まつや清の日記

2004年02月26日(木) 県議会でも国会でも、静岡空港 質問に

 今日のマスコミ報道を通じて国土交通省での静岡空港事業再評価委員会が昨日開催されていたことを知りました。

 報道では、静岡新聞が一番詳しいのですが、評価の判断基準となる論点が示されたとのことです。これは、既に1月の段階での住民団体との話し合いの席で明らかにされていたものです。マスコミ関係者・識者からの意見聴取がされることになっていたはずですが、その点については、何も報道がありません。3月には、補助継続か否かの結論出されるわけですが、審議内容に関しての情報公開が必要です。

 県議会では下記の内容で3月1日に自民党、平成21の会派の代表質問が行われます。勿論、静岡空港問題も項目に入っています。

 国会・予算委員会でも石原伸晃国土交通省大臣への質問が民主党議員によって行われる予定です。スケジュールが確定次第お知らせします。

 空港に反対する静岡県民の会では、県議会、国会の両方の傍聴を呼びかけています。注目です。

3月1日の質問順序と内容
1番目の質問者  多家一彦

1 知事の政治姿勢について
(1)県の将来像
(2)平成16年度当初予算編成
  ア 予算編成の考え方
  イ 三位一体の改革への対応
(3)市町村合併
  ア 県組織の見直し
  イ 市町村への支援
2 地震対策について
(1)地震財特法の延長
(2)プロジェクト「TOUKAI−0」の推進
3 少子化対策について
4 静岡空港について
(1)事業再評価の見通しと今後のスケジュール
(2)地元の思いと期待
5 防犯まちづくりの推進について
6 自然環境を生かした情報発信について
7 健康福祉行政について
(1)乳幼児等の医療費助成制度
(2)高齢者の在宅介護施策の充実
(3)地域における保健師の役割
8 産業力強化のためのインフラ整備について
9 本県の農業振興について
10 土木行政について
(1)高速道路の整備の見通し
(2)港湾の保安対策への取り組み
11 中学校1年生支援プログラムについて
12 静岡県警察緊急治安対策プログラムについて

2番目の質問者 長崎国男

1 知事の政治姿勢について
(1)政令県構想
(2)市町村合併
2 平成16年度当初予算編成について
(1)編成方針
(2)三位一体改革と今後の財政運営
3 行財政改革について
(1)成果の見える行財政改革
(2)定員管理計画の見直し
4 試験研究体制について
5 静岡空港について
6 第46号議案静岡県防犯まちづくり条例について
7 廃棄物対策について
8 保健医療計画について
9 静岡がんセンター研究所について
10 雇用対策について
(1)雇用創出プラン
(2)中高年齢者対策
11 農業におけるビジネス経営体の育成について
12 県営都市公園について
(1)経営基本計画の推進方策
(2)富士山こどもの国の利活用
13 教育行政について
(1)確かな学力
(2)教員の資質向上
14 テロ対策について



2004年02月25日(水) エネルギーの地産地消

 国際シンポジウム「自然エネルギー2004 in Japan」に参加しました。
 今年の6月1、2、3日ドイツ・ボンにて開催される「自然エネルギー2004 国際会議」のプレイベントととしての位置付けで豪華な顔ぶれのシンポジウムでした。

 主催は「自然エネルギー促進法」推進ネットワークと環境エネルギー政策研究所の二つ、参加者は200名弱でしょうか。会場がお台場・日本科学未来館、ゆりかもめに初めて乗りました。

 飯田哲也(推進ネットワーク代表)のあいさつ、クラウス・マテス(在日ドイツ大使館科学部長)のあいさつ、基調講演をハンス・J・フェルさん(ドイツ国会議員・緑の党エネルギー政策担当者)。

 パネリストは、
ウーエ・R・フリッチェ(ドイツ・エコ研究所気候変動・エネルギー担当研究員)
河野太郎(衆議院議員)
樋口 勉(経済産業省 資源エネルギー庁)
逢坂誠ニ(北海道ニセコ町長)
堀俊夫(株式会社 ユーラスエナジーホールディングス)
笹之内雅幸(トヨタ自動車株式会社 環境部)

