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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
トヨタのレクサス店は好調だと聞いているが、店舗投資の償却だけで毎年1億円の粗利が必要。車1台売って100万円の儲けだと、1店当100台販売が必要。儲けるには3日に2台売らねばならぬ。それにはBMWやベンツユーザーをレクサスに乗り換えさせること。それが可能になるのは来年秋のハイブリッド・セルシオから。今秋の1000万円セルシオではブランド・スイッチは難しいのだそうだ。
GWで高速道路の渋滞が予測されたが、国土交通省のホームページで公開されていた予測情報を元に移動プランを練ってみた。例えば名神高速の上り線で5/4の八日市−米原間が渋滞にならないのは12:00−14:00のみ。その時間帯に通ったところ、連休中とは思えないくらいスイスイ状態だった。他に渋滞迂回道案内サイトもあるが、これからは渋滞は迂回せず、時間を読んで「はずす」ものなのだ。
黒壁商店街に行ったとき、某駐車場に泊めようとしたら係員が「うちは駐車料金はいらないが、その代わりうちの店で何か買うことが条件だ」と言ったので驚いた。その店は竹細工の店。「いくらぐらいのものを買えばいいのか?」と聞くと、2,000〜3,000円程度だという。購入したが、儲けるだけなら駐車場を時間貸しした方が得するはず。おそらく店主の奥さんに配慮した商売の方法なのだろう。
4/29登場のブランド先生絶賛の黒壁商店街に行く。この街は、ガラス工芸やオルゴール博物館で有名だが、近年フィギュアの海洋堂がミュージアムをオープンし、これで博物館が3つ揃った。05/8/6の日記に書いたように博物館を多数並べるだけで立派な観光都市になるが、ミニチュアな博物館3つとは実に日本人的で魅力的だ。他にLEGO、絵本、おもちゃ、お菓子博物館などがあれば鬼に金棒だね。
某社にコンサルティング企画の提案に出かけた。同社の社長は実に無口な人で、企画説明が終わってからもずっと黙ったまま、企画書をめくってはときどき右上の方を見上げ考えて込んでいる様子。以前、セールスの研修でこのようなタイプは「時間をかけて、相手の反応をひたすら待つべし」と習ったことがある。よってこちらもひたすらダンマリを決め込んだ。無言でいること30分。商談は前向きな状態で終わった。
5/1から新期が始まる某社の経営方針発表会に出る。同社は現在中国に4箇所の工場を持っていていずれも好調だ。しかし、上海だけでも競合企業が30もひしめく大激戦となっている。そこで私は彼らに語った。「世界に通用する日本人という言葉があるが、それは多国語を操る人材のことではない。中国人にQCを教えられる人材だ」。中国がボトムアップで改善しはじめたときの競争力は絶大だからだ。
「もてなしの心」がディーラーとして徹底しているのがダイハツの店だろう。店内に入ると全員立って「いらっしゃいませ!」。ドリンクメニューは喫茶店並みの細やかさ。帰りはもちろん全員で「ありがとうございました!」。展示車には社員の手書きPOPが多数貼られ、店内はさまざまなアメニティに溢れている。女性社員が中心になり「どうしたら気持ちよい店になるか」さんざん検討して皆で作ったのだろう。
湯布院のような「もてなしの心」がどこから生まれるのか、某自動車メーカーの人と話をした。同社のディーラーでもそれができる店は限られているという。彼によれば差の原因は評価の違いにある。ディーラーは店だが、誉められるのは沢山売った営業マン個人。店を誉めないから、いつまで経っても店全体でのCS活動が定着しないという。組織を評価単位としないと一員意識は高まらないのだ。
昨日の先生によると「岐阜は観光地になりにくい」のだという。名古屋から電車で18分と近いため、「わざわざ出かけていく非日常の世界」とならないのだそうだ。非日常の世界に行くには、「90分」の移動時間を費やす必要がある。大阪から見た「黒壁」、福岡からみた「湯布院」、東京から「ディズニー」入り口までは皆90分。アクセスが悪いことは観光産業のネックだが、良すぎることもハンディになのだ。
地域ブランド研究の第一人者の先生と話す。岐阜県に最も欠けているのは「もてなしの心」なのだそうだ。来た人たちに自分たちの食材・風土・文化で楽しんでもらおうという気持ちが少なすぎるのだという。岐阜市にはそもそも飯が美味い店がなく、高山の名産は高山以外で作られたものばかり。これでは観光客を馬鹿にしていると言うのだ。高山に高山なし。さすが一流のコンサルタントの指摘だ。
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