知事の記者会見、今日もありませんでした。 朝日新聞でも国土交通省とのトラブル報道。 26日の国土交通省での金田質問と北側大臣答弁がボディブローのように聞効いているようです。名古屋地方整備局にも申し入れが必要です。
さて、今日から決算特別委員会。 副知事挨拶に質問をとまず私が手を上げ、すかさず酒井さん。 委員長曰く「挨拶に質問はないはず」と受けつけず。議会運営がおかしい、昨年は行われている、と厳しいやり取り。しかし、多数決で。
代表監査委員に質問はまず酒井さん、そして私。 ここから異変。 質問に内容は 1、知事部局が示す財政健全化の3つの指標について 2、プール金と監査 3、簿外郵券と監査 4、不正を発見できない監査
途中、吉川副委員長が「質問の趣旨がわからない」「副委員長として質問をメモしているがまとめられない」と不規則発言があったので、「わからないのは発想の違いかもしれませんね」と応酬。そこから、「趣旨がわからないから言っているんだ」と副委員長、委員長が「質問を続けて下さい」、「だったら、副委員長の不規則発言を注意してください」とやり返していました。
休憩になったら、吉川副委員長がつかつかと座っている私の机の前に来て「趣旨がわからないから言っているんだ」「私は4つのことを言っている」「そんなことをわかっている」「私は質問をまとめなくちゃならないんだ、これからも11日ある、だカラ注意しているんだ」と怒鳴り出す。ここまで言われたら、黙っている訳にも行かず、激論が始まりました。環境森林農水委員会委員長の須藤委員長が仲介しておさまりましたが、吉川副委員長もおかしな方です。副委員長としてまとめるのが役割分担と思いますが、委員をけなすと言うのも何を考えているんだろうと思いました。
よく考えたら吉川副委員長のジェンダー批判質問の方がよほど論旨がわかりません。そのことを言ってやればよかったと反省しています。
まだ11日も質問日があります。
2004年11月01日(月) |
今日も知事の記者会見なし |
今日は朝から久しぶりに安倍川駅前で街頭演説を行いました。
香田さんの無残な死、新潟地震、明日からの決算特別委員会、そして知事の強制収容決断の記者会見について話しました。
今日も知事の記者会見はありませんでした。 明日のあるかどうかわかりません。 翌日が休日で、4日、5日に可能性が残ります。 7日からは中国訪問です。
10月中に決断といっていましたが、国土交通大臣の「円満に」発言以降、今日まで沈黙です。意外と国土交通省内部の旧運輸省と旧建設省で土地収用を巡って温度差があるのかもしれません。
異変が起きているのか、単にちょっとしたトラブルなのか。いずれにしても、反対派としては闘いの準備を進めながら、強制収用中止に向けた活動を強める意外にありません。
それにしても明日からの決算特別委員会、準備がなかなか大変です。
2004年10月31日(日) |
「みんなでつくろう!新しい静岡県」集会 |
「みんなでつくろうー新しい静岡県ー私達がつくる改革マニュフェスト」集会が本日産業経済会館で40名の参加者で開催されました。
呼びかけたのは、市民グループ「県政ウオッチングの会」。 4つの政策グループに分けての議論と県知事選挙に向けての討論の二部立て。会としては、空港跡地利用検討委員会(仮称)をNPO団体に委託、候補者選考委員会メンバーを選定、民主党静岡県連に知事候補者擁立の要請文採択を了承しました。
千葉県から堂本暁子知事を擁立・当選させた千葉県ネットワーク運動の天野としこさんに参加していただきました。来年3月が再び知事選挙と言うことで、この4年間をどのように評価して知事選挙に臨んだらいいだろうかということで静岡県の動きに関心を持っているとのことでした。
最大の論争になったのは、民主党への要請文を出すべきかどうか、政策争点を何にするのか、でした。議論が大事です。
2004年10月30日(土) |
中国からの帰国者から歴史と体験を聞く |
アジアを考える静岡ファーラム主催の上記の企画。 日系ブラジル人の方々を交えての意見交換会、刺激的でした。
2004年10月29日(金) |
知事交際費差し戻し審であくまで争うと石川知事 |
26日に知事交際費の最高裁差し戻し審が東京高裁で開かれました。
弁護団としては、争ってきた15年間もの間に情報公開も巡る情勢も大きく変わり、全国の都道府県知事はドンドン全面公開の流れを強めており、自主的に全面公開する形で訴訟の取下げと言うことも視野に入れてきました。
