皇帝の日記
目次もくもくぶらり過去旅ぶらり未来旅


2010年04月15日(木) ぶつぶつ。

自宅療養しているのて、あんまり書く事が無〜い。
早く外に出て歩き回りたい。
イサムさんは鼻水をたらしながらも、飽き飽きした様子でぶーぶー言っている。
人にあんまり接触しなかれば、外出しても大丈夫だろうか。
どうだろうか。

さて、こんなに謝ってる人、見た事無い。
というgooブログのリンク。
http://blog.goo.ne.jp/goomailstaff
毎日誤って謝ってる。
もうサービスとしては機能してないのと同義なのではないか。

大変気の毒な感じではあるが、どうもチクチク調べて行くと、日本で最近始まったらしい、ドコモのwebメールのサービスの為の改悪だった模様。
何故ドコモがgooを提携に選んだのか疑問だ。
そのうえ、パソコンから使えなかったら意味ない、と誰か会議で言えなかったのか。
プログラマーがへっぽこすぎるのか。
何もかもが間違ってるgoo。
色んな登録にこのアドレスを使っているから、さっさと「シンプル版」とやらを復活させて欲しい。

あと、皇帝のとこのメールで気がついたのですが、受け取ったメールが長文だと、下の辺りが表示されてないみたいです。
受け取れてないのか、表示されないのか疑問。
しっかり・・・もう・・・。

あと、ハリポタの真似をして頭から三角コーンが抜けなくなった3歳児が、ちょっとイサムさんに似て四角い顔をしていた。
http://www.thisislondon.co.uk/news/article-23417734-harry-potter-fan-3-freed-by-six-firefighters-from-traffic-cone-wizard-hat.do


2010年04月14日(水) チェック

小切手とも言いますね。

アメリカ人には大金を持ち歩くという習慣がなく、だいたいの紳士淑女は財布の中身は100ドル以下に抑えている。
というか、だいたい20ドル前後の所持金が一般的ではないかと思われる。
現金を持ち歩くと、強盗等に遭った時のダメージがでかいからだとか、安全面からとか、色々言われている。
そんなわけだから、アメリカでスリやひったくりをしても、リスク(被害者も銃を持っている可能性)に対してのバックが少なすぎるのである。
泥棒の皆さんは、参考にしてください。
ちなみに家に置いてある現金も、ほとんど無い。

支払いはだいたいカードで。
学校のイベント代とか、習い事の授業料とか、カードでは支払えないけど高額な場合、だいたいの人がチェックを切る。
いい大人のアメリカ人は、皆小切手帳を持っており、大金が必要そうな用事があると数枚ちぎって財布に入れるか、お尻のポケットに突っ込んでおくのである。
女性なら、ぽいっとバッグに入れる。

チェックは、持ち主が必要な情報と金額を書き込み、サインしないと有効にならないので、それ自体が盗まれても安全。
受取人の情報も記入しなければならないので、他人宛の小切手もまた無効なのだ。

チェックは郵送されてくる場合もある。
悪の郵便屋さんが盗んでも、引き落とされる心配が無いので、現金書留より安全で、普通郵便だから安い。

というわけで、イサムさんの病院から実に700ドルのチェックが送られて来た。
「治療費もらい過ぎたから返します」とのこと。
もっと返せ。

小切手の宛先は皇帝。
ということは、皇帝が銀行で手続きしなければならない。
ATMでも手続きは可能。
アメリカのATMは、スーパーの前や道端に普通にあるので、利用しやすいのです。
はあ。

じゃあ、今度買い物に行く時にでも、口座に入金して来よう、と思って財布にポイッと放り込んだ。

まではいいのだが。
なんとアホな事に、そのまま忘れてしまった。
忘れてそのまま、レシートと一緒に捨ててしまったのだ。
700ドルを。

700ドル・・・。
ああー。

ずばりバカでしょう。
第146回バカでしょう会議の結果、ジャバ夫さんが保険会社と病院に電話してくれて、引き落としが無い事を確認の後に、再発行してもらった。

皆さん。
うっかりチェックを捨ててしまったら、発行元に電話してごめんなさいしましょう。
あきらめたら、そこで終わりです。


2010年04月13日(火) おもちゃ隠し

イサムさんはおもちゃ長者である。

頂き物の、遊びきれない程のおもちゃに囲まれているので、将来ロクな大人にならないかもしれない。
というのはさて置き、どうやら色んなおもちゃに目移りする状態は、あまり脳みそに良くないという話なので、協議の結果おもちゃの半分を隠す事に。
週一回入れ替え制にするのだ。
んで、何回か入れ替えをしたのだが、その中で気に入っているおもちゃは、入れ替えずに置きっぱなし。