 ドイツの目覚しい自然エネルギーへの転換の実情や、どうして日本は原発路線に拘束されているのか、成立した自然エネルギー法の問題点などいろんな角度からの意見がだされました。

 石川知事の所信表明演説には、浜岡原発の記述が何もありませんでした。自然エネルギーがどのような脈路で語られているか是非聞いて欲しかったところです。岩手県の職員の方が1月20日に開催した「木質バイオマスサミットinいわて」の報告をされていましたが、増田知事の意気込みが伝わってきました。

 食の地産地消だけでなく、エネルギーの地産地消という言葉に感じるものがありました。
 
 とても刺激を受けました。
 6月のボンでの国際会議参加してみたくなりました。



2004年02月24日(火) ちょっと、怒り!電子県庁が聞いてあきれます。

 今日から県議会開催。
 石川知事の25ページにも渡る所信表明演説。
 内容については、違う機会で批判したいと思います。

 今日の本題は怒り!

 議会終了後に議会事務局の職員の方々と協議。
 IT時代ということで、議員一人一人にパソコンが1台貸与されますが、どういう形で活用しようか、迷っていました。

 最近、ホームページで「日記」コーナーも始めているので、県庁からもその作業ができないか、またインターネットを通じた資料収集も控え室でできたら、とその方法について、職員の方々に相談したわけです。

 無線ランを活用してくださいとのことでした。
 これは、これで活用のしがいがあるわけですが、県庁にはランケーブルが張り巡らされています。無線ランでは容量の多きいものを取り入れようとすると、結局、大きな費用がかかってしまうし、スピードも遅くなります。ランが使えたら、大変便利です。

 そこで、ランケーブルの配備は出来ないかという相談になるわけです。
 
 ところが、議員には、正式会派にはランケーブルを配備するが、一人会派については、配線しません、とのことでした。

 電子県庁といいながら、あきれます。
 これが実体です。

 職員の方々は、一人一台パソコンです。
 IT時代の情報インフラが一人会派では、取り付けられないという、なんというんでしょうか、差別なのか、ただ単に、議員世界の数の論理に屈服しているのか、情報インフラという基本的な条件整備が整わない県庁の中。

 石川知事は、これを知っているんでしょうか。
 橋本総務部長の判断でしょうか。

 大交流時代の静岡空港という大言壮語を語りながら、足元でこういう実体では、情けない話です。

 と疑問に思うのは、一人会派である私のひがみでしょうか。



2004年02月23日(月) 映画『二重スパイ』を観る

 久し振りにビデオでの映画鑑賞。
 韓国映画『二重スパイ』。
 韓国映画は、今、ものすごいパワーがあります。

 この映画の最後は暗殺シーン。思わずロシア革命のトローッキー暗殺シーンを思い浮かべました。殺したのは、北なのか、南なのか。

 ストーリーは、北からの亡命者が実は北のスパイ、そして、南の国の中の北のスパイグループとの接触が始まり、その中の女性に恋心が、そして、ある作戦の失敗から、二人がリオデジャネイロに逃亡するというもの。

 果たして、二人が逃げおおせるのか、緊張の高まりが、「2年後のリオデジャネイロ」のテロップに安堵の念。このままで終るはずがないと観る側に劇的シーンを期待させる、そして、予想通り殺される、殺す側が名前を確認するそのシーンに、これか!一瞬、息を呑んでしまいました。

 南のスパイ組織のトップに逃亡直前に手紙を書く、いつか、北でも南でも本当の名前で呼ばれ時代が来ることを・・・。最初シーンで、南への亡命時、何故、南に北のかと二重スパイかどうか拷問で探ろうとする、その答に「自由を求めて」、そして拷問者が答える「南に自由などあるはずがない」。1980年は、いまだ、独裁政権の時代。
 
 南のスパイ組織のトップに「北の亡命者のなかで、自分のことしか考えない奴がいる」と見下しシーンがあります。この映画、体制の変革を求める側と維持する側の大義に向けての強い意志、そのことへの賞賛が、隠されているのではないか、というより、実は、北にシンパシーを感じながら作っているのではないか、とさえ思えました。

