paranoia kiss
    

気だるさを抱えながら、
このぽっかりと空いてしまった時間を
どうやって過ごそうか考える。

だるければ横になればいいのに。と思うけれど、
新聞を読んだり
こうやって文字を手繰ってみたり。
そして、頭に入らないくせに、
人様の文字を流していたりする。

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自分にもリセットボタンがあればいいのに。と思う。
後悔ないように生きてきた。なんて
偉そうに言ってみるけど、
結局のところ後悔しか残っていない。

時間を無駄にしたとは思わないけれど、
なんなんだろう、このやるせない感。

いいなぁ、機械は。
リセットだのデリートができて。
機械にはなりたくないけど、
羨ましいよ、僕は。

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今更、笑いのツボが違うことに気づく。
君の読むテキストはちっとも面白くない。
テレビも同様。

眠れずに起きていても、
ツボの違う文字をひらって、
ツボの違う番組をみることになる。
どちらかを僕に譲ってくれてもいいのに。

そういえば、映画は一度しか一緒に出かけたことがないね。
それでよかったんだ、たぶん、きっと。


2007年02月17日(土)



たらたらと鼻から
血が流れるさまを
鏡でじーっと見入ってしまった。

かなり怪しい人物だろう。

もっと汚い血であってほしかった。
思ったより綺麗で。
こんなに意地汚く、
汚いものばかり摂取しているというのに。

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酒を飲んでいるからこそ流れる泪と。
素面のときだから流れる泪と。

異性の泪にはっとする。
歳のせいかわからないけど、
相手に感情移入することが多くなってしまった。

父の泪をみるのも3回目。
君の泪をみるのも3回目。

各人の流す泪をみて、
僕は頭の中で全く違うことを考えていた。

どうも過去しか振り返れない性質のようだ。
未来も過去も関係ないんだけど。

今が大事なんてさ。
言われなくても分かってる。
でも、過去しか見ることができない。

間違いなく足跡があるんだからさ。

2007年02月16日(金)



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