「事実前提」と「価値前提」という言葉を聴いた。ある経営者が自分の事を「私は価値前提の人間でして…」と語ったからだ。事実前提とは、「いくら売れば、いくら儲かる」を考えて意思決定すること。対して価値前提とは「何人に満足してもらいたいか」を考える「意思決定のこと。お金は後からついてくる、という考え方だ。お役立ちのため、本当にやりたいことに忠実になることは人間を生き生きとさせる。
優勝することやベストプレーを見せることだけがファンサービスではない。選手とファンの接点を増やすことこそファンサービスの基本だ。ダルビッシュ選手の記者会見を見て改めてそう思った。大事なのはファンの納得感で、ドームで11000人を前にしたインタビューにどのファンも納得しただろう。思わず泣けたが、それはダルビッシュの言葉というより、こんな場を作ったファイターズに感動したからだ。
シェイクスピア曰く「成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはならぬ」コピーライターの酒井とし夫氏のブログにあった今日の言葉。今日、自分の詰めの甘さを思い知らされる事件があった。少々落ち込んでいたときにこの言葉に出会う。70-80代の米国人は「日本人は、どれだけ言ってもくじけず改善案を持ってくる」と驚愕したというが、私にもそのDNAは流れている。ここに、捲土重来を期す。
「人材育成に金をかけるか否か」不景気の今こそ、経営者の器量が問われる時期。そんなとき凄い社長に出会った。幹部研修のプレゼンをしたら、「俺が社長でいる間にさ、金をどんどん使っちまおうっと思って」と一言。「ケチっても仕方がない。企業は結局は人なんだから。赤字になっての投資はできないが、そうでない限り人を育てないと企業は育たない」。社長の迷いのない発言は、その他の社員を勇気付ける。
今、近江商人が見直されている理由が知りたくて、近江商人博物館を訪ねた。代表的な理念である「三方よし」の「売り手よし、買い手よし、世間よし」に出てくる「世間よし」の本質がわかった。それは、商売をさせて頂いく地域の「地域振興」のことだった。今のグローバル市場開拓とまったく同じことを江戸時代に近江商人がしていたことは、時代の先を読む上で研究に値する、と感じた。
車掌さんが明るいと旅がぐんと楽しくなる。ワンマン列車でもおかしくないほどローカルな近江鉄道(2両編成)に乗って米原から五個荘に向かう。そこにはアテンダントと称した20代女性の車掌さんがいた。彼女の仕事はとても丁寧で、親切。私が「五個荘の駅前にタクシーは泊まっているの?」と尋ねたときも、なんと膝つきで応じてくれた。他にも彼女は足が不自由なおばあさんが降りるまで待ってあげたり、無人駅からギリギリで飛び乗ってくる親子連れへの労いの言葉をかけたり。心が温まった。
自分が以前勤めていた会社のブラザー工業。村上龍からみた同社の魅力は何か?「カンブリア宮殿」に小池社長が登場したのでワクワクして観た。番組は、ミシンから派生したいくつもの新規事業流を追って進む。村上さんは「新事業を何か考えろ」というトップのアバウトな指示の出し方に驚いていた。それに対し小池社長は「何とかします」と受け止める社員がいる、と答えた。私もまさに、そんな指示を受け、なんとかしようともがいていていた一人だ。同時に、多くの仲間たちの顔が浮かんだ。聞きながら涙ぐんでしまった。
3月末までにいくら足りないのかが明確になったこの時期。某社にていかにして今後追い込み、営業目標を達成するかアドバイスした。同社は基本的に売上数字で成果を管理しているが、それだと行動目標に落ちにくい。そこで目標を「件数」に置き換えた。「何件訪問・何件配布・何件見込み作り・何件獲得!」。こうすれば、やることだけは明確になる。短期間で成果を上げるには、行動量に焦点を合わせるのが一番だ。
部下に「短期間にここまでスキルアップして欲しい。大変だろうが頑張ってほしい!」…そんな期待を持った某社の製造部門の課長は、勉強の仕組みづくりにある工夫を施した。それは、部下にスキルアップトレーニングを受けてもらう代わりに、部下が望む業務改善要望を聞いてあげる、というもの。いわゆる上司と部下のGIVE&TAKEだが、双方向の絆を意識した部門は必ず成果も出る。
冷え性対策その2。夕食を食べた割烹の料理長がやけに背が高いので不思議に思っていると、料理長は高下駄を履いていた。聞くと、2つ理由があるという。第1は、足を冷やさないため。厨房は床が土間であり、水を使うため冷える。足が冷えないように、高い下駄を履くのだという。第2は集中力を保つため。足元がぐらついた方が、料理に集中できるのだそうだ。とても美味しい料理だったが、その味は高下駄ならではの危うさから生まれたのだ。