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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
長野県小布施市を訪ねた。同市の小布施堂の市村社長が3月に行なわれる中部マーケティング協会主催の「中部マーケティング会議」にてパネルディスカッションのパネラーを務められることになった。私はその司会係を務めるため、ご挨拶に伺ったのだ。行ってまず小布施の田舎ぶりに驚いた。が、その一方で町全体が持つ気位の高さのようなものを感じた、晩年の葛飾北斎が住み多くの肉筆画を残した町。たったひとりの世界的な天才芸術家を受け入れたことが、後の市民にこれだけの誇りを与えている事実に驚嘆した。
出版社の社長と飲んだ。社長の会社では、「ショッカーになろう!」が合言葉だ。仮面ライダーは正義の味方だ。しかし、正義の味方は誰かに「助けて!」と呼ばれてからはじめて動く受身的な存在。それよりも自分の意思でどんどん仕掛けていく存在。これがショッカーである。もちろん世界征服は拙いが、世の中に貢献するために積極的に仕掛けることは素晴らしいこと。その話を聞いて私もショッカーになろうと思った。
諏訪地区の労働金庫に3年連続招かれて講演。昨年まではあるべき姿を説いていたが、今年はもう一歩踏み込んで、あるべき姿に近づこうとしつつなかなか近づけない人のジレンマと、それを乗り超えた人の手ごたえを伝えることにした。題材したのは、昨日と一昨日のこの日記に登場したKさん。おかげで講演は成功したが、なんと彼女が予告なしで会場に来ていたから驚いた。隣町から一時間飛ばして駆けつける。その行動力に脱帽した。
昨日紹介したKさんの理想は組合事務所を「ここに来れば何かが解決できて自分がリセットできる。そんなホームグランドのような暖かい場所にすること」。そんな彼女は組合員からの「住宅ローンは3年固定と5年固定どっちがいいのかな?」という、銀行員が回答を避ける難問にも答えている。そのアドバイスは目一杯情報を集めて提供するだけでなく、決断するときの心得を伝えるもの。本当の思いやりを持った人でないとそこまでできない。
T労組の専従書記のKさんは、「お役に立てますか運動」を展開している。彼女は2児の母でパートだが、組合員の相談に乗れる自分になりたくて、ファイナンシャルプランナーや産業カウンセラー、キャリアカウンセラー等の資格を僅か3年間で取得した。また相談のスキルとしてリフレーミングやラポールつくりもセミナーに参加してマスターしたという。こんな人が常駐している組合は本当に幸せだと思う。
不況のせいで外食を手控える人が増えた。そして家で食べるもおかずも質素になった。それでもご飯を美味しくするためのもの…ということで「ふりかけ」が大ヒット中。他にもおにぎりの売上げも凄いという。食品にトヨタショックの影響は小さいというが、ふりかけがヒット商品になるとはなんと世知辛い世の中なのだろう。今後は少し具材にこだわったふりかけが出てくるのだろうな。
東急ハンズのチラシが入ってきた。トップ頁の上段にあったのは、なんとパーティ用のコスプレ衣装!それも女の子用のものばっかり!女の子はこんなの着て、会社の忘年会?それとも彼氏の前に登場するのか?他に「えどはるみ」「ヘキサゴン」「髭男爵」変身セット。カミサンは「誰がこんなことやるのかな〜」と懐疑的だが、こんなカッコする若者が登場する忘年会の会社は捨てたものじゃない。
トヨタショックの落ち込みは大きい。当地区の百貨店の落ち込みは前年比11%減。特に美術品や高級家具などを扱っている店で厳しい。対して飲食料品は微増。外食を手控えて、家で料理するケースが増えているのだ。ユニクロは満員御礼。ホームセンタの人出も多い。安価商品を大量販売する店舗は大賑わいだ。人がいかに高級品を「勤労収入」で買っていなかったかよくわかる。勤労収入で高額品を買うのは間違いなのだ。
タクシーの運転手に頼んで1時間かけて金沢の町を案内してもらった。金沢の魅力はとても小さな範囲に様々な時代が内在していることだとわかった。前田侯の時代の神社と兼六園。江戸時代の置屋。明治時代の学校。そして昭和を髣髴とさせる香林坊に、未来を切り取ってきたかのような21世紀美術館。自分がどこにいるのか見失いそうな彷徨う感覚が金沢の魅力だ。白人観光客も多く、異彩を放つ都市である。
金沢の某金融機関で研修。上期の住宅ローンは好調だったようだが、理由は誰に聞いても「金利が安かったから」。それを嬉しそうに語るのを聞いてガッカリ。確かにそれは一因だがこれだけが理由なら金利次第で「金利が高いから売れない」と愚痴られるだけ。本当は土曜・日曜もローンセンタを営業し審査期間を短縮などそういう現場の地道な努力があったからこそ伸びたのだ。そこを忘れないで欲しい。
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