皇帝の日記
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2010年11月26日(金) |
サンクスギビングデー |
感謝祭です。
元々は神様の与えたもうた日々の食事に感謝する日なのだが、今は色んな事に感謝するのだ。 お昼、ジャバ夫さんが、一人一人に一年の感謝を演説した後、順番的に皇帝がなんか言わなきゃいけなくなったんだけど。 感謝する事は沢山あるけど、悲しいかな英語でちゃんと言えなさそうだし、皆お腹すいてるから手間取っちゃいけないと思い「全部に感謝します」で済ませた。 そんな感じで、和やかに皆で七面鳥を切り分けて食べた。 ら、眠い。
七面鳥の肉には、眠くなるなんかが入っているのだ。 あー眠い。 遊んでいるイサムさんを見ながら、ベビークリブの中に入ってお昼寝。 ぐうぐう。
途中、何度かジャバ夫さんがイサム部屋を覗き込んだのを、柵の内側から見ていたが、その度に首を傾げながら部屋を出て行く。 ?? なんか探してるのかな? と、思ったが、なんと、探してたのは皇帝の事だった。 こちら側から見えてるから、ジャバ夫さんからも当然見えてると思っていたが。 まさか妻がクリブに入っているとは思わなかったらしく、「奥さんどっか行っちゃった〜」と思ってたらしい。
ジャバ夫さんはイサムさんを連れて、皆で海岸のお散歩に行きたかったのだ。 ついに奥さんが発見できないので、義父母とイサムさんだけ車に積み始め、出かけようとするところを、エンジン音を聞きつけた皇帝。 ま、待って〜置いてかないで〜。 と外に走り出たら、「どこ行ってたの?探したんだよー」と怒られた。 あなたの目の前に居ましたけど!
デジャブ。 子どもの頃、祖母の洗濯もの籠に入っていたら、祖母が覗き込んできて、目すら合ったと言うのに、「皇帝が居ない!」と探し始めたのを思い出す。 私、そんなに目立たないなら、忍者になったら良いんじゃないかしら。 にんにん。
はりきって海岸の公園に出かけたら、到着時には爆睡のイサムさん。 ああ。 間に合わなかった。 そのままお昼寝に突入。 我らはスタバでコーヒーを買って帰りました。
さて、感謝祭明けの明日からは、全米中がセールに突入。 でも、今回の訪日で散財したから、大人しくしていようと思う。 にんにん。
カリフォルニアに戻った途端、お肌がしわくちゃになり、目頭がシワシワし始めた皇帝です。 ども。 シワシワ。
それと同時に、ラブリーイサムさんのほっぺたも赤く荒れだして、便秘気味になり、水分が足りない〜という感じに。 口の端に赤いプツプツまで出始めて、なんか痒そう(これは原因が違うかもしれない)。
というわけで、いつもより多めにミルクを供給していた。 飲め飲め、もっと飲め〜。
さて、そんなこんなで、イサムさんが大人しく一人で遊び始めたもんだから、放っておいてゴロゴロたまっていた雑誌をめくっていた。
皆様はお分かりですね? 赤ちゃんが大人しい時には、なんかしてる、の法則を。 そう、イサムさんはせっせとお茶を飲ませてあげてたのです。
ポータブルDVDプレイヤー(リージョンコードフリー)に。
さようなら、日本のDVD達。 また会う日まで。
ついにサンタバーバラにも日系スーパーができた。 できたというか、前からあるらしいのだが、あまりに小規模なのと、街の外れ過ぎる立地条件の為に、今まで気がつかなかったのだ。 コックさんが教えてくれました。 ありがとう。
というわけで、偵察に行ってみた。 行ってしょっぱなからお腹が痛くなり、トイレをかして欲しかったのだが、工事中。 うわああん。 と泣きながら近くのコーヒー屋さんに駆け込んでかりた。 ふう。
気を取り直して、お店をウロウロ。 普通のコンビニ程度の大きさ。 やたらめったらに所々冷蔵庫が置いてあり、品物の並べ方が全然整理できてない様子だ。 どこに何があるのやら。 この感じはそう。 10年前の上海のコンビニそのもの酢の物。
