好きではなかった腹這いが出来るようになり、しばらくそのまま遊んでいられるように。 やはり、時に厳しくしつけなければならないのだろうか。 もう6ヶ月だしねえ。 スパルタン。
さて、ロスにいた時、背中があまりに痛いので、カイロプラクティス(整体医)の予約を取ったのだが。 約束の日に行ってみると、なんと医者がいない。 隣の歯医者の受付に聞いてみると「ビバリーヒルズに引っ越しましたよ」とのこと。
え・・・。
じゃあ、じゃあ、あの予約の電話は何だったのか。
電話したら(番号は変わっていなかった!)、「今から来る?」とか言われたが、ビバヒルまで行くと、イサムさんが大変そうなのでやめた。 改めて、サンタバーバラのカイロプラクティスに予約を取ったので、明日行ってくる。
午後はヘアサロ〜ンに予約を入れた。 さて、西部劇の枯れ草の次は、どんな髪型にしようか。
それにしても、6ヶ月に一回しか美容室に行かない。 美容室嫌いだ。 なんかあの・・・話さなきゃ行けない感が・・・。
イサムさんに髪をむしられるので、短くする予定。
今日もサーファー達が家の前で泳いでいた。
じゃあ、海水浴をしたら良いじゃないか。 何をぼーっと丘から見ている必要があろうか。 と、義母にイサムさんを渡して(渡す前からだっこして離さないが)、水着に着替えて。一応安全のために義父に砂浜に立ってもらいながら、ざぶざぶ海に入ってみた。
ぎゃー。 冷たいー。
でも、我慢できない程でもない。 ざぶざぶ。
と、腰ぐらいまで入ってから、足の裏に違和感。
なんと、無数のイソギンチャクが吸い付いてくる。
ぎゃー!!!
気持ち悪ー。 いや、イソギンチャクは種類によっては軽い毒を持っているのだ。 ぎゃー。 そこへ、ジャバジャバ波が押し寄せる。 そもそもサーファーのメッカ。 波は高いのだ。
ぎゃー。 と、浜へ打ち寄せられる。
ぎゃー。 ざくざく岩場へ叩き付けられる。
収穫は足首の切り傷が無数。
泳ぐとこじゃないんだ。
火曜日にでもサンタバーバラに行く予定だったのに、義父母がどうしてもはやく来てほしいというので、えっちらおっちら来ております。 イサムさんをお届けにあがりましたー。 ネット環境がいまいちで、更新ができそうでできなさそうでできそう?
そんな状態ですが、ツイッターさんは136sanで検索してください。 時々います。 (ツイッターの意味が全くないではないか)
さて、ジャバ夫さんが日本に行くので、久々に円とドルのレートを調べたら、えらいことに。 やばい。 必要もないのに高いものをアメリカで買ってしまいそうだ。 もちろん日本のカードで。
出産後はいらなくなったジーンズ、サイズ大きいの買っちゃおうかなあ。 いやいや、ここで甘えてはいけない。 ああでも。 うーん。
昨日、映画「オーストラリア」を観て、3時間近い映画だっただけに外れ感に苛まれた。 ヒュージャックマンとニコールの間に、なんのケミストリーも感じないんだ。 全く愛し合っているように見えない二人のラブシーンがつらい。
イサムさんのちょっと遅れた離乳食は、なんとか品目を増やしつつある。
人参は相変わらず駄目だが、スイートポテトをふかしてつぶした物で、食べる事の喜びに目覚め、梨とかリンゴとか、ペースト状の物をせっせと食べている。
工場の商品出荷も、一日おきだったのが、毎日出るようになり、匂いも強烈になった。
そして、なんと下の歯が二本、白い頭を出して来た。 おめでとう。 虫歯にならないように頑張りましょうね。
さて報告〜。 ツイッターさんに加入しました。 たぶん、今の(結婚後の)フルネームで検索すると引っかかります。 体調が悪い事を呟いています(暗 未だ、使い方が良くわからず。 デスクトップから更新してるのに、モバイルからの更新ってことになっている不思議。 もっと勉強します。
あと、皇帝のiphoneって、実は日本では発売されなかった3G以前の骨董品で、反応が鈍い上に、契約がプリペイド式なので、インターネットに繋がりにくい罠。 これではツイッターさんを使いこなせる環境ではない。 つか、GPSすら使えない。
サンタモニカのアップルのお店は、いつも長蛇の列なので、予約してから行かねばならず。 今週末からジャバ夫さんは仕事で東京ゲームショウ(http://tgs.cesa.or.jp/index.html)に行くので、留守番皇帝はサンタバーバラへ。 そんなこんなで、なかなか環境を整えられない。
地元でジャバ夫さんを見かけても、幻ではないので、気さくに声をかけてやってください。 好物はモツ。
髪質に合わないシャンプーを、やっと使いきった。
白人の髪の毛とアジア人の髪の毛は、根本的に別物である。
奴らのあの金髪は、割と脂に弱く(?)シャンプーで徹底的に油分を洗い流す事によって、さらりとした金色になるのである。 しかも毛が細くて毛量が少ないので(一つの毛根からは、一本〜二本程度しか生えていない)、ぺったりとしていると、本当にかわいそうなくらいぺったりしてしまう。 洗ってふんわりとさせつつ、適当に流しておくと、勝手に様になってくれる。
一方我々は、毛の量がそもそも多いので、別に油分でぺったりしても、カサはさほど減らない。 元々毛が重いので、洗ったところでふんわりとしない。 洗ったまま適当に流しておくと、黒くて目立つので、好き勝手に飛び出た毛がみっともなく見えてしまう。
