まつや清の日記

2005年01月01日(土) 新年おめでとうございます




新年おめでとうございます。

 澄み切った青空のもと2005年が始まりました。何かいい事がありそうな予感がします。恒例の山登りは今年も池ヶ谷天神山。静岡市の全貌が見渡せました。
 
 さて、新聞各紙の年頭社説に目を通しました。

朝日新聞―アジアに夢を追い求め―2005年の始まりー「EUのようにと、とは言わない。アジアの実情にあった穏やかな共同体の実現に向けて、まずは夢を追い求めたい」

産経新聞―歴史の大きな流れに思う―保守に求められる創造的挑戦ー「巨視的にみて、近代日本を動かしてきたのは、例外的な戦後の一時期を除けば、保守主義者たちであった」

静岡新聞―進路問う、この国の「還暦」―人心もてあそんだ玩弄の60年に終わらせるなー「世の中を少しはましなものにしたい。少なくも次代に誇りをもって引き継げるようにしたい。今ならまだ間に合う」

中日新聞―この国にふさわしい道―年のはじめに考えるー「武力を使わない新しい国際的な秩序作り―日本にふさわしく、より現実的な役割ではないでしょうか。」

日本経済新聞―戦後60年を超えて―歴史に学び明智ある国際国家をめざそうー「試されるのは国際競争力だ。日米同盟は外交の基本である。同時に超大国に対して、単独行動主義をたしなめ双子の赤字是正を要求する口うるさい友でありたい。」

毎日新聞―戦後60年で考える―もっと楽しく政治をしよう―国民の力を信じる政府 にー「過去60年の政治体質から、結果だけでなくそういう過程を共に楽しみ責任も共有するこれからの民主主義を形成する60年にしようではないか。」

読売新聞―「脱戦後」国家戦略を構築せよ―対応を誤れば日本は衰退するー「「戦後」の思考方式を払拭し、内外にわたり国家、国民の活力を維持するための戦略的対応を急がなくてはならない。」

 それぞれに主張がありますが、共感するのは、朝日新聞、毎日新聞、中日新聞でしょうか。

 



2004年12月31日(金) 『宮崎アニメの暗号』を読む

 31日の忙しい中、雨で窓拭きもできず、ちょっとの時間の余裕ができ、青井汎さんによる新潮新書の『宮崎アニメの暗号』を一気に読みきりました。宮崎駿さんのアニメは全部見てきたので、今度の「ハウルの動く城」をいつ観に行こうかと思っていましたが、その前に読んでしまいたいと言う欲求でナナメ読み。

 宮崎さんが単純なエコロジストではないという視点から、「もののけ姫」のシシ神がどこから導き出されてきたかを宮崎さん自身の対談集をも活用し、フランスのトロワ・フレールの洞窟の壁画に到達します。1万年以上前の旧石器時代の半神半獣の呪術師の姿を宮崎駿さんは、「もののけ姫」にまで引っ張り出したと言うのです。

 「アニミズムが生まれ、神々が溢れていた「森」と違い、唯一神は砂漠という生命が希少な場所で生まれました。人は神と契約を結び、その時点で両者の間に上下の関係を認める事になったのです。太古より存在するアニミズム的な平等さとは明らかに異質なその考え方が西洋文明の礎となり、近代科学もそこから出発したのです。」(p183)

 宮崎駿さんは、唯一神、科学神、国民国家、資本主義に対してアニミズム、中国の5行思想、宮澤賢治に依拠して、「歴史時代を超えた人類の黎明期にまで伸びている」と解説します。

 読み応えがありました。青井さんと言う方は、会社勤務の傍ら、複数のペンネームで執筆活動を展開されているかただと言うことですが、ていねいな文献にあたるフィールド活動には感心しました。



2004年12月30日(木) おせち料理

 やっとおせち料理に取組める余裕が生まれました。
 今年は新しいものに挑戦したいのですが、この時間だと明日までの1日だけ。

 肉料理は豚肉と牛肉のブロックが共同購入・れんげ畑から既に注文済みなので何とかなります。煮物は、だしのとりかた。昆布巻きも去年経験済み。

 伊達巻をとお店を探したら、何故か行き付けのスーパーでは売っておらず、じゃ今年は挑戦。白魚の身はシラスで代替え、レシピみながらつくりましたが失敗。味付けをいい加減にしたのと四角のフライパンの大きいのがなくてちょっと量を多めにしたら、焼き上がりがうまくいかずの巻。失敗。

 料理は楽しいもの、改めて実感!

