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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
組織の仲間に感謝をきちんと伝えると、何がどう変わるか。その実験をセミナーで行った。受講生と何度も接触しているアシスタントに「私は、あなたに出会えてよかった」とのテーマで簡単な感謝の手紙を書いてもらい、彼女たちにそれを読み上げてもらったのだ。「講義は難しいけど、笑顔に救われます」「お弁当の細かい配慮、ありがとうございます」。こんな言葉に彼女たちはとても喜び、効果満点だった。
歯医者にかかる。痛くなってもしばらく放っておいたがために、麻酔がちっとも効かない。ついに先生は、「髄内麻酔します」といい、歯に穴を開け、そこから髄に直接麻酔を打った。この瞬間の痛かったこと!思い出すだけで脂汗が出そうだが、先生がひとつひとつ作業の意味を解説してくれるので、75分に及ぶ治療時間中、安心して任せることができた。治療中も進捗をちゃんと伝えられることは大切だね。
名古屋市民大学講座で200人を対象に講義。会場に着くと「本日サイン会あり」のポスター。「え?聞いていないよ…」だが、20時の講演終了後には主催者に連れられて出口に座らされ、本をお買い求め頂いた人に、次々とサインをした。夜遅くにわざわざ並んでくれた人には本当に感謝したい。自分のサインに値打ちがあるとは思わないが、内容に値打ちがあったと言われる人に私はなりたい。
高千穂神社の宮司の話。欧米では自然を描き始めたのは18世紀からだが、日本人は古来より細かく自然を観察し、四季の歌に詠んだ。さらに日本人は万葉集を上下の区別なく、四季の順に編纂した。海外だと、このような書籍は身分の順になるそうだ。宗教も、欧米では人工的な神だが、日本では山や海に神が宿る考える。自然を崇める農耕民特有の、上下の身分に無頓着になれる環境が好きだ。
宮崎県高千穂の夜神楽を観た。最初、神社内の神楽殿で観光客用の祭を観たが、解説もなくちっとも面白くなかった。その後、地元の民家に押しかけて、本当に村民が楽しんでいる祭で観た。こちらは、焼酎や焼き芋、お汁粉、漬物、うどんなどの振る舞いもあり、近所の人が総出でワイワイガヤガヤ。手作り感一杯でとても楽しかった。同じものでも、まるで別物。魂がほとばしる祭は現地現物に限る。
名古屋駅前のイルミネーションが、今年は不評だ。JR高島屋の壁面に、巨大なスクリーンが設置されていて、冬の京都やパリの凱旋門やエッフェル塔が映し出されている。それを観てタクシーの運転手が「風景だもん。面白くないよ」という。どこかの風景を持ってきてもそれが何なの?というわけ。去年は光る星座だったが、それに比べるとまるで想像力を必要としない。ディスプレーは想像力に働き掛けないと。
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