栄誉ある置きっ放しおもちゃは、

カラーボール
歩行器(これは遊ぶ時期を逃したら、意味が無い
ダンプカー
ロッキーぐるみ
各種積み木

それ以外のおもちゃは、一週間ずつお休み。
久々に会うと、まるで新しいおもちゃを発見したような喜び。
あと、今まで全く遊ばなかった物で遊び出したりして、興味深い。

絵本も時々入れ替えるけど、今のお気に入りはトラック絵本と、金魚の絵本。

何が彼の心を動かすのかは、良くわからない。

そういえば、プラスチックの車の後ろに操り棒がくっついたおもちゃを、義母からもらった。
ベビーカーの代わりに、イサムさんを乗っけて歩くのだ。
(ファミリー向けデパートとかにある、スポーツカー風のカートみたいなの)
アメリカは歩道の幅が広いせいか、よくこの車でお散歩している子連れを見かける。

欲しい。
神様ください。
と、念じてたらもらった。
ラッキー。
しかも、トイザラスで安売りしているタイプより、ちょっと高級な、ドアが開いたり高さが調節できたりするやつ。
骨組みは金属製でピカピカ。
クール。

それで市場を歩いていたら、3歳くらいの金髪の女の子がワカメちゃん状態でオムツを見せながら近づいて来て、「ナイスカー!」と言って、イサムさんに乗り出して車を触りだしたのだ。
偽ウインカーとか、エンジンかける為の鍵とかついてて、車に乗りながら遊べるようになっている。

ああ、あぶない。
イサムさんは今、他の赤ちゃんがおもちゃに触ると、怒って殴り掛かったりするお年頃。
(ディラン君参照)
と思いきや、もじもじしながらきゅっと手を握りしめ、黙っているイサムさん。
女の子は、「このボタン押して良い?」とか言いながら、ガンガン遊ぶ。

そう、イサムさんは人生における、ある重大な事を学んだのです。

「ミニスカートからパンツのはみ出た金髪女子は、ピカピカのクールな車があると、寄ってくる」

そして、お母さんも重大な事を学んだのです。

「パンツのはみ出た金髪女子が近づいて来て、怒る男はいない」

ところで風邪ですが。
親子共々激しい鼻水にまみれている状態。
熱も下がって、食欲も元の戻ったので、後は鼻が止まれば全快。
やれやれ。


2010年04月12日(月) 油分

昨日は風邪のあまりタイトル入力しなかった。

さて、ロクシタンのシアバター100%のクリームが、硬くて使いにくいので、ワセリンで1:1に割って瓶につめ直している皇帝です。
つまり、シアバターの配合率は50%。

妊婦の時にできた習慣で、未だに続けているのが、寝る前にボディークリームを塗る事。
妊娠線予防の為に、全身にテケテケ塗りまくっていたのだが、これが中々良い習慣で、血行が良くなるのか足先がポカポカして眠れるのである。

そんなわけで、毎晩全身にクリームを塗りまくっているのに、コストはほとんど0円。
何故なら、クリームって結構お土産とかで友達からもらえる確率が高いから。
しかし毎日使わない限り、そうそう無くなるもんじゃない。
その上、お土産でもらう海外の物は、ボトルがでかかったりして。

まだボディークリームをあまり使わなかった時にもらった沢山のクリームを、今せっせと使っているので、無料なんである。

皇帝実は、かつて占い師から「あなたは一生人からの貰い物だけで、苦労する事は無い」と、ありがたいお告げをもらっているのだ。
このたびは、ボディークリームにもそれが適応されました。
ありがたーい。