しかし、この第2回差し戻し審では知事側弁護団は、2人の証人申請をしてきました。公開当時の秘書課課長補佐と現在の知事公室主幹係長です。
日本一の情報公開を掲げた石川知事の公約、もの見事に破ってくれています。この姿勢が静岡県をダメにしているんだな、と言うことにつきます。
三宅弁護士曰く「この姿勢は知事交際費の法律的争いと言うより、政敵・松谷清との闘いということですね」。
次回裁判は1月18日です。
2004年10月28日(木) |
国土交通省大臣の発言を受けて知事は明日どんな記者会見? |
総合交通対策特別委委員会が本日開催されました。 当然テーマは26日の北側国土交通省大臣の「円満解決を」という発言に静岡県がどう答えるのか、でした。
行財政改革特別委員会も同時開催の為、最初はそちらに出てすぐさま総交特に。既に質問が始まっていましたが、空港問題の質疑は小長井議員、原議員、梶野議員が行いました。
いくつか論点がありました。 1、「円満解決のために」地権者が提案している3条件をどう受けとめるるのか、どんな努力をしてきたのか。 2、収用申請した場合の07年3月開港そのまま実現できるのか。 3、国土交通省大臣発言の評価は。
ほとんどの答弁は岩崎総室長。
1については、第1条件の謝罪は政治的判断、第2条件の工事の中止条件は事業そのものの中止を意味しているので受け入れ不能、第3条件の強制収用の放棄は行政上の担保であるので受け入れ不能、要するに本当に話合う為の許容範囲をどこに置くのかなど一切検討することもなく、ただ収用ありきの態度であることが明らかになりました。
工事の中止は住民投票の時に既に知事が実践していることであり、一時凍結の意味であることをワザと曲解しているのです。
2については、自民党議員団からの平成21への07年開港不可能を発言をしたことへの厳しい批判に、一切踏み込まずの答弁に終始しました。
3については、国の見解でこの空港は県の事業で関係ないと言わんばかり。
さてこうした中で10月一杯に自らの決断を公表するとした記者会見での約束をどうするのか。緊急記者会見となるのか注目です。
2004年10月27日(水) |
またも余震、新潟県中越地方 |
今日も新潟中越地方で震度6という余震がありました。 新幹線の復旧工事のさなかの揺れはテレビでも放映され二次災害の危険すらあります。工事は延期されました。
長岡駅が崩壊するかもしれないという異変に思わず実家と姉に電話をかけてしまいました。長岡で生活されている姉の義理の父母のことも気になりました。高齢でいらっしゃるため避難所生活はとても大変であったようです。
地層の褶曲構造という中での断層が折れた直下型ということで複雑な地層への影響という地震学者の方々の説明がなされています。それにしても10万人以上の避難所生活者の皆さんや死者の増大に阪神淡路大震災に次ぐ形の地震との評価が出始めめています。
土砂くずれの中助かったお子さんと亡くなったお母さん、ほっとする面と思わずえー!と絶句せざるを得ない現実の中でもう一人のお子さんの生存の確認と一刻も早い救出を願わずにはおれません。
明日はこの秋一番の冷え込みとのことです。 新潟県に飛んでいきたいのですが、静岡空港の土地収用法の申請か、と言う時期に静岡を離れるわけにも行きません。明日は総合交通対策特別委員会が開催され強制収用問題が議論されます。
そうした事態の中でイラクでは日本人人質事件の発生です。 重苦しい毎日です。
2004年10月26日(火) |
北側国土交通省大臣の答弁 |
本日、金田誠一衆議院議員による国土交通委員会での質問がおこなわれました。内容は、静岡空港での土地収用の申請問題。傍聴には私はじめ地権者や住民団体メンバーの参加がありました。
昨日の記者会見で「10月末までに収用の結論」としていた問題でひょっとしたら石川知事は、申請日を明らかにするのでは、多くのマスコミが注目していました。しかし、実際には「熟慮中」とのことで明言しませんでした。金田議員の国会・国土交通委員会での北側大臣への質問を念頭においたものと推察されます。
金田議員の質問は、これまで空港問題に10年以上も国会議員の立場でかかわってきてくださっただけに住民団体の意志を十分に反映したものでした。ポイントは二つありました。 1、石川知事の土地収用申請が取りざたされる中で、国として円卓会議など円満解決に向けた環境整備に「汗を流す」必要があるのでないか。 2、石川知事が提出した「確認書」には土地収用法の適用は含まれていたと考えているのか。
