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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
遅まきながらmixiに参加し、10人の友人をマイミクシィに登録した。するとその人たちがブログを更新する都度、新しいコンテンツがアップされたとメールで配信されてくる。これが1・2通なら見に行けるのだが、一度に何通も更新されるとその中から面白そうなものを選ぶ。その選択基準は、タイトル。コンテンツ数が多い時代は、いかに中身よりタイトルかが問われる。タイトルセンスの時代だ。
トヨタ系No.1のデザイン力を誇る部品メーカーのデザイン部を尋ねた。真っ先に案内されたのは「ベンチマークルーム」。そこに並べられていたのは、世界各国の他社製品の現物だ。完成品メーカーのパーツを徹底解析したデータや解体部品。このルームに設計者は自由に出入りできる。そして、実物を触りながら、商品の差別化と優位性を考える。同様の部屋をパンのメーカーで見たことがあるが、一流はやることが違う。
星野JAPANの敗戦を観たカミサンがひと言。野球って、チームワーク次第で変わっちゃうスポーツなのね。確かに、一流の選手が集っていた。しかし、一緒に練習をする機会は殆どなかった。寄せ集め。それだと勝てるチームは作れないのだろう。星野采配の疑問もあるが、その前にチームを作るとはどういうことか、皆の考えが浅かった。チームは時間をかけてじっくりゆっくり作るものなのだ。
某社の現場マネージャが部下にアンケートで「達成感を感じたことがありますか?」と尋ねたところ、以下のような答えだった。「1日作業をやって、自分の予定より少し進んだ時」「上手く精度が出て褒められたとき」「お客様が検収して『OK』を言われたとき」。マネージャは大きな目標達成=達成感だと想ったが、部下の達成感は日常の中にあった。この違いを前提としないと達成感あるマネジメントはできない。
いろんな優良企業のマネージャ達と飲み会。その席でそれぞれの企業のHEROとはどんな人?と尋ねたところ、ある人から「HEROなんて死語じゃないの?」という意見が出てビックリ。またそれに共感する人も多かった。「HERO=勝つ人」と定義すると、今の若い社員は勝つことへのハングリーさがなくなり、そのためにHEROが憧れではなくなっているのだ。これは若い人のせいではなく会社がHERO造りを怠ったためだろう。
若い社員と先輩の技術を盗む方法について話す。すると彼はこう言った。「先輩の話をコピーし…」「自分の中にインストールし…」「いろんな先輩の技を自分の中でコラボさせて…」「やがて自分のオリジナリティが生まれる…」。それを聞いて唸った。こうした言葉が私の中から出てこないのだ。同じ「守・破・離」を伝えるにも、若者に伝えるための言葉を選んで使えるかどうかが説得力に繋がるのだ…
男子陸上100M×4人リレー、男子競泳400Mメドレーリレー。日本はいずれも銅メダルを取った。とりわけ陸上は一人もメダリストが居ないのに、平均値の高さとバトンパスの技術の高さで掴んだメダルだ。日本人は「繋ぎ」の技術が得意なのだ。この「繋がっている感覚」「繋げる意識」は、社員間・部門間で連携が必要な職種はもちろん、そうでない職種でも必要。それを実感できる職場とそうでない職場の生産性の差は大きい。
五輪の9つの金メダルのうち、7個までが2大会連続だった。連続のメダルなんて少し前は考えられなかった。思うに、2大会連続でいろんなものが維持できる環境が整ったのだろう。例えばメンタル面での指導者がいる。一人のアスリートが専属のトレーナーを雇うことができたり、チーム××と称して戦う組織体制が維持できたり。こうした環境の変化が連続金の源。金は競技場の外の度合いで決まるものなのだ。
星野監督のコメント「選手がかわいそう…」「いまさら何を言ってもいい訳になる」「申し訳ないのひと言」。それらを新聞で読みながら、マネージャはこのようなときにどんな言葉を発するべきか考えた。「部下をかばう」「自分ひとりが責任を被る」そんな条件で考えるとやはりこの3つしか出てこない。つまり星野監督は勝つための準備には弱かったが、部下からは愛され、慕われる指揮官なのだ。
野球の日本はメダルも取れなかった。新聞によると他国ほどの準備をしていなかったようだ。「金メダル以外はいらない」などと言っていた指揮官。「気持ち」は最も大切なものだが「気持ち」主体のマネジメントでは限界ということだろう。アニマル浜口の「気合だ!」「気合だ!」がコミカルなギャグに映る時代。星野監督の「想いが一番強いものが金を取ると思っていた」という言葉も、玉砕映画とコンセプトは同じだ。
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