皇帝の日記
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義弟妹に元気な男の子ができ申した〜。 やっふー! 安産だったそうで。 いやーめでたいめでたい。 皇帝もついに伯母さんだ。 とりあえず、ご報告までに。
さて、サッカーで盛り上がっている日本を尻目に、そこそこなアメリカ。 今日はデンマーク人の家でBBQをするので、行ってきます。 あんまりサッカーの話をしない方が良いのかしら。
日本勝つと良いなあ。
イサムさんを定期検診に連れて行きがてら、予防接種を打ってもらってきた。 帰りはむろん大泣き。 ところが機嫌が悪いイサムさんを連れているのに、皇帝の微熱を気にしたジャバ夫さんが、近所の病院に検査の予約を入れてくれてしまった。 泣きわめく赤子連れで病院。 肩身が狭いざんす。
そして、いつも通り全然血管にヒットしない血液検査。 その上、小児科から直行したのでお腹がすいていた為か、血に勢いが無く、採血が全然進まない。 イライラしているナース。 「採血前には、水を飲んだりして、血管広げてきてくださいね」 とか、初めて採血でナースに怒られたよ。
泣きわめく赤子、イライラしたナース、血のでない皇帝。
なんだかとっても疲れましたわ。
その上で登場した女医さん。 「なんか疲れてるんじゃない?」から始まり、問診。 明らかに育児疲れのノイローゼで疑ってかかっている雰囲気。
違うんです。 いつもはイサムさんはこんなに泣いてないんです。
つか、ノイローゼで熱は出るんでしょうか。
色々聞かれて、よりいっそう疲れて帰宅。 げそ。
こないだ書いていた、3歳2歳1歳0歳児のメキシコ人お母さんが、また妊娠したとの報告を受け、日本人が減っているからと言って、マクロで見たら何程の事があろうかと思ったのです。 大丈夫。 今日も地球のどこかで増えている。
さて、今日は珍しくイサムさんの機嫌が悪く。 買い物中に泣き、家で泣き、夕ご飯を食べない有様。 困ったねこりゃ。 他はともかく、ご飯は食べてくれないと。
ところで、一年間定期購読していたファッション雑誌が「また一年読んでよ。安くするからさあ」とお手紙付きで、かれこれ三ヶ月も雑誌を送って来る。 いつまで無料で送ってくれるのか。 ドキドキしながら待っている。 送ってくる限り、買わないよ。
出る出るサギみたいになってる義妹の赤ちゃん。 まだまだ産まれて来ないようです。 「もー早く産まれないかって皆が言うから、出て来ないの」とのこと。 ジャバ夫両親は、誕生日を逃すまいと、先週からアナポリスにスタンバってるのだ。 そりゃあ、赤ちゃんもちょっと恥ずかしくておいそれと出て来ないかも?
さて、ちょっと遅れてイサムさんの1歳の写真を、スタジオで撮影してきた。 コリア・タウンにある、韓国系のお店だ。 店員が韓国語しかできないので、韓国系の客ばかりなのだ。 だが、クオリティとサービスはアメリカの写真屋とは比べ物にならない。 様々な衣装とセットで、何枚もイサムさんをあやしながら、根気よく撮影してくれた。 (まあ、イサムさんは若いお姉さんに遊んでもらって、終始ニコニコご機嫌でしたが)
さすがに途中から疲れたので、イサムさんの表情が無になりかけたが、真打ちシャボン玉の登場で、果てしなく笑い続けるイサムさん。 帰りは、我々が韓国レストランで豆腐チゲを食べている間に、ばったり眠り込み、そのまま家まで起きなかった。
おつかれさまー。
アルバムの完成は、二ヶ月後だす。
義妹が子宮頚が2センチに開いたのに、ぶらりと買い物に出かけたりしているらしい。 皇帝の子宮頚が1センチになったときは、痛みもさることながら、気持ち悪くなって病室でげーげー吐いていたというのに。 明日明後日には産まれるんじゃないかというはなしでした。 たくましい。
そういえば、オーブリーのお母さんも、第二子妊娠3ヶ月目だと言っていたが、平気でざぶざぶ冷たい湖に入って行くは、ジェットスキーに乗って飛ばしまくって湖上警備の人に怒られたりしていた。 妊娠3ヶ月と言えば、皇帝は何も食べれずにげーげー吐いていた頃だ。 フルーツ食べると気持ち悪くなるの、と言いながらサンドイッチをもりもり食べていた。 たくましすぎる。
さて、ラスベガスでショッピングをした。 街全体がパチンコ屋みたいなべガス。 別にギャンブルで勝ったわけでもないのに、アゲアゲな気分にさせられる。 買っちゃえ買っちゃえ。 わーっしょいわっしょーい。 そんな感じ。
そして、カードを切ったら、なんとバンカメがカード取引を停止してきたのだ。 がびーん。 そんなには買ってないよ! と、急いで電話すると、どうやらネバダ州で急に買い物したから、不審に思って取引停止にしたとのこと。 えー。
一応解除手続きもしたけれど、回復まで時間がかかりそうだったので、日本のビザカードでお買い物することに。 すると、なんとまた2度目に取引停止! がー!
