paranoia kiss
    

ようやく穏やかなひと時。
心を亡くさないようにしていたけれど、
やはり忙しい。という言い訳になってしまう。

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慌しい君を見て、
この空間の全てのものが、慌しいように思える。
普段はおとなしい時計でさえ、
こちこちと刻むような音が聞こえてくる気がする。

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お風呂で久しぶりに泪が出た。

あの人がいつも連れて行ってくれた場所。
花火が綺麗に見えて、
何人の男と思い出を塗り替えに行っただろう。
君とも行ったのに。
いつも思い出すのはあの人のことばかり。

初めて連れて行ってくれたお店も映っていた。
汗を拭きながら、
たくさんの餃子を食べた。
トイレに行った隙に、
僕のタオルをこっそり使った。とあの人は
照れ笑いしながら、報告してくれた。

もう、あの遊園地もなくなってしまった。
大好きだったかすれた声が今も耳に残る。

もう一度だけ、会えるなら会ってください。
あの頃とはずいぶん変わってしまったけれど。

2007年02月23日(金)



頭をなでてもらってもいい子にはなれない。
なろうとも思わない。

従順なふりして、時々牙をむく。
反抗期の子供に戻ったように。

自分で自分を持て余す。
何をどうしてきたのか、
何をどうしたいのかさえわからない。

暫くはこのままで。

2007年02月19日(月)



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