まつや清の日記

2004年11月22日(月) 空港はどうなる?

 今日の朝、でがけに近所の方から「空港はどうなる?」の声かけ。
 「イヤー知事が強制収用を決めましたから」
 「きのうも私らの集まりで空港の話したんだけど、今、投票やりゃ半分は反対だよ、と言うことになったんだよ」「そうでしょうね。僕らとして来年の知事選挙もあるし、知事も冒険ですよね。何とか止められるように頑張りますよ」

 「だけど、あとどれくらいかかるだね」「500億です」「幾等つかっただね」「1400億です」「フーン」「ですから使った税金が無駄にならないように専門家に跡地利用についても検討をおねがいしょうとしているんですよ」「強制収用じゃ反対の人っちもやられちゃずら」「しばらく衝突が続きますね」「大変だねー」

 今、県民の皆さんの中で知事の土地収用決断にいろんな動きが始まってることを実感しました。

 決算特別委員会のあと、今度は12月議会です。
 24日は15日の反対派の申し入れに対する回答の日です。
 どんなことになるのか。

 



2004年11月21日(日) なかなかいい感じでした中越地震チャリティ




 新潟県人会呼びかけ中越地震チャリティコンサート、40名の参加で開催されました。会場の明倫館というところには初めてでしたが店主が新潟県出身の方という事でした。以前、武道の道場だったということでレストラン・明倫館は校舎風の建物。そこに流れる南米の音楽、和太鼓、オーストラリアのアボリジニ音楽。雰囲気はさながらヨーロッパ的。住宅街にあるレストランで音楽を聞きながらチャリティ。文化センスを感じさせる空間となりました。写真は「コンドルは飛んでいく」の演奏風景。最後の曲「シルクロード」ではアルパとサンポーニャのセッションが即興的に繰り広げられとても楽しいコンサート。参加者のみなさんに感謝です。



2004年11月20日(土) 原発震災を防ぐ全国交流集会開かれる




 集会は全国からの参加者もあり500人もの方がたが集まりました。浜岡原発止めます本訴の会の弁護士団長の河合弘之弁護士司会でパネリストのお話が進みました。元GE技術者の菊地洋一さんのお話しは内部からの告発だけに背筋が寒くなるような内容でした集会の後は静岡中心街をパレード。。




 



2004年11月19日(金) 花森部長、空港需要予測で資料答弁せず

 決算特別委員会の最終日は企画部で空港問題だけを質問しました。
 土地収用に至る03年度の空港行政を問いただしましたが、結局「申請をしても話合いの窓口は開いている」という都合のいい建設局の態度を再確認しただけでした。収用ありきの建設姿勢を変えることはできませんでした。

 そして問題の126万人という全国旅客純流動量2000年数値の改ざん問題は、答弁不能となり、結局、「需要等検討委員会という専門家が判断したもの」という逃げで終わりました。逃げてもいいが、運輸政策機構からの資料提供という形で私の質問に答えるべきであると花森企画部長に再再質問しましたが、知らんぷり、ひどいものでした。

 初めてで4年に一度しかない決算特別委員会でしたが、毎日1時間前後の質問をさせてもらいました。「他の方への配慮を」と委員長に時間短縮を迫られて止む無く応じた時もありました。質問の準備が万全であったかというと反省もあります。しかし、質問の準備と他の方の質問で県政の全体像はヨークわかりました。また、居並ぶ行静岡県幹部との直接対決ですので、私も彼らをチェックしましたが、彼らも私をチェックしたはずです。

 それにしても議会のチェック機能が問われます。

 質問項目
1、花森企画部長に
2、山村建設局長に
3、鈴木理事に
4、谷広報局長に
5、岩崎総室長に地権者の三条件、土地収用準備、
6、藤田整備室長に工事の進捗
7、渡井企画室長に需要予測
8、出野公室長に知事交際費
 でした。