神様が、これ以上の買い物はやめなさいと言っているかのよう。
仕方が有りませんね。 と、コーヒーショップで一休みしながら、イサムさんの4ヶ月頃の写真を携帯で眺めて、ふふふと癒されてから湖に帰ったら、例のぼっちゃんお池にはまってぼっちゃん事件。
神様は、さっさと帰りなさいと言っていたのですね。
イサムさんに真剣に友達を捜してあげなければならないだろうか、と思う今日この頃。 だって、朝起きると「ぶり〜?」「ぶり〜?」とオーブリーちゃんを探して歩いているのだ。 けなげよのう。
オーブリーちゃんは、南アフリカ系のお母さんとイギリス系のお父さんを持ち、顔が小さくて目玉が黒々とでかく、チワワのようなバランスの、漫画系美赤ちゃんである。 イサムさんとほぼ同時期に誕生し、女の子のせいかおしゃべり。 水のボトルを持ち上げては「ウォーウォー」と、すでにウォーターを理解している。
無言でイサムさんに近づいては、服を引っ張って転けさせたり、人差し指で目玉を突いたりしてくる。 そして、イサムさんが泣き出すと、にやりと笑うのである。 仕舞いには、オーブリーちゃんがにやりとするだけで、泣き出すイサムさん。 弱え。
さて、前回までのあらすじ。 リハーサルディナーで着たドレスが、入らなくなったことにショックを受けた皇帝は、少し反省して、食事量をやや緩やかにしたのであった。まる。
そのドレスが、今朝なんとしっかりファスナーが閉じたのである。 3キロ減量の結果。 やればできる子。 これから、リバウンドがないようくれぐれも気をつけます。
そんなわけで行ってきた。 行くもの大変だったが、帰ってくるのも中々大変だった。 げそ。
でも、イサムさんは同い年の女の子、オーブリーちゃんと遊べたので、充実の2日間だったようです。 良かったね。 お母さんはお前が喜んでるなら、苦労もいとわないよ。 ふう。
さて、総勢10数名皆でボートを借りて、フーバーダムのあるミード湖へ。 ジェットスキーをしたり、赤子やチワワと浜で戯れたり。 皇帝、初めてジェットスキーを運転しましたが、あれって簡単なのね。 スイッチが2個(スタート・ストップ)、レバーが1個(スピード)。 それだけなので、人気のない広い湖を運転するくらいなら楽勝。
ただ、イサムさんが水を恐れる事無く、湖の深みへ深みへズンズン歩いて行くので、それを見ているのが大変。 オーブリーちゃんは、水が怖いので、ママかパパの側から離れず。 湖底の泥をこねて、おとなしく遊んでいた。 女の子は楽なんだなあ。
2日目、皆はまた湖に遊びに行くと言うけれど、せっかくべガスにきたから、買い物したい〜と皇帝だけ戦線離脱。 一日目の湖水浴で、砂漠の直射日光に当たって、かなり体力奪われたし。 ジャバ夫さんだけじゃ、イサムさんの面倒を船の上で見切れないだろうから、赤子もショッピングに連れてくよ〜と言ったのに、ジャバ夫さんは「男の子は外で元気に遊ばなければ!」とあくまで湖派。
ほんじゃあ、とイサムさんとジャバ夫さんを船に乗せて、お買い物へ。 お買い物でも一悶着あったけれど、それはまた後ほど。 夕方、約束の時間に湖に迎えに行くと、なんと二人ともずぶ濡れ。 ジャバ夫さんは、今年何個目かわからないiphoneをまたも水没させている有様。アーリーサマー。
一体何が?と聞いても、なかなか説明しないジャバ夫さん。 同行していた友達の話によると、ジャバ夫さんが目を離した一瞬の隙に、イサムさんがボートから華麗に飛び降りたのだとか。 しかも、静かに落ちたので誰も気がつかず、ジャバ夫さんが(落ちて2秒後、とは本人談)イサムさんの帽子がプカプカ水面を漂っているのを発見し、すぐ追って飛び込んだところ、水面1センチ程下で、イサムさんがじっと空を見上げているのを救出したのだとか。
ぎゃあああああ。
がくぶるがくぶる。
幸い、水は一滴も飲んでおらず、本人は水に落ちるのが気に入ったらしく、その後何度も飛び込もうとするので、救命胴衣を着っぱなしになったそうだが。 それはもう、うっかりでは済まされない失敗だ。
当然、大目玉を食らったジャバ夫さんであるが、事故のあまりのショックに急性胃炎で夜に倒れてしまい、帰りは皇帝が4時間運転して帰ってきたのである。
