まつや清の日記

2004年08月14日(土) 関西電力の原発全面ストップ

 福井県知事の要請で関西電力の原発が全部ストップしました。
 爆発した配管が0,6ミリでは当然といえば当然です。
 
 もんじゅ、プルサーマル計画も見通し立たず。
 このことをきっかけに原子力政策の大転換が生まれて来そうな予感がします。
 浜岡原子力発電所の徹底調査が必要です。

 20日には裁判。
 



2004年08月13日(金) 映画『東京原発』を観る

 原発反対の市民団体が誘致した映画『東京原発』。
 なかなか面白い。

 関西電力美浜原発事故、中部電力4号炉のコンクリート内部告発と言う真っ只中での上映会、観客も多かったような感じがしました。映画の中にふんだんに登場する原子力発電所問題点ABC、浜岡原発と東海大地震=原発震災の状況、と実に勉強になります。

 アイディアは、20年以上前のノンフィジュション作家広瀬隆氏の作品『東京に原発を』によると想像されますが、1978年のアメリカ・スリーマイル原発事故、86年のソ連のチェリノブイリ原発事故という中で広瀬氏の発言は原発神話に大きな警鐘を鳴らしてくれました。

 このアイディアに一見してわかる石原慎太郎東京都知事のこわさおよび巨大都市の脆弱さと9・11以降のテロの傾向と現代若者気質をミックしてくれた監督・山川元氏。社会派としてもサスペンスとしてもエンターチィメント映画としても注目されます。

 それにしても映画の中の東京都知事の「東京都に原発を誘致してどこが悪いのか」と地方を犠牲にして電気を受け取るだけの東京都民批判、そして、反対運動の勃発の予測とその事を材料にゴミからメタンガスそして水素の取り出し、新エネルギーという逆説の論理で幹部たちを説得するこの構図。

 脅かしの論理だけでしか物質豊かの東京都民を気づかせることができないという「諦め」と「力の構図」、ここからの脱却どうはかれるか。まさにこの論理はテロリズム、オウム真理教の地下鉄サリン事件に通底します。いろんな事を考えさせてくれる『東京原発』。静岡東映にて15日まで上映、観てください。



2004年08月12日(木) 久しぶりに街頭演説

 新静岡センター前での久しぶりに街頭演説。
 夏休みと言うこともあってか通勤の方々はやや少なめ。

 みどりの会議の宣伝カーを使おうか、それともいつものトラメガか。
 結局、宣伝カーで出かけ、トラメガで演説開始。

 目の前に再開発ビルが完成し江川町交差点にエレベーター設置で新しいスポットになるかもしれない、なんていいう導入からの演説。

 県議会の一般質問で江川町交差点に横断歩道をと質問しました、から県議会の簿外郵券問題にという流れの演説と福井県美浜原発での配管爆発事故から静岡県浜岡原発と東海大地震の問題への流れとふたつの話を中心に演説しました。

 50分くらいたっていましたが、どにもこうにも腰がどうにもならず、演説をそこそこにして撤収。事務所にもどって仕事をと思うものの立ち仕事がダメ。これは休まないと大変な事になりそう。

 それにしても原因をきちんとしないとと思い、知人の整体に連絡。
 お盆休みでこれまた込み合いがすごい。

 太鼓の時の無理しなければ良かったのかなと、ちょっと弱気な気分・・・。



2004年08月11日(水) 総務委員会傍聴

 簿外郵券問題での総務委員会。
 「県政ウオッチングの会」」のメンバーと傍聴。
 橋本総務部長の報告に委員会メンバーの質問。
 
 長崎議員、佃議員、佐野議員、柏木議員、蓮池議員、清水議員、中澤議員それぞれにきちんとした質問。自分が想定した簿外郵券問題でなく違った角度からの分析視角や新事実の確認、本当に傍聴だけでもいろんな刺激があり、新しい発想が浮かんできます。

