前潟都窪の日記

2004年09月24日(金) 旅のノウハウ��・・蚊取り線香とキンカン

 旅の準備段階のことで書き落としていたことがあるので追加しておきたい。先進国や寒冷地に旅行する場合には必要ないが、暑さの厳しい地域へ旅する場合には蚊取り線香を携行すると重宝することが多い。ケニアに旅行した時にホテルの部屋の中には昔懐かしい蚊帳がベッドの上から吊るされていた。蚊帳は吊ってあっても中に紛れ込んだ蚊を退治するのは容易なことではない。この時は蚊取り線香を持参していたので難なく蚊を退治することができた。

 ミャンマーに旅行したときはホテルの部屋がバンガロー式の独立家屋であり、窓には防虫網が施されてはいたが、部屋の中には蚊が何匹か入り込んでいた。内モンゴルの草原でパオに泊まったときにも蚊が部屋の中にいた。何れの場合にも蚊取り線香を持参していたので安眠することができた。蚊の羽音が気になってよく眠れなかったという同行の人が多かった中で蚊取り線香の威力は絶大であった。
 
 蚊取り線香を持参するような場所へ行く時にはついでにアンモニア溶液を主成分としたかゆみ取り「キンカン」などもスーツケースの中に忍ばせておきたい。



2004年09月23日(木) 旅のノウハウ��・・メモ

 史跡訪問するとガイドが説明してくれることが多い。説明を聞いている時はなるほどと感心したり納得している。歴史上の人物の名前が飛び出してくることもある。ああそうか彼はここで生まれたのか、ここで育ったのかと歴史年表を脳裏に思い出したりしている。その時は覚えたつもりになっているし忘れない自信がある。しかし旅が終わって帰ってくるともうすっかり聞いた話は忘れてしまっている。現地で撮影しまくった写真でもどこで撮ったものであるか判らないということは往々にしてありがちなことである。ことほど左様に人間の記憶力は頼り無いものである。

 そこで手帳にメモるということが、旅を楽しく記憶に留める有力な手段になる。メモする要点は固有名詞、時、場所、キーワードだけでよい。これさえメモしてあれば事後でもこれらのメモが手がかりになって不思議なほどその時の情景が思いだせるのである。できればその時自分が感じた印象も簡単に書き留めておくと紀行記を纏めたりするときにとても助かるものだ。

 メモるための手帳は小型で掌の中に収まる程度のもので、天を螺旋状の針金で綴じてあり、めくったページを裏に重ねていけるものが使い勝手がいい。小さなポケットにでも収納可能ですぐ取り出せる手帳がべんりである。
必要な場合ページを千切ってメモとして使うことも可能だからである。



2004年09月22日(水) 旅のノウハウ�─Ακ�八分

 旅で一番気をつけなければならないことは過食しないことである。

 先ずその誘惑は航空機から始まる。機内食にどのようなものがでるかは旅の楽しみの一つであるが往々にして食べ過ぎという罠に陥りやすいから注意が必要である。特に長時間のフライトの場合には二食ないし三食が機内食になることもある。飲み物サービスもあることだし、ついつい食が進んで気が付いたときにはもう遅かったという苦い経験が何回もある。機内では運動不足になっているのだから供給される機内食を全て平らげていたら必ず過食になってしまう。最初から食べる量を決めておいて予定量食べ終わったら勿体ないなどと思わずに食べ残す勇気が必要である。

 この食欲との戦いは航空機内だけに留まらない。ホテルでの朝食はビュッフェ式のものがおおくなった。料理とか果物が沢山並ぶとついついこれもあれもと欲張って取り込んでしまいがちだが、ここでも自分の胃袋のことをよく考えて目分量を決めて食事をすることが肝要である。人間誰しも自由に食べられるとなるとついつい食べなければ損をすると思いがちであるが、ここは腹八分の鉄則を守り抜くことが旅のノウハウの中でも一番大切なものであると指摘しておきたい。



2004年09月21日(火) 旅のノウハウ�АΑ�座席は通路側

 航空機に搭乗するときは窓側が景色もよく俯瞰できていいと思いがちであるが、長時間のフライトの時には断然通路側のほうがよい。

 その理由は手洗いに立つとき隣席の乗客に何の気兼ねもしないで済むことにある。また機内での運動不足を解消するために通路内を時々散歩するにも便利だからである。通路側の席を確保するのが航空機に上手に乗る鉄則である。
 
