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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
大阪の某クライアントは、よく部や課の単位で飲み食いをする。そして会がはねる前に、老いも若きも全員が肩を組み、必ず決められた歌を2曲歌う。最初は六甲おろし。次が社歌。この習慣は梅田のスナックで飲んだときも同じ。中には阪神ファンではない人材もいるのだろうが、それでも誘い込んでしまうそのパワー。地元球団の応援歌が社員の鼓舞に繋がるのは大阪だけだろう。
某社の会長が勇退した。挨拶で「最近物忘れが激しいので備忘録を付けていたら、その備忘録をどこかに忘れてしまった」と笑いを誘う。「ここまで忘れるようじゃ、もう月給取りとしての資格はないと悟った」。そしてしみじみと「この前クリーニングに出した冬物の背広を再び着ることがあるのかな…」。仕事人である前に教養人であれ。詩人のような語り部から会長の温かさと豊かさを感じた。
消費税引き上げ要求が首相に出された。赤字国債を30兆円に抑えるというが、これを消費税で補おうとすると、消費税1%で2.5兆円の税収があるため、12%アップが必要となる。現在5%だから合計で消費税17%!たまらなく高い数字だが、自分の子供や孫の代に借金を残さないようにするには、これしか方法はあるまい。国家破産を防ぐためにも勇気ある政治家に出てきて欲しい。
会議は本来何かを議論するために行われ、決議したら散会する時限立法的なものである。会議を行なうことが先に決っていて、その後で「何を議題にしよう…」するのは本末転倒。また、会議の席で部下の活動の成果と予定を報告させる管理者がいるが、これは管理者の怠慢。会議は情報整理と、説得、そして人心掌握の場だ。会議を見れば管理者の力量がわかる。
「いちご白書をもう一度」が復刻した。あれは全共闘世代の挫折を象徴する歌なのだが、なぜ今出てきたのか。全共闘の子供の若い世代が、現世に『挫折』を感じているのだろうか。あるいはかつて『挫折』した両親が、会社倒産などで再び『挫折』する姿を見て、励ましているのだろうか。かつてこの国で「挫折感」を共有した時代があっただろうか。ビリケンの声は余りに侘びしすぎる。
会社の近くに11F建てのカラオケ館がOPENする。プレオープンとなった今日、前を通る社会人をご招待。自慢のマンガ喫茶コーナーを見学した後は、カラオケボックスへ。歌も酒も食事など、皆タダ。おまけに帰りにもらった粗品はギフトカタログ!!アルバイトは全館100人以上投入で総出で挨拶、この至れり尽くせりぶりは一体何?!マーケティングはびっくりさせてナンボというが、その意気込みに本当に驚いた。
お蔭様で拙著『なぜ社員の意識は変わらないのか』の重版が決定しました。重版になると出版社は赤字にはならないから、とりあえず迷惑をかけなかったという意味でホッとひと安心です。自らを「販売戦略担当」と名乗る私の担当編集者は、以前は営業の担当者で、宣伝方法もひと工夫。やっぱり現場を知っている人は頼もしい。この日記を見て下さってご購入頂いた方、本当に有り難うございます。
外資系のキャリアウーマンが、自分を育てた言葉を教えてくれた。直属の上司は「僕は『こいつを自分のところで育てたい』と思った。だから、もう少し君と一緒に仕事がしたい」。その上の上司は「僕が面接していても君を採用していたと思うよ」。採用は人を最大限に評価する行為。選んだり気取るのではなく、機会見て本心を素直に語りたい。それにまつわる言葉はその人の内側に大きく響く。
TVで、隣接する2市の御国自慢をやっていた。自慢の対象になったのは、飲食店・レジャー施設・宿泊施設・博物館など。要は旅の宣伝なのだが、自慢の対象が「何を消費できるか」だけでは寂しすぎる。名古屋市からはメダカ、トノサマガエル、キツネ、天然遡上鮎などが絶滅した。都市のプロフィールを人口や産業、史跡で語るだけでなく「こんな動植物がいる」というのも入れて欲しい。
父の日は母の日に比べてギフト市場が盛り上がらない。ギフトの基本は「贈る相手が何を望んでいるか、あるいは贈る相手に何が似合うのかを贈る側が知っていること」。お父さんには何を贈っていいのかわからないというが、それは父を知らない=父親と他の家族の関係が、極めて希薄ということだ。働きすぎて家族と正面向いてこなかった。父の日はそうしたツケを反省する日なのだ。
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