2004年11月18日(木) いよいよ決算特別委員会明日が最終日

 明日で決算特別委員課が終わります。
 企画部ということで空港問題が中心です。

 今日は健康福祉部の決算審議。
 県立病院、がんセンターもあり県政で最大の部局です。
 
 川口部長に最大の部局として、また繰り返されるプール金・簿外郵券(北遠健康福祉センターは簿外郵券117万円)にあらわれる過去の問題を清算できない組織体質を持つ県庁組織を運営する立場として03年度に留意してきた点について質問しました。

 合わせて合併が進み権限移譲が進む中、静岡市や浜松市を中心に政令市が誕生していく中で県という組織の在り方について03年度どんな考えで臨んできているのか質問しました。

 答弁は極めて簡単で「健康福祉部にふさわしく元気に」「専門性と自治体支援機能が求められる」というものでした。再質問もしましたが、川口部長という方堅いというか本音を見せないというか、なんとも話しが弾まない方でした。他の部長職の方にはそれなりに人間性を感じるところがありますが、健康福祉部という生活に関わる部署を担当している割りに、何か不思議な感じでした。

 質問項目は
1、川口部長に
2、企画経理室にファルマバレー
3、地域福祉室に社会福祉法人の第三者評価機関問題
4、地域福祉室に生活保護
5、医療室に病院機能評価認定
6、疾病対策室にインフルエンザ
7、介護保険室に介護保険見なおし
8、援護恩給室に中国帰還者問題
9、こども家庭室に児童虐待
10、障害福祉室に支援費制度
11、食品衛生室に輸入食品チェック
12、外郭団体改革について
 でした。



2004年11月17日(水) 決算特別委員会もあと2日

 昨日、石川知事は地元国会議員関係者に静岡空港の土地収用申請の問題や来年度予算についての要望を行ったとのことです。その際に北側国土交通大臣との面会を求めたものの断られたとのことです。幾等なんでも、今、会うのはまずいという政治判断かと思います。それにしても石川知事、そう簡単に事業認定できないという現実を見たはずです。152名の国会議員反対署名の力を申請前にキチンと示す必要があります。

 今日の決算特別委員会は、私が常任委員会として所属する農業水産部でした。質問したいことは沢山ありましたが水産関係のみにしました。
 農業関係の生産額2582億円(03年度)
 漁業関係の生産額 583億円(02年度)
 水産加工品15万1944t(03年)生産額は把握されていません。

 農業水産部ですが、部長や総室長を除くと28人の室長がいますが、漁業関係は4人のみ、7分の1です。生産額が5分の1程度の産業と言う位置付けかもしれません。加工関係いれるともっと範囲は広がると思います。業務棚卸表には、漁業生産額も水産加工生産額も載せられていません。部長の主要施策説明の前文にも、農林水産と農漁村とかでは水産業は出てきますが、具体的記述はほとんどありません。

 農業も大変だけど水産業はもっと大変ですが、扱いがあまりに低くありませんかという問題の投げかけをさせていただきました。質問も多すぎましたが答弁も総室長に集中したため身のある答弁がなされませんでした。突っ込もうと思いましたが、総論でやめました。

 質問項目は
1、水産業の概要
2、経理室に漁業関係事業
3、マーケッティング室に水産物の地産地消
4、水産流通室に漁協の現状
5、水産振興室に漁場漁港整備長期計画
6、水産資源室に漁獲可能量県計画
7、漁港整備室に津波対策
8、研究調整室に水産試験場
 でした。



2004年11月16日(火) 柏崎市北鯖石コミュニティセンターの視察




 北鯖石コミュニティセンターの20名が県庁を訪れ農業水産部山村振興室の小長谷弥生主幹から静岡県の中山間地の振興策について報告を受けました。説明者が女性であったことと、柏崎市北鯖石地区が農村地域であったことによって、報告の内容にとても刺激を受けたとのことでとても感謝されました。

