思いがけず小さな親切に出会った。ユニクロで肌着を買おうとしたがサイズがLなのかXL]なのかわからない。それを店員に尋ねると自分の胸囲は知っているかと尋ねてきた。「たぶん100cmくらい」と応えると、お計りしましょうと図ってくれた。Yシャツとは違い肌着一枚買うのに計ってくれるとは、なんと親切な店だろう。こんな心遣いにユニクロが価格帯が同じ別のディスカウント系ストアとは違うことを痛感した。
思いがけず小さな親切に出会った。靴紐が切れたので、高島屋の靴屋で靴紐を買う。すると店員さんが靴を脱いで座れという。そして、切れていない方の靴の紐をほどきはじめた。今使われている紐の長さを図るためだ。そして「同じ長さのものはありませんが5cm短いのならあります」というので買うことにした。そしたら今度は、その新しい紐を両方の靴に通してくれた。靴紐は210円。この間たった5分ほどだが、客単価凡そ1/100の客のためにここまでしてくれる親切心に感激した。
思いがけず小さな親切に出会った。お客様の最寄り駅でタクシーを待っていたときのこと。いつもなら並んでいるはずの車が一台も居ない。私の前には旅行かばんを抱えた若い女性が一人。彼女はきっと急いでいるのだろう。キョロキョロして落ち着かない。そして、待つこと約10分。ようやく一台来た。彼女が荷物を抱えて乗り込む。すると、そのとき私を見て、「どちらまでいかれますか?」と尋ねてくれた。それは「方向が同じなら相乗りしませんか?」の合図だった。私は不意を付かれ、うわづった声で炊客先名を答えたが、彼女の行く方角は逆だったのだろう。「それでは無理ですね」という会釈をして彼女は去っていった。同じタクシー待ちの悲劇を共有した者への「相乗りいかがですか?」の小さな心配りに感激した。
人をほめて使う達人の通称「ほめ達」さん(西村貴好さん)と話す。「ほめ達」さんは部下をほめて使うことを世の上司たちに伝授している人。顧客には外食産業から大阪府などサービス業全般。彼曰く、「ほめることは、その人に自分を信じる根拠を与えること」「ほめられることで、その人の悩みが強みに変わる」。それを聞いて、なかなか部下を褒められない私などは、褒めることの大切さを知りながらも、なぜ褒める必要があるのか「褒めることの効果」がわかっていないからだと反省した。
岐阜県中小企業家同友会で年5回シリーズの勉強会。最終回の今日は、メンバーの中の若い経営者Aさんの会社を題材に、他のメンバーがコンサルタントになって同社の悩み事を解決する生のケーススタディ型の講義を展開した。エリア戦略ではシェアの低い関東を攻めたいといったAさんに皆が反対。シェアの高い関西こそ攻めるべきとの意見が続出。さらに「ただ売るだけでなく、貴社とお客との間にストーリーを描くこと」という指摘が出た。こういう気付きは指摘されたAさんも指摘した人も強くする。良い学びの場となった。
「かちがわ大学」当日の懇親会では「私にも『やれる』と思えてワクワクしてきた」という感想を多く頂戴した。その中でも社長の言葉が印象に残った。「自分の仕事を『つまらない仕事だ』と思うことほどつまらないことはない。だから可能性を引き出すことが大切…。今日はそれを引き出してもらいました」。この言葉に、コンサルタントの仕事の本質は、クライアントの可能性を引き出すことだと改めて気が付いた。
「かちがわ大学」学長の毛利さんに3年50回続いた秘訣を聞いた。すると、最初の頃はほとんど毎回毛利さんが登壇していたという(参加費は1,000円)。そのとき貯めた資金を外部講師を招聘するファンドにしたという。また、毎回講義を聴いたら終わりではなくて、その講義を聞きながら気づいたこと、学んだことを語り合う「シェアする時間」を必ず設けている。この参加しやすい環境が普通の異業種交流会との違いだろう。
『最強の名古屋商法』という本を一緒に書いた春日井在住の経営コンサルタントの毛利京申さんが学長を務める市民講座「かちがわ大学」で講師を務めた。日本シリーズ第6戦と重なったのに、開始の18時には70人の満員御礼。集まった人はもちろん勉強熱心な人だが、それだけでなく、志が高い人ばかりが集まる刺激的な空間を楽しんでいるようだった。こんな場で講義すればこちらもエネルギーを貰う。次は生徒で参加しようと思う。
某社で危機突破を考えるプロジェクトチームを指導。キックオフのこの日、選抜メンバーひとり一人が自己紹介した。そのうちの一人がこんなことを言った。「AKB48を生んだ秋元康が次のようなことを本に書いていました。『皆が行く野原には、野いちごはないよ』。私はこれを座右の銘にしようと思います」。秋元の言葉も、発表者の言葉もシンプルだけど力強いし、覚えやすい。私も座右の言葉に加えた。
名古屋学院大・大学院でマーケティングの講義を行う。講義の中で、顧客は絞れば絞るほどいい。特定の人に必要とされるために特化して開発した商品は、それと同じ境遇の人の共感を呼び売れると解説したら、受講生が次のようなことを教えてくれた。「つんくが次のように言っています。『曲が万人に受けて多くの人が買ってくれるというのが理想ではある。でも、それではいい曲はできない。曲を作るときは、一つの思いから一点に向けて作らないといけない。それは例えば家族や恋人などだ。それも別れた後まだ思いを引きずっている元カレなど細かい方がいい』」。使えるネタをありがとうございます。