まつや清の日記

2004年12月02日(木) 細野豪志・津川祥吾衆議院議員も参加




 今日は、「静岡空港に関する土地収用に反対する」国会議員と住民団体による院内集会が衆議院議員第2議員会館で開催されました。参加していただいた国会議員は、鳩山由紀夫衆議院議員、金田誠一衆議院議員、佐々木憲昭衆議院議員、阿部知子衆議院議員、松野信夫衆議院議員、郡司 彰参議院議員、牧野聖修衆議院議員、細野豪志衆議院議員、津川祥吾衆議院議員、海野とおる前参議院議員、代理出席は、志位和夫衆議院議員、吉田 泉衆議院議員、篠原 孝衆議院議員、工藤堅太郎参議院議員でした。

 住民団体側は30人くらいでした。鳩山さんの「正義は必ず勝ちます」という力強い励まし、細野さんの「党見解はいささかも揺らいでおりません」、牧野さんの「空港中止、強制収用反対は貫き通す」、津川さんの「需要予測前提に品川駅に止まらないということがあったが現に停車している中で対応も考えなければならない」、海野さんの「自分が敗れたことが収用申請を生み出していることに強い反省を覚える」など感動してしまいました。

 既にテレビニュースで各議員の発言は耳にされている方が大勢いらっしゃると思いますが、やはり、細野・津川議員の参加はマスコミの皆さん、反対住民団体の皆さんも意表を突かれた事態で大変驚きました。しかし、よく考えてみれば昨年の民主党・細野代表時点での党の統一見解では、強制収用には反対するということで一致していたわけで、そのことを表明したに過ぎないとも言えるわけです。

 いずれにしても静岡県地元の国会議員の牧野・細野・津川氏と前参議院議員議員海野氏が同席された意味は大きいと思います。これからの静岡県の改革の展望に明るい兆しが見え始めたということです。

 国会内での集会での決議はその後、国土交通省に提出しました。
 内容はhttp://www.enpitu.ne.jp/usr1/17507/diary.htmlにアップ。
 論点となった点は、
1、開港スケジュールが2年延長という変更手続が終わらないうちに土地収用申請は受理できるのか。
2、2年も開港が遅れるという事態の中で土地収用の必要性は成立するのか。
3、当局側はこれまで仮に土地収用に踏み切ったとして2007年11月には工事は十分にやり切れると説明してきていることからして2009年開港というのは、土地収用による延期というより補助金の問題ではないのか。
 ですが、金田誠一議員から質問書として提出し正式な文書回答を貰うことで合意しました。



2004年12月01日(水) 知事の減給提案

 石川知事の所信表明、土地収用についての報告及び簿外郵券問題についての謝罪、2ヶ月間の給料の全額返上提案を行ないました。減給はもうこれで5度目。全国でこれほど同じテーマで減給を繰り返した知事がいたでしょうか。

 知事は職員の公金に対する意識の低さを簿外郵券の発生の理由としてあげていましたが、それだけで説明の出来る事態でしょうか。財政課長、教育次長として自らが関与した、また自らの身内故に「過去の問題」を清算できないその構造、そしてこれほどまでに県政不信を県民に持たせてしまった政治責任を明確にすべきであります。それは4選出馬でなく新しいリーダーにこれからの静岡県を任せるという選択ではないでしょうか。

 傍聴に来ていた「県政ウオッチングの会」のメンバー4人は、何か傍聴席から声を上げたいとのことでしたが、手元に原稿があるわけでないので、あれ!という間に知事の所信が終わったとのことでした。傍聴者対策として職員の方々の過剰配置も気になったと感想を述べておられました。

 本会議終了後、とにかく県民の声を知事に届けたいと「簿外郵券についての調査報告の説明会」を求める申し入れを行なうということで知事室まで同行しました。市民団体だからできるスピーディで柔軟な動きです。どんな回答をしてくるのか、期待をしたいと思います。

 8日の一般質問のあとに決算特別委員会の反対討論が出来るので意見を述べることは出来ます。最終日でも減給条例に意見を述べられますが質問は出来ません。6日、7日には各会派の代表質問があり、それぞれのスタンスで質疑は行なわれます。傍聴してください。



2004年11月30日(火) 石川知事、本日土地収用を申請

 石川知事は、昨日の簿外郵券の報告に続いて今日は空港の土地収用申請を行ないました。25日の地権者の話合い三条件についての交渉の際に「状況によっては申請は延期する」とまで言っていたその舌の乾かぬうちの申請手続です。まったく、何が誠意ある話し合いをやってきたなどといえるのでしょうか。

 2009年春に開港を延期しておいて何故今申請なのかの答えもないままに事態が進行しています。これはまさに来年の7月知事選挙を先取りした年内に全ての懸案を処理し、4選出馬の地ならしをおこなっているに過ぎません。明日の12月定例議会初日の所信で「きれいさっぱり」演出、そして減給議案を議会提出して責任をとったという形を作ろうとしているわけです。
 
 本来なら議会運営委員会は本会議議案説明の後なのですが、明日は10時から議運です。つまり、追加議案が追加にならないための対応です。追加議案であると言うことになると、無所属会派である私自身でもその日に議案質疑ができます。しかし、10時からですと、議案説明前ということでそれができません。

