2003年12月28日(日) |
アメリカでBSE発見、やっぱり、国産の牛肉が安心 |
アメリカのBSE感染牛が発見され、輸入はストップ。 日本の牛肉の3分の1は、アメリカからの輸入。 今年1月から輸入された感染牛の脳は、40キロ。 消費先は、東京都、大阪市、富山県、神奈川県、長野県の高級フランス料理店で23キロ、東京都の卸売り業者に6キロ、残る11キロについては、確認中との報道。
感染牛が、カナダからの輸入したBSE感染した肉骨粉飼料を規制を無視して使用していた可能性が高いと米農務省は指摘。
日本でのBSEが問題は、結局、感染源の特定に至らず、その最中にも新たなBSE感染牛も発見され、不安が解消されていないわけですが、一応、現在は、全頭検査体制と履歴情報公開体制が整って、国内産の牛肉は、安心と言う所です。
基本は、安全第一です。それは、やはり、生産者の顔の見える生産・流通・消費の日常的な関係の中にあるわけです。日本のBSE問題の時に、輸入肉は安全と言うキャンペーンもありましたが、私は、これには、多いに疑問を感じました。特にアメリカの牛肉の飼料に混入されている抗生物質の大量飼料は大問題です。
この際、多くの方に、安心、安全な牛肉を得るために、いくつかの消費者グループの信頼できる生産者を是非、見つけてほしいと願わずにおれません。
因みに、私がお付き合いしている生産者は、「れんげ畑」という小さな消費者グループが関わる興農ファームの本田さん。れんげ畑の連絡先−054−267−7700です。
2003年12月27日(土) |
静岡大学生からのインタビュー |
静岡大学の人文学部の社会学科の学生の皆さんからインタビューを受けました。 ライフ・ヒストリーというジャンルで社会人のインタビューを媒体に社会を分析していく手法らしい。
5人の学生の方々が事務所訪問。 2時間くらい。
といっても、彼らは、私の2番目の娘と同世代。 つまりは、子供達との対話。
話したことの論点は、世代を超えて言葉は通じるか、でした。
まずは、今は、社会科の教科書からは記述がなくなっている、裏日本から表日本に何故やってきたか、農家をすてて、工学部電子工学科という学問に身を投じようとしたか、結果として、政治家の道を歩んでおり、なぜそうなったか、当時のベトナム戦争反対と大学の民主化、いまは、イラク戦争。
家族制度についての議論、女は家で、男が稼ぐ、このことのおかしさをどのようにして認識していったか、夫婦別姓の話、父親が作る料理、子育ての楽しさ、子殺しをやってしまう夜鳴きに耐えられない親達、自分も何回、子供を投げつけようとしたか、予防接種と感染症、病気への対処、・・・・。
と、まあ、いろんな話を聞いてもらったわけですが、絶えず、聞かれる私からも質問攻め、よくも、最後まで、付き合ってくれたことか、と感謝の念。
どんなレポートが出るのか、楽しみ、です。
2003年12月26日(金) |
静岡空港トラスト地につながる道路の封鎖 |
昨日、榛原町のMさんから、静岡空港トラスト地につながる榛原町、島田市の2箇所の道路が封鎖されている、との連絡があり、吉田町長訪問の際に、現場を見てきました。
今朝、急遽、空港建設局の整備室長と連絡を取り、午後2時から、住民団体メンバーと事実確認。 建設局に行く前に、1時からの市民団体・オリーブの風による毎週の金曜日の街頭キャンペーン活動に参加。 建設局の主張としては、一つは、通常、工事の進行に合わせて道路管理者である榛原町と島田市に伺いを立てて、指示にしたがって、地元説明など対応方針を決める、二つ目は、一方で、今回のような、地権者の土地に隣接する他の道路などからも、入いることができるトラスト地については、独自判断で、地元説明など必要がないと判断することもある、ということでした。
今回のケースは、どちらに当てはまるのか。 住民団体から、厳しい批判のやり取りもありましたが、具体策についての実現を優先しました。 島田市については、既に10月から11月段階で、市道封鎖が完了し、榛原町については、県は、1月6日からの法定外道路工事の許可申請を榛原町に出しながら、12月段階で、工事をはじめていました。当初、赤道と判断していたわけですが、昨日からの住民団体の抗議と大石和央榛原町議の調査活動の始まりに、榛原町が詳細調査を行った結果、個人の共同所有と分かり、県は、今日、許可申請を取り下げました。
いずれにしても、榛原町についても島田市についても、トラスト地を所有する空港反対地権者への説明がされていません。また、代用道路が必要にもかかわらず、つくられていません。
そこで、説明をしなかったことへの経過について現地事務所と確認すること、1月4日にトラスト地での作業があるので、それまでに、代用道路建設の検討をすること、共有地で飛び地になっている土地についても、そこに行く為の道路の確保をおこなうこと、など、早急に回答するよう申し入れしました。
更に、そもそも、今回の榛原町の工事は、仮設レーダー実検のための造成工事であるので、実検内容についての説明を求め、また、10月と昨日の2回にわたる国土交通省の事業再評価委員会に示している県側資料の提出を要請して、話合いを終えました。
※ 19:30の段階で、榛原町のMさんから、連絡が入り、榛原町、島田市の両方のトラスト地につながる道路については、代用道路が完成したとの連絡が、工事関係者から入ったとのことです。
住民団体の皆さんの抗議の成果が早くも現われました。すごい!