 今、韓国での平和運動や統一運動、日本では、拉致事件で北への排他的な世論が大きく波打っていますが、韓国では、北に対する対応は政府の太陽政策もありますが、かなり寛容的であるというのが実情のようです。

 私自身、現在の共和国政府が独裁的・軍事的政権であることに批判を持つ立場ではありますが、韓国では、実際のところはどのように受け止められているのか、直接、訪問して確認してみたいと思っています。



2004年02月22日(日) 2月22日2時22分の平和の音

 1月11日1時11分の平和の音に続いて今日は2月22日2時22分、再び平和の音が静岡市青葉公園で鳴り響きました。

 私自身は、他の消費者グループの企画で長野県に行くことになっていましたが、突然の予定変更になり、平和キャンペーンの活動に参加することが出来ました。

 今日は、あいにくの断続的な雨、というより春一番の風の強い日でした。こうした中で主催者の皆さんは、青葉公園のテントや音楽器材、呼びかけなど大変な苦労があったと思います。200人を越す人たちの力強い、そしてやさしさあふれる心一つにした集まりでした。ご苦労様でした、と参加するだけだった人間としては頭の下がる思いです。

 実は朝からの雨、きっと、屋内集会であろうと推測していたものですから、朝のサンデープロジェクトはしっかり見てしまいました。きのうのうちに田中康夫長野県知事からは出演の連絡が来ていました。田中知事、田原さんを押して押しての信州・地方からの政治改革をパワーあふれんばかりに展開していました。これは、24日からの静岡県議会にしっかり役立てたいと思います。三位一体改革のところでは、静岡・清水市の合併についての合併特例債の問題点の指摘もありました。

 もう一つの企画が元タイ大使の岡崎久彦さんと(財)日本総合研究所の寺島実郎さんのイラクへの自衛隊派兵をめぐっての日米同盟の今後に関しての議論。岡崎さんの「アメリカは、400年のあらゆる戦争に勝ってきた。日本の将来を考えると強いアメリカと「言いなり」であっても同盟関係の強化は最善の道である。従ってイラクへの自衛隊派兵は日本の外交にとって大変有益である」というあきれんばかりの主張。

 ベトナム戦争はどうだったのか。

 後ろの席でコメンテーターの高野孟さん、田中知事、猛烈の反論を展開していました。岡崎さんが外務省の主流派であるとすると、もうこれはどうにもならない破滅への道としかいいようがありません。「日本が、戦後初めて国連の枠組みを超えての対外活動、イラクへの自衛隊を派遣していることの歴史的意味」「軍事力を持たずに世界の名誉ある地位を日本は築いてきた、憲法精神を大事にしながら、いろんな関与の方法がある」とする寺島さんに説得力があったことは誰の目にも明らかでした。

 次は3月20日、イラク戦争が始まった日。全世界共同のキャンペーンの日をと、昨年の1000万人のネットワークが再び横につながろうと計画が始まっています。それは、ブッシュ大統領が、ブレア首相が、小泉首相の退陣が始まる日でもあります。共に頑張りましょう。



2004年02月21日(土) 静岡空港建設推進議員連盟に誰が参加?

 県議会最大会派・自民党(43名)が呼びかける空港推進議員連盟の動きが少しづつ動き出しているようです。

 狙いは、反対派の152名の国会議員署名への反撃と知事の土地収用方針への超党派によるバックアップ体制づくりにあります。そして、それは結果として、知事与党かどうかの「踏み絵」を他の会派ー平成21(18名)、公明党(7名)、「KEN-MIN」(5名)に踏ませるという政治的策謀も見え隠れしています。

 平成21(18名)の中では、個人加盟か会派対応か、それとも全面非協力か、いろんな議論が巻き起こっているようです。予算で賛成しているんだから、参加してもらえるというのが、自民党の方々の言い分になる訳ですが、あえてこの時期の議員連盟ということになると土地収用方針をも容認することを狙っているとして慎重対応が必要という強い反対意見があるようです。

