V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2001年09月30日(日) 積水ハウス、高シェアの秘密

住宅展示場を視察。まばらな人影の中、積水ハウスだけ妙に来場客が多い。聞くと今日は家相師相談会を開催しているという。風水と四柱推命の占い師が来ていて、坊さんのような格好で家族と話をしていた。同社は岐阜市で年間150棟、31%のシェアを誇るが、このような事前に安心を創る企画も高シェアの一因だろう。


2001年09月29日(土) 財務の勉強材料

増収増益から一気に倒産したC社。ゲーム「ぷよぷよ」を生んだが、倒産のトリガーになったのは「ぷよぷよ」を象った饅頭『ぷよまん』だ。キャラクタービジネスは権利を売るのが基本。ところが饅頭の生産工場を立ち上げ、直営店で売ったのだ。工場や店舗経営を甘く見た…井の中の蛙的経営者の驕りこそ、倒産の根源だ。


2001年09月28日(金) 研修の度に講話する社長

T社の中核社員研修は3カ月に一度1泊2日。毎回、講義の前に社長・常務各1時間の講話が付く。社員は講話を通じてトップの見方・考え方を学び取るのだ。夕食後は常務の部屋で2次会。強制ではないが、いつも全員が参加する。常務の講話から自社の現状を知り、ひときわ危機感を抱いた社員が集まって来るのだ。


2001年09月27日(木) 小売業の勝ち組・負け組

商業専門コンサルの友人に、小売業の「勝ち組」と「負け組」の見分け方を聞いた。自分が店に行って、どこにどんな商品があったかをすぐ覚えられる店が勝ち組。一方なかなか覚えられないのが負け組だ。売れ筋中心のMDがしっかりしているからだ覚えやすいのだという。複雑さは経営にとって百害あって一利なしなのだ。


2001年09月26日(水) 重要なことを浸透させる方法

「クレームは常に記録し改善しています」と語るU社長。ではファイル名は?と聞くと、「技術改善報告書」だという。これでは社員にその重要性はわからない。オリジナルな固有名詞「○○レポート」と付け、その上「○○レポートこそ我が社の宝」「1枚100万円!」ぐらい派手に呼ぶ。そこまで徹底すれば重要性は浸透する。


2001年09月25日(火) 近鉄の逆転劇

近鉄の優勝が逆転満塁本塁打で決まった。とかく派手に打ちまくった今年のチームだが、12年前に比べると阿波野のようなエースが不在なのが心許ない。攻撃ばかりを重視し、補給路について配慮しない日本人を象徴している。10得点しても11点とられてしまうリスク。経営では供給体制の不備から失注することが一番情けない。


2001年09月24日(月) ホテルの土産売り

家族旅行で鳥羽のホテルに宿泊。朝食後、ロビーに海産物の土産物の出店がでていた。呼び込みのオッチャンは、「そのカワハギは今朝焼いたものでっせ」と奇妙な関西弁を話す。多分、鳥羽弁なのだろう。こういう呼び込みは、台詞よりもまず地元訛りだな、土産物売りの説得力は「何を」より「誰が」にあると知らされた。


2001年09月23日(日) 院長先生たちの質問

この2週間のうちに2人の病院長から同じことを聞かれた。「これからの病院経営には何が必要ですか?」。いずれも民間企業経営者向けの講演会の後。そんな場に医者が来ること事態が私には驚きだ。「院長が財務感覚を持つこととインフォームド・コンセント」と応えているが、講演会に来るような院長なら、まず大丈夫だろう。


2001年09月22日(土) 使い捨てカメラの使い途

家族で鳥羽に旅行。3歳の息子の手には使い捨てカメラ。カメラマン気取りでバカバカとりまくる。フラッシュも、フィルム巻きも自在にこなす。親が教えたのではなく息子が勝手に始めた遊びだ。開発した人も3歳児のこんな使い方は想定しなかっただろう。商品は一端市場に出たら企業のモノにあらず、市場のものなのだ。


2001年09月21日(金) 経営方針書の値段

100人で2億円の経常利益を目指すJ社。社長は全員に配付した経営方針書には1冊200万円の価値があるという。2億/100人=200万(冊)というわけだ。1年後、その年の経営方針書は回収するが、なくした人は200万円の罰金。経営方針書の価値を社員に伝える上手いやり方だ。なお、今までなくした人は一人も居ないという。


酒井英之 |MAILHomePage

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