paranoia kiss
    

大切なものを見過ごさないように
ゆっくり歩いてゆこう。
たくさんの気づけることがあるはずだから。

ただでさえ、僕たちは転びやすいのだから。
足元をすくわれないように。

何も急ぐことなんてない。
遠回りしたって時間はいくらでもある。
最後に辻褄が合えばいいのだから。

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君のお母さんはいつも怖い。
電話が鳴るたび、びくびくして、
君に出てもらっても、
結局はあたしと話さないと納得しない。

君を困らせたくないし、
途方に暮れる顔を見たくない。

だから、ぐっと堪えるけど、
あたしの顔には逆に苦痛に歪む。

それでも、君は何も言わない。
どこかで、あたしの味方になってくれる日を待ってる。
あたしが耐えればいいだけなのは
よくわかってる。

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君の事は大好きだし、
理解しようと思うけど、
あのお母さんから君が生まれたとは思えないんだ。

穏やかな性格に惹かれたのに、
こんな風にお母さんで苦労することになるには。

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昔から、女の人には縁がない。

母親にしたって友達にしたって。
男といる方が、素の自分だったし、
いつだって気を遣わずに済んだ。

女友達は少数精鋭で。
だから、女に嫌われるオンナだった、あたしは。


2006年11月26日(日)



22日の15時に拍手を下さった方が。
どうもありがとう。

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2つの正反対の気持ちが同居。
両方が痛いほどわかるから辛い。

世間ではこういうのをいい人ぶるって言うんだろう。

ただ、その1つ1つの想いに
忠実に言葉を返す。

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君があまりにも優しい愛しい目で
たいせつなものを見るから、
あたしは慌ててカメラを手にする。

全く技術なんて持ち合わせてないけど、
その一瞬を
いつか想い出になってしまう一瞬を
切り取りたくて
ファインダーを覗いた。

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疲れてしまっているあたしは、
君が好きだからといったのを覚えてて、
あえて素顔で過ごしている。

久しぶりにお化粧したら、
今はそのほうがいい。と言う。

今日からわからない程度のファンデーション。
そして眉を整える。
爪にはあえて色は落とさない。

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君のささやかな拘りをかなえてあげようと、
朝から買い物へでかける。
結局自分のためにも衝動買い。

時々物欲の神様が降りてくる。

君に買ってもらったばかりなのに。
言い訳はみっともないけど、
みっともない言い訳をしよう。

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彼女は気に入ってくれたんだろうか。
あたしが一番あたしらしくいられたときに
遠く離れた地で巡り会ったもの。

あたしは今も忘れられず、
時々思い出したように取り寄せる。

街路樹の葉が綺麗で、
陽射しがぴかぴかしてて。
街行く人はみなお洒落で。
あたしはぼーっとしながら、
その陽射しを浴びてお茶を飲んでいた。

片手にはやっぱりタバコだったけど。
少しだけ女らしかった頃。

2006年11月25日(土)



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