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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
超大型台風の襲来。私の住む地区は明け方上陸で朝から激しい暴風雨に見舞われた。しかし、被害は思った以上に軽微だった。公立学校全休、会社も無理に出勤に及ばず、交通機関も全面運休、通行止め箇所多数など適切な手を打った効果だろう。気象衛星で台風を「見える化」し、その動きから次に起きることを事前予測し手を打てばこんなにもリスク回避が出来る。見える化の凄さを実感した。
地区運動会にスーツ姿のイケメン男性が登場。上着を脱いだかと思うと白いシャツで颯爽とラムネ飲み競争に最終組で参加した。彼の名は柴橋正直。先ごろ初当選した民主党の衆議院だ。しかし場内アナウンスで「議員の柴橋先生です!」というアナウンスもなくほとんどの人が気が付かないうちに去っていった。そういう宣伝の見返りもないの来るところが彼のいいところ。その謙虚さを失わないで欲しい。
地域の運動会。この運動会は競技に出るたびに調味料などの商品がもらえるのが魅力。そのようなオマケがあると競技後に誰もが整然と並び、同じ出口から順番を守る。その光景を見ながら、人間は終わりに自分へのメリットがあるとそのために乱れることなく行動するものだと知った。研修でも、やりっ放しに終わらずに成果検証−フィードバックがあれば人はそこまで確実に進むはず。効果が薄い研修は検証&フィードバックがないのだ。
リオの勝因は地元の熱意。そう考えると、地元の熱さはオバマにも環境にも勝るのだろう。パ・リーグ首位を行く日本ハム、2位楽天、3位ソフトバンク。いずれも地元の熱狂が強く、それが個性となっているチームである。その姿は、ドラゴンズファンから観ても選手とファンの距離が近さは本当に羨ましい。ドラゴンズが常勝軍団であることはありがたいが選手や監督との接点に乏しい状況では熱くなれない。
某社から相談。同社は自動車産業に素材を提供しているが、過去の受注内容を見直すと、例外的に自動車産業以外からも受注していることがわかった。そこで「なぜわざわざ当社に発注しているの?」と発注者に意図を尋ねたところ、同社品には同社ですら気が付かなかった特別な効果があることが判明。そこで同社はその業界に向けて新サービスを展開することにした。まさにドラッガーの言う「予期せざるオーダー」からイノベーションを産んだ例だ。
五輪誘致を勝ち取った、ブラジルのルラ大統領の言葉。「オバマ大統領や鳩山首相は悲しくて、私が幸せであることを申し訳なく思う。でも、五輪はこれまで何度も何度もあなた方の国でやってきた。今私たちに、喜ぶ権利がある」「私がオバマ氏に勝ったのではなく、リオの開催計画が今回認められたのだ」。貧しい農家に生まれ、労組の闘士になった人ならではの慈愛に満ちた言葉。そんな人の国に負けて幸せではないか。
2016年の五輪誘致で東京が落選した。環境や財政面での優位性も、『南米で初めての五輪を!』の理念には勝てなかった。この結果を見て、世界には「皆さん平等に機会を与えよう」という意識が残っていることがわかった。また、どの国も米国にOKを出すわけではないこともわかった。日本は敗北したのは残念だが、世界市民のひとりとして、IOCの人たちが人間らしい点を失っていないことに安心した。
某ソフト開発会社から、新商品開発の相談を受ける。従来は特定業界向けの受発注システムを販売してきたが、昨今の不況で需要は頭打ち。新規開拓は見込み薄なので、これまでの商品に付加するオプション商品を考案したのだ。それはリスク発生を未然に防ぐ商品。目の付け所はいいが、リスク管理商品は「リスクの見える化」があってこそ有り難味が増す。その機能を付加するようアドバイスした。
ドラゴンズの立浪選手が引退を発表した。引退会見では「フル出場できなくなったら終わりだと思っていたので、自分が代打要員になったとき、なぜこんなにも拍手がもらえるのかわからなかった」と語っていた。高いところを目指しているために、「中途半端」と定義している代打の自分に納得できないのだろう。「あるべき姿」に対し、今自分がどうなのか常に省みる。その姿勢が小さな巨人を育てたのだ。
酒井光雄先生の講義で「『下請け』という言葉は死ぬほど嫌いだ」と言っていたことに感心した。彼ははっきりと自分を「メーカーの味方」と位置づけていた。そして「大量生産品、日用雑貨品は価格競争になる。こういう流通をいつまでに見切るのか。それを計画すべきだ」「自分を業者扱いする会社と付き合うな」と述べる。よいものというだけでは売れない。生きる価値のある会社には売る技術も必要なのだ。
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