おそらく個人経営なので、ロスにある大手のチェーン店なんかとは品揃えもコストパフォーマンスも比べ物にならないが、とりあえず、いざと言う時にお世話になりそう。 懸案だった納豆と大根もあったし。 シイタケもシメジもあった。
じゃあもう大丈夫だ。 と安心して、ジャバ夫さんに運転してもらって帰って来たのであった。
免許欲しいなあ。
そんなわけで、7月にアプリケーションを出し始めた永住権の延長が、いまだにきちんと終わってないもんで。 10月にめでたく永住権失効となりました。
まあ、こちらは失効日から一年間有効な、「延長申請中です証明書」を持っているので、出入りは一応自由。 ただ、この証明書の存在があまり有名ではないので、今回はチェックインカウンターでスタッフに尋問されるという一幕もあったが。 スタッフさんが日本人で、証明書の英語読解がうまくできず、「え?これって、いつから1年間って意味なんですかあ?」とグダグダしていたのだ。 ぬう。 まあ、同じ仕事を頼まれたら、僕も困るからな。 そうしている間に、チェックイン荷物の間にまぎれて、ベルトコンベアに乗ろうとしているイサムさん。 床に貼り付くイサムさん。 カウンターに乗り込むイサムさん。 早く! 早く通して!
それも、過ぎてしまえば過去の事。
だがしかし、問題は運転免許! こちらが永住権の失効と同時に失効してしまうのだ。 ああ〜。 永住権は国の管轄だけど、運転免許は州の管轄。 今延長申請中なんですけど〜と言っても、知らんがな〜って終わってしまう。
でも、でもね。 二ヶ月前に、一応運転免許更新に必要な書類を全部送ったのですよ? だが、帰って来た皇帝を待っていたのは 「あなたの送ったもの、無くしました。ごめん☆もう一回送って」 という無情なハガキ。
あう。
何故なくす。
というわけで、皇帝は今、永住権は審査中な上に、運転免許が失効している人なのだ。 つまり、身分を証明する物が無い状態。 職務質問とかされると困る。 そろそろパスポートも切れそうだ。 ドキドキする。
あ、もちろん運転もできないのでよろしく☆
長いようで短い様な日本滞在終わり! 元気に風邪ひきながら帰って来ました。 帰って来たら、義父が冷蔵庫を丸一日開けたまま忘れて、中身全部腐らせてました。 さよなら、味噌。
帰りの飛行機は、もうどうやら2席で頑張るのは無理だと行きで判明したので3席並びで予約。 今回は、テイラースイフトさんが同じ飛行機だったらしく、そのバンドの人達の楽器とかが積み終わるまで、チェックインが大混雑。 乗り込んですぐ、機内食が出るのを待てず(赤ちゃん用のベビーフードを作ってくれる)、寝てしまったイサムさん。 起こすのもあれなんで、そのまま寝続けてくれ、と祈りながらこちらも就寝。 5時間くらい寝て、活動を開始するイサムさん。 うーん。 真夜中ですが。
バシネットと席の間を、あーでもないこーでもない、とウロウロ行ったり来たりしているうちに、LAX到着。 やれやれ。 でも、周囲への迷惑度ならやはり3席とった方がマシでしょう。 出口でも、やはりバンドマン達の荷物検査などで戸惑っている様子。 中々検閲の外に出れない。 やがて、列が伸び過ぎて荷物受取所までぐる〜っと人が並んでしまった。
一人、薬でもやってんのか?という頭のおかしいおばちゃんがドンドン横入りを繰り返して、列を割って入って来るのだが。 誰かが注意する度に「私はアメリカ市民よ!移民より先に行く権利があるわ!」だの「あんたは乗り換えないでしょ!?あたしは早く行かないと間に合わないのよ!」(乗り換えは空港内でできるから、もし本当なら出口を通らなくても良い)と、わけのわからない事を怒鳴りながら進んで行く。 うーん。 地獄に堕ちろ。