 



2004年12月29日(水) 年末の大掃除

 今日は、事務所の大掃除。
 官庁は28日に終わっています。
 事務所のスタッフからは、官庁並に28日に終わりましょう、の提案でした。
 
 役所は4日からだけど、来年は6日からなんだから、問題ないじゃないの、と。でも不満そう。実は大掃除は28日、29日の2日間かけての大仕事。とにかく多い資料整理。議会事務局調査課が本来の資料関係の担当部署。実際にも、いろいろ負担をかけさせてもらっていろんな資料を作ってもらっています。だったら、そこに全面依存したらとも思いますが、でもやっぱり一方で自力の発想も捨てきれません。

 資料保管の必要から相当のスペースの確保も必要です。
 政務調査費の公開をはじめて半年たちますが、多くの方にとってあまり関心がない事のようです。議会資料を見たいと誰か来た時にこれがその資料です、と役に立つ資料センターにしたいのですが、なかなか大変です。

 いずれにしても県議会と有権者の距離をどのように縮めることが出来るのか、そこの問題です。

 大掃除、頑張ってかなり整理できてきましたが、紙袋が4つも残ってしまいました。結局、この年末の大掃除は来年の6日以降に延ばされる事になってしまいました。疲れます。若いスタッフの皆さんご苦労様でした。



2004年12月28日(火) 簡易保険の支払期限切れ

 12月8日が9月分の簡易保険料の期限切れ日。
 8日だとは思っていたが何故か9日の支払いに。
 勿論、1日遅れでも受領は出来ないとのこと。
 もう一度再登録の必要性があり、健康チェック表を提出したのが今日。
 
 ところが、記載欄に病院に治療や入院の有無の質問。
 きっと手術の事を書いたらトラブルが発生するだろうという予感。
 書くか書くまいか。
 でも、まあ、書くしかないな。
 
 やっぱり。
 これでは再登録が出来ないかもしれなませんの対応。
 つまり、払う意志がなかった、手術があって、払う意志が生まれたのは保険欲しさの再登録、という不信をもって応対している様子がありあり。
 
 思わず「手術はもう終わっています」と大声。
 こちらとしては単に継続の手続きさえ整えばいいはずと。
 保険の仕組みはそうは単純ではありません。

 やっと、不足分を払って手続終了。
 でも最後に。
 「再登録は出来ないかもしれません」の念押し。
 「その時は今までの支払いの払い戻しはしていただけますね」。
 と郵便局を離れましたが、何か釈然としません。
 
 



2004年12月27日(月) 静岡県の津波対策、浜岡原発は大丈夫か?

 スマトラ沖地震、夕刊では12000人の死者、邦人は100人未確認とドンドン数字が修正されており大変な被害が発生しているようです。マグニチュードも8,9から9,0へと変更されるなど規模についても確定できないほどです。

 とにかく国際的に日本でやれる緊急の援助体制が求められています。
 といって私地震が具体的に何をやれるわけでなく、ただ、正確な情報を得たいという気持ちと波に飲まれていった人たちの映像が自分だったらという恐怖感を味わっているのみです。

 プレート型大地震とまさに東海大地震と同じ構造です。北海道での南西沖地震、奥尻町の大被害は記憶に新しいところですが、静岡県の津波対策を大丈夫かと心配になります。各港の港対策は03年度決算で必要箇所25で、14が対策済みで6箇所が途中という結果です。

