V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2013年12月20日(金) セブンイレブンに立ち寄るとほんの少し心が軽くなる

最近セブンイレブンに入ると、モンキーズの『デイドリーム(Daydream Believer)』が流れている。いつ聞いても何度聞いても名曲だと思う。タイトルの通り、自分を信じることができて気持ちが軽くなるのだ。そういう曲をたまたま立ち寄ったコンビニで聞くと、イライラしている時には気持が和らぐし、ウキウキしている時は背中からそっと押されてスキップしたいような気になる。コンビニのBGMはつくづく重要だと思う。同じように研修や講演会前に会場で流すBGMも重要だと思う。見知らぬ同士が同じ場所に集った会場でBGMが流れていないと、緊張感ばかりが際立ってしまう。そして、この緊張感は決してプラスに作用しているとは思えないのだ。講演会場だからモンキーズが相応しいとは思わないが、環境音楽が簡単に入手できる時代。i-podと小さなスピーカーがあれば受講者に適度なリラックスを与えることができる。自分が企画した研修はそんな工夫をしてみたい。

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2013年12月19日(木) 目指す星が十字に輝く理由

先日、島津製作所を訪問し、同社の研究開発の話を聞いた。世界でたったひとつ、オンリーワン技術を追求している同社は、複数の技術を組み合わせたところに独自性を見出していた。例えば同社にはバイオ機器の技術と医用機器の技術とがある。が、バイオ機器にはその分野の、医用機器でもその分野の競争相手がいる。それらを融合させた「分子イメージング」の分野は、両方を手掛けていないとできない。だから、オンリーワンになる。これはスティーブ・ジョブズが、テクノロジーとリベラルアーツの融合にアップルの独自性があると言ったのと同じ。X軸とY軸の交点にオンリーワンはある。オンリーワンを目指している企業は多い。何でオンリーワンになるべきは、その会社が強い2軸を組み合わせればいい。また、今の姿が本当にオンリーワンかどうかはこれで検証できる。自分や自分が関係している会社はどうだろうか?島津製作所がオンリーワンの100点満点モデルとすれば、課題が見えてくる。

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2013年12月18日(水) 他人に自己開示できる人の笑顔は大きく美しい

私の研修受講生の中にとびきり笑顔がキラキラした人がいた。そんな彼女にも辛い時期があったという。彼女は入社した時4人の同期生がいたが3人が辞めてしまい、彼女だけが残った。それから話し相手を失い、お昼ごはんも一人で食べた。そんなある日、上司にきつく叱られた。が、自分の何がいけなくて叱られているのかがわからなかった。相談できる人はいない。「このままじゃいけない」。そう思った彼女は、食堂で同じ職場の人を捕まえて「私と一緒にご飯を食べてください」とお願いし、一緒に食べるようになった。その人たちに相談するうちに、問題が発生したら誰に教えを乞えば解決するかがわかるようになった。また、一緒に食事した人が「あの人は叱られたけどそんなミスをする人じゃないよ。しっかり仕事ができる人だよ」と周囲の人に話してくれた。それから立ち直り、彼女は今では8人を率いるリーダーを務めている。彼女を変えたのは、他人への自己開示。素直に自己開示できる人の笑顔は大きく美しい。

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2013年12月17日(火) すべてで80点を取るより何か一つで100点をとろう

何事も平均点で80点を取るより、何か一つでも100点があり、他は50点の方が人間としては魅力的ではないか?と気づく話を某社のコールセンタで中心的な役割を果たしているAさんに聞いた。Aさんはセンタに異動してきた当初、慣れない職場で何をしてよいかわからなかった。自信を亡くし、ひどく落ち込んで上司に相談すると「できることからしてください」というアドバイス。営業的なことには自信がなかった彼は、料金処理ならできそうだと、その業務に取り組んだ。すると「料金処理ならAさんに頼むといい」という評判が立ち、センタ内の料金処理を次々依頼されるようになった。その積み重ねでセンタ内の多くの人と親しくなったAさんは、今度は自分がわからないことがあると、料金処理を手伝ってあげた人に聞いた。皆、Aさんのお世話になっているので快く教えてくれた。こうしてAさんはコールセンタのメンバーとして欠かせない人物になった。、一芸に秀でて仲間にGIVEをする。当たり前だけどなかなかできない生き方だ。

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2013年12月16日(月) なぜ、あの会社の社員はそこまで研究熱心なのか。

ノーベル賞を受賞した田中幸一さんが務める京都の島津製作所を訪問、見学させていただいた。大変に研究熱心な会社であるが、なぜそこまで皆が研究熱心なのかに興味があった。そして、その理由は、創業者にあると気づいた。創業者親子は大変に熱心な研究者で、特に二代目源蔵は小学校に1年半しか通っていないのに、16歳のとき英語で書かれた書籍の絵だけを見て放電の装置を開発。また日本初のレントゲン装置を開発、販売した人である。その姿勢は今も引き継がれ、今進めている研究について話してくれた吉田常務の言葉の端々には、「○○をわかりたい」という動機が語られていた。わかりたいという執念が、同社ならではの数々の発見を生み、オンリーワン商品を生んでいるのだ。同社の社員にとって、創業者が絶対の100点満点のお手本になっている。私も人生の一時期を心酔できる経営者と過ごしたことがある。100年も前の人に心酔できる同社の人々を羨ましいと思った。

