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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
毎朝ウォーキングをしている。寒さはきついが、白梅がチラホラ咲いているのを見つけた。枝から枝にツグミが飛び移る。小さい春を見つけ、頭の中には桜咲く春爛漫の光景が浮かんだ。小さな変化に気づくと、人は自ずとその先を予見するもの。過ぎたことや目先のことをあれこれ考えて気がめいるより、先のことを考えると心が「フッ」と軽やかになる。外は寒さが厳しくとも、胸のうちは熱い日々を送りたい。
上村愛子選手、実に惜しかった。五輪で4大会計12年に渡って7位から4位へ順位をひとつずつ上げ続けるなんて神業としか言いようがない。彼女は周囲の期待を全然裏切っていない。12年間、期待に応え続けた。頑張っていれば確実に成長していける。それを証明してくれたことで正直に生きる子供たちが増えることが嬉しい。4位入賞という記録も凄いが、記憶に残る活躍。ご苦労様でした。
自分でも凄く意外だったのですが、バンクーバー五輪の開会式で泣いてしまいました。先住民が出てきて歓迎の踊りを踊ったシーン。彼らの何が自分の琴線に触れたのか分かりません…グローバルの波に追われ縮小を余儀なく成された中小企業の姿がダブったのか、他者に蹂躙されながら、今なお誇りを失わず、周囲と何かを折り合いをつけながらガマンにガマンを重ねて生きている姿に共感したのか…。あの先住民たちは、私の何かを表している。今思い出しても、不思議な感覚でした。
D2コミュニケーションズの篠崎功本部長とその部下の方と会食。今の若者の「嫌消費」現象はどこから来るのか尋ねた。彼は「所得減が一番の要因」としながらも、他の要因として、企業が携帯ネットで一次情報を得ている若者に十分にアプローチできていない点を指摘していた。いくら新聞やチラシで宣伝しても、新聞読まない・とっていない世代には響かないのである。その矛盾に企業はもっと気づくべきだ。
ライフネット生命の出口社長に、なぜ大手の生保がインターネット生保市場に参入してこないのかを尋ねた。答えは「大手生保は、最終ユーザーをお客様だと思っていない。生保の販売員さんをお客様だと思っている。販売員さんの組織を維持できる商品を提供している」。セールス・フォースを落とす商品は、なんぼ市場が求めても売れないわけだ。こうした経営上の矛盾は生保業界に限らず、どの業界にもある。
ライフネット生命の出口社長とその部下の方と会食。そこで「ツイッターの効果」を聞き大変勉強になった。出口社長の講演会を聞きながら、Twitterをする人がいるという。彼は講演会の話を書き込んでいる。するとそれを読んだ人から「是非、出口さん、うちに来てください」と誘われるのだそうだ。ITは時間と距離のストレスから人類を解放したメディアだが、そうであればあるほどコンテンツ命になっていく。強くて深いコンテンツを持つ人が、今後益々求められる時代になる。
私の住む岐阜市で市長選があった。投票日前日の6日午後7時、駅前で某候補がシュプレヒコールを行なっていた。しかし、駅前に人影はまばら。同じ色の運動服を着た人の数の方が多かったくらいだ。こんな街の選挙でも、「最後のお願い」は駅前に人がいないと知りつつ駅前に来るという旧態依然とした発想。そんな候補者の、オバマ大統領ばりの「チェンジ岐阜」の呼びかけはむなしく聞こえた。
サントリーとキリンの統合話が決裂した。国際競争力を前提とした巨大カンパニーの誕生を期待していただけに残念な結果だ。最終的にサントリーの創業家がどこまで経営に関与するかが問題になったようだ。あれだけの規模になると「創業家」は邪魔になるのだろうか?私はそうは思わない。国際競争力の源泉は、オーナーならではのリスクの取れるチャレンジ精神のはず。堅実経営第一のサラリーマンよりよほど頼りになると思うが…。
トヨタのリコールへの対応の遅れが指摘され、同社がオーナー社長であることが問題視されている。が、オーナー経営には、方針がコロコロ変わらない。利益を度外視しても優先すべきことを決められるなどのメリットがある。今回残念だったのは、オーナーならではのスピード感に欠けていたこと。迅速な決定、一見非常識な判断…トヨタにはオーナー経営ならではの良さのお手本であることを期待したい。
2年ぶりに女性経営者に会った。この2年間に彼女はコンサルタントとして成功し、とてもキラキラした人になっていた。聞くと、月曜から木曜までコンサルをし、金曜日の夜は東京で姿勢を良くするためのダンスのレッスンを受け、土曜日はボイストレーニングをこなし、著名なコンサルタントのセミナーにも参加しているという。毎日が楽しくて仕方がないとのこと。ミッションを持った人の凄みを感じた。
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