ぶつぶつ日記
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2002年04月28日(日) ガツン!

アルバイトも2年以上やっていると、
大体マニュアルなしである程度受け答えもできるし、
自分なりに得意の分野もできたりして、
だんだん気が抜けてくるものだ。
しかし、今日は久々にやられた。

内容はようするにクレーム。
しかもよっぽど暇な人だったのか、
完全に下調べをし、理論武装をしていた。
そのことを読めずに、ぺーらぺら口先だけの受け答えをした
私の完全なる負け。

時折ガツン!とやられて、
また少し目が覚めたりする。
何かにつけて、そう言うのは必要なことでもあったりする。

しかしだからといって、
こういうねちーっとした性格にはなりたくはないけど(笑)。



2002年04月27日(土) 土曜日は、いつも。

土曜日になると、仕方なしに家の掃除をはじめる。
一軒家に1人で寝起きしているのだが、
獣道のように、使うところしか掃除をしないので
(そしてさして面積のあるうちじゃないし)、
そんなに時間はかからない。

金曜日の夜くらいは夜更かしをするので、
どうしても土曜の朝はゆっくり起きることになるし、
あさご飯を食べたり、掃除をしたりすると、
もうそれだけで午前中は終わってしまったりする。

平日は仕事と家の往復。
週末になるともそもそと自分の時間を楽しみ、
日曜日にはもう、また新しい週が(仕事という意味の)が
始まってしまう。

こんな風に日々は過ぎていって、
銀粘土とアラビア語の宿題と、最近はじめた英語の自習と。
多分私の中では、
それらと同じぐらい自然に、
「パレスチナ問題」を考える、という部分があって、
銀粘土のデザインが自然に浮かんでくるのと同じように、
パレスチナ問題が頭から離れることはない。
それらを同等に扱うことは出来ないし、
同等に思っているわけもないし、
パレスチナに自分が深く関わっているとは全く言えないけど、
でも、銀粘土とパレスチナ問題と、
そのどちらも、今の私の生活からは切り離せない。
そして切り離す必要も、全くないだろう。

土曜日にいつも、ぼーっと掃除をしている私の人生の、
いくつもの側面。


2002年04月26日(金) とにかく!!!!

今日は大量のパレスチナ情報をアップした。
どれもこれも、現地からのレポートだ。
そしてどれもこれも、
パレスチナの生半可ではない現状をレポートしている。

パレスチナの指導者がどうだ、アラブがどうだ、
教育が、思想が、
そんなのは今話すことじゃない。
今話すこと、それはとにかくイスラエルの撤退!
完全撤退そして、実態調査だ。

とにかく!
今の状態と何とかしないで、
御託を並べたってしょうがない。
それこそ、単に机上の空論でしかない。
目の前にある事実、これからはじめないと。






2002年04月25日(木) 疑う

「隠すべきものは何もない」のならば、
人道主義者だろうが、政治的だろうが、
どんどん見てもらって
身の潔白を証明すればいいと思う。
隠すから胡散臭いし信用が出来ない。
政治的ではだめで、軍事的な人物なら良い,
というのもどういうことなのか。
変な難癖つけるから、
こちらとしては、またまた疑ってしまう。

そう言うものではないですか?


2002年04月24日(水) 人道主義

イスラエル政府は、国連のジェニン調査団のメンバーに決まった
緒方貞子・前国連難民高等弁務官らに対して、
「人道主義派」とみて懸念を抱いているそうだ。

人道主義:人間愛の立場から人々の福祉を図ろうとする思想態度。 
     博愛・平等、人権の尊重、平和・無抵抗主義などを特徴とする。
     ヒューマニズム(人間尊重主義)の一形態。

なるほど、ではイスラエル政府は自ら、
自分たちが「人道的」ではないとわかっているわけだ。

興味本位で私は、あるサイトに載せてある
ジェニンで亡くなった人たちの遺体写真を見た。
そのあまりの生々しさ、そして惨さに、
全てを見ることは出来なかった。
見たことに罪悪感を感じるほどに。

この人たちの何人が、「本当の」テロリストだったのだろう?
その全てが、五体の原型をとどめていなかった。
首だけの女性、逆に首のない子供、
黒焦げの遺体というのが、実は最も「見やすい」遺体だということに、
私は初めて気がついたくらいだ。
今のたくさんの遺体がジェニンに放置されている。
もしくは崩壊した建物の下に。

もはや世界のたくさんの人々が、
イスラエルの「正当防衛」を認める気にはならないだろう。
しかし唯一アメリカがそれを認めている。
私はアメリカがまたテロで攻撃されても、
もう全然驚かない。
種をまいているのは自分たちだ。
そしてその種は急速に、大きく育っていることだろう。

「人道主義」と言う言葉が、無意味に思える。
何と言う、現実。


2002年04月22日(月) 歯車

組織というのは結局、上が変わらない限り、
変わらないものなんだろうか?
下っ端なりに問題点が見えて、
それを良くして行きたいと思っても、
そのことを上が求めていなかったら、
ただ黙って上の言いなりになっていれば、
それで良いんだろうか。

別にこの組織を、悪くしていきたいと思っているわけではない。
100%変えたいという大それた思いを抱いているわけでもない。
ただちょっと、ほんの少し、
働きやすいように、新しい動きが育っていけるように、
それだけのことも、
下のものは願ってはいけないのだろうか。
上が全部、やればそれで組織はいいのだろうか。

自分の存在の意味とはなんだろう。
「歯車」になれない私はそう思う。


2002年04月20日(土) 殺人か、テロか、レジスタンスか

自爆テロを、アラビア語では「自殺行動」、もしくは「殉教行動」ということは、
以前この日記に書いた。
英語でもどうやら「自殺行動」ということが多いらしい。

しかし最近、ブッシュはこのパレスチナの一連の捨て身の行動を
「殺人行動」と言うことにしたそうだ。
そしてマスコミにもそれを使用するように促している。
ブッシュにしてみれば、
日常的に暮らしている罪もない人々を「殺す」ことが目的なので、
それは「殺人」である、というスタンスなのだろう。
完全にパレスチナ側に非がある、という事か。

この「殺人」は突発的、偶発的に誰かが誰かを殺してしまう、
というような種類のものではない。
自らも死ぬことがわかっており、
それでもなお行われる行動で、
殺人、というよりは、
相手が大量の心中的な側面ももっている。

そして、自殺する者は、
それが例え突発的に起こした行動だとしても、
自殺に至るまでの理由を持っている。
その理由が本当に些細なことで、
周りから見れば馬鹿馬鹿しいことであったとしても、
自殺する者にとっては、死にたくなる立派な理由なのだろう。

まして、休日や夕方、早朝の出勤バス、
その中に1人(二人のこともあるが)
腹に爆弾を巻いて突っ込んでいくまでに、
どれほどの魂の彷徨があったか考えると、
私はがっくりと肩を落すしかない。
しかも、まだ若く美しい女性が、
二目も当てられないような最後の姿になるとわかっていて、
爆弾を抱いて、イスラエルに突っ込んでいくのだ。
その理由を、その思いを、
無視していいのだろうか?
それともパレスチナ人は全員狂っているとでも、
ブッシュは言いたいのだろうか?


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