まつや清の日記

2005年04月01日(金) 『公共事業チェック議員の会』活動再開

4月7日に「公共事業チェック議員の会」と連携しての国土交通省との話し合いが10時30分から、参議院議員会館第1会議室で開催されます。今日は、その打ち合わせで国会議員会館を訪ねました。

「公共事業チェック議員の会」は、代表の中村敦夫参議院議員が議席を失ったこと、2大政党制という時代背景の中で民主党議員の方が増え、会の超党派性をどのように継続・発展させていくことができるか、今後の会のあり方について様々な議論があったと聞いています。そして、松野信夫衆議院議員を事務局長に再出発をはかることになり、今回の静岡空港・土地収用問題が取り上げられました。

 先週は、諫早干拓事業問題で「有明再生全国ネット・農水省緊急要請行動」が公共事業チェック議員の会で呼びかけられています。養殖ノリなど漁業被害が相当に深刻とのことで干拓工事の即刻中止こそが被害防止の最良の手段とのことです。

 私たちの空港問題も7月知事選挙をひかえ、いよいよ正念場を迎えています。現段階で知事候補が誰もいない極めて不可思議な政治的真空状態が生まれています。とにかく、土地収用に大きな影響力を持つ社会資本整備審議会の現状が今どうなっているのか、7日の国土交通省との話し合いの大きな獲得目標です。



2005年03月31日(木) 民主党県連に申し入れ

 「新しい静岡県を創ろう会」は、本日民主党静岡県連に対して以下の2点の要望書を提出しました。参加者は10名くらいで、応対してくれたのは事務局長の小川さんでした。中村事務局長からの経過説明や入江代表からの要望書の読み上げ、メンバー1人1人からの熱い想いが語られました。

1、自民党県連主導による石川嘉延知事の4期目続投という、多選状況を阻止するため、多くの県民、そして幅広い層の人々と連携できる候補者を、今夏の県知事選に擁立することを、民主党静岡県連としても検討してください。

2、静岡空港建設における土地収用問題について「強制収用はすべきでない」とい
う、これまでの民主党静岡県連の見解を変更しないでください。

 私の方から土地収用に対する県連の「これ以上事業が停滞することは県民の負担を増やすことにつながるとした今回の県並びに県議会の政治判断はやむを得ざる処置と理解する」として土地収用反対の公約を修正する見解は事実誤認が含まれていることを指摘しました。

 土地収用に2年、収用費用が10億8900万の方がよほど県民負担を増やしている、住民投票による問題解決が(知事選挙と一緒にやれば費用負担もなくなる)最も合理的であること。4月2日の大会には、会場周辺で民主党党員の方々に働きかけをお行うことになっています。良心的な党員による活発な議論を巻き起こる事を期待しています。

 

 
 



2005年03月30日(水) 木の精と語る

 若い世代の社会参加事業を企画しようと若手スタッフ2人と静岡市足久保地区の「木魂庵」を訪ねました。以前、日記コーナーでご紹介したことがあります。

 主催者の八木夫妻が待ちうけてくれて「何故、木魂庵か、何故、木に惹かれるのか」「拝金主義がまかりとおるこの世の中で、若い世代にお金だけでない生き方や価値があることを是非知ってもらいたい」と熱っぽく語っていただきました。

 「自分は木と語り合うんだ。おまえはどこに育ったんだ?、こっちの木とどうして年輪がこんなにも違うの?、風が強かったのか?、お日様はどちらから照っていたんだい?」「木を見ていると自然に言葉が出てきて、そして木が自分に語りかけてくれる、人間と同じだ、いろんな人間がいるようにいろんな木がある」。

 「要は、この足久保地区を活性化させたいんだ。自分は朝、狩野橋を渡って足久保にくる、だけどこの村の衆はみんな町に向って車を走らせる、おかげで朝は狩野橋は大渋滞だ、なんでみんな向こうに行くか、それはここに魅力がないからだ」「木に関心のある人々が寄ってくる、職人が集まる、交流の渦がうまれる、村が動き出す」。

