paranoia kiss
    

テレビを観ていた。
色んな歌が流れるその番組に、
あの人にそっくりな歌手が出てきた。

また泪が流れた。
もう何もないのに。
その後に、あの人が大好きだったグループの
ライブ映像が。
なんて巡り会わせなんだ。

今は、波乗りジョニーな君に想いを馳せる。

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何処かでまだ繋がってる人はいて、
直感を頼りに彼女を探し出す。

いつだったか、突然待ち合わせしたっけ。
真冬の夜空のした、ビールで乾杯。

そして、歴史ある街でも再会したことを思い出す。

晴れの日に、世界一綺麗な彼女でありますように。
そして、その時間が永遠と呼べるように
続くことを祈ってる。

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そんなあたしは、タバコを止めようと決意。
お酒だけは手放せないけど。

忘れられないものや、
手放せないものの1つや2つくらいあったっていい。

できれば、1つのほうがいいけどさ。



2006年11月30日(木)



タバコに火をつけようとする仕草で、
その仕事をしている、していた。とすぐに見抜かれる。

君は僕が贈ったライターを使わない。
僕の父が贈ったそれでさえ。
面倒なのか。

ただ、君がその場所のライターを使うのが、
非常に気になる。
いや、正直気に食わないんだ。

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いつか、酔っ払って電話したときに、
彼はライターを未だに使っているといった。
音を聞かせてくれた。

あたしがとても気に入っていて、
気に入った人には持ってて欲しいという
理由から無理やり持たせたようなもの。

名前を刻んでくれる店は当時は少なかったんだ。

君に贈ったそれは、
当時のあたしが持っている最大の札を使った。
謙虚にイニシャルだけ入れてもらって。

記念の贈り物のささやかなお礼となるように。
今では、酸化して色が変わったままタンスの上。

オトスノガコワイ。

そういって、100円ライターと持ち歩いてくれた人もいるのに。

あたしの心は届かないまま
タンスの上にずっとある。
マイナスの言葉を聞きたくなくて、
持ってて欲しい。と言い出せないでいる。



2006年11月29日(水)



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