paranoia kiss
    

気が付けば、以前愛用していた
ジーンズがするりと入るようになっていた。

君と食べる夕飯だけが
僕の命を繋いでいると知る。

君のいない日なんて酷いものだ。

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不足しているものなど、何もない。
ただ、その存在さえあれば。

今を紡いで永遠に繋げる。

あの日よりも悲しいことは起こらない。
そう言い聞かせる。

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あの日から僕は全く違う人間になったようだ。

君の流した泪が忘れられず、
逃げ出したくてもぐっと堪える。

君をよわっちい人間だとは思わないよ。
かなり驚いたけど。

そんな業を成し遂げられたのは
今は遠く離れた地にいる君のおかげだ。

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両脇から規則的な寝息が聞こえる。
川の字になっていないけど、
規則的なそれを聞きながら
眠りに落ちた。

朝になってみれば、ただの現実だったけれど。

どうも夜という時は、僕を感傷的にさせる。
好きなんだけど、
目覚めたときのギャップに苦しむ。

2007年02月07日(水)



本当は波乗りで行きたいであろう土地で、
そして僕が知らない土地で、
酔いつぶれているであろう君を想う。

僕はこの変哲もない部屋で
一人で酔う。

一人が好きだけれど、
たまに離れると物足りない。

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溢れそうになる言いたいことを
どうやって伝えようか迷う。

楽しい時間を邪魔するのは好きでないし、
かといって、報告する誰かもいない。

きっと明日になれば忘れている。
多分、それだけのこと。

それだけのことを今すぐ伝えたい。

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厄払いに出かけた。
二人揃って頭を垂れる。

軌道に乗っている君は
厄払いなんて行きたくなかっただろうに。

僕は昔からの習慣や風習を大事に思う。
今時を気取る君とはバランスが取れてて
いいんじゃないかと思うのは僕だけ。

2007年02月05日(月)



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