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2013年12月15日(日) 伝えたいことがある人たちの、おもてなしの精神

岐阜で立志の教育を進めているNPOの一員になった。小中学生に志(夢)を持った生き方を推奨する活動で、小冊子を配布し専任講師を派遣している。学校の校長先生も多い。その望年会に参加した。このときの、来年の自分の一字をA4の紙に書いて持ってきて、皆にそれを披露する…というのが宿題だった。民間企業人のほとんどは、それをA4の紙にペンでささっと書いただけ。ところが、学校の先生たちは違った。ワープロで打っても書体にこだわったり色やデザインにこだわったり。さらには巻物にしたりと、工夫に余念がなかった。同じ文字を一字伝えるにしても、何かひと工夫しないと子どもたちに伝わらない。だからこそ、伝えるときの工夫が当たり前になっているのだろうと感心した。伝わるかどうかは、伝える側の責任。そこにこだわるのは想いを共有したいというおもてなし精神の表れ。こんな先生の創意工夫を子供たちも学んでほしい。

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2013年12月14日(土) なぜ、そこまで熱心に酒井は銀行員と語り合うのか?

銀行員相手の座談会で、「こんな遅い時間(22時過ぎなのに、なぜそんなに熱心に講義をされるのですか?)と聞かれた。そこで正直に応えたのだが、実はこの講義の前段で次のようなことを受講生に語っている。「私は、銀行員ほど崇高な職業はないと思っています。なぜなら、15年前に他界した銀行員だった父の葬式に、父が30歳のころに融資した会社の社長が来てくれのです。そのとき、私と同じ年の息子さんを連れてきました。そしてその社長は父の位牌に対し『この人がいたから今のわが社がある。お前も手を合わせろ』といい、息子さんと一緒に合掌してくれました。その時、銀行員の仕事は感謝が何世代にも伝わる仕事だと知りました。それが銀行員の仕事の凄さです」と。だから座談会で頂いた質問には次のように答えた。「皆さんが死んだときに、『この人のお陰や』と葬式に来てくれる経営者を増やしたいのです。そういう経営者が日本を救うから」。かっこ良すぎるとの話もあるが、本音だから仕方がない。未だに父の世話になっています。

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2013年12月13日(金) 長期間の自己啓発学習ができる人、できない人

私の研修に来た若い銀行員に研修への参加目的を聞いた。すると彼は「自己啓発できない自分を自己啓発できる自分に変えたい」と応えた。どんな自己啓発なの?と尋ねると「英会話ができるようになりたい…が、実行しない自分を変えたい」という。そこで「何のため、誰のために英会話ができるといいの?」と問いかけると、それが不明だった。もちろん自分の出世のために学びたい動機はあった。しかし、「誰かの役に立つために英会話を習う」が、なかった。そこが、自己啓発が長続きし、地道に力を付けていく人たちとは違った。無報酬でも自己投資できる人の多くは、学ぶ目的が「今の自分を守るため」であり「未来の自分を作るため」であるが、同時に「困っている人を助けたいとか、自分を必要としている人の期待に応えたい」などの明確な志を持っていることが多いからだ。他人のためと思う時、人は今以上に踏ん張れる。彼が、そのことに気がついてもらえると、嬉しい。

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2013年12月12日(木) 銀行員と考える「出向にメリットはないのか?」

昨晩は、30代の中堅銀行員相手の座談会だった。受講者から「半澤直樹の最後(出向)がしっくりこない」との質問が出たので、出向=×のイメージが強いが、出向にメリットはないのか?を考えてもらった。すると「外から銀行を眺めることができる=問題点、改善点が見える」「能動的に動ける範囲が広がる=経営者に近い立場でマネジメントができる」などの意見が出た。どれも正論だが、私は特に後者のメリットが大きいと感じている。私自身、入社早々業績の思わしくない関連会社に出向し、その立て直し策の一部として新商品の企画開発を担当した。その商品は後に累積800万台を超える大ヒット商品となるのだが、こんな貴重な経験が出来たのは業績の悪い会社に出向したからだ。ピンチはチャンス。弱い時、弱い立場だからこそ人は強くなろうとするもの。中堅の銀行員にはとかく出向=×なんて考えないでいて欲しいし、むしろ出向者を応援し、その人から多くを学んで欲しい。

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2013年12月11日(水) なぜ今年は多くの良書に出会えたのか?

今年はいくつもの書籍に恵まれた=良書に出会った年だった。なぜなら、自分で選ばなかったから(笑)。尊敬する先生や生き方に感心する友人が「やり方がわからなかったときにこの通りにやっていろいろ気づいた本」とか「この本は私の人生を拓いた」などと推薦してくれたものを購入して読んだ。また、「○○したいのなら、これさえ読めばいいんじゃないの?」と言われたものや、「この本をベースにワークショップをやるんです。この本は名著で有名ですが、これを実践に活用している人はほとんどいません。だから、皆でこの本のワークをやる価値があるのですよ」と言われた本もある。こんな前ぶれがあると、その人がどこに感心したのだろう?とか、自分ならそれをどう受け止めるかな?と考えながら読むから、理解が進む。読み終えた後に「あの本、読んだよ〜」と感想を交換する楽しみもある。何より読みやすいものしか推薦されない!!皆さん私の師匠です。

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酒井英之 |MAILHomePage
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