皇帝の日記
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結局18ヶ月検診で予防接種打たれたイサムさん。 今日は一日グズグズして、ピーピー言いながら寝ました。 風邪ひいてても容赦ないな、医者。
イサムさんの今回の体重は24ポンド、身長は33インチ。 ありー? 意外に伸びてない。 君、そんなんじゃすぐユアン君に追い越されるぞ。
さて、日本行きの荷造りをようやく開始。 ジャバ夫さんと協議の結果、今回は機内持ち込み荷物小2個、坊ちゃん詰めるストローラー、預け荷物スーツケース大4個(うち1つに、到着日使う物を詰めて、3つは成田から宅急便)になった。 しかし、それをどうやってLAXまで運ぶつもりなのか。 うーん。
あと、実は日本でイサムさんを連れて、電車に乗るのが実に気が進まないのであります。 何故なら、よく日本の電車で騒いだり泣いたりしている子どもに対して、イライラしている人が多いので。 自分と関係ない子どもが騒いでて、イライラする気持ちは良くわかります。 だがしかしその電車に、絶対騒ぐ筈の我が子を連れて乗る勇気が出ない。
それからなんでしょうね、電車乗ったら、ストローラー畳めってルールあるじゃないっすか。 あれ、母親の腕が4本以上ある事前提のルールなんすかね。 アメリカなら絶対皆すすんで助けてくれるけど、日本じゃあり得ないだろうし。 畳めっつーなら、畳むの手伝うっつー暗黙ルールも作って欲しい。
都バスなんか、混んでる時間帯は車椅子やストローラー乗車拒否するって、窓に明記してある路線もあるらしいじゃない。 違えだろう。 車椅子の人まず乗っけるもんじゃろうが。 その後は並んでる順番通り乗ってくんじゃ。 急いでるのかなんだか知らんが、社会のあり方が根本から間違っとるよ。 だいたい、双子の親はどうやって移動するの。 ぷりぷり。
公共機関を、仕事で利用する人優先って、理由無く思ってる人多い。 仕事で利用しようが、私事で利用しようが、そこに優劣はないんだが。
なーんてな事を考えるにつけ、出不精になりそうな予感。
しかし、子ども連れの移動が、こんなにも難儀だとは。 鴨すげー。 鴨リスペクト
イサムさんが風邪をひいてしまった。
ちょっと前からそんな気はしていたが、鼻が出て来たし、機嫌が悪いので今日はどこにも行かずに自宅待機。 明日18ヶ月の検診と予防接種があるんだけど。 風邪ひいてると予防接種は受けられないよなあ。 日本に行く前に打ってしまいたかったのだが。
むう。
あ、大人は皆風邪から回復。 いまだ鼻垂らしてるのは、やっぱり皇帝だけ。 僕身体弱いんスよ・・・。
そんなわけで公園に行ったら、3歳と1歳半の兄弟が遊んでおり、その間に入って行くイサムさん。
弟はイサムさんと同い年ながら、兄にしごかれ滑り台を逆に登って行かされたり(もちろんできないので、延々同じところで足踏みしてる)、大きな子供用の普通のブランコに座らされて落っこちたりしている。 辛い・・・。 弟は辛いな・・・。
引率のお父さんはカメラが趣味らしく、息子達の監督よりも公園の撮影に忙しい様子。
3歳のお兄ちゃんがイサムさんに何やら話しかけて曰く「おれ、こにゃいだから、プレスクールに行ってるんだ。おやちゅはミルク。プレスクール、面白くにゃいんだぜ!」 そうなのか。 そんな赤裸々なことを告白されても、イサムさんはお返事できません。 何故なら赤ちゃんだからな!