 その意味で県議会議員のそれなりの質の高さというものを感じます。今日の総務委員会、チェック機能としては意味のあった委員会でした。

 特に蓮池議員の質問はなかなかでした。
 一つは、プール金問題と簿外郵券の問題を私ならこうして簿外郵券でプール金=現金を作り出せるという指摘はなるほどと納得でした。その意味で昨年のプール金の特別調査の際に何故プール金問題と切り離してこの問題を解決しようとしたのか、と質問。橋本総務部長、目前の問題の解決の為にそちらに頭がいってしまったという答弁は迫力なしでした。

 私も委員外議員として傍聴していたので、また、今回の問題提起の最初の議員であることからして質疑を要請しましたが、全会一致で否決されてしまいました。

 聞きたかったことは、今回の23部署簿外郵券ですが、実は下田財務事務所の800万余をはじめとする財務事務所の簿外郵券の合計額は1500万余で全体の2500万の5分の3でほとんど。

 財務事務所については2年前の特別監査で金庫の総ざらい監査ををやっており、橋本総務部長が言うところの昨年の特別調査と今年の1月20日の全町調査でわかったとする答弁がとても信じられないこと、また、会派「市民の風」への「投書」で「2002年7月に総務部に簿外郵券は報告済み」とする下田財務所関係者の言い分、を考えると本当は以前からこの簿外郵券問題を総務部は把握していたのではないか、と言う疑いが残る点です。

 止む無く、総務委員会終了後、直ちに知事に申し入れをしました。
 内容は、ホームページに掲載します。



2004年08月10日(火) 美浜原発の冷却系復水器配管爆発事故

 美浜原発の配管爆発事故で4人が死亡、7人が負傷という日本初の大事故。 
 大変な事故である。

 27年間も一度も点検されなかった。
 その理由が今回の爆発事故を起こした3号機より古い1・2号機で点検で強度に余裕があったので3号機は点検しなくても大丈夫と判断していた、です。

 中部電力のコメント。
 美浜原発は加圧水型で中部電力は沸騰水型だから大丈夫。
 よく言ってくれる、です。
 3年前の冷却系配管の大爆発事故を経験している電力会社がこんなコメントでいいのだろうか。

 しかも、4号機のコンクリートでの内部告発がなされている最中。
 型の違いでなく、原発依存行政からの大転換が求められています。



2004年08月09日(月) 議会報告

 議会が終ったのが7月29日。
 まだ議会報告を作れていません。
 委員会視察や雑用で遅れ気味。
 
 今日も原稿締切日なのにビシッとした原稿かけず。
 とにかく早く書き上げないと。

 それにしても簿外郵券問題、11日に総務委員会で当局説明。
 既にマスコミ発表されているものの繰り返しなのか。
 
 昨年のプール金特別調査報告段階で3部署で1月20日段階で23部署というのもどうも事実関係があいまいです。
 監査委員が6月1日段階で北遠健康福祉センターで発見というのも疑わしい。

 議会報告ニュースでどこまで触れるか。
 11日を待たないといけないのか。
 大いに迷うところです。



2004年08月08日(日) 腰が痛い

 きのうは、太鼓サークル「鼓竜」のメンバーと竜南町のお祭りに参加。
 雨が降り出し、中止かと思いきや、30分立ったら少し晴れ間。

 という訳で3曲を披露。
 三宅、楽楽、ぶち合わせ。

 練習量が少ない私はどうみてもグループの落ちこぼれで足を引っ張る方。
 とにかく間違えないようにと、連日一人で太鼓のリズムを口の中で繰り返し練習。よし、いけるぞ、自身満々で祭りの望んだのですが、散々な結果。

 打ち上げでは、メンバーからからかわれっ放し。
 「後ろで待っていて、これが楽楽?」とまで厳しい指摘。

 とにかく練習しなければなんともいえません。
 技術で勝負ですから、言い訳が聞きません。

 家に帰ってサッカー観戦となったのですが、急にというか、今日のリハーサルの時からだったのですが、右の腰が痛い、あれ!と思ったのですが、何とかなるだろうと、高をくくったのがいけなかったのか、立てないくらいの腰の激痛。

 うわー!これってぎっくり腰かな?とも思いつつもとにかく休息しかないと、疲れに任せて眠り込んだのですが、朝起きてみると立てません。困った。いたい。どうにもならない。横になるしかない。

 昼の2時くらいまで横になっていましたが治りません。
 しばらくこれは続くのかな? 