2003年12月25日(木) |
田村典彦吉田町長の話を聞く |
政策ネット・虹と緑・静岡県の吉田町への視察は、刺激的なモノとなりました。 町長が、ザックバランで、町長自身が考えるところを忌憚なく述べてもらったことの結果であると思います。
常に町民の目線で全てを考える、これが徹底していました。 全国でも、注目された抽選入札の実体や、合併に対しての慎重な姿勢と10年後の財政シュミレーションをきちんとするというその政治姿勢は、参加者の共感を得ました。
現在、吉田町長、大井川町長、河津町長、湖西市長は合併に慎重です。県内の合併の流れを食い止める流れを作ることも期待したいところです。
静岡空港についても、騒音をもらう立場としながらも、静岡空港問題は、町民の間に亀裂をもたらしており、土地収容と言うような手法は、更にこの亀裂を深める、その為には、話合いを基本にやってほしい、とその姿勢も明確でした。
実りある視察でした。 虹と緑の次の研究会のテーマは、財政問題です。 2月のはじめとなると思いますが、関心のある方はご連絡下さい。
2003年12月24日(水) |
公的個人認証サービスの延期を求める |
ストップ!住身基本台帳ネット・連絡会で以下の申し入れを県知事に提出しました。市町村行政室長、長野県の浸入実検のマスコミ報道は正確でない、として、浸入実検は、住民基本台帳ネットワークには、入りこんでいない、役所のLANに入りこんだだけ、そこでの住民基本台帳の情報の改ざんは可能かもしれないが、住民基本代用ネットに進入できていない、だから、役所の中の管理の問題、シズテムは安全。
静岡県の73自治体のLANの状態は、未確認ということでした。 来年2月から、自己情報の利用実体を確認できるようになるとのことです。 関心のある皆さんは、是非、2月に県庁に行きましょう。
来年に入って、犯罪防止の防犯カメラとプライバシーについて、東京との杉並区での防犯カメラの適正利用に関する条例に係った方を招いての勉強会を、計画しています。関心のある方は、ご連絡下さい。
石川嘉延静岡県知事様 03年12月24日 橋本嘉一総務部長様
長野県侵入実験結果公表と住民基本台帳ネットに関する申し入れ
ストップ!住基ネット・静岡市連絡会 代表 入江としこ 富田英司 ストップ!住基ネット・静岡県連絡会 代表 松谷 清
12月15日、長野県は、住民基本台帳ネットワークへの浸入実検結果を公表しました。外部のインターネットからの侵入はできなかったが、庁舎外から無線LANカードを使ってパソコンから「既存住基システム」浸入、また、庁内LANに直接接続したパソコンからCSとOSの操作端末、既存住基システムに侵入したとの事です。マスコミ報道では、「関係者によるとCSの操作が可能になったことで、総務省の外郭団体「地方自治情報センター」が運用する全国サーバーにも正規の操作者を装ってアクセスし、全国民の個人情報を検索・閲覧できる状態になった。浸入は三日半に及んだが、検知されなかった。」(毎日新聞 12月16日)とあります。
私たちが、昨年の第1次稼動、今年の第2次稼動の際に指摘していたことが、現実のものになったわけです。総務省は、外部からは浸入されていないことを強調しているようですが、無線LANで浸入できると言うことは、総務省の安全宣言が、実に根拠のないことであったことが明らかになったわけであります。しかも、静岡県では、来年2月から、全国にさきがけて、国税の電子申告できるようにするための公的個人認証サービスが、住民基本台帳ネットワークシステムを活用して、実験的にはじめられようとしています。保健福祉部での生活保護情報の盗難事件事件も明らかになっており、静岡県の個人情報保護体制の不十分が露呈しているわけですが、この住民基本台帳ネットワークのシステムの安全性に間する脆弱さは、個人情報の流失の危険性が極めて高いということであり、重大な問題であります。