弟君は、お兄ちゃんの感心がイサムさんにあるのが面白くないのか、しきりに遊具を登ったり降りたりしてアピール。 そして「ドック!ドック!」と連呼。 あーイサムと同じだわー。 ドックしか言えないのね。
ちょっと年長さん(4歳くらい?)の女の子がズダダーと駆けて来て、イサムさんの車に勝手に乗り込み、ガーッと遊んで、公園を一周して帰って来た。 お父さんは、ペットの犬に夢中。 車を飛び降りた女の子に、お父さんが遠くから「なんて言うんだっけ!?」と言うと「センキュー!」とちゃんと言えました。 その前に言う事があったろう、とか思いましたが、別に良いです。 わんぱくでもいい、たくましく育ちたまえ。
ちなみに、サンキューと言われたのはイサムさん。 でもイサムさんはお返事で来ませんでした。 赤ちゃんだからなー。
そんな子ども同士の交流ができたので、だいぶイサムさんの脳みそに刺激ができたのではないでしょうか。
そして、最後に地元紙の記者の人が来て、「サンタバーバラのお洒落なお母さん」というコンセプトで写真を撮らせて欲しい、と言われ、イサムさんと一緒に写真を撮った。 たぶん、「お洒落なお母さん」を探してたんだけど、お母さん自体がいなかったんで、仕方なく撮ったんじゃないかと思う。 だって、皇帝以外にお母さん居なかった。
あと、皇帝は白いTシャツに紺の半パンで、ぺたんこ靴という出で立ち。 お洒落要素ゼロ。 写真撮った人も困ったのか「フラット靴で、子どもと思い切り遊べる、みたいな・・・」とブツブツ自分に言い聞かせていた。
ようやく人とふれあうようになったお母さんでした・・・。
イサムさんの従弟、ユアン君が3ヶ月になった。 でも、すでにイサムさんが9ヶ月の時に着ていた産着を着こなし、重さも半端ない。 検診では、体重も太さも上位5%に入る大きさだったとか。 医者は、イサムさんが産まれた時の担当医。 曰く「お母さん、赤ちゃん4人が十分育つくらい母乳が出てる」そうな。
そりゃあすごい! イサムさんも育ててくれ! と思ったが、もうイサムさん卒乳の年齢だしな。 まだ哺乳瓶でミルク飲んでるけど。
イサムさんの赤ちゃんの時に比べると、ユアン君のむちむち感が半端ない。 むちむち。 イサムさんは痩せっぽちなのだな。 今も小食だし。 しかし、そんな事では大きさで追い抜かれてしまうぞ。 もっと食べてくれ。
それで思うに、皇帝も子どもの頃12歳くらいまでは小食だったように思う。 食べろ食べろ、残すな残すなと言われて、大変だった記憶がある。 だって食べたくないんだもーん。
ってなことを考えると、あんまイサムさんに食べろ食べろ言うのもなあ。 うーん。 それで、イサムさんに栄養が足りてないかというと、そう言うわけでもないらしく。 身長は高いのだ。
だからなのか、頭の毛が立ってるからなのか、公園とかでちょっと年齢が上の子どもの集団に入って行くと、子供等が「あ、自分と同じくらいの子が来た」と思うらしく、容赦なく遊ぼうとするのだが。 途中で「こいつ、まだ赤ちゃんだぜ!」とかバレて、逃げられたりしてる。
「he is a baby!」とか言われている我が子。 なんかおかしい。
近所の公園を調べて、あちこち試しているところ。
ほんで気がついたのだが、公園に幼児を連れて来ているのが、ほとんどお父さんで、お母さんは少ないということだ。 お父さんは平日の午後は暇なんだろうか。 謎。
あと、日本と違って保護者(もしくは保護責任者、ナニーさんとか)がつきっきりなので、子どもだけで公園で遊んでいるってことはないのだ。 子どもだけだと、通報されるか誘拐されるかしてしまう。 不思議な事に、保護者同士で井戸端会議になって盛り上がっているってこともない。 挨拶は必ずする人達なので、黙ってやって来るでもなく。 「ハーイ」 「ハーイ良い天気ねー」 とか言いながら遊具のところへ来て、子供等を自由にさせて、自分はぼや~っとしたり、i-padいじったりしている。 預かった子どもに怪我されると困るので、ナニーさん達の方が子どもへのへばりつき率は高いか。
犬が子どもを襲うと、これまた困ってしまうので、たいてい犬は犬ヤードが別にある。