しかし、このペースで使い続けたら、そのうち自分で買わなきゃならんだろうと思って、気に入ったメーカーはメモして、どこで買えるのかネットで調べたりしている。
こないだホテルのアメニティで使用して、これは!と思った物を調べたら、1ガロンからの販売だった。

1ガロン84ドル。
高いのか安いのかもわからない。

マトリックスな猫
http://www.youtube.com/watch?v=7GQieH-SFdI


2010年04月11日(日)

学生の頃、パンクロックなメイクをしたお姉さんが「男ってのは、こういうメイクの女が嫌いなんだよ。言いなりにならない感じがして」と言っていた。
他の子が「○○君は好きって言ってるけど」とフォロー(?)すると「そう言う男は『俺ってちょっと変わった女でも許容できる男』って思ってんだよ」と言っていた。
普通に「男全般が嫌いです」って言えば良いのに、と思った。

でも、彼女は彼氏募集中だった。
そのねじくれ方をツンデレと呼ぶなら、多分そのうち、そういう変わった女を許容できる人が必ず出てくるから、大丈夫だ。
もし私が男ならごめんこうむるが。

なんでそんな昔のことを思い出したかというと、アメリカのティーンの女の子は、結構な確率でお化けキノコみたいなメイクをしているなあ、と思ったので。
厚化粧の子の方が、彼氏の居る確率が高い不思議。
西洋人の好みの問題だろうか。

さて、昨晩イサムさんの熱がぐんぐんと上がり、緊急病院に手配までしたのだが、その後ぐんぐん熱が下がり、今朝までに平熱になっていた。
なんという回復力。
徹夜で見守っていた皇帝は、風邪が悪化して、今朝はばたんきゅー。

もう良いです。
イサムさんが元気なら。
げほげほ。


2010年04月10日(土)

世界で微熱の皆様こんにちは。

イサムさんが今朝から101.6度の熱を出し、医師との連絡の結果タイレノール(幼児用)を飲んで様子をみている。
熱が下がらなかったら月曜日受診とのこと。
本人が元気に遊んでいるので、特に問題はないでしょう、ということだそうな。
そうね、お母さんよりは元気だわ。
ごほごほ。

さて、イサムさん写真で物議をかもしているようないないような、蝋人形館であるが、あれはハリウッドの、けっこう良い立地で運営しているのである。
その割にはお粗末な展示品で有名で、そもそも蝋人形館なのに全く本人に似ていないのである。

近年できた、マダム・タッソーの蝋人形館は近所。
そちらは、スター本人から直接型を取るので、そっくりは折り紙付き。

でも、あえてこの突っ込みどころ満載な、旧蝋人形館の方を訪れたし。
何故なら、突っ込みたいから。
もうね、誰あんた?って言いまくり。
衣装や背景から推察するしか無いのだけれど、場所が無かったのかなんなのか、シーラ・ブーフが007の背景に置かれていたり、説明が逆さまだったり、裏返しだったり。
究極は、説明が間に合わなかったのか、プリンターの故障か、何のことわりもなく、なんだかわからない人が展示されている場合もある。

あと、作った人の力量なのか、骨格がおかしくて、皆肩にハンガーが入っているかのような、ぎこちない仕上がり。
そして、表のにぎわいとは裏腹に、全く見学人が入って来ない。
空調だけがガンガン回って、肌寒い事この上ない。

何だよ、目つぶって彫ったのかよ!?
足で作ったんじゃねえ?
と突っ込みながら。
これは・・・まさかクリスチャン・ベール?
キャメロン・ディアス・・・?
と推測しながら。

二人以上で行く事をお勧めします。

あと、近所のギネスミュージアムとかも、同じ理由でお勧めだけれど、これまた冷房対策忘れずに。


2010年04月09日(金) 酷い話

gooのメールが酷過ぎて辛い。
長年の使用を裏切るような酷さ。

酷い1)空メールがバンバン入ってくる。
酷い2)メール作成のボックスが、横5文字しか表示されない。
酷い3)まだ旧メールが復帰しない。
酷い4)閲覧済みのメールが、時々未読になってる。
酷い5)削除したメールが、奇跡の復活を果たす。