また、個人情報保護法や行政機関の保有する個人情報保護法など成立していますが、目的外利用の規制のあいまいさは、自己情報コントロール権を保障できないシステムになっています。鳴り物入りで始まっているICカードの利用実体は、長野県では、11月末現在で、2098枚、発行予定数28107枚で、7、46%でしかありません。ICカード一つ取ってみても、その費用対効果は、まさに無駄なインフラ整備になろうとしています。以下の要望に関して早急な回答を文書にいただきたく申し入れするものあります。
1、 長野県住民基本台帳ネットワーク侵入実験に関する情報収集の現状とその評価、県内自治体からの問い合わせの内容、本人確認情報審議会の開催とその審議内容を明らかにすること。
2、 外部からの浸入が予測される中で、2月からの公的個人認証サービス実検は、一時、延期すること。併せて、県内自治体のICカードの予算状況と実際の住民からの購入状況、公的認証サービス利用者数の見通しについて明らかにすること。
3、 住民基本台帳ネットワークシステム活用の実体については、旅券関係29961件(03年4月から、9月末)建設業務関係で140件(03年8月から9月末)とのことですが、264事務の今後の利用計画の実体、また県独自の利用について、2月議会にて条例制定など予定している物、また、本人による自己情報の利用状態確認の方法について、明らかにすること。
4、 静岡県および73自治体の住民基本台帳ネットに関するこれまでの支出合計額、予算措置が見こまれているもの、また、合併による予算措置修正状況、電子政府にかけている予算措置の県及び73自治体の具体的状況について調査を行うこと、結果を公表すること。
5、 犯罪の多発に対応することで商店街などでの防犯カメラ導入の実施、或いは、計画されようとしていますが、これまでの実情、来年度の補助金提案の内容、また、静岡県としての防犯カメラに対しての個人情報の取り扱いに関しての考え方、東京杉並区の防犯カメラの適正な運用に関する条例に対する評価、および、静岡県での制定の必要性について考え方を明らかにすること。
2003年12月23日(火) |
セータールックはやっぱり、リラックス |
毎日のように県庁に出かけているので、ほとんど、ネクタイにスーツ。 選挙運動に入るまでは、カジュアルばかり。 この変わり様。
心ある人から、まつやさん、それでいいの。 ウーン。
議会の中での議員バッジも。
何が変わったのだろう。 ふと、立ち止まる・・・。
17年前、写真週刊誌「フライデー」に見開きのノーネクタイ姿の静岡市議会議場写真。 今日は、セータールック。 実にユッタリ。
2003年12月22日(月) |
松本ヒロさんの熱演に拍手喝さい |
今日は、きよしとこの夜。 今年で18回目。 99年の落選時、休止しようかと考えましたが、こういうときにこそやらなくちゃ、と励まされて。継続してきました。 今回は、ターミナルホテルで開催。 多くの方から、今まで使ったことのないよう会場で、どうして?と言う厳しい御意見もいただきました。 実際は、季節柄、会場が確保できず、そんな中、ご縁があって、ということと、若いスタッフから、松谷さんは、質素に、また、反対と言う印象が強い中、着飾っていって見ようかな、と思う、ハレの世界と言うような企画があってもいいのでは、ということで、今回の会場でした。
やって見て、大成功でした。200名近い方々が参加していただきました。
松本ヒロさんの熱演は、まさに、必見。熱演に拍手なりやまず、でした。 政治風刺、パントマイム、ほとばしる心の叫び、笑いの中に批判精神とユーモラスが共存する世界でした。 さっそく、今度は長田地区で呼びたいという声がでていました。
私としては、今回も含め、若い世代とのつながり、若い世代に伝わる言葉を発見したい、と言うことを挨拶の中で言わせてもらいました。
私たちの世代は、どちらかというと、大義や普遍的な世界に身を殉ずることが比較的得意な世代です。つまり、個人主義が未成熟。今の若い世代には、大義ってナーニ、個人を大切にする、納得してやりたい、ということで、大義とか普遍的な世界なんて、あまり縁がありません。つまり、個人主義の過剰。そこをどのようにつないでいくのか。意味や価値を大事にして、ケンカすることに生きがいを感じる世代、私たちの言葉が彼らに通じない、彼らの叫びもわからない、この世代をつなぐ新しい政治の為に、努力したい、という事を述べました。個人主義の未成熟と個人主義の過剰が共存するこの世界。その間をつなぐ、新しい政治文化、この事に力を注ぎたいのです。