2004年08月07日(土) 日本、中国を破る

 サッカーアジアカップ。
 3対1で日本が中国を破りました。
  
 駄目押しの3点目、またもや玉田選手でした。
 双方、全力を尽くしての闘いでした。
 フェアーなプレーを随所に見せてくれました。

 いい試合でした。
 
 中日の関係がこのスポーツを通じて深まることを願うばかりです。
 それにしても、奇跡的な日本の試合。
 スゴイものです。
 
 川口選手がワールドカップで全然試合に出ていませんでしたが、その彼のすばらしいゴールキーパーぶりに感動しました。



2004年08月06日(金) 記憶と行動の一年

 今日は8月6日。
 秋葉忠利市長の平和宣言を聞きました。

 「残念なことに、人類は未だにその惨状を忠実に記述するだけの語彙を持たず、その空白を埋めるべき想像力に欠けています。また、私たちの多くは時代に流され惰眠を貪り、将来を見通すべき理性の眼鏡は曇り、勇気ある少数には背を向けています」

 2期目に入っている秋葉市長ですが、いつも平和宣言は感動的な文章です。
 数学者でアメリカで教壇に立っていた理知的な方。
 日本に戻りテレビ局のキャスターをやっていた彼を土井ブームの中で国会議員に引きずり込んだ社会党。

 彼の論理的思考と社会党の古い体質があわず、委員長選挙に出馬して破れ、市長選挙の選択。波乱といえば波乱万丈な人生。私が代表を務める「虹と緑の500人リスト運動」の機関誌のインタビュウをさせてもらったことがありますが、非常に面白い方です。
 
 秋葉市長に期待したいことは、広島市に閉じこもることなく政令市市長として全国の新しい政治潮流作りに檄を飛ばして欲しいこと。

 と思っていたら「今日から来年の8月9日までを『核兵器のない世界を創るための記憶と行動の一年』にすることを宣言します」と述べていました。

 大いに期待したいところです。



2004年08月05日(木) 麻機遊水地で規制値を越えるダイオキシン

 4日、5日と環境森林農水委員会で県内視察。
 この点については明日報告します。

 さて、視察中に麻機遊水地(第4工区)の水質、底質で4,4ピコグラム、260ピコグラムの規制値を越える調査結果が出たとの情報が委員に報告されました。

 えー!
 吉津地区での問題が一挙に私の観山中学区での問題に。
 子供たち3人が通った学校のそばの麻機遊水地。
 学校の授業や部活動、遊びと慣れ親しんだ場所。

 しかも、水害対策を兼ねて親水公園構想があり、地元でも柴揚げ漁保存会や、麻機湿原を保存する会、野鳥の会は自然の宝庫として様々な企画や計画が練られていた所なのに。

 視察から戻り次第、まず担当の河川海岸整備室、生活環境室、教育委員会、観山中学校、静岡市廃棄物対策課と状況把握のために連絡。

 昨年の11月、6月と調査が行われており、今回中間発表で公表。結果を受け、専門家委員会を設置し、汚染状況の調査方法を確認して、直ちに実態の把握と原因の特定、対策を確定するとの事です。3ヶ月後くらいにはある程度の方向性が出そうな印象でした。

 とりあえずの対策として、麻機遊水地の水は飲まない、魚介類は食べないという看板を掲げる、地元説明会。そして、せっかくの自然の宝庫、麻機遊水地のイメージが壊れる風評被害を避けたいとする危機感が大変大きいようです。気持ちはよく分かりますが、まずは実態調査、そしてあまり楽観視せず、ダイオキシン汚染の怖さも十分に認識して対応を急いでほしいと願うばかりです。

 まずは、地元の住民どおしで学習会から始めたいと思います。

 


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K.matsuya

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