酷い話じゃないか。

ついでに、友達が「日本語だから」と回してくれた、「ジンジャー」という雑誌が酷過ぎる。
モデル殺し。

どうやらターゲットは25〜アラサーというマーケティングらしいのだが。

読者が25から体型の崩れが気になって隠したいのはわかるけど、スタイルの良い美人のモデルを、軒並みモサモサのダサイOL風にコーディネートする才能。
特に、ウエストと太ももの凹凸をひた隠しに隠している。
出っ張りもくびれも、何もない。
もっさ。

「オフショルダーからインナーをチラ見せして、露出を押さえる」って。
発想自体は「そうかも」と思うけど、ついてる写真がダサ過ぎ。
ボートネックからブラの肩ひも見えてますけど?なダサさ。

全身白(ダッサ!!)のコーデを、何度も繰り返す執拗さ。

「高級」「ゴージャス」「大人」という単語を連発する割に、他の同年代向け雑誌よりも明らかに紹介商品のプライスレンジが低い。
アラサーのOLの購買可能なラインに抑えているのだろうけど、雑誌で紹介する服に、リアル価格帯は必要じゃないのだ。
普通の人は、それこそ高級でゴージャスな夢の着こなしを雑誌で見て研究して、それっぽくアレンジして着るんだから。
目標が低くてどうする。
ファッション誌とカタログを間違えている。

そして、働いているアラサーをバカにしているようなモノローグの数々に閉口。基本が「わたしこのままでいいのかしら。悩みながら婚活中。新しい時計が私の唯一のプライド」という心理なのは何故に。
そして、ほぼ全てのOLの設定が、嫉妬や挫折、孤独に悩んでいる。
なに?悩ませたいの?なんのアジ?

あと、パイソン型押しの財布を「クロコ柄財布」って書いてあるけど。

色々大丈夫なのか、とてつもなく心配な雑誌。


2010年04月08日(木) ハンティントン庭

先週末、元ルームメイトがハンティントンガーデンの会員証をプレゼントしてくれたので、見学に行ってきた。

ハンティントンさんは不動産、鉄道王で、パサディナにある巨大な豪邸と庭を、下々の者に公開しているのである。
パサディナは遠いしイサムさん連れなため、今回は美術品等の見学は避けて、庭のみを徘徊。
評判のバラ園は、残念ながら直前に花を切られていて迫力がなかったけれど、日本庭園の桜は満開。
あと、メインの睡蓮は枯れていたけれど、中国庭もなかなか風流でした。
各シーズン違った表情が見れるので、時々遊びに行こうと思う。
会員証はずっと有効らしいし。

ところで風邪なんでございますが。
喉の痛みはのどぬ〜るスプレーで早期撃退したのでありますが、鼻水が滝のごとく出るのにまいっている。
お父さん、すいませんが今度来る時葛根湯持って来てください。


2010年04月07日(水) 誕生日

そんなわけで、30歳になりました。
フランスではようやく女性と認められる年齢。
日本ではおばちゃんと呼ばれても特に反論する筋合いはない年になり申した。
同時に、若いからとか子どもだからとかいう言い訳もできなくなってしまったわけですね(え?だいぶ前から?)。

20代は留学と就職と渡米と結婚と出産と部屋とワイシャツと私と、色々あったわけですが。
重大事件と言えば、もちろん一番大きかったのは母親が他界した事でありました。

思うに、その他の事全て、人生の岐路のような選択を迫られて時には、いつも頭の片隅に母親が「喜ぶ事」や「納得する事」という基準があったような気がします。
もちろん自分の人生なので、自分がしたいようにやってきたのですが、そこにははっきりとしたラインがあった。
母親が嫌がる事、悲しむ事を選択しない、という線引き。

だからヘソにピアスを開けると可愛いかと思っても開けなかったし、留学に2年かかったから大学を中退するかと言われたらしないで6年生になったのであります。
大学を卒業して、すぐにアメリカに行ってジャバ夫さんと暮らさず、一度就職したのも、母がキャリアウーマンに憧れていたからだと思う。
まあ、実際やってみたら、体が弱過ぎてバリバリ働くには向いていない事がわかったのですが。

