まつや清の日記

2004年10月13日(水) 明日は9月議会最終日です。

 明日は議会最終日です。
 討論の準備で大忙し。
 見逃していた談合に関わる議案で議会事務局の方々にご迷惑も。
 共産党議員団には資料もいただきました。
 関わる新潟市の市議会議員の中山さんからは更に詳しい資料も入手できました。

 討論のほとんどは空港予算10億円についてです。
 いつもいつももっと早くに準備をと思いますが、やはり1人で全部をやらなければならない議会環境にやりがいは勿論ありますが、対応はかなり大変と言うのが実情です。

 政策スタッフの確保が求められます。
 そして議員仲間の拡大も!



2004年10月12日(火) 空港反対8団体の共同記者会見




 空港の早期完成を求める様々な団体の陳情が繰り返されています。知事の11月までには土地収用申請判断と言う本会議答弁を後押しするかのような推進派の動きです。明日は、井上光一さん(静岡県日中友好協議会理事長)ら16名の個人呼びかけの「みんなの力で実現しよう! 早期開港!!」集会がグランシップで開催されます。知事の記者会見もあります。

 こうした中での反対派住民としてきちんと土地収用に対する姿勢を示しておく必要があるとのことからの記者会見で私も同席しました。共同声明や抗議文、事業認定取り消し訴訟の骨格などの資料提供しました。

 空港に反対する地権者・住民の会から松本さん、村田さん、空港はいらない県民の会から島野さん、桜井さん、吉本さん、竹野さん、空港予定地の自然を守る会の前田さん、その他、トラストの会や共有地権者の会など15名くらいのメンバーだったでしょうか。
 
 記者会見の後、メンバーは知事公室、空港建設局に押しかけました。秘書室には事前アポを取っていたようですが建設局には突然の訪問。収用申請前の時期だけに怒りと緊張が入り混じる中での空港建設中枢本体での職員とのやり取り、これからの波乱ぶくみの展開を予感させられる場面がいくつもありました。双方に覚悟が必要です。

 闘いは始まっています。



2004年10月11日(月) 新井英一コンサート




 宝台院本堂での新井英一コンサート。
 主催は、フランス割烹 玉珠(オクス)。
 もう何回もコンサートの主催になっています。
 
 残念ながら遅れて参加。
 新井さんといえば、もう、清河(チョンハ)への道。
 自分のアイデンティティを確認するために父の故郷へ。

 私も学生時代に日本の侵略の歴史を知り、自分の歴史を素直に語れなくなったあの時期。自己否定、そして懺悔。どうしたら「加害ー被害」関係を対等に出来るんだろうか、自分のアイデンティティとは何なんだろうと随分悩んだ日々もありました。

 それから30年以上も立つのですが、今は「加害ー被害」関係の歴史の共有は、結局のところ、「個人と個人の生き方」の関係としてトランスレートできるということに至っています。多くの韓国・朝鮮の友人も出来ました。

 新井さん、アンコール曲を歌って、静かに本堂に向ってお参りして舞台を去りました。2002年、清河への旅した最後に故郷の小学校のグランドでこの歌の48番全部を韓国語で歌ったそうですが、今はもうその気分になかなかなれそうにないとのことでした。

 自分とは何物であるのか、という「青臭いの問い」を続ける緊張の中でしか歴史の時空を超えることは出来ないということでしょうか。


 清河への道

 アジアの大地が見たくって俺はひとり旅に出た
玄海灘を船で越え 釜山の港を前にして夜が明けるのを待っていた

プサンの街でバスに乗り 海雲台の海を見た
ここが親父のふるさとと 思えば道行く人たちの顔がなにやらなつかしい

言葉のわからぬ悲しさか 身ぶり手ぶりで話した
俺はここへ行きたいと半島の地図をさし出して慶尚北道と指をさす

バスをいくつか乗りついでやっと慶州へたどりついた
リュックかついで人波を右へ左へ歩いてた心は遠いノスタルジア

アリアリラン スリスリラン アラリョ
アリラン峠を俺は行く



2004年10月10日(日) 台風一過秋晴れとはいかず




 日本中を台風被害に巻き込んだ22号、確かにすごいものでした。ただ、静岡県、そして私の住む城北町内も、予想したより進路が太平洋寄りになったこととスピードも速かったこともあり、大丈夫な状況、ホッとしました。

