皇帝の日記
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義弟が皇帝を賞賛して止まない事が、一つだけある。
それは、皇帝が車を尻から停められるということだ。
何の事は無いのだが、モンテシトの家は車を家の前庭に停める事になっており、家族人数分の車+家で働いてる人の車が停まるので、いっつも満杯。 10台近くが、キチキチ停まっているのだ。 ここに、アメリカのスタンダード、頭っから突っ込んで停めをしたら最後、永久に抜け出せなくなってしまう(論理的には可能ですよ。
そこで、後々苦労するくらいなら、と皇帝は苦手だけどバックで駐車する事にしているのだが。
これが、義弟には信じられないらしい。 まあ、アメリカ人はいつもジョークにするくらい「女性=運転が下手」という図式を信じているというのもある。 その上、基本的に道が広くて駐車スペースが豊富なアメリカ人は、バックをする事がほとんど無い生活をしているので、女性が車をバックさせて駐車するなんて、そんな・・・ということらしい。
ある日、お尻から停まってるプリウスを見た義弟が「ジャバ夫が停めてあげたの?」と聞いたので、ジャバ夫さんが「いや、奥さんが停めたの」と答えたところ、「そんなバカな、信じないよ」と一笑にふしたらしい。 その後、義弟が前庭で運動をしていたら、皇帝が車で入って来て、クルッチョキュッと駐車したので、度肝を抜かれたらしいのだ。
ふっふっふ。
ところで、日本に帰って来ると、猫の額程の駐車場に、アメリカだったら住民がパニックを起こす程狭い道でひっくり返って、バックで入れなければならない。 皇帝は、日本ではずっとこの駐車場に入れていたのに、帰国して来たら勘が鈍って、入れられなくなってしまった。 がびーん。 いや、基本的には運転が苦手なので、そんなもんなんですけど。
しかし失った勘はやがて戻り、ようやく切り返し一回で駐車できるようになった。 そしたら、ジャバ夫さんがとても驚いて褒めてくれるようになった。 「君を誇りに思う!」だの 「アメージング!信じられないよ!」だの 「素晴らしい奥さんだ!」だのと言われると、まんざらでもない。
しかし、混雑した駐車場で、狭いスペースに停めるのは怖いので、モールに行くとわざわざ競争率の少ない屋上まで行く。
今日は午前中にお客さんが来たので、午後に外に出てみた。
お客さんに毎日遊んでもらってるので、脳に十分な刺激が行ってるとは思うが。 しかし、やっぱり外で遊ぶのも大事よね。 特に、外で年の近いお兄ちゃんとかに出会えると、沢山学べてお得。
近所のモールの噴水で、「ぎゃあああああ」と叫びながら興奮のあまり五体倒地するイサムさん。 ビショ濡れになる服。
イサムさん・・・。 イサムさんより小さな子だって、そんな風に濡れたりしないで、大人しく噴水のエリア外で遊んでるのに・・・。 もういい。 もういいよ。 好きなだけ暴れれば良い。
さて果物。 日本の果物は酸味が少なくて甘いので、イサムさんがやけによく食べる。 実はアメリカではほとんど果物を食べなかったのだが。 リンゴとナシをモリモリ食べている。
昨日も今日も来客予定。 何やらお仕事が忙しい時期の様なのに。 暇人に合わせてもらって申し訳ない、ありがたい。
昨日来た友が、ベビーフードのバイヤーをしているので、試供品を沢山もらった。 坊ちゃんが喜んで一食分完食。 更に、箱を積み木にして遊んでいる。 一粒で二度美味しい。
さて、日本の風呂が気に入ったイサムさん。 深い湯船と、洗い場があるのが新鮮らしく、湯船で散々遊んだ後は、洗い場で右から左へ走り回る有様。 お風呂から出る頃には、茹でたロブスターのごとく真っ赤。 洗いたての髪も、思いっきり逆立っている。
日本の風呂を、なんとかアメリカで再現できないだろうか。 頑張って、TOTOさん。
3人よればかしましい女どもが、今日は6人ばっかり集まって、大変な騒ぎになっておりました。 食べて飲んで騒いで、楽しく過ごしました。
そして、アイドル精神を発揮したイサムさんは、皆の前で暴れサービス。 寝起きには泣きサービスまでしてくれた。 そんなわけで、今は疲れ果てて早めに寝てしまったのであった。 時差ぼけ治して〜。
