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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
部下育成に必要なことは何か…あるコンサルタントの先生と話す。彼女曰く「よく話を聞いてあげること。そしたら自分の話も聞いてもらえるのに…」「一貫性を保つこと…そしたら威厳が保てるのに…」それを聞きながら、上司に必要な要素って名著『影響力の武器』に出てくる他人に影響を及ぼす六大要素と同じではないかと気がついた。六大要素とは他に「権威」「好意」「社会手証明」「希少性」。
他人と協力関係を築くには、お互いが「共感」できることが不可欠である。では「共感」とは何か、なかなか上手く説明できなかった。そんなときヒントをくれたのが『食の理想と現実』(福島徹著・幻冬舎)のまえがき。そこにはこう記されていた。『小さな街のスーパーマーケットが見つけた、理想と現実を振り子のように行き来する「食」との関係のあり方について、何か共感していただけるものがあれば望外の喜びです』。共感というのは、理想と現実の間でいろいろ考えて、辛いけどどこかで割り切って、なんとかひとつの方向に進もうとするその人の生き様が生むものではないか…この前書きを読んでそう感じた。
またしてもソフトバンクホークスがCSで敗退してしまった。日本シリーズに出場するのは3位ロッテ。もしセのCSを巨人が勝ち抜くと3位のチーム同士の日本シリーズとなり、どっちのチームが優勝してもリーグ3位から日本一チームが出ることに。それじゃ余りにも理不尽だ、となればセの1位の中日がセリーグ代表となり、そのまま日本一に成るしか収まりの良い結末はない。ガンバレドラゴンズ!
熊の民家への出没が報道されている。根本原因はオオカミを絶滅させたこと。それにより猿や鹿の増加。一方で山林開発により、絶対的に餌が無くなる。そこで市民の田畑まで熊が降りてきた…という構図。食物連鎖の頂点がいなくなるとその影響は長い年月を経てジワジワと広がる。猟友会の増員などの対処両法ではなく、意図的に餌場を作るなど熊の行動そのものを変えるような対策が必要だ。
中国の成都で反日デモが起きているとの報道。警官隊や軍隊が鎮圧に当たっているが、なんとも不自然な映像である。警官隊や軍隊が大規模で「鎮圧力」を誇示しているようだ。「市民の暴動はこのように抑えています。我々政府が日本と上手くやっていきたい気持ちを理解してください」といわんばかり。わざと市民にデモを起こさせて、官が押さえ込み、世界に官の姿勢をアピールする自作自演のように見える。
息子の少年野球チームが最終回に大逆転されて負けてしまった。原因は大量リードに安心し、ベンチでスコアラーをしていた私の油断にある。第一に試合開始時間を正しくチェックしていなかったために、試合時間が後8分あると思い込んでいた(実際には2分しか残っていなかった)。第二に先発投手の累積投球数を数えておらず、監督に投手交代を促せなかった。シーズン最後に味わった大ショック。油断大敵が骨身に染みた。
直木賞作家・車谷長吉氏は「灘のけんか祭り」を行う町の隣町出身。そのため彼はこの祭に参加しても参加できなかった。そこで彼はこの祭にこんな文章を書いていた。「従って私は血が滾る(たぎる)経験をしたことが無いのである。神事にかなうことをしたことがないのである。いつも傍観者として灘祭りを見ていた。傍観者でなく、実行者になりたかった。あるとき、実行犯になりたいと決心した。それが私にとっては小説を書くことだった」。伝統に参加できないことは、参加できない人にとってはコンプレックスを生む。そのコンプレックスこそが、人をつい動かすエネルギー源なのだ。
姫路市で「灘のけんか祭り」を見る。いくつもの神輿を激しくぶつけ合うこの祭は死者やけが人が出るというが、まさに血が滾る(たぎる)祭だった。ところがこれほどユニークで勇壮な祭でありながら、観光客を取らないという。場所が狭いこともあるが、地元の人の地元の人による地元の人のための祭を維持したいというのがその理由。益々人気が出そうな祭だが、今の規模を維持してい欲しい。
手袋で世界第2位のショーワグローブの訪問で感激したことがもうひとつ。見学者に対するおもてなしである。バスで本社に訪問したとき、何人かのスタッフが入り口に並んで出迎えてくれた。また、本社や工場を出るときも何人もの人が見送ってくれた。単なる儀礼でなく、その一人ひとりに歓送迎の表情があった。お客様を「今、金を出して買う人」以上の存在として捉えていないとできることではない。
中部マーケティング協会の仕事で手袋で世界第2位のショーワグローブの製造工場を見学した。私が感激したのが同社の整理整頓の徹底度合い。サインペンやモノサシ、消しゴムの一個一個の置き場ガ決まっていて、誰が持ち出したかがすぐに分かるようになっていた。また、ゴミ箱には「ここまでゴミが溜まったら捨てる」目安ラインが引かれていた。器具の置き場には床にテープを張り、必ずその位置に置くようになっていた。働く人の緊張感が伝わる徹底度合いだった。
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