2004年09月03日(金) |
関西空港10年目と静岡空港 |
関西空港完成から10年。 様々な特集があちこちのマスコミで取上げられています。
中でも共同通信社の航空会社39社へのアンケート調査は、関西空港が着陸料が高く、乗り継ぎが不便、ハブ空港とは認められない、来年5月に開港する中部国際空港への熱い視線、といった具合で、大変評判が悪い事を示しています。
おまけに赤字額が1兆2000億円。 一体どうなるのやら。こうした中での新たな滑走路計画には赤信号。
一方で、きのう、スズキ自動車、時のすみか、静岡銀行の呼びかけで新たに7社を加えた静岡空港運営会社の初会合が開かれたとのことです。知事は「大変大きな一歩」とそして「土地収用は今年の秋の終わり頃に決断」と既定路線を発言したとことです。
中部国際空港と県営名古屋空港、羽田空港と成田空港、ここに挟まれて本当に採算ベースの静岡空港が登場できるのか、航空会社のアンケート調査をしたらどのような結果が出てくるのか。関西空港の国内便ゼロの空白の4時間の存在を省みる時、静岡空港国内便ゼロの空白の「0」時間は、ありえないといえるのでしょうか。
2004年09月02日(木) |
「申し訳ありません」と平謝り |
今日の朝9時に平和団体による県知事への東富士基地への米軍演習中止の申し入れに立ち合うと言うスケジュール。ところが何故か9時30分にメンバーから電話で「今日の・・」「アー!」と。とりあえず秘書室にお詫びといけない旨を連絡。
だけどやっぱり行かないといけないと思い直し、急いで県庁知事室に。
ただ、ただ、秘書公室長と国際交流室、そして平和団体関係者に「申し訳ありません」の連発。
ちゃんと朝は覚えていたのですが・・・。
今日は、息子を6時40分の新幹線にと車で送り、時間も十分にあるしと事務所で早くから仕事に熱中。これがいけませんでした。時間のたつのは忘れてしまいました。うーん。ちょっと反省です。
こういうこともありますか。
ホントに申し訳ありませんでした。
9月1日は防災訓練。 小山町での総合防災訓練会場に参加しようかとも考えましたが、新たな注意情報段階導入で浜岡原発の手動停止するとの試みに関心もあり、県庁での訓練見学を選択しました。
10時地震発生。 まずは、議会事務局に安否確認メールを携帯電話から発信。 総合司令室を直接見るのも始めてで、真剣な県職員の方々の真剣なまなざしにも触れることが出来ました。司令官としての知事のさまざまな発言もキャッチ。 本番地震発生時にはマスコミも入れないという総合対策室。100人くらい入ると思われる職員群の前の方では、陸上、海上、航空自衛隊の指揮官を含んだ10名ほどのメンバーの情報交換のやり取り、航空自衛隊指揮官のエーワックスの発言もあり、地震災害時でのエーワックスも飛ぶんだ、その役割はなんなんだろうという素朴な疑問と一方で戦争と変わらない東海大地震での自衛隊存在を実感しました。
11時訓練終了。知事の総括コメントは家庭での防災対策をという極めて簡単なメッセージ。これは我が身を振りかえり、まさに実感。だけど原発は大丈夫かと言う気持ちも湧いてきました。全県的な防災訓練、みなさんはどんな関わりをされたんでしょうか。
森町の合併を巡る住民投票。 投票率78,20%。 賛成5683票で44,1%、反対が7204票で55,9%。 森町は単独の町運営となり、袋井市と浅羽町の合併が進行します。
これで合併協議会を成立させながらも住民投票あるいは議会・首長判断で合併しない選択を行った市町村は、東伊豆町、吉田町、大井川町、芝川町、河津町、松崎町、川根町、湖西市などに森町が加わりました。 2005年3月の合併特例法の期限切れを目前に、また改正法で県の合併勧告権が付け加わる中で小自治体の首長、議会、住民の決意もなかなかのものです。これからどんな町づくりを進めていくのか、首長のリーダーシップに期待がかかります。
太田川ダムに反対する住民投票グループはこの結果を受け首長選挙への流れが加速することを予測しているようです。こうした中で太田川ダムの見なおしを掲げる町長の誕生もありえるかもしれません。
多いに期待したい所です。
