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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
東京のK社の役員会議で、社長が突然この3行日記のコピーを配った。皆が読み終わった頃、社長は「面白いと思わないか?思わぬ人とは一緒に仕事ができないから、帰ってください」と言ったという。何度書籍を書くたびに本文よりあとがきの日記が評価される私だが、このように使われるとは驚きだ。作り手はいつも使い手に教えられるものだ。
東京の出版社に行き原稿を渡す。これまで数社に出向いたが、いつもけんもホロロに追い返されてきた。「面白い内容だし、こんなテーマの本は出したい。が、メジャーな人に書いて欲しいんですよ」と言われたことも。しかし、今回はスンナリ行きとても喜んでいただいた。あとがきに3行日記が掲載されることも了承していただき、とても幸せである。
京都の異業種交流会で講演。最初に同会の会長が約30分間、この1ヶ月間に自分が集めた経営に関する雑誌/新聞の記事を配布し、説明した。資料は十数枚。親切なことに重要なところに線が引いてある。これだけの資料を集めるには相当の読書量が必要だ…同会には大阪からも含め多数参加しているが、これほど熱心な会長の人柄によるところが大きい。
また狂牛病の牛が見つかった。安全宣言は狂牛病を根絶したからではなく、検査体制を敷いたことから出された。だから今回の発見はそれが正しく機能したことの証明である。そして、これまでなら秘匿されたはずの情報が瞬時に一般に公開されていることを素直に喜びたい。原因根絶はもちろんだが、出口を塞ぎ庶民を狂牛病から守ることが最優先である。
会社の地下鉄の最寄駅。改札を過ぎて暫くは商店街が続く。ここに出勤時間に、ぼろい雑貨屋のようなのクスリ屋がある。毎朝、70歳くらいの白衣を着た母親と40歳代の息子が立っていてタバコと飴を売っている。10年間、まったく変わらない姿。愛想が無いこと、品揃えが貧弱なことを百歩譲って許しても、何ひとつ工夫しない姿勢に腹が立つ。
大手電機会社の購買部長。ISOを導入して良かった、という。「マニュアルの最初のページに最終更新日が書いてある。それを見て2年間変わらないようだったらその現場は何も工夫していない証拠。その部署には即刻工夫改善を要求する」からだという。同社の工場長は2年程度で異動する時代。変われないものを悪とする風土の企業は強い。
友人からいろんな相談を受ける。友人には2つのタイプがある。「友達だからタダで情報を教えて」と「アドバイス頂いて払わないわけにいかない。お金を受け取って」というタイプ。前者は製造業、後者はサービス業従事者に多い。気持ち良いのは言うまでもなく後者。お金は受け取らないが、情報集め・ノウハウの苦労を知っていてくれるからだ。
某部品工業会で講演。懇親会で、自動車メーカーのコスト30%ダウン要求にある社長は「過度の要求は破壊を招く」と怒りを露にし、ある社長は「30%ダウンと言わなきゃ10%はできない。1%の改善目標では絶対に10%はダウンしない」と穏やかに考えていた。中国がWTOに加盟する時代。徹底したIT化など今の方法を破壊しないと生き残りはできない。
某市の商工会議所での講演。副会頭が講師紹介をして下さったのだが、単なる略歴紹介に留まらず「先生の本にこんなことが書いてありました…」と引用文が付いた。紹介するために拙著を全部読んだというし、私がかつて開発した商品のカタログまで取り寄せていた。たかが講師紹介にここまで丹念に下調べする人。彼の会社が勝ち組になるはずだ。
昨日の師弟講演の主催企業。お客様を集めるには「名駅以外は絶対ダメ!」と常務が指示。よってマリオットHで開催。また講話録を作成し、それを持参してお客様へのお礼参りを行うという。このお礼参り、来週からの予定だったが社長が「悠長なこと言うな!今週からやれ!」と指示。一事が万事、社長・常務の適切な判断力が同社の凄みである。
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