まつや清の日記

2004年11月12日(金) 石川知事、土地収用申請記者会見

 生活文化部ー企業局の決算特別委員会のさなかに石川知事の記者会見。
 太田川ダムと水道事業についての質疑が終わり、すぐに記者クラブをのぞきましたが、抗議の記者会見を行っていた県民の会のメンバーは既にいませんでした。

 石川知事の声明文を入手しました。
 完成スケジュールの延期を前提に申請すると。
 どんな顔でこれを読み上げたんでしょうか。

 自らの失政の破綻を強権によってのりきろうとの政治選択。地権者の合意を得ないままでの許認可申請、住民投票の公約を破って空港建設に邁進、反対派地権者との話合いの努力も真剣には行わず、ついには土地収用。
 収用ありきの空港建設事業でした。

 果たして県民世論は彼を支持するのでしょうか。石川知事は来年の知事選挙にらんでギリギリのタイミングでしょうが、極めて大きなリスクを抱えての政治的賭けといえます。

 さーて明日からが踏ん張り所です。
 14日に静岡新聞と中日新聞に説明会の公告がでて、26日午後5時に島田市市民会館ホールで説明会、そして申請。事業認定を食い止めるための活動が始まります。

 今日の質問は
1、文化政策室にグランシップ、舞台芸術センター、美術館
2、観光交流室に山とツーリズム
3、国際室に外国人生活相談
4、国際室に東富士基地
5、県民生活室に食品表示
6、男女共同参画室に評価制度
7、NPO推進室に現状と課題
8、企業局に太田川ダム
でした。
 

 
 
 



2004年11月11日(木) 国土交通省交渉気にしながら、環境森林部決算特別委員会

 今日は久しぶりに17:30頃に委員会が終了しました。
 きのう、緊急の空港はいらない県民の会拡大幹事会が開催され、今日の11時衆議院第2議員会館での国土交通省との交渉の打ち合わせがありました。本来なら、私も当然参加したかったわけですが、決算特別委員会でとても無理。

 委員会途中の休憩の間に、東京から戻ってきた地権者達の皆さんと記者クラブの前で話すことができました。航空局計画課は、北側大臣の答弁を踏襲したようです。中国から戻った石川知事の15日の定例記者会見が注目です。

 審議では、私自身が環境森林部は常任委員会所属でもあり、この2年間いろんな質疑をしてきているので、又12月議会も控えており、森林部に限って、尚且つ主要施策説明書に沿って質問をしました。曽根委員長の度重なる注意に従ってもいるわけですが、吉川副委員長、今度は「答弁が長すぎる」と当局側の注意の繰り返し。

 静岡県77万haのうち50万haが森林という全国でも有数な森林県です。しかし、山は荒れ、担い手が不足する、国産材が利用されない厳しい環境にあります。何とか、林業を盛り上げたいということでの集中質疑でした。

 間伐材で家具を作る小林木工さんに家のテーブルを注文していますが、土曜日にはやってきます。楽しみです。

 今日の質問項目は
1、森林の現状
2、環境政策室に森づくり100年の計委員会提言
3、森林計画室に地域森林計画
4、森林振興室に森林組合等育成事業
5、森林保全室に県営林の管理・運営
6、森林整備室に造林事業
7、自然ふれあい室に外郭団体改革
 でした。



2004年11月10日(水) 総務部長、下田財務事務所簿外郵券把握していない、答弁

今日も18:30のおわり、総務部決算特別委員会。
 今日の曽根委員長の議会運営は質問内容の多い私と酒井さんの順番を最後に持ってくるという試み。総務部は、きのうの県警本部と並んで議論を戦わせてみたい部署です。橋本総務部長の自信に満ちた答弁場面を見て来ているので楽しみでした。

 一番問題にしたかったことは、簿外郵券・プール金問題ですが、その発生の過程の解明と責任所在、防止対策は当然ですが、現場ではここにありますと再三にわたって情報発信しているのに、それが総務部長曰く「しらなかった」で通ってきている総務部の組織体質の問題です。

 簿外郵券の問題は大半が財務事務所のもので簿外郵券問題とは財務事務所問題です。そして財務事務所問題は、プール金問題です。財務事務所は、02年の知事の要求監査の際にプール金だけでなく簿外郵券についても明らかになっているわけです。下田財務事務所関係者はマスコミ取材に02年7月に総務部に届けていあると答えています。私の所にも内部告発の手紙も来ています。