朝、事務所に向かう途中、交通事故に遭いそうに。 住宅地に大きなトラック。 唐瀬街道を走っている時から、気になる前のトラック。 右のウインカーが壊れている。 途中、市立高校そばの交差点を右折するのですが、トラックも右折。 ライオンズマンションを右に見ながら北街道へ。 後ろからは何台も乗用車。 突然、トラックがウインカー。 右に回るのかと思ったら、停車ランプでそのままストップ。 仕方なくバイクの自分もストップ。 当然ながら後続車は追い越しをかける。 4台くらいが通り過ぎ、自分も追い越しをはじめようと右に出ようとすると突然トラックがバックし始める。
えー! バイクで右に移動しようにもあまりにもトラックの後ろと距離がなくて右に寄れず、あー!ぶつかる! 急遽、乗ったままで両足で地面をけりながらバイクを後ろに下げ、左の路側帯に逃げ込む。 タッチの差で無事。
なんなんだよーと叫びたかったのですが、とにかく助かったのだから、いいやとそのまま事務所に向かいました。トラックの運転手の方、後ろの私のバイク全然見えなかったんだと思います。
バイクで走っていて1年に何度か、よく事故にナラナカッタヨナーということが数回ありますが、ほんと、命拾いといういうか、しばらくその場に立ちすくみます。でもその瞬間は反省なのですが、やっぱり何度か同じ経験をするということは、どこかに気の緩み。自分が気をつけていても事故はありえます。本当に交通事故、気をつけたいものです。
2004年08月29日(日) |
東京都中野区長のすすめるNPM |
2日目の政策研究会のテーマは、二つ。 1、田中大輔中野区長が進める「市民社会を作る自治体改革の実践」 2、大林ミカ環境政策エネルギー研究所副所長から世界の自然エネルギーの趨勢と静岡県空港跡地利用による自然エネルギーセンター構想」
前者については財政の現状についての基本的認識からはじまり、既存の「ニーズの発見が政治、ニーズの主張が住民運動、それに答えるのが行政という考え方」からの転換が必要で、行政に経営的視点が必要であり、NPM手法の導入を主張されていました。時間がなく十分な議論が出来ませんでしたが、当然のごとく行政の民営化、市場原理の導入への批判的意見が出されました。
この講演を聴いて、いくつか質問を考えました。 例えば保育園運営に指定管理者制度を活用しての民間団体を導入が中野区で進められ、賛成・反対の大議論が巻き起こりました。そうしたことを前提に
1、首長として今までの革新・保守構造を前提にしない施策を進められる過程における議会との関係で与党・野党というわけ方についての考え方について 2、指定管理者制度の協定作成過程における関係者の参加システム、民間団体含めた情報公開はどのように進めているのか。 3、PFIについての考え方 4、こうした自治体運営においては職員の人事がどうしても財政畑のエリート関係者が優遇されるがどう考えるか 5、こうした手法への労働組合の抵抗と新しい公務員管理の手法について 6、中田横浜市長とのスタイルとの自己区別の認識を持たれているのか などでしたが、時間の関係で質問できませんでした。
静岡県もNPMについては先進県ということで企画部からいただいた資料を参加者に配布させてもらいました。
9月に入って、質問できなかった点について政策情報センターとしても個人としても田中大輔中野区長インタビュウ機会を作って実現してみたいと考えています。エネルギー問題については後日お伝えしたいと思います。
2004年08月28日(土) |
議員事務所へのインターン学生 |
地方自治政策情報センターの政策研究会に参加している兵庫県の議員事務所にインターンとしている学生がボランティアとして研究会に7人も参加してくれました。 関西では、NGOが媒体となって政治活動に関心のある学生をインターンとして派遣するシステムがあるようです。いまどき、こうした市民派の議員の所にやってくる若者が結構いることに驚きます。
静岡でもこの仕組みを作れないかと以前より考えていました。 参加している議員の中にはインターンから選挙の直接の候補者になって議員をやっている方がいます。すごいものです。
議員をやってみようという若者があまりいない中で貴重な人材派遣です。 ある意味、国政では民主党が公募制による候補者確定・落下傘候補という人材補給の道を確保しています。見習う必要があります。