福を追いかけ回して、嫌われているイサムさん。 猫ドアをくぐっては「にゃああ」と猫マネをしているイサムさん。 猫の子になってしまうのか。
さて、イサムさんをおじいちゃんと一緒に家に置き去りにし、人間ドックに行ってきた。 綺麗で丁寧とお勧めされたドックだったので、外れ無し。 確かに綺麗で丁寧で、医療用語などの難しい日本語がわからないジャバ夫さんにも、ゆっくりと説明してくれた。
だが。 だがしかし。 だがしかしだよ。
胃カメラは駄目だ!! 皇帝は高らかに宣言する! 胃カメラを飲む時は、麻酔でラリッてないと駄目だ!! できるだけ早くイサムの所に戻ろうと(ラリパッパの人は、帰宅前に1時間程待機しなければならない)、頑張ってラリパッパの麻酔無しで(喉の液体麻酔だけ)にしたら、おえーっとなった。 おえーっとなったよ!!!! すごいおえーっとなったよおおおおおおお(ばた
その他は、大変スムースにすすみました。 何故かジャバ夫さんがヘソの中に綿埃を隠し持っていた他は、特に問題もなく。
だが。 だがしかし。 だがしかしだ。
レントゲンを撮ったりするので、ピアスを外した方が良いかな?と思い、頑張ってまだ固まってないピアスホールから、ピアッサーのやつを外してしまったのだ。
人間の治癒能力を甘く見てました。
半日検査をした後、控え室に戻ってピアスを入れ直そうとしたら。
もう右の穴塞がっとるがなーーーーーあああああ!!!
おおのう。 結局、長らくピアスと格闘した後、ジャバ夫さんに頼んで「えいや」とばかりに突っ込んでもらいました。
ぶち☆
と、二回くらい破裂音がした後、無事にピアスホール貫通しました。
死ぬカト思った。
全然検査と関係ない所で、死ぬカト思った。
そういえば、前のルームメイトが「健康の為なら死んでも良い」と言ってた。
サンタバーバラが、観測史上最高気温をたたき出しているようです。 雨女が去ったからだろうか。
そんなわけで、横浜は雨。 もちろん僕のおかげさまだと思う。
昨日はモールのエスカレーターに触りたくて、踊り場で泣きわめいて床に転がっていたイサムさん。 今日はもう面倒なので家に居ようかと思ったのだが、ほとばしるエネルギーを抑えきれずに、福を追いかけて走り回っている。 散歩に行かねばなるまいか。 うーん。 しかし雨。
そして、蚊が。 蚊がブンブン出て来る。 日本の夏の残りを満喫だ。 ジャバ夫さんが、ぼや〜っとドアを開けたり、窓をゆっくり閉めたりするので、蚊が家に入って来るのだ。 ぬう。
時差ぼけなので、午後は省エネ運転中です。 明日は人間ドック。 今日の八時以降は食事禁止だけど、望む所だ。 八時にはもう身体のスイッチが切れてるからな。 ふふふ。
プリペイドの携帯を更新しようとしたら、近所のauが消えていたので、ドコモの一番安いプランと無料機種にしました。 前回メール機能が無くてちょっと不便だったので、一応メールできるプランに。 今って基本料金安いんですね。 そして、二ヶ月の滞在中に、果たして使用法を体得できるのだろうか。 良くわかんないボタンが一杯あるし。 ドコモ使った事無いし。 以前より年寄りだし(そらそうだ。
そして、ついでに行った近所のモールの託児所に、イサムさんを試しに一時間だけあずけてみた。 別れる時には、託児所の中を探検するのに夢中だった為か、「ぎゃあああああ!」と雄叫びながらご機嫌で親の前から走り去っていたのだが。 迎えに行ったら、大人しく電車のおもちゃで遊んでいたのに、ジャバ夫さんの顔を見るなり泣きながら駆け寄って来たので、それなりに寂しかったらしい。 たった一時間なのに。 いつもは何時間も何日も置いて行かれてるのに。 はてさて。
なんでもないクッキーやお惣菜がおいしい。
そんなわけで、2歳以下の子どもに席をとらせないシンガポールエアのせいで、横並び3人席の一番端の人を蹴るは叩くはおもちゃ投げつけるは泣くは。 すいませんすいませんすいませんすいません。 変な汗がどばどば出る。
(隣の人にとって)戦場と化した機内からなんとか生還し、日本の雨を満喫しています。 つか、やっぱり雨か!