 新人議員で構成される「KEN-MIN」(5名)には、昨年4月の選挙で空港反対を掲げた議員もいらっしゃるわけですが、自民党筋からは、全員が参加してもらえることになっているという情報も流れています。本当なんだろうか、という気もしますが真偽は定かではありません。ここは、是非とも有権者との約束を思い起こしていただきたいと切に願うものです。

 共産党の皆さんに確認はしてありませんが、私同様に参加することはないと思います。2月議会、24日から始まりますが、この問題も議題とは直接関係ありませんが注目される問題です。



2004年02月20日(金) 背水の陣、海野とおるさん

 政治活動25年、参議院議員海野とおるさんを励ます会に参加しました。
 ターミナルホテル・アソシアで500人はゆうに超える600人か700人か、とにかく大勢の方々が参加しておられました。

 民主党・細野豪志執行部は、2人区で現職・海野とおるさん一人という中で2人を擁立。連合会長石井水穂さんを軸に海野とおるさんを落とせという戦略の元での2人なのか、政権交代の為に二人なのか。

 勿論、3年前の県知事選挙を一緒に闘ってきたものからすれば、石川知事支持なのか不支持なのかという県政改革の政治姿勢の違いをめぐる路線闘争と理解するわけですが、一部マスコミからは、海野とおるさんの政治手法からくる分岐も分裂の要素という評価もあります。

 しかし、民主党の二人擁立は、有権者から見て大変わかりにくいのも事実です。

 こうした中での励ます会ゆえにどれくらい参加者があるのか、誰が来るのか、マスコミからも大変注目された会でした。まずは、衆議院議員の牧野聖修さん、シビアな政治状況分析と激烈演説、県議会議員の鳥澤富男さん、県議時代からの長い付き合いを背景に熱烈支持、静岡大学名誉教授・原英三郎さん、学者とは思えないトーンでアジテーション、・・・・、そして、ご本人の力強い決意表明、応援弁士・小沢一郎さんと続き、乾杯へとつながっていきました。

 マスコミの方々からすれば、よくこれだけ集めた、だったようです。県議会議員は、御殿場市選出の池谷晴一さん、鳥澤さん、私、そして、直前に急な来客ありとのことで欠席の松井三郎さんも紹介されました。松井さんや池谷さんは意外な参加者に写っていたようです。

 問題は、海野とおるさんが、今日のこの集会を受けて、民主二人、自民二人、共産一人、無所属一人の6人で争われると予想されている全国でも屈指の大激戦区、注目の選挙区でどんな戦略をうちだすのかです。
 
 空港や原発問題など政治争点を明確にして、来年の知事選挙を「勝ちに」行こうとする側からすれば、この7月の参議院選挙では、海野とおるさんに勝ってもらわなければなりません。無論前提は、民主党自身によって二人必勝の組織体制が作り上げられることです。そこに、私たちが勝手連的に加わるというのがわかりやすい構図であるわけです。

 投票日の7月11日までの約5ヶ月、6年前の新進党を背景に公明、連合の組織力で勝ち抜いてきた海野とおるさん、今回は背水の陣で戦い抜こうとしていることはまちがいありません。静岡県・日本の政治を変える大きな転換点となる参議員選挙、私自身、どのような関与形態が一番ベストであるのか。支持者の中でも激論が始まっています。

 



2004年02月19日(木) とにかく早く作る

 今日は、議会前の定例の後援会の世話人会でした。
 どうやったら予算の仕組みや財政危機の話しを理解してもらえるか、必須の資料準備でした。

 そうした中で、夕食当番。
 無理を言い出したら毎日が夕食当番は無理。

 昨日も一昨日も、当番回避をはかっていて、実は明日もはからなければならない中で、今日はどうしても夕食作りはと。

 これが、女性の政治家で、政治家でなくとも、仕事をしたい女性だったら、夫になんと言うか。子供にどんな説明をするか。

 というわけで、7時から始まる会議に、事務所を出たのは6時。
 出たのはいいが、何をつくって7時に戻れるのか。

 結局は、早い料理、焼きそばだと、決めうちで材料買い。
 キャベツと豚肉は、れんげ畑の共同購入、もやしとしいたけと焼きそばはスーパーだ。

 時間の勝負。
 15分で作り上げて事務所に。

 会議には間に合ったが、焼きそば、食べたかった!