松本ヒロさんは、少なくもそのことを体で感じている、人です。 政治にかかわる人間、言葉の力を信じるわけですが、学ぶべき多くのことがありました。
いずれにしても、今日は、本当に楽しいパーティでした。 準備してくれた若手スタッフ、応援する会の役員のみなさん、そして、今日の、きよしとこの夜に参加していただいた多くの方々に感謝を申し上げたいと思います。そして、私を県議会に送り出していただいた13408人の皆さんにここからお礼の言葉を送りたいと思います。皆さんの声を県政に伝えつづけていきたいと思います。今後とも、ご支援をよろしくお願い致します。
2003年12月21日(日) |
参議院選挙についての討論会 |
全国の無所属議員の集まりである虹と緑の500人リスト運動の仲間で、来年の参議院選挙をどう考えるかの討論会がありました。 各地域で、それぞれの事情がある中、中村敦夫さんを代表とする緑の会議との連携を強めようとの方向性が確認されました。
静岡県は、静岡空港問題があり、中村敦夫さんとの関係は、結構、なじみがあります。一方で、今回の衆議院選挙の結果から2大政党制が強まる中、第三極の必要性も大きな争点になります。
イラクへの自衛隊の派遣が具体化しつつありますが、元フセイン大統領の拘束を受けて、新たな国際協力のもとでのイラク復興のあり方が大きな問題となりつつありますが、第三極の政治勢力が、どのような役割を果たせるのか、参議院選挙を待たずして大きく問われます。
2003年12月20日(土) |
他の県議会議員のホームページ |
今日は、休みと言う事もあって、ちょっと、のんびりして、他の県議会議員の皆さんのホームページを探索しました。
結構、面白かったですよ。
そして、遊びがあって、ほんわか、な感じが伝わってきました。
それに比べると、まつや清ホームページは、カタイって、自分で作っていながら、感じてしまいました。(笑い)
写真を使ったり、もっと、見やすく、短く、かな。 向上心が出てきますね。 お楽しみに。
18日は、少子高齢化対策特別委員会、地震対策特別員会、19日は、行財政改革特別委員会、総合交通対策特別委員会が開催されました。 特別委員会ですが、定例議会の直後でも、いろんな資料が提出され、議会が終わったばかりというように気が抜ける状態ではありません。 委員としては、何らかの質問をしなくてはいけないわけで、その意味で、この特別委員会の傍聴は面白いものがあります。
行財政改革特別委員会で、1点、興味深かった質疑がありました。
富士山こどもの国、エコパと並んで、赤字続きの施設です。 入園の子供達の数が開園当時に比べると、どんどん、減少。 対策はどうなっている、と、議会からは厳しい質問。 これからは、学校の子供たちに来てもらえるような対策を・・。
これを聞いた西原委員長、せっかく、教育委員会の生涯学習課の方もいるから、学校としてはこの提起をどう受けとめるか、意見があれば、と答弁を求めました。
入園者が少ないので、学校と言うことだけれども、教育委員会も4つの青年の家という自然ふれあいの教育施設を持っている、自然と言うのであれば、そこに行けばいいわけで、ただ、入園者対策といわれても。富士山こどもの国でなければ、学べない物をキチンとプログラムとして提案していただかないと・・・。
と、しごく、まっとうな答弁でした。
学校と言う所、教育にとって重要な場所であるけれども、例えば、学校給食の米やお茶や牛乳と導入すれば、それなりの消費が見こめるだけに、つい、困った時、そこへ、議論がなされがち、なのも事実。
給食と食文化、切ってもきりはなせないけど、集団を活用しようとするときの落とし穴でもあります。問題が生じた所で、解決の道を探らないと、学校は、あらゆるものが持ち込まれ、ちょっと、アップ、アップ。
何かがおかしい。
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