 ドイツのミヒャエル・エンデの「木の精との対話」を思い出してしまいました。若手スタッフの今後に期待したいところです。



2005年03月29日(火) 知事交際費一部勝訴判決

 差し戻し審東京高裁知事交際費判決は、一部勝訴しましたが基本的には最高裁判決を踏襲していますので交際費の相手方は開示されませんでした。

 差し戻しになっていたのは、出納簿適用欄相手方関係で18件、この出納簿関係に関わる支出証拠書類18件及び支出証拠書類のみの68件で、全部で106件になります。このうち、開示命令がでたのは、県が争いを主張しなかった部分と支出証拠書類で個人名のない部分で、計45件です。数だけでいくと半分近くが開示命令になっているわけですので、一部勝訴になります。

 しかし、肝心の接待経費などの相手方部分は最高裁の全面非開示の路線が踏襲されています。既に以前の日記で紹介させてもらいましたが、非開示の相手方は、国家公務員や県公職者、県議会議員、国会議員などが大半です。食料費においては既に全面開示の対象となっています。

 しかも、ほとんどがゴルフ接待に関わるものです。これが公開されないというのは、本当に最高裁、東京高裁含め司法界の時代遅れの認識を示すものです。全国の都道府県知事の全面開示の流れに逆行する判決といえます。

 知事に政治的良心があるなら自主的に全面公開するのがスジというものです。

 知事選挙が7月7日告示、24日投票の日程が確定しました。情報公開も当然、大きな政治的争点になります。



2005年03月28日(月) 明日、知事交際費判決

 あす、13・30東京高裁において県知事交際費最高裁差し戻し審の判決が言い渡されます。どういう判決が出るのか、楽しみでもあり、悲観的でもあります。

 全国オンブズマン運動・情報公開ランキングで43位の静岡県。ある指標に限られたランキングだから、順位は気にしないというのが静岡県の立場です。

 各都道府県知事の全面公開の動きに同調もせず裁判で争っている静岡県です。議会でも、裁判の中でも、自主公開を何度となく求めましたが無駄でした。判決を待つのみです。

 記者会見は、17:00から社会部でやらせてもらいます。

 



2005年03月27日(日) 深夜の開票速報

 私が応援しました市民自治福祉クラブの3人のうち佐野けいこさんが当選し、前田ゆきこさん、渡辺正直さんが落選しました。

 テレビマスコミの取上げ方は普通の市選挙報道と同じくらいで、情報がなかなか入手できず各陣営苦労しました。とにかく、市議会議員選挙の結果が出ました。

 総括は機会をあらためて報告いたします。
 それにしても一区の尾崎たけし君の奮闘には驚きです。
 応援していただいた多くの皆さんに感謝を申し上げます。



2005年03月26日(土) 明日は投票日

 静岡市議会議員選挙もいよいよ最終日。
 「最後のお願いコール」が市内各地で飛び交っています。

 今日は、プロ野球パリーグの開幕。
 しかし、どこもテレビ放映はなし。
 楽天が岩隈の好投で初勝利。
 「フルスイング」で盛りあがれるか。

 きのうは、ワールドカップアジア最終予選でイランに惜敗。 
 30日のバーレーン戦は絶対に勝たなくてはならない。
 アウエイから埼玉スタジアム2002。
 どうなるか。
 
 大相撲では全勝の朝青龍が栃東によもやの敗北。
 座布団飛び交う大荒れ。
 あのめつき、ふるまい、強すぎるものへの批判も根深い。
 相撲人気は回復できるか。

 政治への関心がドンドン下がる中での市議会議員選挙。
 投票率は50%を越えられるのか。
 とにかく全力。
 明日、答えが出ます。

 



2005年03月25日(金) 顧客探し

 今日、あるレジャー系の株主総会に参加する機会がありました。
 どうやったら顧客=売上げが確保できるのか。

 レジャーとその教える技術のハイセンスで顧客のゲットか、くだけ路線で美女・美男がいっぱい、いってみたくなる別の刺激か、真面目にレジャーでなくダイエットにとても効果一杯、時代センスに合わせたCM的売りか。

 議論自体はすぐに答えの出るものでありませんが、株主の中のIT関連会社の経営に関わる方と30代経営者の口角泡を飛ばすパワーに感心しました。ライブドアとニッポン放送・フジの経営権をめぐる闘いは遂にソフトバンク対アウトドアという同種の企業間抗争に至ろうとしていますが、何故か、同じような雰囲気を感じてしまいました。

 とにかく元気。なるほど。ふんふん。

 この議論、実は政治活動に重なる部分が沢山あります。聞きながらメモしましたが、何か面白いアイディが生まれそうな予感がしました。市議会議員選挙も明日が最終日。各陣営必死の闘い。宣伝カーから流れる叫びに候補者の雰囲気を感じ取る事が出来ます。応援もあと1日、頑張るぞ!



