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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
日経新聞に連載されている『私の履歴書』にフィリップコトラーの自伝が記載されている。コトラーはマーケティングの父と言える人で、いうなれば私の師匠だ。その彼がマーケティングの教授になった時のエピソードが掲載されていた。彼は、マーケティングか経済学かいずれかの教授になること自分で決めろと言われた。そのとき彼の友人は、次のようにコトラーに言った。「君が正式にマーケティングを学んだことがないのは承知の上だよ。でも、専門がそうでないからこそ新たな視点を持ち込めることができるのではないか」。「経済学はすでに発展した分野だ。独自の理論を生み出せる可能性はマーケティングの方が高いだろう」。専門じゃないからダメだとも、伸びしろがあるとも言える。未発達な分野だから危険だとも、その分チャンスが多いとも言える。物事は捉え方次第。コトラーは最後に「このときの選択を後悔したことは一度もない」と結んでいるが、選択するときは後悔しないようにしたい。 |