さて、最近イサムさんは一人で滑り台を降りれるようになりました。 わーパチパチパチ。 今までは、お母さんがチビなのを良い事に、膝に乗せて一緒に滑ったりしていたのだが。 (遊具には時々、制限身長が記載されているのだが、引っかかった事はないね。えへん)
ただ滑り落ちた後興奮し過ぎて「ぎゃああああああ」と叫びながら走り出し、転けて怪我したりする。 もしくは、滑り台の下に走り込んで、頭を強打したりする。 もしくは腕を前後ろにブンブン振って、勢い付き過ぎて尻餅付いたり。
元気なのは結構だけれども、あんまり運動神経は良くないのかもしれない。 まあ、その辺は期待してないので、良いですよ。
ちょっと前になるが、子どもが産まれた記念にジャバ夫さんにダイアの一粒ピアスを買ってもらった。 気に入ってせっせと着けていたのだが、色んなデザインのピアスを着けたいので、そればっかり着けてるわけにもいかず。 で、ダイアのピアスはちょっとやそっとで落っことさないように、ポストがネジになってるのだ。 これは着脱が面倒。 毎朝ネジネジしなければならない。 ネジは滅多に外れないので、着けたまま寝れるし、実際着けっぱなしにすれば楽なんだけど。 で、なんやかんや面倒で着ける回数が減って来た。
うーん。
ダイアのピアスを着けっぱなしにしつつ、他のピアスを楽しむ手は無いだろうか。 と、考えていたら、ワイン屋さんで穴を二個並べて開けて、一個にダイア、もう一個にアメリカンピアスを垂らしてるお姉さんが居た。 これが実に上品な仕上がりで、二個穴でも不良っぽい感じではなく、普通のファッションにマッチしていたのだ。 これだ!
と思い、ジャバ夫さんに「ピアスの穴を増やしたいと思う」と相談したら「いーんじゃなーい」と言っていたのだ。 でも、アメリカでピアスの穴開けた事無い。 と、悶々と過ごしていたら、今日立ち寄ったアクセサリー屋さんが穴開けサービスをしていたので、お願いしたら数秒後には穴が増えてた。 素早過ぎ。
6週間はピアッサーのピアスを着けっぱなしにしなければならないが、完成したらダイア着けっぱにする予定。
さて、レーシック後の検診に行ってきた。 問題無し。 視力はもう十分回復していると自分では思っていたが、医者が言うにはあと3ヶ月かけて更に回復するのだそう。 もう十分視力出てるんだけどな。 逆に、今までほとんど見えてなかったと言う事か。
回復した視力で、もう一回システィーナ礼拝堂を観たい。
耳に押し当てるで思い出したが、大分前からイサムさんのブームは「電話ごっこ」である。
といっても、我々が真っ先に思い浮かべる電話器を、イサムさんは電話だと思っていない。 我が家に受話器の付いた宅電は無く(義父母の家に来て、ようやく今はあるけど)、イサムさんが産まれてからこのかた、我ら夫婦のi-phoneが、イサムさんの見た事のある唯一の電話だったからだ。
だからイサムさんにとっては、平たい物ならなんでも電話なんである。 長方形の積み木や、テーブルの上のカードを拾っては、耳に押し当てて「うのんのんにょーぷぷるー」と何事か呟いている。
この意味の分からないイサム語がかわいいので、いつも聞き耳を立てているのだが。
今日美容院から帰って来て、義母がイサムさんにご飯をあげながら「なんか喉に詰まった?」と聞いたら「ノー」とちゃんと答えててびっくり。
もうちょっと赤ちゃんで居てくれないかのう。
皇帝は何もかも放棄して眠り倒した結果、喉がちょっとガラガラする程度まで回復し、今日はちゃんと服を着て起き上がって母として責務を果たすまでに回復した。 だが、今度はジャバ夫さんがダウン。 もう起き上がれない程のダウンぶり。 仕方ないので(何様?)一人で楽しくイサムさんと遊んでいたら、どうやらイサムさんもお腹が不調。 これは一家全滅もあり得るな、と思いつつ、子供用の耳で測る体温計を出して来た。 今のところ、誰も熱は出してない。
ふーん、とテーブルの上に体温計を置いておいたら、見ていないうちにイサムさんが手に取り、自分で自分の耳に当ててボタンをピーっと押して熱を測っていた。 すげえ! 自分で熱を測る赤ちゃん!