 9月に完成した沼津港の水門は、津波水位+5、8m、長さ40mで地震計250ガルに連動し、自動降下(警報2分、自動降下3分)とのことです。ただ、私自身が現場を見ていませんので、イメージが湧きませんが、こうした対策を取りつつある現状です。

 一番の問題は、浜岡原発施設の場合の津波対策はどうなっているかの問題があります。調べて又ご報告します。



2004年12月26日(日) スマトラ島沖で津波

 臨時ニュースでスマトラ島沖で地震による津波発生。
 大変な事態のようだ。
 



2004年12月25日(土) 映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観る

 若き日のチェ・ゲバラ。
 これは何はともあれ観にいかなくては、上映初日サールナートホールヘ。
 1階のホールでは観客はまばら。
 だけど若い人ばかり。
 この方々はチェ・ゲバラ伝説をどれくらい知っているのだろうか。
 
 ブエノズアイレスのゲバラこと23歳の医学生エルネストと親友アルベストとのバイクと徒歩による南アメリカ縦断の旅物語。ハンセン病棟でのでの誕生パーティでのスピーチで「南米は一つ」を訴えるシーンがあるのですが感動的です。そのあとに川を挟んであるハンセン病棟に行く為に泳ぐシーンは革命家ゲバラを思い起こさせてくれます。

 最後は、今生きているアルベルトのアップシーン。
 歴史が脳裡に引きずり出されます。
 気持ちが高ぶりました。
 キューバ革命のことがほんの少しコメントされますが、ゲバラに熱狂した私たち世代からすると非常に地味な紹介で、もうちょっと何か、と、物足りなさを感じたのは私だけだったのでしょうか。

 最初と最後に「偉業を伝える映画ではない」ということが繰り返され、ロバートレッドフォードの「名もなき青年の瞳に映った真実の物語」としたかった製作意図が示されています。確かに、私たちが青年の頃に湧きあがったあのエネルギーは「名もなき」匿名性の中の真実として語り継がれる事に意味があるのかもしれません。

 



2004年12月24日(金) 民主党県連・土地収用容認!?

 今日の読売新聞静岡版でスクープ! 
 民主党県連三役と連合幹部との間で県知事選挙に間する「非公式会議」はあったとの事で「ここまで来たら土地収用容認せざるを得ない」との合意をみたとあります。民主党の正式決定でなく来年の1月の常任役員会で正式なものとなるはずですが、流れはその方向というようなニュアンスです。

 11月申請段階では昨年の統一見解を確認していたはずなのに、何ゆえなのでしょうか。恐らく、12月2日の細野豪志衆議院議員、津川祥吾衆議院議員の院内集会参加の動きに、昨年の統一見解のもとでは、石川知事を応援できないことを認識した石井連合会長や民主党内空港推進派らの「土地収用反対派封じこめ作戦」の一環というべきでしょう。

 その場に細野豪志衆議院議員も同席していたとのことですが、静岡新聞夕刊では、細野氏は「土地収用反対の個人見解は変わらない」とのコメントが報道されています。民主党県連三役と連合幹部が、ここに及んで石川知事擁護のために収用容認体制をごり押しする事は、自らの墓穴を掘ることになることはいうまでもありません。

 プール金・簿外郵券をめぐる7人の県職員の逮捕、5度目の知事の減給処分というフラフラの石川知事を果たして静岡県民が容認するのかどうか、県民世論を読み違えた民主党幹部、連合幹部に批判の声をまずあげることから県政改革が始まります。



2004年12月23日(木) 鈴木修さんの引退宣言?




 今日の静岡新聞によると鈴木修さんが来年1月30日の75歳を区切りに公的役員の一切を退く事を明らかにしたとあります。会社関係は徐々にということのようです。もし、これが本当であるとすると静岡空港株式会社の役回りも石川知事の後援会も退くという事でしょうか。

 大いに注目です。

 写真は、YWCAのみなさんがイラクの平和を訴えてサンタクロースの姿で街頭アピールする場面です。


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K.matsuya

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