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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
日光東照宮のケバケバしさを観ながら、どうして家康のような質素な人がこんな絢爛豪華な寺を求めたのか不思議でしょうがなかったが、由来を聞いて得心した。家康は、もっと地味な寺に奉るよう遺言し、秀忠はそれを忠実に守ったらしいが、それを孫の家光が日光に移したのだという。家光は、日光を造ることで徳川家の権勢を示したかったのだ。道具にされてしまう英雄。今でも、何かの記念にと金ピカに彩られるものがそこかしこにある。このとき、本当に称えられる人の意思はそこにない。そこにあるのは、それを利用しようとする人の意思だけだ。
日光東照宮に参拝するが、中は大変な混雑だ。その原因のひとつが、各施設での料金徴収。○○堂に入るたびに、次々と入館料が取られる。面倒くさいし、いちいち財布を出すからセキュリティ上も心配だ。パスポート制にするとか参観者の負担軽減を考えて欲しい。また、東照宮内にはバスのガイドは入れないなど、ここは古い日本の習慣の見本市。それをい恥ずかしいと感じているのは私だけだろうか。
日光東照宮で「百者揃千人武者行列」を観た。1000人の武者行列だが、観てガッカリしてしまった。武者たちに、全然覇気がないし、格好も滅茶苦茶だ。日光市に金で雇われて仕方なくやっていることがありありとわかる。一人ぐらい熱い人が居てもよさそうだが、ついにそんな人は見つけられなかった。そこに居る人が熱いからこそ、祭は見る甲斐がある。こんな祭をやっていたら世界遺産の名折れだ。
30代半ばぐらいの二世経営者たちと面談する。彼らの相談の多くが、3〜5年先の会社の姿だ。当面は利益が出ていて業績も好調だが、数年先のマーケットを見据えたとき、市場からニーズが消える、あるいは外資系企業に席巻される…などの強い危機感を持っている。それゆえ今から打つ手を考えたい…という。先のことを考える人材のサポートができる。先輩であり専門家としてこんなに幸せなことはない。
またしても偽装が発覚した。赤福や石屋製菓(白い恋人)のような名門でこんなことが起こるのは、トップ層が現場に全然顔を出していなかったことが原因ではないか。現場で汗する者と疎遠なトップは尊敬されないだけでなく、現場を軽視するものの取る物は取る搾取者として見られても不思議ではない。その感情が、内部告発を誘発するのだ。トップが現場を大事にする。健全経営はここから始まる。
某社の75周年行事として、若手社員たちの小集団活動を支援している。といってもテーマは現場改善ではない。「当社の10年先の姿」「新人の10年間の理想的な育て方」「当社にできる社会貢献活動」「社内コミュニケーションの活発化」の4つで、各テーマにそれぞれ2チーム計8チームが、5ヶ月間にわたって挑む。難しいテーマだが、彼らは実にいきいきと、しかも高いレベルでこなしている。その秘訣はテーマに解を出す思考プロセスのだけをリーダーに教え、情報収集から自分たちでやらせたこと。総合学習と同じような進め方が、若手たちの潜在能力を引き出している。
都民のハイキングコースとして人気の高尾山。名古屋を基点として考えると、岐阜の金華山は同じようなロケーションにある。そこで高尾山に視察に行った。しかし、高尾山は金華山に比べスケールが大きい。最大の違いは、山頂でケーブルカーを降りてから、ゴールまでの歩行距離。高尾山は40分ぐらいあり、この時間の消費価値が高いのだ。山頂で時間消費できる空間の開発。これが金華山の課題だ。
クライアントが10円の饅頭を売り出した。屋号は「なごまる」。40個入で箱代込み460円。食べてみると、これが美味しい。同様の饅頭は他にもあるが、この美味しさは冷凍に頼らず、その場で蒸して食べられるからだ。また、クリームに饅頭を一個載せたソフトクリームも販売しているが、これまた餡とマッチして美味しい。「10円で、人のためにできることは何か」への挑戦に、同社の真摯な生き方を見た。
プロ野球セ・リーグで日本シリーズ進出を決めたのは中日だった。ファンとしてはありがたい限りだが、このシーズンを振り返るとき、最も熱かったのはシリーズに出られない巨人と阪神の終盤の攻防だった。1点をめぐる延長戦延長また延長は長く野球ファンの記憶に残るものだっただろう。こうした名勝負も日本シリーズに両チームの名がないことから記録からは消えていく。そのことが妙に寂しい。
亀田親子が反則試合の果てに謹慎処分を受けた。この処分は当然だと思うが、一番ホッとしているのは大毅ではないか。彼はどうみても無理をしている。本当はヒールになりたくない性格だと自覚しているのに、ヒールを演じているようにしか見えない。弁慶の格好したり、歌を歌わなければ話題が作れないのは、それだけボクサーとしては物足りない存在の証。そこから解放されて練習に集中して欲しい。
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