 そして航空機の中では気圧が弱く設定されているからであろうか、体内にガスがたまりやすくお腹の中でグルグル音を立てることが多いし、我慢していると腹痛を覚えたり気分が悪くなったりする。そこでそんな時には便意はなくとも手洗いに入って放屁するとたちどころに問題は解決する。奇妙なことに自分でも驚くくらい何連発も発射することになる。

 運悪く通路側の席がとれなくて窓側の席になった場合でも隣席の人への気兼ねはしないで何時でもトイレに立つことの出来る勇気をもちたい。

 航空機に搭乗したら靴は脱いで持参のスリッパに履き替えると疲れかたが少ないように思える。そして両足の親指を上下に上げたり下ろしたりの運動をしていると鬱血も少なくなるようである。



2004年09月20日(月) 旅のノウハウ�ΑΑΣ�中電灯

中国や東南アジア諸国やアフリカの諸国を訪問するとよく停電にぶつかることが多い。これらの国を訪問するときには懐中電灯が必須の品となる。部屋には停電に備えて蝋燭とマッチが備えられてはいるが、火災の虞れもあるし、部屋の外へ出て廊下を歩く時に蝋燭をかざしてでは足元がおぼつかない。

世界遺産を訪問するときには対象物の過半のものは墓である。地下であったり窟であったりするから足元が危ないし、壁画等を鑑賞するにしても懐中電灯で照らしださなければよく見えないことが多い。例えば敦煌の石窟などでは電灯に頼らなければ折角の芸術作品を鑑賞することができない。ここでは強力な照度を持つ電灯が望ましい。

通常はペンライトのような簡単で小型のもので充分であるが、予め窟等の見学が予定されているときには、単二の乾電池を四本入る程度の強力な照度の出るものが望ましい。



2004年09月19日(日) 旅のノウハウ�ァΑ�水着

 旅行に出ると運動不足になりがちである。特に空港で飛行機に乗ってしまうと長ければ10時間以上も座ったままの状態になるし、目的地に着いてからもパックツァーの場合、待ち受けているバスに乗り込むことになるので、歩くことも少なくどうしても運動不足になりがちである。従って空港についても動く歩道は使わないで歩く。エスカレーターも極力利用しないで階段を歩いて昇るという心がけが必要である。

 ところで旅程の中で思わぬ時間の空白や手待ち時間が生じることがある。そんな時には町中を努めて歩いて運動不足を挽回しなければならない。レゾート地のホテルや欧米のホテルでは屋内プールを持っているところが結構多い。そんな時には例え1時間や30分の手待ち時間であってもこれを利用してプールで水泳をすると運動不足も解消されて以後の旅程が快適に過ごせることになる。そこで使う使わないは別にして必ず水着は一枚スーツケースの中に入れておくよう心がけることも旅の準備段階での要諦である。



2004年09月18日(土) 旅のノウハウ�ぁΑ�洗濯干し器

旅に携行するものは必要最小限にしたい。そのためには現地調達主義が鉄則である。よく日本食でないと落ち着かないと言って電気炊飯器や米まで持参する人をたまに見かけるが、旅とは非日常の世界に遊ぶことである。これさえ認識しておれば食べたことのない現地の食事であっても興味を持って食べてみるだけの好奇心が欲しい。従って食事は現地で供されるものだけで間に合わせることが鉄則である。日本食は帰国すれば毎日たべられるではないか。

次に衣類であるが、下着・靴下・ハンカチ類は各々最大限三着以内に留め、まめに洗濯することである。石鹸はどこのホテルでも必ず常備されているからこれで間に合わすこと。洗濯鋏が沢山ついている小型の洗濯干し器をスーツケースに入れておくと重宝する。夜の帰りが遅くて翌日までに乾かない場合でもこれがあると洗面所の狭い空間にでも干しておいて外出できる。掃除に入るメイド達にも気兼ねしないで済むことになる。

洗濯した場合、バスタオルに挟んで脚で何回も踏みつけて水分を取ると乾きがとても早くなる。

折角洗濯したものが乾かないこともままあるが、その時の奥の手はベッドの枕元にあるタングステン電灯の笠に生乾きの洗濯ものを乗せて煎餅焼きの要領で何回かひっくり返しながら乾かすといい。意外に早く乾くものである。