 言いかえるなら過去の問題を清算できない組織の官僚体質の問題です。これは知事の政治姿勢そのものです。この問題を総務部長とやりあいましたが、最後まで、下田財務事務所の簿外郵券の届け出以降の管理形態については、「一切把握 していない」と強気な答弁でした。

 質問項目は
1、簿外郵券・プール金の返還、物品台帳登録と事務処理
2、総務部長に
3、特別調査チームの調査メモ
4、財政健全化
5、自治体合併
6、地震対策と新幹線
7、原発震災
8、住民基本台帳ネットワーク
 についてでした。



2004年11月09日(火) 静岡県警、旅費・捜査報償費全所属調査のゆくえ

 決算委員会も5日目、警察本部が対象でした。
 終わったのが夕方の6時30分で、本当に委員の皆さん、頑張っています。委員長も采配に苦慮されているようですが、大変活発な決算委員会です。他の方の質問はとても勉強になります。警察行政の全体像がおぼろげながら見えてきました。

 今日は、言うまでもなく県警本部の不適正経理=裏金問題について多くの議員が質問を集中しました。全額返還という思いきった措置をとった高石県警本部長の答弁は、御本人の性格もあるのでしょうが、滑らかなそのもの。

 大橋警務部長曰く「一部返還時の態度その時点では正しかったが、その後の県民の反応をみると反省すべきで、全額返還は概ね好評」。しかし、本部長も、警務部長も現在進めている全所属での旅費、捜査報償費調査の中途段階としては、「不正はないと思われる」の答弁。北海道警の捜査報償費の現状を考えるとにわかには信じがたい話です。

 質問の項目は
1、警察刷新会議の提言と静岡県警察
2、全国の警察改革と静岡県
3、95年の不適正経理
4、11月までの全庁調査
5、外郭団体静岡県安全運転管理協会の不正
6、捜査報償費の情報公開
7、緊急治安対策プログラム
8、警察署協議会
7、生活安全相談(ストーカー、DV、児童虐待)
8、空き交番の配置計画
9、来日外国人犯罪
10、交通違反と指紋押捺
11、原子力災害訓練
12、外郭団体の改革



2004年11月08日(月) 指導力不足教員審査委員会に質疑集中

 今日は教育委員会の決算特別委員会。
 曽根委員長が指摘するように「教育は多岐に渡る分野を持っている委員会」というように多くの委員が様々な角度から質疑を繰り広げました。今年の決算特別委員会は、割りと質問者が多く委員長も運営に苦労しているようです。

 質問する側も準備が必要で大変です。
 酒井委員はさすがに資料をたくさん事前に入手して質問もまとまっています。私は、10月本会議の後、2週間の時間があったのですが、空港の強制収用問題であたふた駆けずり回っていて準部不足は否めません。

 5人の委員が指導力不足教員の問題に質問しました。委員会の面白さはここにあります。共通にテーマ性を感じられる場合、質疑がドンドン深まっていきます。

 私は、指導力不足教員の存在があることは認めこの委員会の有用性は評価するが、公平性の担保を本人の意見陳述だけでなく代理人システムを作っておく必要がある、今は制度の始まりで慎重な認定になっているが、この制度が日常化するとき、校長先生の「一存」で指導力不足認定が行われるなど悪用の恐れがある、一方で校長先生の中にも指導力不足の方が(私の価値判断)いる中で、校長先生を評価する仕組みも必要ではないか、例えば、労働組合が毎年一人の指導力不足校長を選定するとか。

 今日の質問項目は
1、変革期の教育委員会制度
2、教職員の評価制度
3、指導力不足教員審査委員会
4、教職員のメンタルヘルス
5、学校の安全
6、学校の喫煙
7、多人数学級への対応
8、学校の耐震化
9、外郭団体
10、簿外郵券、プール金

 でした。



2004年11月07日(日) 太鼓の練習だったけど・・・。




 竜南小学校での太鼓サークルのコンサート本番リハーサルに出かけました。決算特別委員会の気分転換にと思いましたが、練習不足にかえってストレスがたまった感じで、どうしたものやら・・・。