 今日の報道ですと簿外郵券の問題で監督責任はとるとの事ですが政治責任は有権者が判断するとの事と暗に知事選挙で信を問うといっているようなものです。全く無責任なやり方です。さきほど、申請に抗議して記者会見をやってきました。

 当局から昨日の県警や簿外郵券の記者会見資料を入手しました。問題点を探りたいと思います。

 



2004年11月29日(月) 国会議員の方々と意見交換

 28日の集会を受けて「空港はいらない県民の会」の皆さんは、12月2日の国会での院内集会の案内のために議員会館へ出かけました。空港の凍結と土地収用に反対する署名に協力してくれた国会議員を中心に回られました。

 私の方は別行動で地元の国会議員や公共事業チェック議員の会の役員の皆さんと静岡空港の今後の展開についての意見交換や状況分析のための活動をさせていただきました。いろんなご意見をいただきました。今後の県議会での政策活動や住民団体への支援活動に役立たせていただくつもりです。

 こうした活動中も石川知事の記者会見の内容や県警の調査報告が気になりました。明日の新聞報道を見るしかありませんが、どうもみんなきれいに「終わった感」を出しているようです。果たしてこれで「清算」出来たことになるのか、どうか、議会のまさにチェック機能が問われます。

 プール金問題で議会のチェック機能は散々でした。調査メモを含めたチェックもやりませんでした。市民団体の告発と検察庁の捜査により横領の事実や有罪判決が出ています。県議会は何をしていたのか、知事部局の「清算」実態批判だけではすまない問題です。

 県議会は大丈夫かも知事批判と合わせて共通のテーマです。



2004年11月28日(日) 気分が晴れ晴れした空港現地集会




ぬけるような青空の下、すがすがしい現地集会でした。




2004年11月27日(土) 頭が痛い

 頭が猛烈に痛い。
 風邪かな。
 いや、眼の手術で今までのメガネが使えなくて裸眼で生活しているせい。
 ガンガン。

 とにかく、手術をした右眼にあうレンズの交換を。
 診察日に先生にお願い。
 まだ落ちついていないけれども度数チェック。

 行きつけのメガネやさんに言って無理いってとにかく急ぎ。
 なんとか間に合わせてもらったけれども、今までは全部左目で見ていたせいか、妙に不安定な感じ。
 もう少し時間が必要。

 やっぱり頭が痛い。
 長時間の会議で緊張していることも影響かも。
 風邪かな。

 会議から解放されたら何故か普通に戻った感じ。



2004年11月26日(金) 土地収用事業説明会に抗議行動




 きのうの話合いの決裂状況を踏まえて予定通りの説明会が島田市市民会館で開催されました。空港はいらない静岡県民の会は80名の参加者で会場入り口にて抗議行動を繰り広げました。

 県民の会としては説明会そのものを認めないとする立場ですので外での抗議が基本ですが中に入って意見を述べたいという考えの方々もあり、それはそれで容認しようということで島野房巳さんはじめ何人かの方々が会場に入りました。

 この抗議行動の最中、検察庁が緊急記者会見を行なうとの情報も入りました。一昨日の副知事、総務部長の再調査の結果、プール金自宅保管者の中で三人に横領の事実が認められたという記者会見に対する何らかのリアクションであろう事は予測は出来ますが詳しい内容はわかりません。

 検察庁の「幕引き」なのか、新たな事実の公表なのか、いずれにしてもこれまでの知事説明と違った内容を一昨日の段階で副知事は公表しており、議会としても大きな問題です。各会派が厳しくこの問題に対処するのか、どうかが注目です。

 それにしても、検察庁が10月13日の論告求刑公判で守屋被告は97年の石川知事の再選で「裏金について(更に厳しい調査、処分などの)異なる展開の恐れが払拭されたと判断し横領した」との指摘は恐ろしいものがあります。抗議集会に参加していたオンブズマンの服部寛一郎さんは、今回の告発以外にもまだか隠されたプール金があることを示唆していましたが、石川知事、簡単に安泰とはいかないようです。

 私達がこの条件の中で知事選挙をいかに闘うか、明日の27日18:30より10月31日の「新しい静岡県をつくる」に継ぐ第2回目の集会が産業経済会館で開催されます。

 



2004年11月25日(木) 昨日の地権者三条件申し入れに対する空港建設局長の回答

 昨日申し入れた「話合いのための地権者3条件」に対する回答を13:00別館8階第3会議室で岩崎総室長からいただきました。住民側としては、県民の会代表の鈴木卓馬さん、元県議会議員白鳥良香さんと私の三人。

 彼らの回答は、昨日の申し入れ文書の中に本来地権者が「工事の中止とは一時凍結である」ということを認める確認の個所がない、だから、あらためて本来地権者との話合いを求める、したがって15日の回答として示した昨日の県側の回答と同じ姿勢であるとの内容です。