 昨日の夕方には夕陽も見えたりしました。こうした大雨のたび、家の浸水対策や憂鬱感を味わうのもやはり大きなストレスです。今日の朝は、きっと秋晴れではと期待しましたが日本海側の秋雨前線で1日中曇り空、さっぱりしませんでした。

 今日のボランティア団体の会合では、昨日の雨で大阪からかえって来ることが出来なくて参加できない人もいました。また、横浜で学会だったのですが、新幹線動かず、止む無くレンタカーで帰ってきたと人も。その話しの中で新横浜駅の1階のトイレが大雨の影響で中から水が上がってきて使用不能、隣のホテルの3階までいったとのこと、災害に弱い大都市を再認識させられたそうです。

 便利で住みやすい大都市の裏側の自然災害への脆弱さ。規模と集中をいかに分散するか、都市の農村、工業と農業の矛盾に関わることでもあり簡単に克服できそうにありません。

 写真は事務所近くの鉢植えの花。



2004年10月09日(土) 台風22号




 今年最大の台風が静岡県を襲います。
 夕方から夜半にかけて最大規模に。
 すごい雨が降り始めました。
 今日の朝も私の町内・城北は水が溢れ出し始めていましたがしばらくして小康状態で元に戻りました。

 写真は、午後1時くらいの時のものです。3時段階でもうこの写真の排水溝はみえなくなりました。この排水溝がふさがり、仮堤防の高さまで水面が上がると、当然の物理的法則によって川と道路側の水面は同じ高さになろうとするわけで道路側部分で内水面氾濫が始まります。

 空からと静岡のコンクリート市街地から水はどんどん写真に写っている安東川に向ってきます。安東川から巴川に流れ清水へなのですが、途中の大谷川放水路で大谷海岸に水が流れ込みます。巴川が堤防いっぱいになるとどうにもこうにも水が動きません。この巴川の水が引いていくと私の町内の内水氾濫が収まっていくのです。

 その間を電気ポンプが道路に溜まった水を川にかき出すということで被害の軽減のための工事が今すすでいる途中です。写真のコンクリートの色が変わっているのはその為です。ニュースでは、今日は外に出歩かないで下さいという呼びかけがなされています。イヤーどうなるんだろう。とにかく、被害が少ない事を祈るばかりですが、政治は何をやっているという厳しい批判は免れる事は出来ません。

 



2004年10月08日(金) 県議会会派・平成21の申し入れでの知事の発言はどう見るべきか




 平成21のの知事への土地収用に関する申し入れについては新聞報道は二つに分かれました。申し入れした事に対する知事の「土地収用申請をしても07年3月開港は無理」というところに焦点をあてた報道と平成21、条件付で土地収用容認という報道です。

 そこで、申し入れ文書を入手し読みましたが、確かに条件付収用容認と受け取られてもおかしくない表現になっています。2つの申し入れ事項で、一つは円満解決、2つ目は土地収用の申請をするつもりなら事前に県民に事前説明を、というものです。

 そして、知事はこれまで開港スケジュールに変更なし、その実現のためには収用をやらざるを得ない、としてきたわけですが、自民党や推進派のキャンペーンに水を差すようなコメントを出したわけです。このコメントは収用申請はただ、形式的なものだけですよ、申請しても円満解決をという姿勢はかわりません、話合いのチャンネルは残しています、という申請行為をやわらげる為の高度な逆キャンペーンとも言えます。

 石川知事のまさに官僚知事としての動揺する官僚的性格のあらわれなのか、最初から収用ありきでポーズだけ話合いー円満解決だったのか。おそらく後者なんだろうなっという怒りと苛立ちとがっくりする知事の動きです。やっぱし、新しいリーダが静岡県に必要です。

 



2004年10月07日(木) 体細胞クローン牛は生命倫理にふれないのか




 昨日の農業水産部の質疑の中で議論したことの一つに、体細胞クローン牛の生産をめぐる科学技術と生命倫理の問題がありました。人クローンは法律で禁止されており、体細胞クローン牛は生命倫理にふれない、優良な牛の大量生産が可能、厚生労働省が安全宣言をしている、遺伝子組替えで医療分野でも期待される、しかし、技術が発展途上であるので、まだ市場にはださない、これが当局側の答弁です。