ヘソにピアスを開けたら、太って後悔していたかもしれない。
大学を中退したら、きっと就職先はなかっただろう。
就職しなかったら、「自分はバリバリ働けるはず」という妄想をいつまでも抱いたままで、イライラした半端な主婦になっていたかもしれない。
ファッションを嫌いなままだったかもしれないし、きっと経済もマーチャンダイズのこともわからないままだったと思う。
だからまあ、母の存在が抑止力になっていたとは言え、そう悪い選択もして来なかったと言える。

結婚も出産も、自分以上に母親が喜んだから、嬉しさもめでたさも倍になったわけです。

さて母親がなくなって、普通女性がやりそうな人生のステージも半ばまでやって、さあ次は何をしよう、という段階。

ここんとこ、何をしたら自分が楽しいか、何をしたら家族の為になるのか、色々考えているんですけどね。

カート・ヴォネガットさんも言っていました。
人は無意識に特定の誰かを喜ばせる為になんかするって。
(カートさんは早くに他界したお姉さんに向けて小説を書いているって言ってた気がするけど、ちょっと調べたら見つかんなかったので、不明)

一番喜ばせたかった(楽しませたかった)母親はもういないので、これからどうするのか。
じっくり考えたいと思う誕生日なのでした。

ところで本当に体が弱いので、今年3度目の風邪っぴきです。
世界最弱の扁桃腺。


2010年04月05日(月) メールってば

なんやら色々ごたごたしているんでしょうね、と想像。
gooのメールが、開けなくなったりしています。
早く整備されて欲しい物です。
メール書きたいのに。

さて、イサムさんとディラン君の壮絶な再会を記さねばならない。

我らがお邪魔した時には、ディラン君お昼寝から醒めたばかりで機嫌が悪く、「ふにゃ〜ん。ふにゃ〜ん」と小さく泣いていたので、イサムさんもなんとなく距離を置いて遊んでいた。
そのうちにディラン君が泣き止んだので、二人を並べて置いておいたら、案の定と言うか、おもちゃの取り合いが勃発。
というか、4ヶ月お兄さんのイサムさんが一方的にディラン君を攻撃。

ディラン君がおもちゃに触ると、「あ”ー!!!!」と、今まで聞いた事のない声で威嚇するイサムさん。
そしてジリジリとにじり寄り、「あ”!!あ”!!あ”あ”〜!?」といちゃもんをつけながらディラン君の手を叩く。

なんと。
お母さんは愕然としました。
そんな狭量な男だったのか、君。
つか、そのおもちゃ君の物ですらないだろう。

もちろん、不当な扱いに「おんま〜!!」と泣き叫ぶディラン君。
「駄目でしょ」(普通トーンで)と声をかけると、自分でも後ろ暗い事をしたという思いがあるのか、「うわあああああ!!」と泣き出すイサムさん。
まさに地獄絵図。

ああ〜めんどくさい(あ)。
というか、見て見ぬ振りをしたいよ、お母さんは。
だって言っても言ってもわかんないんだもんねえ。

人と言う物は、生まれながらに物欲、独占欲と言うのもが有るらしい。
実に興味深い。
ほうほう、と観察モードに入っているお母さん。

しかしだねえ、この場合、自分の子の方が年下であるなら見逃すんだけど、一応イサムさんの方がでかいわけで。
しかも赤子の数ヶ月と言うのは、かなり力量に差があって、この戦はアンフェアなわけですよ。

ディラン君が別のおもちゃ(別にイサムさんはそれで遊んでない)に触ると、すかさずにじり寄って「あ”ー!!」と取り上げるイサムさん。
それを追って叱る。

それの繰り返し。

それにしても、「あ”ー!」と言っているときのイサムさんの醜さ。
いや、心根が醜いとかではなくて、顔が本当に不細工。
鼻に皺を寄せて、ブルドッグみたいな表情になるのだ。

ああ、きっと嫉妬や妬みを持った大人の顔も、心の中ではあんななんだろうな・・・と思った。
皆さん大人だから顔には出さないだけで。
パンドラが箱を開けさえしなければ。
今でも悔やまれる事です。


皇帝