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2003年11月09日(日) 演奏会が終わったのに… (2.5)

演奏会の翌日ともあれば、本当はゆっくりしたいところだけれど、ここのところ2週間に渡って延べ3日間生徒たちのレッスンをキャンセルさせて頂いていたので、今日は午前中から午後にかけて3人だけ教えることしました。

午後になるとやはりなんだかぐったりしてしまって、なんとなく具合が悪くなりそうだったので、本当は夫の友人のメモリアルに出かけるはずだったけれど、お布団を敷いて、眠ってしまいました。そのおかげで少し気分がすっきりしました。

今朝は早く起きたので、教える前に1時間ほど練習をし、夜にもう一度練習を。でも、いまひとつ気分でなく、集中できず。明日レッスンだけれど、仕方がない。

眠る前に3週間くらい前から生徒が貸してくれている「魔女の宅急便」を観ました。ずっと「先生、見た?」と聞かれても、「ごめんね、演奏会で今時間がなくて…」と答え続けていたので、悪いな、と思っていたのですが、ようやく観ることができました。


2003年11月08日(土) 演奏会:All Prokofiev (Chamber Music)/Ouverture on the Hebrew Theme

午前中は生後を教えて、午後はなんとなくだらだら練習をしたりして過ごす。夜の演奏会はそれまでかなりの待ち?時間があって、時々、どうしたらいいのかわからなくなってしまう。(笑)

夕方になるとかなり疲れてきたので、5時から30分だけ横になる。眠ることはなかったけれど、その後は気分がスッキリして、そうしてよかったな、と実感。

5時半から少し演目の練習をし、6時15分過ぎに家を出て、6時45分にはホールに到着。7時からリハーサル。自宅で練習をしたときに「!」とあるフレージングのアイディアが浮かんできて、それを試してみた。そうしたら、絶対にその方がいい!教授陣は言葉では何も言わなかったけれど、私がそうでた瞬間の雰囲気は絶対に「イエス」だな、と思って(笑)、本番もそう弾くことに。こんなアイディアがふと浮かんできて、それが使えるなんて、とっても嬉しかった。常にsearchしているとその時その時で演奏の形が違ってくる。やっぱり常にbetterでありたい!

リハーサルは結局当日のちょっとした通しを含めて3回行ったけれど、本番が一番よかった。やはりみなさん本番の集中力、エネルギーが違う!学生やなれていない人の場合、本番で実力を出せない場合が多いのだけれど、さすが教授陣、演奏を始めた時点ですでに通しのときとは全く雰囲気。とってもやりやすかった。大成功。「素晴らしい演奏でしたよ」「あなたが一緒に弾いてくれて本当によかったわ」などという好意的なコメントも頂いてとっても気分がよかった。

大抵の演奏会では黒の衣装を指定されることが多いけれど、今日はお気に入りの赤。基本的にはドレスよりも演奏の方が大切だけれど、お気に入りのドレスを着られると、たとえ演奏の最中は忘れていても、気分のよさは自然とあらわれるみたい。(笑)本当に気分はランララン♪でした。(笑)でも、もちろん、自分のパートに関して、技術的には全く問題がないという確固たる自信があったからのことだとも言えますが。(笑)

演奏会終了後には先生のお宅でちょっとしたパーティー。シャンペインにクラッカーとチーズを食べながら、教授陣の楽しいお話を聞かせていただきました。


2003年11月05日(水) プロコフィエフリハーサル2日目

プロコフィエフに関しては11時から1時間だけリハーサル。昨日、先生にお渡ししたCD、先生と奥様は聞いてくださったよう。先生によるとクラシックというジャンルを越えて、ちょっとクレズマーに近過ぎる演奏(とくにクラリネットが)ということでしたが、テンポはやはりもう少しゆっくりしてもよさそうだと皆さん意見が合い、私としてはとても嬉しい結果となりました。今日はクラリネットの先生はいらっしゃらず、ストリングとピアノだけだったので、私の音もみなさんによく聞こえたよう。ほんのちょっとだけれど、私のソロの部分もあって、その際には「いいね〜」という声を頂いたりできて、嬉しくなりました。

その後、ベートーベンのリハーサルをして、室内楽のクラス。その後はとにかく明日の朝提出の課題に没頭。4時頃からずっととりくんでいました。途中、お腹が空いて倒れそうになったので、短い休憩をとっても冷蔵庫の中の残り物を食べて、髪の毛が抜けそうなくらいの頭のテンションはメールで解消。なんとか真夜中前に終わらせることができました。そういえば、昨日の夕食もチキンサンドを半分にピーナッツでした。あまり良いことではないけれど、課題をやっているときは食事をとる時間も惜しいくらい、のめりこんでしまいます。


2003年11月03日(月) プロコフィエフ リハーサル1日目

今日は午前10時からこの土曜日の教授陣によるプロコフィエフの室内楽演奏会のリハーサル。私は Overture on the Hebrew Melody のセカンドヴァイオリンに起用されて、先生方に混ざって登場する予定。リハーサルは先週の日曜日にも一度あったけれど、私は熱をだしてダウンしていたので、私にとっては初めてのリハーサル。

昨晩は本屋さんでこの曲の入ったCDを買ってちょっと勉強してあったので、かなり助かった。思ったよりもかなりテンポが速く、そのCDとは全く違った演奏だったけれども、テンポが速い分、曲を知らなかったらついていきにくいだろうな、と感じられたので。CDをすでに聞いていたこともあって、私自身はこのテンポはちょっと速すぎるように思われた。なんだか弾き急いで終わってしまうような感覚があって、いまひとつ楽しめない…。