 



2004年02月18日(水) ロスタイム、久保選手のゴール

 19日・明日の後援会の議会前・予算研究の会合の準備をしなければならないところを、ドイツワールドカップアジア予選の試合にくぎ付けになってしまいました。

 何度もチャンスがありながら、得点できない日本。
 アウエイでの試合、オマーンは、引き分けで勝ったも同然。
 6万人の観客のいる中、出るはため息ばかり。
 相手チームの身体能力のすごさばかり目につく。

 ロスタイムにはいり、これはダメかとあきらめかけていた時間切れ2分前、なんと、パスがどんどん通り、最後に横浜マリノス久保選手がマークを切り抜け、キーパーの動きを見つめながら得点ゴール。

 やったー。
 
 何故、こんなに面白く見てしまうのか。

 静岡県のワールドカップ会場・エコパの県大会以上の使用は無料という04年度予算方針。赤字をどうするか、というよりわかっていたワールドカップ以降の施設利用と運営のむずかしさ。

 それでも、ドイツワールドカップに目が向く。
 このファン心理が赤字施設運営をのりきれる展望を切り開いてくれるのか。
 浜名湖花博も同様である。
 マスコミがきのうの視察時、取材に来ていたわけだが、環境森林農水委員会も同じように会場の公開を受けていたことになる。

 議会のチェック能力は、どんな時点でも問われていることになる。
 明日の地球ハウスでの予算研究の会にぜひご参加を訴える次第です。



2004年02月17日(火) 遠州灘の天然とらふぐ- 調理用加工協同組合視察

 環境森林農水常任委員会で、浜名湖花博会場、遠州灘ふぐ調理加工協同組合を視察しました。
 
 花博会場は50haというとてつもないひろい、そして400億円と言う莫大な税金を投入する企画で、担当者の説明も花博の意義やスペースの中でのそれぞれの企画の意味については熱は入りますが、入場者数500万という見こみと採算性についてはとても不安そうな様子がうかがえました。

 400億円投入の花博、橋の建設120億をいれると、自治体財政赤字の危機の時節に、イベントとしては破格な事業です。開幕の4月を目の前にして何とも批判をする意欲が湧いてきませんが、検証は必要です。

 とらふぐの視察は、とても勉強になりました。
 「とらふぐの漁場としては、玄界灘、瀬戸内海、伊予灘などが有名ですが、ここ数年の乱獲もあり、その漁獲高は落ち込んでおります。その中で、遠州灘沖は海流の変化により、15年前より「天然とらふぐ」の漁獲が大幅に増え、今では、日本屈指の漁場となりました。この遠州灘で獲れた「天然とらふぐ」は水揚げされたあと、その大半が山口県下関の「ふぐ加工工場」に輸送され、これが下関ブランドの中でも最高の天然とらふぐとして全国に流通しているのが現状です」

 こうした中での地産地消運動の一環としてのふぐ加工工場の建設です。加工現場もじっくり視察させてもらいましたが、協同組合長の新村祥一さんのパワーあふれる今後の展望については、元気がとても出てきました。加工工場自体が、遠州鉄道の惣菜工場の撤退後を活用している点や、18企業参加の資本金100万の協同組合、最新機材のリース、特に250万というとらふぐの皮をはぐ機械設備はみんな地元企業の協力とのこと、また、その皮から酒造メーカーとの協力が産まれ、またうなぎパイに続くふぐパイの開発努力など、ふぐ料理にとどまらない地域産業としての今後の期待が伝わってきました。

 2年は行政支援は断る、民間活力でやるというその決意に遠州魂を感じました。

 環境農水委員会としては、3月議会終了後に今度は西部の熱海や初島など視察の計画が提案されたり、充実した委員会視察となりました。


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K.matsuya

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