まつや清の日記

2004年08月04日(水) バ―レン戦のスゴイゲーム

 目が離せず結局最後まで観戦。
 サッカーアジア大会での準決勝。
 バーレン対日本。
 4対3.

 玉田選手の最後のマークをかわしてのスゴイシュート。
 思わず、ヤッター。

 それにしても中国のサッカーファンの日本チームへのブーイングもスゴイ。
 背景に小泉首相の靖国参拝に象徴される過去の侵略戦争への反省なき外交政策があることは明らか。
 スポーツと政治は違うとの指摘もあるが、そう簡単な問題ではないだろう。
 ある時期の韓国と日本の試合に似ているところある。

 こうしたことだけでないが、日本がアジアで受け取られている歴史感情をどう克服していくか、アメリカ一辺倒の外交でなくアジアの中の日本の関係のあり方がはからずも露呈している一側面。

 両国国民の和解は時間をかけて作り上げていく以外にない。
 
 それにしても7日の中国との決勝戦が楽しみ。
 必ず観なくては。



2004年08月03日(火) 自治労主催「政令市と政令県を考える」研究会に参加

 第19回静岡県職自治労研修会に参加しました。
 午前中に、辻山幸宣さん(自治総研主任研究員)の「地方制度調査会の審議にみる地方分権の展望」、午後に「政令市と政令県を考える」パネルディスかション。

 辻山さんの話は久しぶりに聞きましたが、刺激を受けました。

 地方分権時代の背景は、100年後には6000万人になる人口減少時代の政策転換であり、高齢化社会の到来を受け先進国中、日本が極めて安い税負担率という中、GDPの何%を税として支払うべきであるのか、そして、中央集権システムだけでなく、地方制度自体も制度疲労を起こしている時代の要請であるとする現状分析。

もはや財政危機で交付税が20%も削減されている現実。
行政組織におけるアウトソーシングや行政組織の中に民間人が入りこんできている現実。
 三位一体改革の意味として補助金カットで税源移譲、これは正しいあり方であるが、逆を言えば国が税金を集めきれなくなってきたことでもあり、地方自治体が税金の問題で国が悪い論で済ませてきた税徴収の説明責任を自らが問われる側面。
 均衡のある国の発展=都市と地方の格差を是正すると言う大義の元に成り立ってきた戦後政治が転換点。

 このあとに都道府県論が展開されるのですが、レジュメとは全然違う論旨展開で聞いていてメモをうまくまとめきれませんでしたが、面白かった事は事実です。

 都道府県論については、『月刊 自治研』6月号の「都道府県の合併?」の中の『連合自治体としての都道府県』佐藤俊一さん論文が面白い視点を提起しています。



2004年08月02日(月) 「音楽は世界を巡る」チャリティコンサート

 今年も健康保険を持たない外国人を対象に、また母国語での健康診断を希望する外国人を対象に無料検診会が10月17日に厚生病院で開催されます。

 私もこの実行委員会に発足の頃からボランティアで関わってきました。
 今年で7回目。

 資金は、全てが寄附金。
 昨年は、「南こうせつコンサート」で資金確保。
 そして中日新聞のボランティア賞による賞金も大きな励ましになりました。

 今年は、ブラジルで育った日系2世による「ムジカ・ビバ」グループを中心にチャリティコンサートが計画されています。
 ボサノバ、ショーロ、サンバ。
 プロのダンサーもボランティアで参加してくださいます。
 コンサートは9月25日に午後、県総合福祉会館で県ボランティア協会との共催によって開催されます。

 一回の検診会で50万円が必要ですが、昨年の残金を核に30万円の収益目標です。9月25日と言えばすぐそこ。準備が大変です。
 でも若者・大学生の参加もあり、期待大というところです。



