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大学院は18日で終わり、今週から夏休みが始まっている。 やはり生活における余裕がでて、大学院があるときとはまったく違う。
ゆっくりお風呂につかる時間もあるし、 食事をつくる時間もある。 お皿を洗う時間もあるし、 スイカを一口大にカットして容器に入れて保存する時間もある。
きちんと生活できる。いい感じ。
これまでPCの調子も悪く、日記の更新もままならなかったけれど、 これからはまた続けられそう。これから過去の日記の更新も少しするつもり。
今週のメインイベントはやはり車の購入。 今持っている車の調子が悪く、修理にはかなりかかりそうなので、 思いきって別の車を買うことにした。もちろん中古車だけれど私たちにはかなり新しい97年製。もちろんエアコンも使える。こちらにきて約10年、エアコンが使える車に乗れたのはほんのひとときだったので、夏は毎年恐怖だった。でも今年は違う。車の受け渡しは来月。楽しみだ。
2004年06月12日(土) |
演奏会2日目:Childs, Barber, Ellington |
昨日のアクシデントもしっかり克服し、一年の最後の演奏会が無事終了。
ダンスについて言わせてもらうと、やはり私はダンスは好きで、世界でも有名な振付家の作品を見る機会も多かったので、大学のレベルの作品にはいまひとつ心を動かされない。でも、みんなそれぞれのレベルで一生懸命やっている。これはどの分野でも同じこと。
演奏会終了後、オーケストラのパーティーへ。50代の大学院生、歯科医でもあるバスーン吹きBさんのお宅で。でも、なんだかあまり楽しくなく、疲れていて蕁麻疹もでてきたのでヤリさんと一緒に一足先に失礼した。
2004年06月11日(金) |
演奏会1日目:Childs、Barber、Ellington |
演奏会一日目
Childs - Tone Poem for Holly Barber - Knoxville Summer 1915, Ann Noriel, soprano 休憩 Ellington - The River with Dance Department Faculty Choreographers and student dancers.
今回の演奏会のコンマスはこの学校でこの演奏会を最後に卒業していくダニエルくんにお願いをした。彼にとってもいい経験になるし、私にとってはそれほど大切なレパートリーと思えないような曲のコンサートなので。(笑)
チャイルズの曲は結構気にいっていた。もっとジャズっぽい感じなのかと思っていたけれど、私は割に好きだった。この曲はLAフィルのために書かれた曲で、フルオーケストラをちょうど二つに分けたような編成に書かれている。指揮者の先生によると、LAライオットの追悼(?)のためにLAフィルが同時に2つの場所で演奏しなければならないという状態(企画)があり、作曲者にそう頼んだことによるらしい。
エリントンではなんとアクシデントが。一箇所ファーストヴァイオリンがメロディーのところで落ちた!その後もちろん私が咄嗟に曲を覚えていて、タイミングを計って入ったけれど、たとえ私はコンマスのポジションにいずとも、あるまじきこと。
私はこういうアクシデントのときには強いほうだと思う。曲を耳で覚えていて、適当な個所で入ることができるから。明日は落ちないぞ。
2004年06月08日(火) |
演奏会: Shpor 「Erlking」 |
今日は残念ながらバスで大学まで行かねばならなかったけれど、いいこともあった。先週の木曜日になくした大学内で必要な鍵のセットが見つかったのだ!もしも、出てこなければ、360ドル支払わねばならないはずだったので、本当によかった。
それにしても、これに関しては鍵をなくしたときから、数人の人と話をしたのだけれど、みな、「盗まれた」に違いないと言っていたのがとても悲しい。私自身は大学内でなくしたのだから、必ず届けられるはずと信じていたので、人に話すことでそんな確信が薄らいでいたけれど、結局は見つかったので、本当によかった。
12時から演奏会。はじめての室内楽形式で声楽家との共演する。 私の出演は1曲のみ。テナーとピアノとの Shpor作曲「Erlking」
アクシデントが起こってしまった。一部、私とピアノとのデュオの部分で、ピアノに私が乗っていかなければならない個所がある。彼女はduple、私はtripleのリズムで進んでいく個所で、どうしても彼女のエントランスがトリプルに聞こえてしまって、私の入りが遅れた。私はたくさんの音符を弾かなければならないので、私のミスであるにしても、そういう場合には彼女に歩みよってもらって、修復するしかない(と私は思っている)のだけれど、彼女は自分のタイミングを絶対に譲らない。平行線のまま、しばらく続いてしまった。とても辛かった。
私自身はそのようなアクシデントが起こった場合、とにかく、皆がComfortableに演奏ができるように、その瞬間にできることはなんでもして、アジャストするタイプだけれど、今日のピアニストにしても、ラヴェルの3楽章を演奏したときにしても、歩みよってくれない弾き手もたくさんいる。今日は私のミスだったけれど、アクシデントが起こったときに、もっと温かく余裕のある心をもって、相手に歩み寄り、その場をなるべく早く繕う演奏はそんなに難しいことなのか、そんなことを思うと涙がでてきた。
2004年06月02日(水) |
マスタークラス: モーツアルト クラリネット五重奏曲1楽章 |
モーツアルト クラリネットクインテットをマスタークラスで演奏。 このグループとしてはなかなかうまくいったと思う。 私はファーストとして、どのようにグループをリードしていくか、 とくに入りのブレスなどについて注意をいただいた。 ピアニストと弾くことが多かったからか、 性格からか(笑)、なかなか難しいと考えさせられた。
マスタークラスを率いたのはヴァイオリニストでもあり、ヴィオリストでもあるAnn Danisさん。室内楽のクラスのヴィオラの先生の最初の先生だそう。いろいろな動作を交えて、一生懸命指導してくださった。ありがたい。
昨日は1時間おきに休憩をはさんで、3回練習をした。 3度目に練習に戻ったときには、なんとなく、 もう良いかな…なんて思ったけれど、 とりあえず、やってみた。
するとその夜、また左手前腕に痛みを覚えた。 鈍い痛み。
Feldenkraisの先生にお目にかかったばかりだし、 無理をした覚えもない。 それなのに、今日に限らず、 最近また時々痛みを覚えるということは、 私の演奏法が悪いのではなく、 本当に筋肉が疲れている、 もしくは弱っているのかもしれない。
真剣に向き合わなくてはいけない。
今朝になっても、痛みを感じたままだったので、 今日は練習せず。 生徒を教え終わり、夜になってから、30分くらい 明日のリハーサルのために、必要な個所だけさらった。
2004年05月25日(火) |
生活するということは |
やっぱり最近また頑張り過ぎていたかな、と反省した一日。 ここのところ、また左腕が痛くなることが多く、 自問自答していた。 そんなにたくさん練習しているつもりもなかったのだけれど…
今日は1度の練習時間を短くしてみた。 午前中約1時間15分、午後約1時間15分。 オーケストラのリハーサルもあったので、自分の練習はそれだけ。 食事に30分、シャワーや身支度に1時間、 やはりそんなことをするのにも時間が必要だし、 そういうことに時間をかけることが 生活すること、そして、生きること。 いつも時間がない、と走っているばかりで、 食事をしたり、ゆっくりしたり、空を眺めたり、道端の花を眺めたり… そんなことがムダに思えるようではきっとダメなんだ。
車の調子が突然悪くなり、 学校から帰る途中で煙、水蒸気が前からもくもくと出てきて、びっくり。 そんな車で走っている自分も恥ずかしかった。 途中、夫に電話をして、迎えに来てもらった。 これも時間の無駄。 でもこれが生きているということ。
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