 13:00から14:30まで1時間半の話合いでした。
 何が論点となったかというと
1、地権者の態度が変わったという個所の説明や確認がないという岩崎総室長の主張に対して、昨日の申し入れ文書には「空港に反対する地権者・住民の会」としても連名で参加しており、ここに地権者が参加してもこの申し入れ文書をつくったという確認が込められている、この点。

2、地権者が変わったという県側の主張に対しては、地権者は変わっていない、あくまで空港に反対であるが、作りたいという知事と話合いという事になれば、相互に立場を譲れないわけで、話合いの条件は一時凍結である事は常識とあるとする点。

3、更に地権者が変わったと理解したい県側に対し、本当に話合いたいのであれば三条件の真意を打診する過程があっていいはずでその努力すれば「一時凍結条件」はすぐにわかるという点。実際は、そのような努力もせず、昨年8月の地権者の記者会見のそく聞だけを根拠に地権者が話し合いをしたくないとしているとする県の姿勢は怠慢そのものです。

4、土地の交渉は、団体とするのでなく地権者との直接交渉が原則であると主張する県側に対して、ならば、地権者が度重なる県の訪問者に対して弁護士を代理人としているのでそこと話してほしいという要求に応えて代理人交渉してきたのか、という点。代理人交渉は法律で認められていることです。岩崎総室長は、確認してみないとわからない、と。今の段階で確認してみないと言う様では、交渉の総責任者足りえません。

 結局最後に県側が示してきた条件は、明日の説明会は開催させてもらうが、申請の時期は遅らせてもいい、だから交渉の条件について三人に協力をしてほしいというものでした。

 これに対して、地権者の三条件の二つめは今の県側の言い分からすればクリアするが、三つ目は土地収用の放棄である、その担保が明確であれば話し合いの条件整備の協力は当然である、その担保はまず明日の説明会の延期である、この手続が終われば、県知事はいつでも申請を出せる状態になり話合いの対等性が確保できない、明日の説明会を延期して、白紙撤回を知事含めて検討協議することから話し合いは始まる、と私達は主張しました。

 明日の説明会を延期できないとする県側は、知事がこれまで行ってきた申請はするけれども話し合いの窓口は用意しているという県側の都合のいい言い分に過ぎません。

 これ以上の話合いを続けても話合いの糸口は掴めないとして、とにかく明日の説明会の延期を行なうべきである事を最後に述べて席を立った次第です。



2004年11月24日(水) 今日も知事は現れず。

 土地収用申請の説明会を26日に控えて、今日は15日の住民団体からの申し入れに対する回答を貰いに本来地権者はじめ40名くらいの方々が県庁前に集結しました。私は、病院から駆けつけましたが、既に皆さんは出発直前。

 当然というか、知事室には行かせまいとする庁舎管理室の職員の方々が防衛ライン。本館から東館に渡り、5階の知事室に行こうとすると2階階段で阻止線。住民のパワーはそれを突き破り5階へ。ところが、そこでも職員による阻止線。これはなかなか突破できません。

 そこで、7、8人で4階に戻りエレベーターで5階に行こうとしましたが、エレベーターに入って5階を押すもスイッチがはいりません。あらかじめスイッチがきってあったようです。すごい防御網。結局、5階に戻ったのですが、既に阻止線はなくなって、今度は知事室の入り口でガード。

 静岡県は誰に顔を向けているのでしょうか。
 住民に向けているとは思えない今日の過剰ガードでした。
 悲しくなるような対応です。  

 住民団体としては、知事室で回答を聞いて本館に戻るという事になっていました。勿論はひょっとしたら希望する回答もあるのではという期待もありました。新館会議室で回答するとあれだけの過剰警備を行ないながら、結局は既に建設局の岩崎総室長は5階に来ていました。こんな過剰な警備はもともと必要のないことなのです。

 まず、現地の女性の会から大塚邦子町議会議員が涙をこらえきれずに土地収用が地域のコミュニティの分断につながるとして中止要請を読み上げました。続いて岩崎総室長から15日の三点の申し入れ全て拒否回答。ここから、15日同様の座り込みとやりとりが始まりました。地権者の三条件を何故受け入れられないのか。特に工事の中止について住民サイドは、知事が住民投票を受け入れた時に工事を全面中止したあの時と同じことを要望してるのに、ところが全ての工事に中止でないと地権者側は話合いに応じら得ないしているとして受け入れ不能という態度をとっています。

 やり取りの結果、三条件を住民団体側が再度説明を兼ねて文書でも申し入れする、その回答を明日を受け取りにくる、当然26日の説明会は延期すべしということで抗議行動を解きました。13:30に私含め三人で申し入れをしました。どんな回答がくるのか、明日13:00を指定しましたが、どんな回答がくるのか、代表者で行ってきます。参加されたい方は、時間確認をして下さい。

 尚、申し入れ文書は資料コーナーにアップしてあります。
 http://www.enpitu.ne.jp/usr1/17507/diary.html

 



2004年11月23日(火) とてもおいしい柳田眼科医院の食事

 




 柳田眼科医院への入院はこれで三度目です。
 医療技術の高さは全国的にも知られています。
 私はいつも病院給食に感心・感動しています。
 写真は、今日の朝食。
 お皿は陶器で献立も工夫され院内調理。


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K.matsuya

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