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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
ワンマンの某社長は、稟議書に判を押すときに、ワザと判を上下逆さまに押すことがある。その意味は「やりたきゃやれ。が、俺は納得してはいない」というもの。過去のやり方を否定する新しい試みには、一流の経営者とはいえ抵抗を感じる。しかし、それを受け入れねば将来はない。そんな複雑な思いを逆さまのハンコで示すのだ。真のメッセージは「やる以上は絶対に成功させろ」である。
母が車を買い替えることになった。本人の希望は、燃費が良いと評判で、鈴木京香が宣伝している「BELTA(ベルタ)」。しかし、私は見たとたん「カッコ悪いからやめた方がいい」。妹に至っては「絶対にやめて」。昔のサニーやカローラを彷彿とさせるデザインで60歳以上には受けるのだろうが、それ以下の世代にはダサく感じる。意思決定する世代に受け入れられなければいくら良い車でも売れないのだ。
黄砂でどの車もひどい汚れだ。よって洗車場は大変な混雑だが、私が行ったGSは、車を並ばせる整理係1人、並んでいる車の窓を拭きワイパーをガムテープで固定する係1名、洗車メニューを選択させ料金を回収する係り1名、洗車機に入る前に車を誘導する係り1名、そして洗車後に水滴をふき取る係2名の計6名体制でシステマッチックに処理していた。特に最後のふき取りは感謝感激、CS満点だ。
60歳以上の社員の退職再雇用。某社ではこの制度を利用する技能者から「社員番号を変えないでほしい」との苦情が相次いでいる。それまでは1000番台だったのが再雇用時に8000番台になってしまうのだ。勤務している間に会社が大きくなり、それだけの人数が入社したということ。だから自分の番号が若いことに誇りを感じているのだ。社員番号が社員にとって宝物になっているとは思わなかった。
団塊の世代の引退に危機感を抱いている某メーカー。技術の伝承の問題かと思ったら、営業の伝承が問題だという。主な客は職人気質で零細企業のオーナー。同社では、団塊引退後には管理者層が40歳代まで一気に若返るため、万が一トラブルが発生したとき、オーナーたちを抑えきれる人材が居ないというのだ。胆力は伝承できるものにあらず。2007年問題のリスクはこんな側面もあるのだ。
最近は情報セキュリティ対策が厳しく、ビジネスメールの転送禁止、PCの外部持ち出し禁止などが義務付けられている会社もある。こうしたルールが強化されると、電子メールを見るためだけに、わざわざ1時間以上かけて出勤するようなことが起こる。これはアホらしい。よって今後は職住がどんどん接近し、人口の都市部集中が加速するだろう。こうなると、サテライトオフィスなんて単なる幻想だ。
誕生日に信頼できる部下からメールをもらった。「自分が1つ歳をとるたびに、自分は凡夫だけど、1つでもオンリーワンを持った自分になりたい…。そんなことを考えます。部長は誕生日にはどんなことを考えられますか?」。嬉しいなあ…私が自分の誕生日に何を考えるのかに興味を持ってくれる人が1人でもいることは望外な幸せ。彼はその気遣いと向上心と素直さで、きっと私を超えるだろう。
おかげさまで05年度も部門目標をクリアできた。すると、会議の席でトップが「ありがとうございました」を言ってくれた。それを聞きながら「目標達成して上司からお礼を言われたことなんてあったかな?」と振り返るが、とんと記憶にない。達成率は私の想いより低く私自身は納得していないから狐につままれた気分。だが、トップの謙虚な態度を見て、私も私の部下たちには真摯にお礼を言おうと思った。
3月末に50代前半の部長職の人が相次いで会社を辞めた。別に早期退職優遇制度があったわけでもなく、趣味は豊富だが次の仕事に当てがあるわけでもないという。アグレッシブな彼らに何があったかは推察するしかないが、このまま官僚化し、クリエイティブさを失いそうな環境に納得できなかったのではないか。「大切なものは何か」に気がついたとき、人はイチからやり直せるのだろう。
1年以上前の指導先の営業課長からメールを頂いた。「年度当初に研修で作成した未来日記を見てこの1年を振り返りましたところ、何と未来日記を上回る成果を上げることができたのです。先生から学んだ案件進捗ボードの掲出、案件進捗会議(毎週)の実施等、『継続は力なり』の想いで続けてきた成果がでました。『想いがあれば夢は叶う。想いが無ければ何も始まらない』を実感した1年でした」。嬉しいなあ、こんなメール。でも、成功の一番の秘訣は、夢は叶うと想い込んで行動した貴方の素直さです。
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