ついに係員が注意しに行くと「こんなに列が長いなんておかしいわよ!荷物もなかなか出て来ないし!英語がわからないような連中がいるから、遅れるんじゃないの!?」とまくしたてて、係員は肩をすくめて「こりゃだめだ〜」という感じで去って行った。 いやいや。 薬の検査してあげてよ。
そんなこんなで、床にへばりつくブームのイサムさんを引きはがしながら、ノタノタと出て行くと、イサムさんのグランパマがお待ちかね。 グランマなど、イサムさんが出て来る瞬間を撮影しようと、ずっとi-phoneを構えていた為に、電話の電池が無くなってしまう程。 グランパに抱えられながら車に乗り込んで、いざサンタバーバラに。
ところが、途中でイサムさんがぐずり出したので、海岸に停車。 車が止まった瞬間、ものすごい勢いで吐くイサムさん。 わあ。 全部出た。 その身体に、これだけの物が入っていた事にびっくりだ。 と言うくらい吐いたのだが、ベビーシートを外し、海で洗ってみたが、一向に匂いが落ちない。 うーん。 うーん。 こ、この匂いと一緒に走行するのはちょっと・・・。 うーん。 というわけで、断腸の思いでベビーシートを捨てた。 ちゃんと分解して分別したよ・・・。 でも、ちょっと公益に反する大きさのゴミではあったけど・・・。
ベビーシート無しでベビーを車に乗せるのは、日本よりも罪が重い。 児童虐待だ。 だがしかし、服も捨てた真っ裸の赤子を、冬の海岸に待たせるのはもっと虐待だ。 これも苦渋の決断。 もっとも近いベビザラスに駆け込んで、適当な服とベビーシートを購入したのでありました。 ふー。
そしてサンタバーバラに着くと、なんと雨。 おお。 私の帰宅を歓迎しているのですね、雨雲よ。 この季節の雨は珍しく、山火事防止に非常にありがたい、恵みの雨だそう。 お降りなさい、気が済むまで。
ところが、夜になって雹になった。 なんと。 これまた珍しい事。 本気だして来たな。 あっぱれあっぱれ。 と、セントラルヒーティングの家から雨雲をねぎらう雨女王、皇帝。
そして朝。 冷蔵庫の中が全部駄目になったので、皆でレストランに。 食べ終わって出て来たら、なんとまあ、レストランの上だけが雨。
愛されてるわ〜。
京都は柊屋に二泊しました。 赤子ウエルカムで、赤子の食事に必要な物や、寝具を貸しまくり。 仲居さんはイサムさんが可愛過ぎて、世話過ぎなくらい。 ふふふ。
肝心の紅葉は、来週が最盛期かな?という感じで、もう一歩。 しかし、黄色と赤と緑のグラデーションが一本の木で見れるのは、真ん中の季節ならでわ。 わわわ。
京都歴10年以上の勇者に案内してもらい、地元ローカルな京都を堪能。
そして、皆様の予想通り。
ええ。
風邪ひいてまんねん!!!!!!!!!!!!!
びっくりしたわ! まさか、また風邪!?って。 もう、勇者もびっくりしたわ! また風邪!? 舌の根も乾かぬうちに風邪!? 一年で120日以上風邪ひいてるわよ! なんなのよあんた!? 思わず口調もおかまになるわよ!
というわけで、また風邪難ざまス。 ゴホゴホ。
紅葉を見せたいと言う事で、ジャバ夫さんに京都に連行されます。 二日くらいで帰って来る予定。 京都寒そう・・・。 イサムさん、ちゃんと大人しくついて来れるかな。
そんなわけで、日本初体験の皆様が帰国。
日本の良いところはね、やっぱり美味しい物がそこここにあるってところでしょうか。 ケーキも好評。 海産物も好評。 そして、サラダがおいしかったそうです。 うーん。 そうかな?そうかも。
お好み焼きや、ラーメン、ドーナツなんかのB級グルメも好評。
まあ、今回は特別に食べ物に興味のある面子だったので、特に食べ物に関する意見が多かったですが。 お寺とか建築とか歴史に興味のある人だったら、また違った感想が得られたかも。 とりあえず、おおむね好評だったので良し。
あ、バレーボール日本女子、メダル獲得おめでとー!