やれやれ。 これから日本でも、水難事故多発の季節になりますが、皆様お気をつけ遊ばして。 女の子は大人一人の監視。 男の子は大人二人以上で監視しましょう。 そうしましょう。
私は寿命が半分くらいに縮まりました。 なむー。
知り合いが、ラスベガスに丸っと大勢が宿泊できる施設を借りたとかで、格安で泊まれる事になったので、これから4時間かけて運転して行こうと思う。 4時間はきついな。
さて、去年の誕生日に、ズニ族のアンティークブレスレットをプレゼントしてくれたジャバ夫さんであるが。 赤子を抱えて、こんなギザギザしたデザインの腕輪を巻けるか!この野郎!と、産後でしかもイサムさん入院中(腎盂腎炎でね)の皇帝に怒られてしまったのであった。 かわいそうに。
思えば、イサムさん誕生後、言われのない事でやたら妻に怒られてきた、可哀想な夫である事よのう。 夏だし、イサムさんもずっと抱っこしてなくて良い年頃になったので、このターコイズの腕輪を引っ張り出してきた。 良いね。
そのうち、垂れ下がるデザインのピアスも、またつけれるようになるかもしれない。
あ、そういえば、昨日のお母さんの鼓膜を破っちゃった赤子の話。 お母さんのコメントが「母親を傷つけた事によって、娘にトラウマが残るんじゃないかと心配」だった。
母の愛果てしなし。
のんびりと横になっていたら、イサムさんに顎を蹴られ、死ぬかと思った皇帝です。
なんか皆、「赤ちゃんのする事だから」的に、赤ちゃんのパワーを過小評価しているのではないだろうか。 違うよ。 敵は、手加減を知らないが故に、その破壊力たるや凄まじいのだよ。 最近「女子力」なるふざけた言葉が流行っているようなので、これを仮に「赤子力」と名付けよう。
赤子力検証その1 ジャバ夫さんの赤子時代。 彼は風邪から来る中耳炎で入院していた。 世話をしてくれるナースの顎を殴り、ナースの顎の骨を砕いた。
赤子力検証その2 義妹の赤子時代。 彼女は母親の顔面に頭突きを食らわせ、鼻の骨を折った。 その後、父親がDV加害者の嫌疑で職務質問された。
赤子力検証その3 アメリカの4歳児が、母親の耳にキスをして、鼓膜が破れた。 母親は未だに片耳が難聴で、耳鳴りがする。
と、このように赤子力は危険きわまりないのである。 赤子と言えど油断せず、奴らが近づいてきたら、顎や鼻などの弱い部分を露出せず、十分な距離を保って遊びましょう。 うかうかしてると、指を目に突っ込まれたり、ピアスを引っ張られたりします。
・・・書いてて、まじ危ないと思った・・・。
引っ越しに先駆けて、タンスだけ運ぼうと夫婦一つずつタンスを車に積んで、モンテシトに来ている。 ようやくネット回線が通ったので、更新。
しかしロスの家には、タンスから出された下着類が、あても無く彷徨う流浪の民がごとく散らばってているのだが。 イサムさんが見たら、「だーだーだーぶー!!」と叫びながら家中隅々に巻き散らかされる事必至。 どうしてくれようか。
さて、タンスを車に詰め込むのは大変だったが、モンテシトに着いてしまえば、力仕事の為に働いているアルマンドさん(元々は牧童さん)が運び込んでくれるので、皇帝は何にもしなくて良い。 日本ではオタク少女の間で「執事カフェ」なる物が流行っているそうだが、アルマンドさんはリアル執事だ。 マリオの様な容姿で、スペイン語しか通じない。 萌えない。 というか、意思疎通ができない。 そして、何故か雇用者達にかたくなに「セニョリータ」と呼ばれ続ける既婚者の皇帝。 自宅で下着が散乱しているセニョリータ。 ブリート。
なんもする事がないので、サマーランドのアンティークショップを探検。 アメリカのコスチューム・ジュエリーと言えばの、ミリアム・ハスケルのコレクションを大量に発見したのだが、好きな人が見たらたまんないんだろうな、と言う感じ。 私は、ハスケルはあんまりちょっと。 あの細かいブツブツ感が、あんまりな気がする。
興味のある人は、グーグル先生で調べてみてください。 欲しいデザイン見つけたらメールください。 多分日本の5分の1くらいの値段で買える筈。
あーブツブツ。
皇帝

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