 論戦は
1、「神的」技術への信仰は、人クローン胚の研究認可に現われているように動物と人の境界を越えてしまう恐れがある、国のガイドラインや内部の評価システムだKではコントロールできない、市民が参加するチェックシステムが必要
2、安全というが、388頭のクローン牛のうち194頭が生まれた直後に死亡
3、安全宣言というが消化試験ひとつを取っても生後1日から4日の牛肉をつかったものでラットの実験で実質3日間にしか過ぎない、など実験事例が少なすぎる
4、ドナー細胞のミトコンドリアがもたらす遺伝的障害と食品としての安全性への不安
 などをめぐるものです。

 時間がなく安全性の議論にまで踏み込めませんでしたが、各試験場に消費者が参加する評価委員会がありそこでチェックされるという答弁がありました。家畜遺伝子組替え実験まで既に試験場で行われています。どのように考えたらいいんでしょうか。

 写真は久しぶりに駿府公園を歩いていて目にとまった花畑。



2004年10月06日(水) 静岡県としてはBSE全頭検査を貫く




 本日の農業水産部の委員会質問のテーマは
1、簿外郵券問題(西部農林事務所にかかわる)
2、食品の安全と科学技術(家畜クローン、遺伝子組替え、BSE)
3、有機農業について(基本的考え方、世界お茶祭り・全国お米祭りでの有機農業、お茶のトレーサビリティでの有機農業の取扱い)
4、空路活用農水産物検討会
5、静岡県水産政策基本プログラム
6、バイオマス戦略
についてでした。

 委員会質問時間に制限はないのですが、11人の議員は、委員長・副委員長が運営上の立場から質問の棄権ということで8人で時間を割り振ります。9月議会が本来、大型補正予算が組まれていた事もあって3日間が予定されています。ということは、委員1人1人の質問時間は気にしなくていいことになっているわけです。ところが、7日に花博で農水委員会に関わる企画があり、事実上の2日間でという委員長方針を私含め、各委員が了解をしたこともあり、2日間で終わりました。

 今日の農水委員会の報告を詳しくしたいのですが、文字スペースの関係もあり簡略に報告します。一番の答弁は、政府のBSE20ヶ月未満の検査の廃止方向に静岡県はどうするか、についてのもの。県としては、基本的に全頭検査を継続する、20ヶ月未満検査なしとした場合、店頭での牛肉表示でのダブルスタンダードが起こることが予想される中、政府に対してはダブルスタンダードがおこり得ないように働きかける、というものです。

 消費者グループの直接行動を中心に政府への対抗キャンペーンが始まっています。関心のある方はご連絡下さい。

 写真は、遺伝子組替え食品などバイオ関係についてのNGOキャンペーンニュース。



2004年10月05日(火) あせる空港推進派




 本日のは環境森林農水委員会の報告をと思っていましたが、総務委員会で簿外郵券の中間報告が、企画生活文化委員会で空港現地視察が行われましたので、空港問題について間単に報告します。

 「10月中の土地収用申請の判断」という石川知事を励ますように推進派諸団体が陳情合戦です。企画生活委員会でも空港現地視察と集中審議。岩崎総室長は、反対地権者が広大に土地を所有する制限表面の土地については、最初は強制収用で→航空法で邪魔な部分だけを排除する→また強制収用で、と方針転換をしたことを答弁したようです。建設局は、志村事務局次長の国土交通省への戻りで建設局自体の求心力が失われていルる中、俄然ハッスルしているのが岩崎総室長。

 こうした推進派の動きを「強き」と読むか「弱気」と読むか。私は、本日開催された中部国際空港の旅客ターミナル完成式典。来年5月に向けての益々の営業大キャンペーンが始まることへの危機感で、今チャンスを逃したらまた開港が伸びるという推進派のあせりとみています。
 
 写真は、空港全体の航空写真。空港滑走路のど真ん中に反対派の森が見えます。今回、土地収用対象に組み入れたのは左の滑走の端にある部分です。



2004年10月04日(月) 明日は委員会質問




 明日は環境森林部委員会で質問で、今、準備中です。
 テーマは
1、麻機遊水地でのダイオキシン汚染について
2、ダイオキシン汚染小型焼却炉などの撤去について
3、大井川ゼロエミッション事業について
4、自動車リサイクル法施行について
5、静岡空港オオタカ、島田市クマタカ問題について
6、森林問題についてのいくつも質問
7、そのほか

 です。10:30からはじまります。傍聴は確か20分前には申し込みをしなければなりません。スタッフのメンバーがお待ちしています。お時間ある方は傍聴にお出かけ下さい。

 写真は、土木部が発行する麻機遊水地のパンフレットです。


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K.matsuya

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