時差ぼけで、やけに早く起きてしまうイサムさんと、通常通り早起きの福さんが、日の出前から「みゃーおんみゃーおんみゃーおん」と大合唱。 何故か猫の鳴きまねをして、攪乱させるイサムさん。 普段あんまり時差を感じない皇帝なれど、やっぱり赤子が起きたら起きないわけにはいかないので、ノソノソ起き出して、一緒に早起き。
早起きすると、一日が長い。 今日もひとしきり色々したのに、まだ9時とかだ。 はてさて。
皇帝はどうやら風邪治ったようです。 鼻水止まった。 というか、もしかしたらカリフォルニアのなんかの秋植物のせいで、洟垂れだったのかもしれない。 イサムさんも洟垂れてるだけなので、あと1日2日で完治じゃないでしょうか。
そんなわけで、イサムさん見たい人は、いつでも見れますよ。 しかし雨だな。
そろそろ日本に行くのだが。 どうやら移民局が10月15日に指紋をどうしても採らせろと言ってきたので、その頃一回帰らないといけないようだ。 イサムさんとジャバ夫さんは日本に残して行くのでよろしく。
というか、10月1日に指紋を採らせろ!と言ってきたので、「むりむり、12月にして」って申請したのに。 字が読めないのだろうか。 むう。
これ以上リスケジュールの申請を繰り返すと、別の呼び出し食らっちゃうので、諦めて帰る事にした。 むうう。
さて、義母が美容室で、ちょっと明るめの色に髪の毛を染めて来た。 欧米って染髪が盛ん。 何故なら、頭髪全部が綺麗に均一な色の人が、あんま居ないからなのだ。
生まれながらに茶髪だとして、同じ頭の上で色の濃淡があり、たいていまだら。 ジャバ夫さんも、前髪は金髪に近いけど後ろ髪は濃い茶色、と言った具合のまだら丸。 男性が短髪にしている分には目立たないけれど、ある程度の長さになって来ると、まだらなのが良くわかってしまう。
そんなわけで御婦人方は染髪に熱心なんである。
それで、義母はいつもちょっと濃いめの茶色に染めているのだが、今回は明るめ。 それが気に入ったらしく、義父がご機嫌。 「彼女の新しい髪見た?超ビューティフル」と、わざわざ言いに来る程だ。 いつまでも夫婦ラブラブなのは良い事です。
日本の文化だと言って浮気に励む人々も多いそうですが、そんな暇があったら、もう一回奥さんや旦那さんを褒めてみたらどうなんでしょう。
今朝、残り物のトンカツを温めて、フォークに刺してモリモリ食べながらニュースを観ていたら、イサムさんが膝によじ登って来て、トンカツを丸ごとバクッと食べて去って行った。 なんと。 君、そんな物食べるのか。
イサムさんは自分に歯が生えている事に気がついていないのか、肉類はペースト状のベビーフードしか食べなかったのだ。 うーむ。 身体測定の結果に、危機感を覚えたのか。
さて、昼下がりに散歩に出かけようかと思って車を出したら、若い牡鹿が交差点を疾走して来て、あとちょっとでぶつかる所だった。 横っ腹に当てられたら、結構な衝撃だったと思う。 恐ろし。
あと、昨日一昨日と庭にコンドルやらコヨーテが滞在しているのだが。 何?皇帝が風邪で力つきるのを待ってるの?
皇帝

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