 農業水産部や議会事務局の方々にご協力をいただきました。私からも感謝です。

 生まれた村の5つの部落からのそれぞれに参加者があり懐かしさがわいてきました。静岡に35年も住んでいるのですがやっぱり故郷です。不思議な感慨に襲われています。



2004年11月15日(月) 知事に直接の抗議、しかし、会えず

 12日の石川知事の緊急記者会見に抗議する為に空港はいらない静岡県民の会のメンバー40名が知事室に出かけました。9時に本館前にあつまりみんなで出発。

 ところが、庁舎管理室の方々が「横断幕は止めてください」「かさは危険ですからあずかります」「知事室でなく16階の空港建設局に行ってください」「エレベーターに乗ってください、ご案内します」。今の若い職員方々は住民との接触の機会が少ないんだなということを実感しました。知事に抗議に行くために来ているのに、そんな声かけが無理だということくらいわかるだろうに。そのように指示されているのか。

 知事室の入り口の前に今度はドアを押さえて「入らないでください」。みんなが入ると「執務の妨害です」「会議室を用意しました」「ルールを守ってください」。知事の土地収用申請・緊急記者会見の意味を全然理解していない職員。縦割りで自分の職務をまっとうしていることが責任を果たすことと。

 私は決算特別委員会があり、途中で退席せざるを得ませんでした。静岡新聞、中日新聞夕刊に報道されています。知事の回答を貰うまでエレベーター前で座り込みとなり、県知事側が24日の9時に申し入れに対する回答をすることになったようです。

 からだとからだがぶつかり合ってお互いを理解してきた私達の世代と今の若い県職員の方々のギャップを感じた1日でもありました。ですが、実は空港建設局の岩崎総室長は私達と同じ時代の空気を吸ってきた方のようです。藤田整備室長も誠意を感じる方です。

 問題は、こうした方がたが職務を全うしようとするその日常が、反対派農民をはじめ住民を冷酷に押しつぶす存在そのものであることです。その行為に政治的意味を与えているのが石川知事であるわけです。

 これからこうした場面が何回も繰り返されます。今日の知事室の職員の方々はきっと異次元からきた住民くらいにしか思っていないかも知れません。しかし、こうした住民とどこで向き合えるかを真剣に考える県職員の方々が登場してきてほしいものです。

 19日の企画部の決算特別委員会で議論します。



2004年11月14日(日) 新潟県中越地震・緊急チャリティコンサート

 新潟県人会の音楽仲間が緊急のチャリティコンサートを開くことになりました。中心メンバーはいても立ってもいられないと既に現地ボランティアに行ってきた様です。

 御殿場の県人会では、マスコミの皆さんの協力もあり予想以上の支援物資があつまり、現地に送り届けたとのことです。私も1日も早く現地入りしたかったのですが、決算特別委員会でそれもかなわずです。

 16日には、偶然でもありますが私が生まれ育った柏崎市北鯖石コミュニティの方々が総勢20名で「農村部におけるまちづくり」と言うテーマで農業水産部に視察にやってきます。いろんな話しが聞けると思います。

 チャリティは
期日 11月21日(日曜日)
時間 14:00から2時間くらい
会場 レストラン明倫館(厚生病院の近く、北番町 054-254-5081)
主催 新潟県人会
会費 3000円 ドリンク付き



2004年11月13日(土) 届いた土地収用説明会の案内

 今日、静岡県から土地収用説明会の案内が届きました。
 11月26日の17:00から20:00、島田市市民会館ホール。
 受けつけは16:00から。

 きのうの記者会見があったことを考えれば当然の連絡ですが、何故か読みながら怒りが湧いてきました。一体、話合い−円満解決のために空港建設局は本当に努力してきたんだろうか、と。

 10月28日の総合交通対策特別委員会で小長井議員が質問しています。26日の国会での北側大臣の「円満解決」答弁を意識してものでした。しかし、岩崎総室長が「3条件はワンセット、建設中止とは空港建設事業全体だから受け入れ不能、収用の放棄については行政として受け入れ不能」と答えていたことを思い出しました。

 よく考えれば、私は一度も「直接の言葉」で「正式に」土地を売ってくださいと建設局から言われたことがありません。地権者に足を何回運んだかという資料も出ていますが、本気で説得してきたんでしょうか。

 


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K.matsuya

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