2004年08月01日(日) 暑いときはそうめん

 台風一過。
 暑い一日でした。
 昼くらいまでのんびり。
 マラソンも陽射しの強い時間帯は結構辛いものがあります。
 
 汗びっしょりの後、冷たいそうめんは格別。
 ゆでた後、氷水で冷やし、ダシのとれたつゆで、葱や生姜たっぷりいれて、するする。
 路地もの「れんげ畑」共同購入トマトをパクパク。
 このトマトが実にうまいのです。
 
 夜は安倍川の花火をみにいきたかったのですが、一日ずれて会合があり、残念ながら今年は諦めました。
 どこかの花火を見ないといけません。
 
 



2004年07月31日(土) 「男女共同参画」県民フェスティバル




 安倍川花火の中止。
 台風が西に向かう。
 何かおかしな気象です。

 そんな中、「男女共同参画」県民フェスティバルに来賓として参加しました。
 県議会議員13人が参加していました。
 女性議員は7人いらっしゃいますが6人の参加でした。
 6月議会の一般質問で富士宮市選出の吉川議員が「男女共同参画」に関してと北朝鮮拉致問題についての質問をしました。
 日本の伝統文化の中で、男は外で女は家で子育て・家事は当然と言う立場で、共働きの女性の支援のために保育園があるなら、家で子育てしている女性に補助金を出すべきだ、という主張です。

 なかなかすごい主張だなと思って聞いていましたが、あまりにひどいので、『伝統文化って天皇制国家」ですか?とヤジ。

 今日のフェスティバルのポスター賞で写真のような「母は外(ソト)、父は家(うち)」と言うのがありました。

 男女共同参画に反対する人たちが公然と登場しています。
 徹底した議論が必要です。



2004年07月30日(金) 映画『スパイダーマン2』を観る

 早くから娯楽映画『スパイダーマン2』は宣伝がはじまっていました。
 議会も終わり、よし!と劇場に。

 「中途半端な気持ちでは生きていくことができない」。
 メリー・ジェーンが、宇宙飛行士との結婚式場からスパイダーマンの所へと走った後の最後のセリフである。

 今回のシナリオは、スパイダーマンが悪と闘い続ける以上、恋人に常に危険がともなう、それは避けなければならない、強き正義の味方「スパイダーマン」として生きるのか、普通の良き人間として恋人と共に生きるのか、をテーマにして、心の葛藤を描く。

 そして、恋人を捨ててたちあがる、英雄主義、ヒーロー、でもとても楽にその気分に浸らせてくれる。既にスパイダーマンの正体が明らかになっており、ハッピーな結末、アメリカらしい映画である。最後は、もう1人の悪の「スパイダーマン」が登場する続編を匂わせて終わらせる。

 「誰の心に中にも、ヒーローがいる」
  生きる人間にとって、英雄主義的気分は必要である。
 しかし、ブッシュ大統領のごとくの英雄主義がアメリカにはびこっている事を考えると、スカッとするけど、何か、後味の悪さが残ってしまう。
 だったら、観るなよ、ですが、でもやっぱり観てしまう、映画ファン心理。

  



2004年07月29日(木) 知事は、暴力的な「地上げ屋」とどこが違う?




 今日は6月議会本会議の最終日。
 常任委員会委員長報告への三つの質問。
 1、簿外郵券について
 2、静岡空港について
 3、県警不適性経理について
 
 そして、本体造成工事11億円余、16億円余という契約、そして住民訴訟で最高裁判決敗訴にともなう知事の弁護士料負担249万円の支出に反対討論。

 ところが今日の朝の新聞で、公正取引委員会が113の企業に官製談合で排除勧告が報道され、その113に空港建設本体工事を請け負う鹿島建設やフジタなどが含まれており、また、県庁西館の耐震工事14億円余の工事に排除勧告企業・三井住友も入っており、この工事にも反対せざるを得ませんでした。