2005年03月24日(木) ダイちゃんの会(仮称)って何?

 「ダイちゃんの会」って何?
 「ダイ」は「ダイオキシン」の略。
  
 ダイオキシン汚染に不安を感じている人、地元で麻機遊水地を毎日の散歩コースにしている人、これからの麻機遊水地のあり方を考えている人、水害と遊水地事業に関心のある人などが一同に会して、これからも集まりを持とうと、冗談交じりにでた会の名前でした。親しみやすくていいかも?と。

 昨年の8月の麻機遊水地第4工区のダイオキシン汚染の公表、9月浄化対策検討委員会の設置、12月第一回目の本格的調査発表、5月の第2回目調査結果待ちが現在の状態です。

 最近、魚釣りの人がめっきり減った、グランドゴルフもそうみたい、ダイオキシンの文字がない看板に誰かがダイオキシンって書いたみたいだけどすぐに消された、とかやはり麻機遊水地が生活の一部になっている人たちはよく毎日の変化をみています。

 でも、なかなか動きにくい。風評被害を掻き立てるみたいに思われてしまい、言葉を発することにとても圧迫感を感じる。みんな黙ってとにかく調査の結果を見よう、静かに静かに、と。

 だけど、ある方の声をあげることが、人間の健康被害への不安を訴える事が、何故、蓮づくりへの風評被害を避けることに従属しなければいけないのか、麻機遊水地の中の産業廃棄物施設の活動の継続に従属しなければいけないのか。どうしてなんですか?の声は参加者の胸をつきました。

 5月の調査結果がでるまでに住民の動きを作り出そう、が結論でした。

※※ 選挙運動もあと2日。3日間も雨が続き候補者たちは、本当に大変です。今日の静岡新聞の選挙情勢分析に各陣営ひきこもごも。しかし、最後まで結果はわかりません。私のように300票差で午前2時に当選する事もあるのですから。



2005年03月23日(水) 静岡地裁、中電に開示命令

 静岡地裁は、中部電力浜岡原子力発電所運転差し止め訴訟で、中電側が技術ノウハウの部分などを非開示にして提出していた原発関連データの文書について、非開示部分も開示して30日以内に同地裁に提出するよう中電側に命令しました。弁護団からの連絡が深夜で、緊急ということで本訴原告団の白鳥良香さんや鈴木卓馬さんらと記者会見に臨みました。

 原告団の市民グループ「浜岡原発とめます本訴の会」は、1―4号機の原子炉格納容器の耐震性などについての計算書や3次元での固有周期などの資料提供を求めていました。中電は「技術または職業の秘密に当たる」として非開示の態度を取っていました。

 地裁は、技術ノウハウを含む文書について「いずれも15年以上前の情報で、『技術または職業の秘密』として保護する必要性も低下している」と判断して、「原発の安全性の確保は社会共通の要請であり、守秘義務違反といったような問題が生じるかは疑問」など原告の主張をほぼ全面的に認める命令をしたわけです。

 中部電力が即時抗告するかどうか、が次のハードルですが、まだわかりません。

 それにしても、福岡県沖自身が起きた直後の決定だけに全国紙の夕刊に大きく報道されました。この決定を静岡県はどう受けとめるのか、がもう一つの問題です。原発の防災は国の責任として中電側に対して毅然とした態度を取ってこなかった静岡県。市民グループの闘いでこうした新たな段階が作られているということをどのように反省しているのでしょうか。

 国は、武力攻撃事態になったら原発停止命令を出すとのことですが、武力攻撃事態は外交努力によって回避が可能です。突発型地震のときには、停止命令も何も出来ないわけです。本当に東海大地震に耐えられるのか、万が一の地震の際の避難計画はどうするのか。原発震災こそ有事そのもの。真っ先の対策が必要です。

※※ 市議会議員選挙もいよいよおり返し地点です。候補者もちょっと疲れはじめます。それなのに続く雨。きついです。きのう配布された選挙公報。候補者の努力とセンスの賜物です。公報を読むだけでも参加意識が高まります。
 


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K.matsuya

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