ですが、それにしても研究会のあと、カラオケにいきましたが、イヤー世代が違うこと、実感しました。負けじと歌いまくりましたが・・・。
2004年08月27日(金) |
三島での政策研究会準備で大忙し |
28日と29日に開催される地方自治政策情報センター主催の研究会準備で大忙しの1日でした。 というかまだ準備が終わっていません。
■第1日目 28日(土) 静岡県三島市民文化会館第一会議室 ◆シンポジウム 「もうひとつの政治は可能か」 −参院選結果と日本における「みどり」− 13:00〜14:00 基調講演 住沢博紀さん(日本女子大学教授・「現代の理論」 編集委員) 14:00〜16:00 パネルディスカッション&質議 進行 畑山敏夫さん(佐賀大学教授) パネラー 小林イチロウさん(サイエンスライター・参議院選挙みどりの会議候 補) 渡辺さとこさん(香川県議会議員) 住沢博紀さん ■第2日目 29日(日) 三島市生涯学習センター講義室 ◆9:00〜10:50 「行政改革とNPO論」 田中大輔さん(東京都中野区長) 報告 「静岡県における指定管理者制度の現状」 松谷 清(静岡県議) ◆11:00〜12:45 「自然エネルギーを考える」 大林ミカさん(環境エネルギー政策研究所副所長) 報告 「静岡空港跡地」における自然エネルギー基地構想 松谷 清 ■参加費 2日間議員4000円、市民2500円、1日でも議員4000円、市民1000円、学生 500円
2004年08月26日(木) |
簿外郵券質問状に知事から回答 |
8月11日の総務委員会傍聴後に知事に提出していた質問状に、本日総務部人事室の池ヶ谷参事からの文書でなく口頭での回答がありました。
質問は4点。 1、7月20日の私の本会議後に知事はむろんの事、総務部長が簿外郵券の全体像を知ったという事実経過の確認について。 2、内部告発によると下田財務事務所の880万余の郵券は02年7月段階で総務部が届けられているという事実関係にの確認ついて。 3、プール金と郵券を別の問題として対応した事の理由について。 4、簿外郵券問題が過去の問題とする根拠について。
回答に対して疑問点を提示すると事実関係に曖昧な点が数多く存在するため、再度総務部内部で再確認して、後日に再回答する事で今日の説明は終わりました。
今日の新事実は、下田財務事務所の簿外郵券については人事室監察としては2月にその存在を確認しているという点。 総務部長は、7月20日の質問後に知事部局22ヶ所の簿外郵券存在表を作成した後に全体像を知ったとの繰り返しの説明に 1、昨年の全庁調査団会で熱海行政センター、北遠健康福祉センターなどから提出で確認。 2、11月段階で農業水産部関係含め一時的に簿外郵券を総務部で保管。 3、1月20日に処理してもいい通知を出している。 4、2月に財務事務所の簿外郵券を確認したことを事実と仮定すると、2500万のうち1600万が総務部管轄の財務事務所関係でこれを把握していたことになる。11月の一時あづかり分を入れると2500万のうち4分の3は把握していることになる。 5、しかも3月段階で監査委員から熱海行政センターについて不適切な会計処理として事実の公表がなされている。 これらからして7月20日にはじめて知ったなどという説明が通用するはずもありません。
仕事を始めるにあたっては、まずは資料整理です。 午前中は指定管理者制度の静岡県の現状について行政改革室からレクチャーを受けましたが、午後から整理開始。
机の上の膨大な山積み資料。 本棚の項目別ファイルに入れこんでいくわけですが、簡単そうで意外と難しい作業です。
立った1枚の資料が議会質問の出来を左右する事があります。 あの時あそこで見たあの資料。 探しても探しても見つからない。 ホントはここにあるはず・・・・なのにない。 何故?
いらいらするあの時間。 あのあせり。 そして怒り。
図書館司書が必要のように資料整理司書が必要です。 一段落したのが夜の10時・・・でした。
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