華氏97.7度でした。
そんなわけで、色々な色々をしつつ、ゴールが見えないまま見切り発車的にチケットを買いました。 今月の26日くらいに日本に行きますだ。 ほんで、だらだら2ヶ月くらい居そうな感じです。 今回の予定は、10月1日に人間ドック、11月半ばに岡山で結婚式があるくらいで、特に何もなく。 イサムさんとだら~っとしてます。 ジャバ夫さんもだら~っとしてます。
しょおがねえな、一緒にだら~っとしてやるよ、と言う方は遊んでやってくださいね。 日本で長距離子連れ電車はちょっと自信が無いので、横浜辺りでだら~っと。 もしくは車で。 だら~。
とはいえ、もうサンタバーバラに帰って来ているのですが。 義父母一行は、入れ違いにサンフランシスコに遊びに行ったので、我が家だけの家。
オレゴン最終日に、宿泊所近くのアウトレットモールに行ったけれど、驚く程小規模で驚いた。 あう。 そして、ウエンディズで腹ごしらえでもして帰ろうかと思ったら、なんとパトカーが何台も出動して、店を取り囲んでいるではないですか。 あらやだ。 犯人が立てこもってるのかしら。 何の犯人が? と、気にはなったけど危なそうなので大きく迂回して、ポートランドのダウンタウンをドライブして見学。
その後、空港で腹ごしらえをして、サンフランシスコへ。 そこで、行きに買った時計の電池が早くも切れたので、交換をお願いする。 えっちらおっちらサンタバーバラに戻ると、イサムさんがナニーさんとお出迎え。
おおーイサム! でも風邪っぴきなので、ジャバ夫さんにお任せして、さっさと寝室にこもり、今に至る。
オレゴンまとめとしましては。 そうですね、大自然。 大自然の一言に尽きるのではないでしょうか。 最近では、大人気のバンパイア映画シリーズ「トワイライト」の撮影現場として使われたそう。 そういえば、そういう雰囲気。
エメラルドの州、と言われる程緑が豊。
しかしこの森にも問題があって、外来種のツタが大繁殖して、固有の植物がダメージを受けているんだとか。 田舎とは言え(田舎だからなのか?)、誘拐や強盗などの犯罪も多く、なんせ広いし人が少ないので治安の維持が大変だそう。
とはいえ、やはり森と豊かな水があるのは最大の魅力。 氷河期にガリガリ削られた岩肌には、いくつもの滝が点在して、長年多くの観光客を呼んでいる。 天然の温泉も沸いており、水着を着て入浴可能。 日本からの直行便もあるし、これが10時間以内で成田に行けちゃうとあって、日本人の観光客が結構いる。 夏の避暑地に絶好の気候。
自分たちで作っているビールとワイン目当てに、ドイツやイギリスからもツアーを組んで、多く人が来ている。 ダンケシェーン。
また何か機会があったら、イサムさんも連れて行きたいところ。 でも機会が無かったら、どうかな。
うーん。 どうだろうなあ。 真夏ならなお良いかも。
皇帝

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