この質問は、知事が14日に自民党議員団に説明した12日の北側大臣との話の内容について、あたかも土地収用申請に大臣が寛容であった、とする点について事実関係を確認する意味もありました。
結論的には、大臣は「円満解決をしてほしい」ということを重ねて要請したというものですが、金田議員が、「ということは、話し合いがなされるということか」と詰め寄りました。この質疑が何回も応酬されるのですが、自民党議員と思われる委員から「この事業は静岡県の事業である、大臣がそこまで発言していのか」というような不規則発言がありました。とたんに、この事業は第3種空港で県の責任とするトーンを強め始めました。
今日の質問の成果としては「話し合いがなされるものと思う」との大臣発言に石川知事がどう対応するのか、この言葉どおりなら土地収用申請を直ちに行うことはできないことになります。
2004年10月25日(月) |
中越地震で新幹線脱線、復旧のめど立たず |
地震から時間がたつに連れて避難所の状況がどんどん伝わるようになりました。余震が予想以上に続いていて、なかなか自宅に戻れないとのことで避難所生活が長引きそうです。
同時に新幹線開通以来初めての脱線事故で政府だけでなく私自身も大変ショックを受けています。奇跡的に新幹線による人身被害はなかったわけですが、直下型地震では急ブレーキをかけてもとまれない仕組みであることが明らかになっています。P波よりS波の伝わる速度が遅いことを活用しているとのことで、新幹線は3秒で止めることができるんだけれども、今回2,1秒しかなかったとの事です。
そして、今回の奇跡は「雪落とし」という北国特有の除雪装置があったためといわれております。東海大地震はプレート型地震ということになっていますが、新幹線神話はもろくも崩れました。新幹線の復旧は相当長期化しそうです。経済活動としても新幹線にかわる代替手段が必要になりますし、手探りで対応策が生まれてくると思いますが、今までのスピード社会を反省させるものであるだろうと予測しております。
新幹線だけでなく原発もまた大きな問題を示しました。柏崎・刈羽原発は動いているのですが、今回の直下型で最大1500ガルもあったとのことで、改めて原発の耐震度が問われました。
新潟県中越地震の被害からの1日も早い復旧を願いながらも、この地震がもたらしている社会的意味を地球温暖化に影響とも言われている台風被害も重ね合わせて考えていかないといけません。
地震発生の情報を入手したのは昨日の19:30頃で知人の議員から。 ある会合のあと懇親会の最中。 すぐさま実家の柏崎の実家へ電話するも当然と言うか災害緊急事態でつながりません。携帯もNTTもダメ。自宅に戻り何度も繰り返し電話するも無駄でした。
テレビで必死の情報確認。 停電が続いている様子。 新幹線の脱線情報も。 これはすごい地震だ。 柏崎の原発は大丈夫か?これは稼動中とのこと。
福井県にいる甥から電話があり、とにかく心配だから実家に帰ってみるとの連絡。22:30頃に甥から「父から電話で、自分たちも藤井のおじいちゃん達も無事との連絡がありました。道路が寸断されているので戻らなくてもいいとのことなので帰ります。今、高岡です。」
よかった! すぐに義理のお兄さんから電話あり。 状況の再確認。 こちらからは電話はつながらないが、新潟からは通じるみたいだ。 伝言ダイヤルに録音しましたが、相手方がこの活用方法をしらなければ何もなりません。日頃からの連絡方法の確認をしておかないといけないと反省。
栃木や群馬、東京の子供達に伝えようとしてもやはり災害緊急事態で電話はつながりません。夜中の12時になって群馬県との電話が通じました。なんと群馬県でも激しい揺れがあったとの事でしたが大丈夫だったとのこと。
結局眠れぬ夜でしたが、今日の朝、ガス・水道局勤務の弟に携帯電話がつながりました。NTTは朝の段階でもつながらずです。「昨日から徹夜で復旧作業。夕飯も朝食も食べていないとのこと」。「とにかく、そちらからは電話がつながるから父に電話をくれるように」。
すぐに父から電話があり、直接に無事を確認できました。 「庭の燈篭が倒れたがみんな大丈夫だった。昨日の夜は、車の中とか、ビニールハウスとか、ずうっとそとにいたんだ」。母曰く「80年も生かさせてもらってるけどこんな地震初めてだ。ホントに怖かったよ」。
台風の被害から何日もしないうちに今度の地震。 被災された方々の一刻も早い復旧を願うばかりです。
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