 反対討論では、11月土地収用申請を行う知事は、暴力的な「地上げ屋」と同じではないか、と空港はいらない静岡県民の会の島野房巳さんの言葉を紹介しました。

 参議院議員選挙のあと、すぐさま県議会6月議会、休むまなく40日間ぶっ続けの緊張した活動状況でした。「市民の風」会派のニュースレター発行を急がなければなりませんが、ちょっと休憩、したいです。



2004年07月28日(水) 女性のパワーで県知事申し入れ




 県政ウオッチングの会のメンバーで知事の申し入れ。
 女性8人と子供2人男性2人の組み合わせで「重いテーマに割に集まっている人たちは賑やかですね」はあるマスコミの方の感想。

 昨日は自民党の方々による全容解明を求める申し入れ。

 私たちは、ウオッチングの会で知事宛てに「簿外切手・プール金問題の全容解明と清算についての申し入れ」、会派・市民の風で監査委員に「早急な監査委員協議会を開催する事に関する申し入れ」を提出しました。

 申し入れ事項の四番目に、「この際、私たちとしては切手やプ−ル金問題での全容の解明、そして、批判だけでなく一刻も早くこうした問題の清算と新しい静岡県政を作り出していく為の県民の責任についても考えていく公開討論会を県民に呼びかけたいと考えていますが、県知事の参加を検討していただけないでしょうか。」

 さあ!県政刷新を求める新しい風が吹くかな!

 申し入れの詳しい内容については、まつや清のホームページの「速報」欄をみて下さい。   
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/17507/diary.html



2004年07月27日(火) 簿外切手、知事は本当にしらなかったの?

 昨日の知事記者会見が今日マスコミ報道されています。
 知事は、この問題を23日にたまたま知ったので直ちに公表しなさいと指示したと言うのです。記者会見記録を見ると、北遠健康福祉センターの117万の簿外切手についての質問も、よく聞こえなかったそうです。

 本当でしょうか。
 この簿外切手問題をどうするか判断したのは、知事でも総務部長でもなく沢田総室長だというのです。

 昨年の9月のプール金調査報告の時に三ヶ所で自主申告されたとのことです。今年の1月になって全庁調査することになったわけですが、これは誰が判断したのでしょうか。

 何故、四ヶ月も後になって調査を始めたのでしょうか。
 おそらく、プール金問題でオンブズマン運動からの告発があり、検察庁が個人メモ清書を押収し、この問題についても捜査が行われていたのではないでしょうか。

 その事に対して整理しておかねばとの組織防衛的全庁調査ではと邪推したくなるのは、思い込みでしょうか。

 明日は、13:30に知事に市民団体の申し入れ、私は、会派として監査委員にも申し入れします。時間のある方は13:20に県庁東館に集まってください。



2004年07月26日(月) 木魂庵のすごさ




 静岡市足久保奥組に建てられた木造建築「木魂庵」。
 きのう、県政報告会で会場にお借りしました。
 私の話を聞いていてくれた家主の八木さんが一言。
 
 「松谷さんの話を聞いていると本当に県のでたらめさに腹も立つ。だけど、その返還されたというプール金とやら、何に使われるの?返還の話はよく分かるけど、何に使われるようになるのか、松谷さんがその為に何ができるのか、少しはこの地域の里山を守る活動に使えるとか、何か役に立つ使い方について発言してもらいたいんだけど」。

 ウーン。
 木魂庵、全て国産材は勿論のこと、地域の材木を使って作られいるすごい家です。一度いろんな方に見学に言ってほしい所です。今、山が荒れている、この里山を何とかしたい、それを変えていく為にこうして木の魅力がわかる家を作ったそうです。このこころざしに魅せられていろんな人たちがこの家づくりにボランティで関わったとのことです。

 この地域全体を職人が集まる場にしたい、文化村にしたいという大きな構想。
 私が環境森林農水員会の一員として何ができるのか、そこで、何を発言しているのか、有権者に何を返しているのか、厳しく問われた報告会でもありました。


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K.matsuya

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