だから、奴らの毛は、徹底的にからりと仕上げるのがコツで、我々の頭髪は、水分などを多く含ませつつ、しっとりと仕上げるのがよろしいのであります。
まあ、そんなわけで色々と毛質が違うので、夫婦と言えど違うシャンプーを使っているのだが。
ある日、ジャバ夫さんの頭皮が、シャンプーで荒れてしまった。 「もうこのシャンプー使わない」と、1リットルボトルにみっちり入ったシャンプーを捨てようとしていた。 ああ、もったいない。 ほんなら、私が使いましょう。 と、言ったものの、やはり奴ら用のシャンプーは、やけにからりと仕上がってしまうのである。 使い続ける事によって、日に日にカサカサになっていく皇帝の髪の毛。 カールをしているので、かさかさカールが、あたかも西部劇の舞台で転がっているワラのように、もっさもっさと漂っていた。
ひどい有様だ。
でもシャンプーを使いきるまでは、と我慢して使っていた。
それで先日めでたく使いきり、アジア人用の、たっぷり保湿のシャンプーにしたら、髪の毛がつやつやに。
ああ、やっぱりシャンプー捨てれば良かった。
だって、シャンプーは髪の毛を美しくするために使っているのだ。 なのに、髪の毛がちっとも美しくならないシャンプーなんて・・・無駄・・・。
これはまるで、皇帝の母が生前、まずいお茶(たまたま、買って来たお茶が好みの味で無かった)を飲み切るまで頑張っていたのに似ている。 嗜好品なのに、嗜好してない物を使っているのだ。 もったいなさはわかるが、我慢している時間と、どっちがもったいないだろうか。
そんな考察をまとめ、ジャバ夫さんに語ったら 「いつ気がつくかと思っていた」 と言われた。 そして、I am proud of you!とまで言ってくれた。
実は、かさかさわさわさしている妻の髪の毛をみながら、ずっと「捨てれば良いのに」と思っていたけれど、怒られそうだから言わなかったんだそうだ。
・・・そー・・・。
でも、使いきる前には、この考えに至れないかもしれなかった。 やっぱり「もったいない」が大脳の大部分を占めてしまうから。 捨てるべきだったんだろうか。 でもやっぱりもったいない気もする。 ああ、わからない。
ちなみに、今はジャバ夫さんは、イサムさんと同じベビーシャンプーを使用中。 頭皮が荒れなくなった。
ところでインフルエンザのワクチン。 打ったところが痛くて痛くて。 二日たったのに、まだ腫れている。 イサムさんも痛かったのかなあ。 可哀想に。 お母さんも耐えるけ。
イサムさんの爆発。 (汚い話なので、お食事中の方は回避)
二日もウン○の無かったイサムさん。 車に乗せている時、突然の爆音とともに、大爆発。 あらら、でも良かったわ、自然に出て。
と、暢気に思いながら家に戻って服を開けてみると・・・(スナップ式で良かったっす)。 なんと、オムツを突き抜けて、膝下まで破片が! じょーえー。 吸湿力の強い、夜用のオムツを履かせていたのに!!
更に服を脱がせようと、プチプチと前を開けると・・・。 オムツに跳ね返った奴らが、おへその上まで! おへその中にもぎっしり確かな満足。 いやいや。
これが拭っても拭っても、なかなか完全にはきれいにならないのだ。 諦めて、お風呂に入れた。 イサムさん丸洗い。
ジャバ夫さんのコメント:「このオムツに勝つとは。強いなイサム」
さて、ハロウィーンにむけて、イサムさんの着ぐるみと、窓に飾るドクロちゃんズを買って来た。 ハロウィーンのお飾りは、クリスマスのデコレーション同様、家族ごとに毎年買って集めて、段々豪華にしていくものだそうで。 今年はとりあえず手始めに、ドクロちゃんだけで、5ドル。
イサムさんの着ぐるみは、ライオンさん。 それだけでもかわいかったけれど、イサムさんに着せたら、気絶する程かわいくなった(言ってろ)。
お母さんは何を着ようか考え中。 ちなみにお父さんは、5ヶ月前から何やら内緒でコツコツ作っている。 自作のコスチューム・・・どんだけ楽しみにしているんだハロウィーン。
週末、GLAYのライブは、ライブハウスというより、小さなバーで、少人数集まっての演奏だったので、とてもステージが近くてナイスだった。 ちゃんとトークも英語で、2時間くらいのステージ。 曲の選択は、ヒット曲ばっかりで古いのもガンガン入れてくれたので、2001年からとびとびに日本にいなかった皇帝もノリノリになれた。 喉大丈夫?ってくらい叫んでいたし、小さいライブだからといって、手を抜いてる感は全くなし。 それにしても、この人たち年をとらないというか、全然スタイルが変わらない。 大満足でした。
そして、サンタバーバラに行ってみると。 のんびりするどころか、何もしなくて暇でした。 べろ〜ん。
着いた途端、義父が熱を出して寝込んでしまったので、イサムさんを連れてゲストルームに避難。 そのままボ〜っと過ごしていた。 病人がいるから、お出かけもしないし。 ただひたすらボ〜。
イサムさんは義母にさらわれ、皇帝は妊娠中読み途中だった本を探し出して来て、モソモソ読んでいた。 ぼ〜。
そして本日になっても、義父はあまり回復しなかったので、お手伝いさんに車を出してもらって、ロスに帰って来たのである。
では、これからインフルエンザのワクチンでも打ちにいって来ます。 ぼ〜。 皆様も、風邪には御気をつけになって。
皇帝

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