リハーサルには2時間弱使われ、結局私のレッスン時間はそのリハーサルに費やされ、なくなった。(予想はしていたけれど、やはりほっとする…)先生にはすでに12時からの生徒があったので、私は彼のあと1時に先生のオフィスに寄って、今後のレッスンプランをお話することとなった。

その間、明日から始まるオーケストラのリハーサルのため、ビーチの楽譜にナンバーをつけ整理する。

1時に先生のオフィスへ行き、レッスンはしばらく、パガニーニ、ヴィニアフスキ、ブラームスに集中することにした。といっても他にもオケ曲、室内楽曲(ラヴェル、ベートーベン)もあるので、なかなか盛りだくさん。イザイは後回しに。

今日のプロコフィエフのリハーサルでは何もおっしゃらなかったけれど、先生は「とてもいい演奏をしていますよ」と褒めてくださり、嬉しかった。この調子でいいみたい。先生に私はCDを買って聴いたのだけれど、その演奏はもっとゆっくりのテンポで…などと話すと先生は興味を持ってくださり、是非その演奏を聞きたいとおっしゃった。明日コピーをお渡しする予定。

午後は久しぶりに自分の生徒たちに会い、先生をした。


2003年11月01日(土) 演奏会(Orchestra) 2日目:Walker、Barber、Tchaikovsky

午前中だけでも教えようかと思っていたけれど、まだまだ体調がいまひとつなので、今日も全てのレッスンをお休みさせていただいた。

かなりお寝坊をして自分がどれほど疲れていたのかを実感。

また出かける2時間まえから昨日と同じ作業をくりかえす。

今日は昨日のことがあったからか、昨日よりは安定した演奏。ソリストも昨日に比べるととても落ち着いた面持ちで、安定した演奏をしていた。昨日のミスが全く尾を弾かないのも経験を踏んだ演奏家ならではのような気がする。

帰り際にはライブラリアンとして楽譜を回収し、整理。2つほど未返却のパートがあるので、できればこの週末中に回収したいところ。


2003年10月31日(金) 演奏会(Orchestra) 1日目:Walker、Barber、Tchaikovsky

どんなに不安でも、体調がよくなくても、演奏会はやってくる。

午前中はラヴェルのコーチングで先生にお目にかかった。ラヴェルはとても上手くいっているけれど、昨日、先生の奥様にベートーベンのコーチングを受けたときに「とてもストレスを感じています…」とお話してしまったので、その話は私の先生にも伝わり、先生、ちょっと心配して下さっていたみたい。(感謝)「演奏会の成功が全部あなたの肩にかかっているわけではないんですよ、そんな風に考えないようにね」わかっているけれど、やはり実際にそういう言葉を聞くと少しは安心する。「まだ咳もしているし、今日の午後のクラスには来ないで家に帰って休みなさい。これは命令ですよ」先生はいつもお優しい。

出かける2時間くらい前からCDと一緒に軽く弾くような作業をして、会場へ。その作業をしているときに、ふと過去に聞いたオーケストラ奏者の演奏を思い出した。(正確な音程と美しい音、でもそれだけ。)でも彼らがそのように弾くのはオーケストラの演奏ではそのようなものが求められているからなのではないか…?オーケストラの演奏で求められるのは単純にヴァイオリンという楽器の音でそれ以上でも以下でもないのかもしれない…。ふとそんなことを思い、今日はちょっと軽めに弾くことにした。

プログラム:
Walker − Lyrics for Strings
Barber − Violin Concerto
Tchaikofusky − Symphony No.4

演奏中はものすごくよく集中できて、自分でも驚いた。軽めに弾いたので、楽だったし、これでいいのかもしれない。バーバーの協奏曲のソリストはかなりの経験のある素晴らしい演奏者だけれど、今日はアクシデントがあった。3楽章でいきなり爆走し、オーケストラとは全くあっていなかった。オケも自分たちがどこにいるのかよくわからず一人二人と弾くのをやめていく…。指揮者に助けられて、オケはトゥッティで立てなおしなんとか持ちなおした。私もその瞬間、とっさに入ったので弦もそこからしっかり持ちなおした。止まらなかったし、あの立てなおしはよかったと思う。チャイコフスキーでもブラスがスポーンと抜けてしまった個所があったので、全体としてはいまひとつの演奏だったけれど、私自身はとても気持ちよくよく集中して弾けた。あんなに心配していたのに…。明日もこの調子なら大丈夫。演奏会が終わったら本当にほっとした。


2003年10月30日(木) 安定感

今日の午前中の授業は(もちろん先生と相談の上)お休みした。
その分、家でオケ曲の練習をして
1時からはベートーベンのトリオのコーチングへ。

今日もなんだか気分が下向き…

その後、またちょっとオケ曲を練習し、
3時半からリハーサル。
心配していたチャイコフスキーはまあまあだった。
もちろん、不安に思っているところはあるけれど。
バーバーのソリストは渋滞に巻き込まれ、遅れて登場。
ウォームアップもなしに、
いきなりとても安定して弾くのはさすがだな、と思う。
安定感、これは大きなコンクールで賞をとるような人々に
共通するものなのでは、と感じている。
ウォーカーもまあまあ。

多分自分が心配しているほど悪くはない。
しっかり眠って、しっかり食べて、しっかり楽しもう。
きっと、それが一番。


けい |MAIL

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