帰って来たよ、ジャバ夫さん。 アメリカから来た友達の案内をしていたけれど、二週間。
帰って来た感想は 「あいつら、かわいくないイサムだ」 でした。
イサムさんの面倒を見続けていたジャバ夫さん。 この二週間は、イサムさんから離れて、自由にできる、と皇帝は思っていたのだ。 だから、これはボーナス旅行。 イサムフリー。
しかし、一日早く帰って来て言うには、日本に始めて来た友達は、イサムと同じだと言う事だ。
入っては行けないところに入り、食べては行けない物を口に入れるのだ。
それはさながらイサムさん。
そんなイサムが4人も5人も。 そらあ早く帰って来たいわな。 というわけで、ちょっと早めに逃げて来たジャバ夫さん。
お母さんとイサムの、ラブラブの日々が終わって、ちょっとがっかり〜。
イサムさんのインフルエンザの予防接種に行った。 どこを見ても開院時間がわからず、とりあえず9時過ぎに家を出たが、それなりに混んでいた。 おじいちゃんおばあちゃんがもっさりしてた。
機嫌は悪くないが、何故かハイテンションのイサムさん。 「きゃあああああああああ!!」と叫びながら待合室をウロウロ。 おばあちゃん達に「ああら、かわいいわねえ」と可愛がられつつ。 もう一人、何故か機嫌が悪い赤ちゃんがグズグズして、待合室はカオスに。
いざ、医者の前に出たら、「ぎゃあああああああああ!!」と言いながらのエビ反り。 でも、機嫌は悪くないので笑顔。 すると、イサムさんの目に、魅力的な物がうつった。 それは聴診器。 迷わず手を伸ばすイサムさん。 でも、医者も聴診器をとられまいと奮闘。 やがて、イサムさんの機嫌が悪くなり、注射もしないうちに「うわああああああああ!!」と泣き出すしまつ。 うーん。
泣き声と叫び声、どっちがうるさいかっつー話。 デシベルでは変わらないが、泣き声はやっぱ可哀想な気がする。
泣いているうちに注射をさっと済ませ、終了。 待合室で牛乳をあげたら、ぴたっと泣き止んだ。 ふう。
遊んで帰ろうと、途中公園に寄ったら、ちょうど近所の保育園のお兄ちゃん達が集団で遊んでいた。 そこにイサムさんを解き放つと、何故か園児が「おーい!赤ちゃんと遊ぼうぜ!」とイサムさんを取り囲み、連れ去ってしまった。 何故・・・。
保育師さんによると、皆お兄ちゃんぶりたいんだそうな。 ならばぶればいい。 好きなだけお兄ちゃんぶればいいさ。
お兄ちゃん達はジャングルジムで遊ぶ事にしたけれど、イサムさんはジムにまだ登れないので、下の方で座ってるだけ。 そこへ、お兄ちゃん達が順番に降りて来て、頭を撫でるという遊び(?)だった。
やがて園児が去って行くと、一人のお母さんが近づいて来た。 何かしらん?と思ったら、小学校の同級生だった。 なぬーん。 卒業以来あってないのに、よくぞ気がついてくれましたぞ。 お互いママになり、その後どーしたこーしたと井戸端会議。
ふと気がつくと、イサムさんはよその子(2、3歳くらい)の三輪車に乗せられ、その後ろを押されてグルグル連れ回されていた。 それで、時々頭をナデナデされてた。
なんでしょう。 イサムさんは、子どもにも人気と言う事でしょうか。 赤ちゃんの赤ちゃんになってるイサムさんであった。
皇帝

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