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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
息子の野球の練習のためバッティングセンターに出かける。今日行った先は、高木守道御用達の実に古い施設だった。これほど旧態依然とした施設で今も営業できるのはバッティングセンターぐらいだろう。しかし、出てくる球の急速は表示よりずっと遅く、おまけにストライクが滅多に入らないノーコンぶり。それでも息子は「だからこそ実践的」と解説する。マイナスも見方を変えればプラスなのだ。
某社の取締役工場長が、次長以上管理者たちにマネジメントについて語った。曰く、自分たちの仕事は3つ。第一は働きやすい環境(コミュニケーションとプラス思考、価値観の浸透)を提供すること。第二は、部下の士気高揚を図ること(ポジティブに、高い目標を掲げる)。第三は、人材が継続する仕組み(採用・教育プロセス)を作ること。この3つに上級管理者の仕事が語られていて見事だ。
キヨスクで買った単行本『新幹線ガール』。パーサーの売上げNo.1の彼女がその秘訣を書いた本だが、接客に当たっての「五A」が面白い。「アタマニクルナ」「アワテルナ」「アセルナ」「アキラメルナ」「アテニスルナ」。また、彼女はTVのHOTELを観て、「自分もあんなサービスがしたい…」とイメージし、目標にしたという。サービス業は目標を持って自分を鼓舞し、諌める。そんなビジネスかもしれない。
某商社で50人が約半年間かけて「10年先の自社の将来像」など合計8つのテーマを考えるプロジェクトが始まった。ただしこのプロジェクト、ワークショップによるQC的活動である。しかし取り組みリーダーは、最初の挨拶時に「経営者と同じ立場でだから、発想できる機会が与えられるのはありがたい」と熱く決意表明した。そのせいか議論は予想以上に白熱。女性陣も積極的に巻き込んで真剣そのものだった。
昨日のストリートビジョンにならい、某社の管理職研修で早速イメージしてもらった。同社の経営哲学には「『いつも地球のどこかで』豊かな暮らしを支えることを誇りとして」という一文がある。そこでこの一文からどんなシーンが思い浮かぶか連想してもらったのだ。すると、Aさんには「欧米の家庭」が、Bさんには「後進国のあばらや」がイメージされたという。その多様性こそ同社の魅力だが、部下にもこの一文から自分なりの貢献シーンをイメージさせる。それが管理者の仕事だ。
EPSONが掲げる「EXCEED your vision」を見て驚いた。「お客様は、これまでなしえなかった『何か』を実現することができます。EPSONがお客様の創造性を開花させるお手伝いをします」。描くビジョンの主人公が自分や自社ではなく、お客様だから驚いた。「お客様がこうなる。私たちはそれを手伝う」の流れで自分の未来像を描くことをストーリービジョンというが、この考え方はきっと主流になるだろう。
拙著『スーパー上司力!』のAmazonレビューは目下8件。うち一人が「さえこ」さんという1000ビュアーの人。評点は★4つだった。曰く「ここには社員の潜在能力を顕在化させるための仕掛けが40も書かれています。自分ひとりで仕掛けを考えてもなかなかいいアイデアが浮かばないそんなときに軽く読めるものがこの本です。(中略)心根を変えるきっかけになるこの本はお勧めです」。ありがとうございます。
イチロー選手の記念館である「i-fine」を訪ねた。このような記念館は過去のものばかり並んでいるのが常だが、現在進行形であるところが素晴らしい。今日も『祝ランニングホームラン』の花輪があった。接客する店員さんも実に楽しそう。彼女には幼かったイチローの成長が、何よりの喜びなのだろう。ひっそりと田舎に建つこの記念館は、凄い人は実はあなたの身近にいるということを教えてくれる。
某大手労組の書記長と話す。同労組では、最近新たな生保を組合員に推奨したところ、なんと1カ月間で1000人超の加入者を得たという。驚いて詳しく聞くと、保険は市販品ではなく、組合が自ら設計し開発したのだという。さらに、「組合員の2人に1人以上が加入したこれって何もの?」というポスターを制作。その上で説明会を地道に開催し、加入者を増やしたのだ。世の保険屋は彼のマーケティングを見習わねばならない。
昨日のロケーション・フォトは映画『となりのトトロ』のように家族の日常を捉えたものだが、最近は写真に求めるものが随分変わってきた。子供の写真は、わが子をHeroや宝物に変えるもの。若い女性の写真は、彼女をグラビアアイドルに変えるもの。ペットの写真はペットを家族に変えるもの。そして婚礼写真は、婚礼をドラマに変えるものだ。あなた撮る婚礼写真にはドラマが描かれているか。それを写真館に問いたい。
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