2004年11月06日(土) お茶祭りそしてお米まつり




グランシップでの世界お茶祭り、各国のお茶試飲コーナーは列を作っての賑わいでした。




 ツインメッセでの製茶機の展示会。見渡す限りの機械の陳列、雰囲気が違います。




 ツインメッセでのお茶の販売コーナー。お茶の入れ方が国によってかなり違うんですね。




 グランシップ全国お米祭り、新潟県のお米紹介コーナーで静岡大学防災サークルメンバーによる義捐金の訴え。



2004年11月05日(金) 議会貸与のパソコンで大変な目に

 今日は商工労働委員会と人事委員会の決算特別委員会。朝の3時過ぎまで原稿づくり。というのも原稿は12時すぐにパソコンで完成していたのですが、何故か、右上にこの原稿が変更されています、変更を保存しますすか、と出てきたのでハイを押したら、何故か原稿がどこかに行ってしまいました。

 どこに行ったのか、おお慌てでしたがフロッピーから消失。

 怒り心頭!泣きたい!
 でしたが、しかたありません、そこから改めて原稿の作りなおし。
 どうしてこういうことがおきるんだろう。
 そもそも議会のパソコン、すぐに作っている原稿が読取り占用に返還してしまい、そのたびに原稿をコピーして新たに保存の繰り返しです。

 どうしてなんでしょう。
 わかる人がいたら教えて下さい。

 今日の質問は
1、産学官の研究プロジェクト
2、県の融資制度
3、大店立地法と大型店
4、中心市街地活性化法と街づくり
5、緊急雇用対策特別交付金
6、外郭団体
7、監査委員の指摘
8、地労委について

 今日も知事の強制収用記者会見ありませんでしたが、7日からの中国1週間訪問のあとの15日の記者会見で発表するようです。知事から地権者に話し合いしたいの手紙が来たようです。北側大臣の「円満解決を。話合いが行われるものと理解している」発言に申請できない状態が続いているようです。



2004年11月04日(木) 太田川ダム治水面からも疑問

 今日は決算特別委員会の土木部編。
 委員長の体調悪いらしく委員会運営に覇気がありません。

 用意した質問は
1、太田川ダム
2、あさばたダイオキシン
3、県内の土地収用実体
4、建設業の数値目標
5、入札
6、清水港
7、外郭団体
8、監査委員指摘事項

 メインは太田川ダム。住民団体が全国のダム開発に反対する水源連グループとの連携で、治水面での計画のズサンさを指摘している点について問いただしました。

 基本方針は、50年に一度の洪水に備えるとして、豊浜基準点での基本高水流量5200立法/s(アとの記述では単位は省略)、計画高水流量4700、その差500をダムで補う、太田川ダムはそのうち350。ところが、2001年に当面の整備計画で、10年に一度の洪水に備えるとして2020年までに4700のうち3200を河道整備でおこなうとの方針。現在は2500。

 となると50年に一度というなら3200から4700までの計画があって初めて基本方針が実現されるわけですが、当然そんな計画はたてられていません。ダムの不足分150も計画もありません。また整備計画の中では豊浜基準点の処理流量は4100で4700になっていません。この差は600、だったら500と言うダム分は要らないことになります。

 ダムありきの洪水対策だということです。今の状態であれば経済的に3分の1程度の河道整備をやることの方がよほど重要であることになります。

 森町の岡本先生に傍聴に来ていただきました。太田川ダム事務所が14日に緊急のシンポジウムを計画しているとのことです。利水の点でも浜松市や磐田市から合併を目前に水道の見直しをしており、太田川ダム系での水道事業についての凍結を求めています。このことへの危機感がシンポジウムにつながっているとのことです。今日の質問が少しでも役立てればと思います。



2004年11月03日(水) 賑わう大道芸世界大会

 




 今日からはじまった静岡市での大道芸世界大会。
 夕方ちょっと駿府公園をのぞいたらなかなかの人の集まりでした。子どもが小さかった頃はよく出かけました。

 県の方ではお茶祭りとお米まつり。
 決算特別委員会で一体参加できるのかどうかわからない状態です。どうなることやら。

 明日は、知事、強制収用をどうするんでしょうか。


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K.matsuya

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