2004年09月17日(金) 旅のノウハウ��・・止水栓

 旅支度をするときに、止水栓をひとつ荷物の中にくわえておくと大変重宝することが多い。

 旅先でホテルに入ったとき先ず最初に点検しなければならないことがある。それは洗面所、便所と風呂場の点検である。最初に水や湯がでるか否かのチェックである。次に止水栓が備わっているかどうかを確かめる必要がある。水が出ない、湯がでないの時は部屋を替えて貰うことになるのだが、止水栓が備わっていない程度の時には持参した止水栓が早速威力を発揮することになる。止水栓が欠けていることをフロントに訴えても直しておきますというリップサービスが返ってくるだけで埒のあかないことが多い。部屋を交換して貰っても次の部屋にまた止水栓が備わっていないということは往々にしてありがちなことである。

 万が一止水栓を持参しなかった時の応急措置としては大抵どこのホテルでも常備しているシャワーキャップを水穴にあてがう方法で凌ぐことが出来る。人によってはゴルフボールを一個持参するとよいと言う人もあったが実験の結果ではゴルフボールではあまり効果がない。

 フロントと埒のあかない交渉で無駄な時間を費やしたり、気分を害されたりしないためにも、止水栓は常備されていないものと考えて持参するにこしたことはない。



2004年09月16日(木) 旅のノウハウ�◆Αμ崔呂離戰好�

 海外旅行の場合パスポートは命の次に大切なものであるとよく言われる。そこで落としたり、保管場所を忘れないようにと色々なグッズが考案されている。
 古典的なものは腹巻である。腹巻だと腰回りが汗疹にやられるということから、網地の袋に紐をつけて首からぶら下げ下着と上着の間に隠しておくという方法もある。しかしこれは首周りに吊るす紐がのぞき、如何にも貴重品を首に吊るしていますよと宣伝しているようなものであり、感心しない。

  最近よく見かける旅装に網地のベストにポケットの沢山ついたものがある。最近はこれを着用している旅人を多く見かけるようになった。だがこれも如何にも大切なものはここにありますよと宣伝しているようなものであり、その上に風采の上がらない姿である。ウエストポーチというのも愛用している人が多いようであるが、これも敵に貴重品の在り処を教えているようなもので頂けない。女性の場合はハンドバッグとか肩掛け鞄に仕舞っている人が多いようだが、これも敵に貴重品の所在を教えているようなもので甚だ危険である。上着の内ポケットに格納する人もよく見かけるがあまりいい保管場所とは言えない。

 上記の保管方法は全て試してみたが、一番安全で使い勝手がいいのは下着用に造られた網地のベストの左右の胸にフクロの付いたものである。

 これだと噎せることもないし、敵に物を見せないという点で一番優れている。ここへパスポートと大半の現金やカードを格納しておいて、小銭入れは上着のポケットなり、ウエストポーチなり使い勝手のよいところへ入れておけばいい。

 要は敵にパスポートや現金の所在が表面から推測できない所に仕舞っておくというのが鉄則である。



2004年09月15日(水) 旅のノウハウ� ΑΔ呂犬瓩�

還暦と同時に会社を卒業し、約6年間世界各地をできるだけ多く訪問しようと考え、平均すれば一ケ月に一回の割合で五大陸の目ぼしい国々は訪問した。
 アテネオリンピックへの参加国は204カ国だったから、世界の独立国の中には筆者のまだ訪問していない国が沢山ある。
 
それでもおよそ三分の一は訪問したことになる。まだまだ訪問したい国は沢山あるが、ここらで一休みして今まで訪問した国々の整理をしておこうと考えた。
 
 この【鉛筆】の欄を借りて書き貯めてきた紀行記を発表してみたが前回で手持ちの資料は出尽くした。今後も見知らぬ国々を訪問したいという気持ちに変わりはない。体力と資金の許す限り旅は続けていきたいと思っている。

 取り敢えず世界紀行記のシリーズを閉じるにあたり今までの旅で体験した旅のノウハウとでもいうべきものを思いつくままに日記の形式を借りて書き綴っていくことにする。


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